「XMで窓埋めトレードは禁止なの?」
「窓埋めトレードで口座凍結になる?」
あなたは今XMで窓埋めトレードが禁止されているのではないかと心配していますね。
結論から言えばXMでの完全に禁止されているというわけではありません。
XMの公式ページには「窓埋めのみを狙って集中的に取引する行為」は禁止取引とされていますが、窓埋めトレード全てが禁止とされているわけではないのです。
XMでは、以下の2つの条件を正しく守って取引をすれば窓埋めトレードは可能なのです。
ただしXMでペナルティ無しに窓埋めトレードができるからと言って、窓埋めトレード自体のリスクがなくなるわけではないという点には注意が必要です。
窓埋めは80%の確率で起こると言われていますが、この状況にあるからといって、毎回必ず利益を上げられるというわけではありません。
このためXMで実際に窓埋めトレードができるとしても、窓埋めトレードだけに頼らずに正攻法のトレードで着実に利益を上げることが重要になります。
そこで今回は
- XMでは窓埋めトレードが完全に禁止されているわけではない
- XMでは「窓埋めのみを狙った取引」が禁止されている
- XMの窓埋めトレードでペナルティを回避するための2つの条件
- XMで禁止取引を行うとどうなる?
- 窓埋めトレードよりも正攻法でFXは行おう
について詳しく解説していきます。
この記事を読めばあなたも、XMで「窓埋め」取引を活用しつつ、FXトレードで安全かつ安定的な利益を上げることができるようになります。
目次
1.XMでは窓埋めトレードが完全に禁止されているわけではない
冒頭でもお伝えした通り、XMでは「窓埋め」を狙ったトレードが完全に禁止されているというわけではありません。
FX取引では週末の為替市場の終値と、週明けの始値の価格に差が生じることを「窓開け」と言います。
この「窓空け」が生じた場合、為替価格は多くの場合、前週の終値付近まで値を戻すことが多く、この現象が「窓埋め」と言われます。
この窓埋めはおよそ80%の可能性で起こるため高い確率で儲けやすいと言われており、海外FX業社の中にはこの窓埋めや窓空けを狙ったトレードを全て禁止している業者も少なくありません。
XMの場合も、自由に窓埋めトレードができるわけではなく、窓埋めトレードに対して一定の制限を設けています。
XMの公式ページ上では窓埋めトレードについて以下のように明記しています。
XMTrading(エックスエム)における「窓埋めのみを狙った取引」は、禁止事項・利用規約違反に該当する行為となります。
微妙な表現ですが、公式ページ上には「窓埋めを狙った取引」ではなく「窓埋めのみを狙った取引」と記載されています。
この表現の違いと、XMで窓埋めを行う注意点について、次章からさらに詳しく確認していきましょう。
2.XMでは「窓埋めのみを狙った取引」が禁止されている
前章でもお伝えしている通り、XMは「窓埋め」トレードを禁止しているわけではなく、あくまでも「窓埋め」トレードだけを集中的に取引することを禁止としています。
XM公式ページには、窓埋めトレードについて以下のようにも記述しています。
窓埋めは、多くのトレーダーに有効なトレード手法の一つとして認知されており、XMでも窓埋めとなる相場でトレードすることは可能です。しかしながら、窓埋めのみを集中的に狙ったトレードはペナルティの対象となりますのでご注意ください。
公式ページ上で「XMでも窓埋めトレードは可能」と記載している通り、XMで窓埋めトレード自体は許可されています。
その上で、「窓埋めのみを集中的に狙ったトレード」が禁止対象であると明示されてることもわかります。
つまり、故意に窓埋めトレードだけに集中して取引を行わなければ、基本的にはXMからペナルティを受けるということはないのです。
XMでは、日頃から取引を行うトレーダーが窓埋めトレードを常識の範囲内で行うことについて、強く禁止はされておらず、意図的に窓埋めトレードだけに集中しなければ、禁止取引として罰せられる可能性は低いと考えていいでしょう。
ただし、XMでは、どのようなトレードが「窓埋めのみを集中的に狙ったトレード」に該当するかについては明示していないという点については注意が必要です。
この点を踏まえて、次章ではXMで安全に窓埋めトレードを行う方法について確認していきましょう。
XMが窓埋めトレードを制限するのはゼロカットシステムの悪用に繋がるから
XMが窓埋めトレードを制限するのは、XMが提供する「ゼロカットシステム」の悪用を防ぐという目的があります。
XMを含む海外FX業社の多くは、損失が口座残高を超えて口座がマイナス残高となった場合に、マイナス残高を0に戻し、追証の発生を防ぐゼロカットシステムを採用しています。
このゼロカットシステムによって、XMの1000倍のレバレッジを利用したハイレバレッジトレードで大きな損失を出した場合も、損失額が証拠金の金額を超えることはありません。
そして、この状況で8割の確率で発生すると言われる窓埋めトレードを行った場合、8割の確率で大きく儲けることができるだけでなく、残り2割のトレードで生じる損失を限定することができることになります。
例えば口座に1万円だけ入金し、レバレッジ1000倍の1000万円のトレードをした場合、1%の価格差が生じれば10万円の利益を出すことができますが、万が一、失敗して損失が出る場合もゼロカットシステムにより損失は1万円以上発生することはありません。
つまり、あらかじめ高い確率で勝てる状況がわかっている「窓埋め」だけで取引を行えば、最大レバレッジとゼロカットの効果で、トレーダーはリスクなしで高い利益を上げることができてしまうことになります。
一方でゼロカットの頻発はXMの損失の拡大に直結することから、ゼロカットの乱用はゼロカットシステムの維持に関わる問題となります。
このためXMは、「窓埋め」のみの取引を禁止し、通常の取引へとトレーダーを促すことで、ゼロカットとハイレバレッジ取引の悪用を防ぎ、フェアな取引環境を維持しているというわけです。
3.XMの窓埋めトレードでペナルティを回避するための2つの条件
XMで窓埋めトレードを安全に行いたい場合、以下の2つ条件に注意してトレードを行いましょう。
XMで窓埋めトレードを行うためには、この2つの条件の両方を守る必要があります。
- 窓埋めトレードを頻繁に行わない
- 窓埋めトレード以外のトレードも積極的に行う
反対に言えば、普段からこの2つの条件を守れば、XMの窓埋めトレードでペナルティが課されることはほぼないと言っていいでしょう。
反対にこの2つの条件を徹底できなければ4.XMで禁止取引を行うとどうなるで示すようなペナルティがトレーダーに課されることになります。
2つの条件について、一つずつ確認しましょう。
3-1.窓埋めトレードを頻繁に行わない
XMでは窓埋めトレードを頻繁に繰り返すことはやめましょう。
XMでは「窓埋めのみを集中的に狙ったトレード」を禁止取引としていますが、どの程度が「集中的」なトレードにあたるかについては明確に定められていません。
窓開けや窓埋めのチャンスは、週明け月曜日のマーケットが開くタイミングで必ず訪れますが、毎週、窓埋めトレードを行っていては「集中的」であると見なされる危険性もあります。
窓埋めトレードは多くても2週間に1回程度とすることなどで、このリスクを避けることができるでしょう。
3-2.窓埋めトレード以外のトレードも積極的に行う
XMの窓埋めトレードでペナルティを避けるためのもう一つの条件は、窓埋めトレード以外のトレードもバランスよく行うことです。
窓埋めトレードの頻度が少なくとも、窓埋めトレード以外のトレードを行っていなければ「集中的」であると見なされるリスクは無くなりません。
これに対して日頃から窓埋めのタイミング以外の時間帯にも積極的にトレードを行っていれば、ペナルティのリスクはほぼ無くなると言っていいでしょう。
4.XMで禁止取引を行うとどうなる?
万が一、前章で確認した2つの条件を満たすことができず、窓埋めトレードがXMから禁止行為と見なされた場合、状況や程度に応じて以下のようなペナルティが課せられることになります。
XMでは禁止行為が発覚した場合、その行為がどの程度悪質であるか、どの程度深刻な違反であるかによって、この3つのペナルティのいずれか、または複数が課せられることになります。
一つずつ見ていきましょう。
4-1.出金拒否
違反取引を行ったトレーダーの口座からの違反取引によって生じた利益の出金が拒否されます。
特定のトレードが規約違反であると判断された場合、少なくとも該当する取引すべての利益は出金拒否の対象となると考えておきましょう。
その上で、違反の深刻度に応じて、さらにペナルティが課せられることになります。
4-2.ボーナスやポイントの没収
入金ボーナスや口座開設ボーナス、またトレードに応じてもらえるXMポイントが全て没収されます。
XMはボーナスが特に手厚いFX業者として知られており、ボーナスやポイントは取引における大きな資金源となっています。
このため、没収による損失は、証拠金の喪失と同様に、取引の規模に大きなダメージを与えることになります。
4-3.口座凍結
該当の違反取引が深刻なものであると判断された場合、トレーダーが持つすべての口座が凍結される可能性があります。
口座凍結が行われると、MT4、MT5などの取引ツールへのログインもできなくなり、一切の取引が行えない状況となります。
さらに口座凍結となると、口座からの入出金ができなくなります。
口座凍結となった場合、口座を復活させる方法はないため、XMの口座に入金している自己資金も返還されません。
つまり口座凍結では口座に預けている証拠金全額が損失となるため、絶対に避けるべきペナルティであると言えます。
そして故意に窓埋めトレードを集中的に行い、ハイレバレッジ取引で高い利益を上げた場合、高い確率で口座凍結となる可能性があります。
5.窓埋めトレードよりも正攻法でFXは行おう
結論を言えば、XMで窓埋めトレードは行うことはできますが、窓埋めトレードだけで大きな利益を上げることは難しく、利益を上げるためには、窓埋めトレードに頼ることなく、正攻法のトレードでしっかりと儲けることが重要になります。
以下の2つのポイントから解説しましょう。
一つずつ確認します。
5-1.窓が埋まらない場合もある
まず注意しなければいけないのが、窓埋めトレードでは、窓が埋まらないケースや、窓が埋まるまでに長い時間がかかるケースなどのリスクが存在するということです。
窓開けから窓埋めが起こる可能性は80%程度あるということはお伝えしましたが、これは20%の確率で窓が埋まらないということでもあります。
窓埋めトレードだけに頼った取引では、どうしても窓埋めを想定してハイリスクの取引を行いがちになるため、窓が埋まらない場合の損失も大きくなる傾向にあります。
また窓が埋まる場合でも、その窓がどのくらいの時間で埋まるかはケースバイケースであるという点も重要です。
場合によっては前週の終値(窓開け前の価格)に戻り窓埋めが完了するまでに、数日から数週間の時間が必要になるというケースもありえます。
このような状況で窓埋めに執着してポジションを持ち続けると、ポジションは塩漬け状態となってしまいます。
もちろんポジションが塩漬け状態になると他の取引ができずに、資金効率が悪い状況がずっと続くことにもなりかねません。
これらの状況を考慮すれば、窓埋めの完了を待たずにデイトレードで利益を積み重ねるほうが、結果的に獲得する利益も大きくなる状況もあり得ます。
つまり窓が埋まる確率が高いと言っても、必ずしもそれが効率的に利益を上げる状況につながるというわけではないのです。
5-2.結局は正攻法のトレードが利益を上げる近道
XMで窓埋めだけで集中的に利益を上げることができない状況がある限り、結局は日頃の正攻法のトレードで着実に利益を上げることができなければ、大きく儲けることはできません。
そして正攻法の取引を実践する上で重要になるのがFX取引を行う上での基本的取引手法の把握です。
以下の2つの知識を正しく把握し、適切に取引することができれば、たとえ経験の少ない初心者であっても、比較的安全に利益を重ねることができます。
- 4つの基本的なFX取引手法|おすすめの取引手法はデイトレード
- 順張りと逆張り|初心者の取引は順張りが基本
一つずつ詳しく解説していきましょう。
◎4つの基本的なFX取引手法|おすすめの取引手法はデイトレード
FXにおける代表的な取引手法は、スキャルピング、デイトレード、スイングトレード、ポジショントレードの4つの手法がありますが、特に初心者の方のおすすめのトレード方法は「デイトレード」です。
4つの取引手法の大きな違いは、それぞれのポジションを保有する時間の違いにあります。
取引手法 | ポジションを保有する時間 | 取引の特徴 |
---|---|---|
スキャルピング | 数十秒〜数分 | ・取引時間が短く売買の判断にスピードが求められるため、ある程度の取引経験が必要になる ・取引時間中は相場から目を離せない |
デイトレード | 数十分〜数時間 | ・一度の取引で大きな利益は狙えないが大きな損失も少なくリスク管理が容易 ・スキャルピングほど早い判断は必要なく初心者でも十分対応できる |
スイングトレード | 数時間〜数日 | ・為替変動時の取引で大きな利益(損失)が生じるため相場を読む経験が必要 |
ポジショントレード | 数日〜数ヶ月 | ・長期のトレンドを予想し一度の取引で大きな利益を狙うため、長期で相場を読む力が必要になる ・週をまたいでポジションを保有するため為替変動のリスクを受けやすい |
この4つの取引手法のうち、最もポジションの保有する時間が短いのが「スキャルピング」です。
FXトレードでは、ポジションを保有する時間が短ければ短いほど、損失のリスクが低下する傾向にあり、このため、早い場合には数十秒で売買を完了するスキャルピングは最も安全な取引手法と言えるでしょう。
ただし、スキャルピングの短期売買は取引スピードが重要になるためある程度のトレードの経験が必要です。
また「スイングトレード」や「ポジショントレード」は長期保有による取引のリスクが膨らむという特徴がある上、中長期で相場の変動を予想するための知識や経験が必要になります。
これらの取引手法に対してデイトレードは
・売買の判断の時間も十分にあるため初心者でも対応が可能
・日をまたいでポジションを維持しないため相場の急激に対するリスクが比較的低い
・一回の取引で大きな利益は狙えないがリスクとリターンのバランスがよい
・長期の取引を行わないため中長期で相場を予想する必要がない
などの特徴があり、特に経験の浅い初心者や、これからFXトレードを始めるという人も、利益を出しやすいというメリットがあります。
もちろん正攻法であるからと言って、儲けが少ないというわけではありません、
XMの1000倍という高いレバレッジで効率的に取引を行えば、デイトレードによるローリスクの正攻法取引でも、窓埋めトレードに頼ることなく、利益を着実に積み重ねて大きな収益を得ることは実際に可能です。
デイトレードについては以下のページでも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
「FXのデイトレードとは|初心者が知っておくべきメリット・デメリット」
◎順張りと逆張り|初心者の取引は順張りが基本
もう一つ、特に、経験の浅いトレーダーにおすすめしたい基本的なFXの取引手法として紹介したいのが「順張り」による取引です。
FXの売買の手法は大きく分けて「順張り」と「逆張り」の2つの方法があります。
順張りとは、相場の流れに逆らわずに価格の上昇局面(下落局面)でさらに上がる(下がる)ことを想定して売買を行う手法です。
これに対して逆張りは、相場の流れに逆行して上昇局面(下落局面)で相場が反転することを想定して売り買いを行います。
逆張りは順張りに比べて一回の取引で大きな利益を出しやすいのですが、反面、損失を抱えるリスクが大きいという特徴があります。
また相場の反転を待つ必要があるため
- 反転を想定して売買を行うため相場を読む力が必要になる
- ポジションを保有した後で相場反転まで損失を抱えることになるため心理的な負担が大きい
など、の特徴があり、どうしてもある程度のFXトレードの経験が欠かせません。
これに対して順張りでは、
- 価格変動の流れに合わせて売買するだけで経験が浅くても利益を上げやすい
- 損失を抱える時間が少なく取引の心理的負担が少ない
などの特徴があり、特に経験の浅い初心者でも、安全に利益を積み重ねやすい取引方法と言えます。
また順張りの手法はデイトレードともたいへん相性が良くこの点でも、デイトレードによる順張り取引は、FXの正攻法取引としてとくにおすすめの取引スタイルです。
まとめ
今回はXMで行う窓埋めトレードについて詳しく解説しました。
結論から言えばXMでの窓埋めトレードは、完全に禁止されているというわけではありません。
XMの公式ページには「窓埋めのみを狙って集中的に取引する行為」は禁止取引とされていますが、窓埋めトレード全てが禁止とされているわけではありません。
XMでは、日頃から取引を行うトレーダーが窓埋めトレードを常識の範囲内で行うことについて、強く禁止はされておらず、意図的に窓埋めトレードだけに集中しなければ、禁止取引として罰せられる可能性は低いと考えていいでしょう。
つまりXMでは、以下の2つの条件を守って取引をすれば、XMでも窓埋めトレードは可能なのです。
- 窓埋めトレードを頻繁に行わない
- 窓埋めトレード以外のトレードも積極的に行う
もし万が一、この2つの条件を守ることができず、レードがXMから禁止行為と見なされた場合、状況や程度に応じて以下の以下の3種類のペナルティのいずれか、または複数が課せられることになります。
- 出金拒否
- ボーナスやポイントの没収
- 口座凍結
また後半では、窓埋めトレードのリスクと正攻法での取引の大切さについて以下の2つのポイントから解説しました。
- 窓が埋まらない場合もある
- 結局は正攻法のトレードが利益を上げる近道
つまり実際には、XMで窓埋めトレードは行うことはできますが、窓埋めトレードだけで大きな利益を上げることはなかなか難しい状況があります。
もちろん、XMで窓埋めだけで集中的に利益を上げることができない状況がある限り、結局は日頃のトレードで利益を上げることができなければ、大きく儲けることはできません。
結局は、窓埋めトレードだけに頼ることなく正攻法のトレードで着実に利益を積み重ねることが、XMでお利益を上げるための近道なのです。