「XMでストップロスを設定する場合、どうやって操作すればいいの?」
「ストップロスの値って、どのくらいで設定すればいいんだろう」
ストップロスはFX取引による損失を抑えるうえで有益な手段ですが、いざ、XMで取引をする際にストップロスを設定するとなると、不安に思うことも多いですよね。
実際、上記のような不安を抱えている方も、多いのではないでしょうか。
ストップロスとは、いわゆる「損切り」のことで、価格が予め指定した値段まで下がった時点で、決済します(逆指値決済)。
これにより投資家は、取引による損失を一定範囲内に抑えることができます。
ただ、ストップロスの設定をする際は慎重に価格を決めなければなりませんし、FX業者の特性に合わせて、価格の決め方を変える必要もあります。
また、ストップロスは「絶対的な損失防止策」ではなく、設定するにあたり、いくつか注意すべき点もあります。
そこでこの記事では、XMでストップロスを設定する方法について図解したうえで、下記のようなポイントについて、わかりやすくご説明します。
- XMでストップロスを設定する方法
- XMにおけるでストップロスの値を決める方法
- XMでストップロスを設定するメリット
- XMでストップロスを設定する際に注意すべきポイント
- XMでストップ狩りが発生する可能性はあるのか
XMにおける取引でストップロスを設定しようと考えている方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
1. XMでストップロスを設定する方法
XMでは、簡単な操作でストップロスを設定することができます。
この章では、MT4の画面を見ながら、
① 新規注文にストップロスを設定する方法
② 保有中のポジションにストップロスを設定する方法
について、わかりやすくご説明します。
1-1. 新規注文にストップロスを設定する方法
まずは、画面左上にある「新規注文」をクリックします。
すると、注文画面が開きます。
まずは、新規ポジションを発注するときの要領で、「通貨ペア」と「数量」を選択します。
そのあと、「決済逆指値(S/L)」の欄に、ストップロス注文をしたいレートを入力します。
例)1ドル=130円で損切りしたい場合は、「130.000」と入力。
最後に、「成行売り」をクリックすれば、新規注文とストップロスの設定は完了です。
1-2. 保有中のポジションにストップロスを設定する方法
XMでは、保有中のポジションに対して、ストップロスを設定することも可能です。
保有中のポジションにストップロスを設定したい場合、ターミナル画面に表示されているポジションを、ダブルクリックします。
すると、注文画面が開きますので、「決済逆指値」の欄に、損切りしたいレートを入力します。
最後に、赤枠の部分(ブルーのボタン)をクリックすれば、保有するポジションのストップロス設定は完了です。
これらの操作はデモ口座でも可能ですので、きちんと設定できるかどうか不安な方は、デモ口座を使って練習してみましょう。
2. XMでの取引においてストップロスの値を決める方法
XMでストップロスの設定をする際、慎重に考えなければならないのが、「ストップロスの値」です。保有するポジションの値がどのくらい下落したら損切りをするのか、その判断を誤ると、大きな損失を被るリスクがあるからです。
ストップロスの値を決める方法には、下記のようなものがあります。
これらの方法は、FX初心者の方でも実践しやすいものですので、XMでの取引でストップロスの設定を考えている方は、ぜひ試してみてください。
2-1. 値幅(pips)をもとに決める
ストップロスの値を決める方法として最もシンプルなのが、「値幅をもとに決める」というものです。
この方法では、保有するポジションのレートが一定幅値下がりした時点を、ストップロスの値として設定します。
例えば、米ドル/円の買いポジションを保有している場合に、「レートが10pips(=0.1円)下落したら、損切りしよう」と考えたとします。
買い注文時のレートが1ドル=100円だった場合、投資家は、ストップロスの値を「1ドル=99.9円」で設定します。
【注意!】値幅をもとにストップロスの値を決めると大損するリスクがある!
値幅をもとにストップロスの値を決める場合、大きな損失を被るリスクがあるため、注意が必要です。
というのもFXは、取引する通貨量によって、損益の金額が大きく変わります。
例)10pipsの値下がりでストップロスを執行するよう設定した場合
例えば、米ドル/円の通貨ペアにおいて、1ドル100円から1ドル99円になった時点でストップロスを執行するよう、設定していたとします。
このとき、投資家が被る損失額は、下表の通りです。
【試算条件】米ドル/円、買い注文時のレート:1ドル=100円、ストップロスの値:1ドル=99円 | ||||
---|---|---|---|---|
保有通貨量 | 1,000通貨 | 1万通貨 | 10万通貨 | 100万通貨 |
損失額 | 1,000円 | 1万円 | 10万円 | 100万円 |
値下がり幅は同じでも、保有する通貨量によって、投資家が被る損失額にかなりの差が生じることがわかります。
値下がり幅でストップロスの値を決める場合は、「〇pips値下がりしたらいくらの損失が発生するのか」、きちんと試算しておくことをおすすめします。
2-2.損失額をもとに決める
ストップロスの値は、損失額を基準に決めることもできます。
この方法では、「損失額が○○円に達したら、損切りをする」というように、損失額をもとにストップロスの値を設定します。
例)損失額が2万円に達した時点で損切りしたい場合
【試算条件】・通貨ペア:米ドル/円・注文数量:買いポジションを1ロット(10万通貨)・注文時のレート:1ドル=100円 |
例えば、米ドル/円の買いポジションを1ロット(10万通貨)、注文するとします。
注文時のレートが1ドル=100円だった場合、1ドル=99.8円まで下がった時点で、2万円の損失が発生します。
つまり、この例ではレートが0.2pips値下がりした時点で2万円の損失が発生しますので、投資家は、ストップロスの値を「1ドル=99.8円」で設定します。
損失額を基準にストップロスの値を決めた場合、投資家は、その金額を上回る損失を被りません。
そのため、精神的なゆとりを持って、トレードに挑むことができます。
2-3. 移動平均線を使って決める
ストップロスの値は、移動平均線を使って決めることもあります。
例)レートが移動平均線を下回ったタイミングでストップロス(=損切り)
移動平均線の上に価格があり、上昇トレンドにはいっているタイミングで買い注文を入れるとします。
この場合、上昇トレンドが転じて下降し、価格が移動平均線を下回ったときが、損切りのタイミングです。
移動平均線の上に価格があり、再度上昇するタイミングで買いをエントリーしたと仮定します。一旦は含み益を出せましたが、その後下落して移動平均線を下回ったタイミングで損切りです。
「ストップロスの設定をしたいけれど、どのタイミングで損切りすべきなのか判断できない」
という場合は、こういったテクニカルチャートを活用してストップロスの値を決めるのも、選択肢のひとつです。
3. XMでストップロスを設定するメリット
XMでの取引においてストップロスを設定することには、下記のようなメリットがあります。
この章ではXMでストップロスを設定するメリットについて、わかりやすくご説明します。
3-1. 損失の拡大を防げる
XMでストップロスを設定することには、損失の拡大を防げる、というメリットがあります。
XMでは、最高1,000倍という超ハイレバレッジ取引が可能で、少ない資金でも大量の通貨をトレードできます。
下表は、XMにおいて、自己資金10万円で取引できる通貨量を、レバレッジ別にまとめたものです。
▼レバレッジ別|10万円でトレードできる通貨量
【試算条件】通貨ペア:米ドル/円、注文時のレート:1ドル=100円、取引資金:10万円 | ||||
---|---|---|---|---|
レバレッジ | 1倍 | 10倍 | 100倍 | 1,000倍 |
取引可能通貨量 | 1,000通貨 | 1万通貨 | 10万通貨 | 100万通貨 |
レバレッジを大きくすることで、取引できる通貨量がかなり増えることがわかります。
これは、投資家にとって大きなメリットになりますが、反面、取引通貨量が増えるということは、損失が拡大しやすい、ということでもあります。
下表は、米ドル/円のレートが1通貨あたり10pips(0.1円)下落した場合の損失額を、取引通貨量別にまとめたものです。
▼取引通貨量別|米ドル/円のレートが10pips下落した場合の損失額
【試算条件】通貨ペア:米ドル/円、注文時のレート:1ドル=100円、取引資金:10万円 | ||||
---|---|---|---|---|
レバレッジ | 1倍 | 10倍 | 100倍 | 1,000倍 |
取引可能通貨量 | 1,000通貨 | 1万通貨 | 10万通貨 | 100万通貨 |
レートが10pips下落した場合の損失額 | 100円 | 1,000円 | 1万円 | 10万円 |
レバレッジを1,000倍に設定すれば、自己資金10万円でも100万通貨のトレードが可能ですが、この場合、レートがわずか0.1円下落しただけで全ての自己資金を失ってしまいます。
10pips程度の変動は頻繁に発生しますので、これでは安心してトレードに集中できませんよね。
そこで活用したいのが、ストップロス機能です。
ポジションを注文する際、ストップロスを設定しておけば、予め決めたレートまで下落した時点で損切りできるため、それ以上損失が拡大することはありません。
例えば、ストップロスの値を1ドル=99.99円に設定した場合、1ドル=100円から1ドル=99.99円まで下落した時点で損切りされるため、100万通貨のトレードをしていたとしても、被る損失額は1万円で済みます。
XMは、少ない資金で大量の通貨を取引できるFX業者です。
大量の通貨を取引する場合、被る損失も大きくなりがちですので、XMで大量の通貨をトレードする場合は、ストップロス機能を上手に活用しましょう。
3-2. ストップロスを設定することで冷静にトレードできる
XMでストップロスを設定することには、冷静にトレードの判断をできるようになる、というメリットもあります。
上述のようにXMでは、少ない資金で大量の通貨をトレードできますが、取引通貨量が増えると、わずかな相場変動で大きな損失を被ってしまいます。
▼取引通貨量別|米ドル/円のレートが10pips下落した場合の損失額
【試算条件】通貨ペア:米ドル/円、注文時のレート:1ドル=100円、取引資金:10万円 | ||||
---|---|---|---|---|
レバレッジ | 1倍 | 10倍 | 100倍 | 1,000倍 |
取引可能通貨量 | 1,000通貨 | 1万通貨 | 10万通貨 | 100万通貨 |
レートが10pips下落した場合の損失額 | 100円 | 1,000円 | 1万円 | 10万円 |
時間帯などにもよりますが、FXにおいて10pips程度の価格変動は、頻繁に生じます。
そのたび、「どこまで損失が拡大するのだろう」とハラハラしていては、冷静な判断をすることなどできません。
この点、予めストップロスを設定しておけば、損失額を一定に抑えることができます。
「相場がどんなに下落しても、○○円以上の損失はでない」ということは投資家にとって大きな安心材料となりますし、この安心感があれば、冷静な分析をしやすくなるでしょう。
FX初心者はとくに、「いまは損失は膨らんでいるけれど、もう少し待てばプラスに転じて、負けを取り返せるだろう」と根拠のない期待を持ち、損切りできなくなるケースが少なくありません。
損切りに失敗すると、負のループにはまり、あっというまにFX市場から退場…といった事態に陥る方もいるでしょう。
こういった事態を防ぐためにも、また、冷静な判断をしてトレードの勝率を挙げるためにも、ストップロス機能を上手に活用し、損失の拡大を防ぐことは、FXトレーダーにとって非常に重要です。
4. XMでストップロスを設定する際に注意すべきポイント
XMでストップロスを設定する際は、下記2つのポイントに注意してください。
適切な損切りはFXをするうえでとても大切ですが、これらの注意点を理解しないままストップロスを乱発すると、損失が膨らんでしまう恐れがあります。
そういった事態を防ぐためにも、XMでストップロスを設定する際はどのような点に注意しなければならないのか、しっかり確認しておきましょう。
4-1. ストップロスを設定しても指定したレートで損切りできない可能性がある
XMでストップロスを設定しても、指定したレートで100%約定できるとは限りません。
注文が滑ると予定より悪い価格で約定し、損失が拡大するリスクがあるため、注意が必要です。
XMでストップロスを実行する場合、下記のような流れで注文が約定します。
例えば、米ドル/円の取引において「1ドル=100円でストップロスを実行」するよう設定していた場合、レートが1ドル=100円になった時点で、注文が発動します。
XMは直ちにこの注文を市場に流しますが、FXの場合、秒単位でレートが変動します。
例えば、ストップロスを発注(=XMが注文を市場に流す)してから市場で注文が約定する(=注文が到着する)までの間にレートが動いて1ドル=99円になった場合、この値段でしか決済(=損切り)することができません。
これが、いわゆる「注文が滑る(=スリッページ)」と呼ばれる現象で、損切りをする場面ではスリッページ発生が多い傾向にあります。
■ ストップロス注文が滑りやすいタイミング
下記のようなタイミングや取引は、ストップロス注文が滑りやすくなるため注意が必要です。
- 流動性が低い通貨の取引
- 重要な経済指標発表後
- 経済界に強い影響を及ぼす要人の発言後
- 休み明けや相場の急変が予想されるなど、注文が殺到するとき
こういった場面では、指定したレートで損切りできない可能性が高いため、下記のような対策をおすすめします。
- ストップロスの値を高めに設定する
- ストップロス機能(逆指値決済機能)に頼らず、相場を監視して手動で損切りする
4-2. 利益を得る機会を失う可能性があることを理解しておく
ストップロス機能は損失の拡大を防ぐうえで有益な手段ですが、これにより利益を得る機会を失う可能性があることも、忘れてはいけません。
例えば、米ドル/円の取引において、1ドル=100円で買いポジションを注文し、同時に、1ドル=98円でストップロス注文を入れたとします。
この場合、価格が下落して1ドル=98円になった時点で、ストップロス注文が執行(=損切り)されます。
ただ、通貨の価格は常に上下しますので、一時的に1ドル=98円まで下落したとしても、すぐに反発し、1ドル=101円、102円というように上昇する可能性もあります。
しかし、ストップロス注文を入れていると1ドル=98円になった時点で保有するポジションが決済されてしまいますので、その後、価格が持ち直したとしても、利益を得ることはできません。
このように、ストップロス注文では設定するレートや相場の状況次第で、利益を得るチャンスを逃してしまう可能性があります。
FXをするうえで適切な損切りをすることはとても大切ですが、損切りをやりすぎるとそのせいで損失が膨らみ、いわゆる”損切り貧乏”に陥ってしまうリスクがあります。
ストップロスを設定する際は、相場状況を冷静に分析し、どのくらいの価格で損切りをするのか、慎重に判断しましょう。
5. XMでストップ狩りが発生する可能性はある?
ストップロスについて調べていると、「ストップ狩り」という言葉を目にします。
言葉のインパクトが強いこともあって、「ストップ狩りってなに?」「XMでもストップ狩りはあるの?」と、不安に思われる方も多いですよね。
そこでこの章では、ストップ狩りに関する下記のような事項について、わかりやすくご説明します。
- ストップ狩りとは
- ストップ狩りが起きる原因2つ
- NDD方式を採用するXMではストップ狩りが起きにくい
- ストップ狩りに遭わないためにおすすめの対策
5-1. ストップ狩りとは
ストップ狩りとは、通貨の価格を意図的に操作し、一般トレーダーのストップロス注文(=損切り注文)を誘発し、約定させることで利益を得ようとする行為のことをいいます。
この説明だけではイメージしにくいと思いますので、順を追ってご説明します。
■ ストップ狩りのメカニズム
ストップ狩りは、下記のようなメカニズムで発生します。
① 買いポジションを大量発注
ストップ狩りを企む側が、価格操作を目的として、買いポジションを大量に発注します。
② マイナストレンド発生
買いポジションの大量発注が起きると、価格が下がり、マイナストレンドが発生します。
③ 一般投資家によるストップロス注文が増加
マイナストレンドの発生を受け、一般投資家は、損失の拡大を防ぐためにストップロス注文を入れます。
④ ストップロス執行(=売り注文増加)
価格がさらに下がり、投資家が設定したストップロス執行の値(=損切りライン)に達したら、ストップロスが執行されます。
これにより、市場には大量の売り注文が流れます。
⑤ 上昇トレンド発生
売り注文が増加すると、今度は価格が上昇し、勢いのいい上昇トレンドが発生します。
ストップ狩りを仕掛ける側はこの間、ポジションを保有し続けます。
そして、価格が上昇したタイミングで決済をすれば、大きな利益を得られます。
このようにストップ狩りでは、【大量の買い注文で価格を下落させる】→【ストップロス注文を誘発し、市場に大量の売り注文を流す】→【価格が再び上昇】→【価格が上昇したタイミングで決済】ということが起こります。
ストップ狩りに遭った側は、既にポジションを手放してしまっているため、価格が上昇しても手の打ちようがありません。
5-2. ストップ狩りが起こる原因2つ
ストップ狩りは、個人投資家にできる手法ではありません。
市場の価格を操作してストップ狩りをするには相応の資金力が必要であり、その原因としては下記2つのパターンが考えられます。
① FX業者によるストップ狩り
DD方式(相対取引)を採用するFX業者では、意図的なストップ狩りが行われる可能性があります。
用語解説:DD方式とは?DD方式とは、投資家とFX業者が1対1で取引をする方式のことをいいます。 この方式において、投資家の取引相手となるのはFX業者で、市場ではありません。そのため、DD方式ではFX業者が顧客の注文を恣意的に操作する、”ノミ行為”が起きやすい傾向にあります。 |
DD方式においてFX業者は、顧客の注文を把握できる立場にあります。
この情報を悪用し、かつ、顧客の注文を市場に通さない”ノミ行為”をすれば、容易にストップ狩りができてしまいます。
顧客の売り注文を市場に流さなければ、買い注文が増えて下降トレンドが発生します。
FX業者は、顧客が設定したストップロスの値を把握していますので、価格がその値に到達するまで、不正操作を続けます。
やがて、ストップロスが執行されると、顧客の損失が確定します。
相対取引(DD方式)において、顧客の損失はFX業者の利益となりますので、これによりFX業者は、莫大な利益を得ることになります。
② トレーダーによる組織的なストップ狩り
ストップ狩りは、大型プロップファームやヘッジファンドといった、いわゆる投機筋のトレーダー集団によって引き起こされることもあります。
プロのトレーダー集団は、優れた市場分析力を持っているため、
- 一般投資家が、ストップロスを設定する価格帯
- 下降トレンドを引き起こすために必要な、買い注文の量
といった点について的確な予想をし、ストップ狩りを引き起こすのです。
5-3. NDD方式を採用するXMではストップ狩りが起きにくい!
NDD方式を採用するXMでは、FX業者によるストップ狩りが起きることは、まずありません。
NDD方式とは、ノン・ディーリング・デスク方式の略で、FX業者は顧客の注文を、そのまま市場に流します。
NDD方式では、顧客の注文をFX業者が人為的に操作することがないため、FX業者によるストップ狩りのない、透明性の高い取引が実現します。
※なお、NDD方式については「FXのNDD方式とは?NDD採用の国内・海外業者一覧も紹介」で詳しく解説していますので、併せてご参照ください。
5-4. ストップ狩りに遭わないためにおすすめの対策
FX業者によるストップ狩りは、NDD方式を採用する業者で取引することにより簡単に解決できます。
しかし、投機筋のトレーダーによるストップ狩りには、注意が必要です。
ストップ狩りを回避するには、ストップ狩りされやすいタイミングを意識して取引を避ける、という対策が効果的です。
投機筋によるストップ狩りは、価格が大きく動きやすいときに、起きる傾向にあります。
例えば、下記のようなタイミングは、要注意です。
▼ストップ狩りが起きやすいタイミング
- 重要な経済指標の発表時
- 取引量が減る時間帯(早朝やアメリカの祝日、クリスマス期間、年末年始など)
ストップ狩りに遭って悔しい思いをしないためにも、これらのタイミングを避けて取引することをおすすめします。
まとめ
XMでは、予めストップロスを設定しておくことで、指定した値段での損切りが可能です。
ストップロスを設定するうえで慎重に考えなければならないのが、損切りをする「値段」です。
その値の決め方には、下記のようなパターンがあります。
- 値幅(pips)をもとに決める
- 損失額をもとに決める
- 移動平均線を使って決める
ただ、FXでは同じ価格変動幅でも取引する通貨量によって発生する損失額が大きく変わるため、FX初心者の方は、損失額をもとにストップロスの値を決める方法をおすすめします。
また、XMでストップロスを設定する際は、下記のような点にも注意しましょう。
XMでは、MT4およびMT5を使うことで簡単にストップロスの設定ができますし、XMでストップロスを設定することには、下記のようなメリットもあります。
「いきなり、実際の取引でストップロスを設定することには不安がある」という方は、デモ口座を使って練習してみてはいかがでしょうか。
ストップロスは、FX取引の損失を抑えるうえでとても有益な方法ですので、ぜひ活用してください!