「XMでは最大でどのくらいのポジションを保有できるの?」
「ポジションを保有した状態での出金や資金移動は可能?」
「他の人は、どんな感じでポジションを保有しているの?」
これからXMで取引を始める方はもちろん、既にXMを利用している方の中にも、ポジションに関する疑問点や悩みを抱えている方は少なくありません。
実際、XMにはポジション保有に関して、下記のように様々なルールが定められています。
- 口座タイプによって最大保有ポジション数が異なる
- 商品によっては、ポジションに保有期限が設定されている
- 日をまたいでポジションを持ち越すと、スワップポイントが発生する
- 条件を満たせば、ポジション保有中の出金や資金移動が可能
これらのルールについてよく理解できていないと、不安を抱えたままFX取引をすることになり、トレードに集中できませんよね。
そこでこの記事では、XMのポジション保有に関するルールについて、わかりやすくご説明します。
他のユーザーがどのようにポジションを保有しているのか確認できる、便利なツールもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください!
- XMでポジションを保有する場合の基本ルール
- XMで保有中のポジションを確認する方法
- ポジション保有中の出金は可能?
- ポジション保有中の資金移動は可能?
- XMでポジションを保有する場合に注意すべきポイント
- XMのトレーダーダッシュボードについて
この記事を最後まで読めば、XMにおけるポジション保有に関するルールについて、理解を深められるはずです。
目次
1. XMでポジションを保有する場合の基本ルール
XMでは、ポジションの保有に関連して様々なルールが定められています。
ここではまず、XMでポジションを保有する場合の基本ルールについて、わかりやすくご説明します。
- XMにおける最大保有ポジション数はどのくらい?
- XMにおけるポジションの保有期限は?
- XMでポジションを持ち越す場合に発生するスワップポイントはどのくらい?
1-1. XMにおける最大保有ポジション数はどのくらい?
XMには、①スタンダード口座、②マイクロ口座、③ゼロスプレッド口座、という3種類の口座があり、口座タイプごとに「最大保有ポジション数」と「ポジション毎の最大ロット数」が決まっています。
▼口座タイプ別|最大保有ポジション数とポジション毎の最大ロット数
スタンダード口座 | マイクロ口座 | ゼロ口座 | |
---|---|---|---|
最大保有ポジション数 | 200ポジション | 200ポジション | 200ポジション |
ポジション毎の 最大ロット数 |
100ロット | 50ロット | 50ロット |
コントラクトサイズ (1ロットあたりの通貨量) |
1ロット=10万通貨 | 1ロット=1,000通貨 | 1ロット=10万通貨 |
例えば、XMのスタンダード口座で取引をする場合、
・ 最大保有ポジション数…200ポジション
・ ポジション毎の最大ロット数…100ロット
・ コントラクトサイズ…1ロット10万通貨
これらを掛け合わせると、最大で20億通貨もの取引が可能ということになります。
用語解説:最大保有ポジション数とは?
最大保有ポジション数とは、予約分も含め、同時に保有できるポジションの最大数を表すものです。 ポジション数とは注文数を表すもので、例えば下記のような場合、ポジション数は「2」となります。
・ ドル/円の買い注文20ロット
・ ドル/ユーロの売り注文10ロット
1-2. XMで保有するポジションに期限はある?
XMでは、FXのポジションに関して保有期限を設けていません。
ロスカット執行による強制決済をされない限り、永久にポジションを保有し続けることが可能です。
一方、CFD取引の「先物」には、1か月〜半年程度の「ポジション保有期限」が設けられています。
XMで取り扱われているCFD取引の「先物」には下記のような商品がありますので、これらの取引をする際は、銘柄ごとのポジション保有期限を必ず確認しておきましょう。
・ 先物CFD商品
・ 株式指数(先物)
・ 貴金属(先物)
・ エネルギー(先物)
ポジション保有期限は、XMの公式ホームページで確認できます。
1-3. XMでポジションを持ち越す場合に発生するスワップポイントはどのくらい?
XMでは毎日、日本時間で午前7時(夏季は6時)にスワップポイントが発生します。
▼主要な通貨ペアのスワップポイント一覧
通貨ペア | ロングスワップ(買い注文) | ショートスワップ(売り注文) |
---|---|---|
米ドル/円 | -1.62 | -5.32 |
ユーロ/円 | -5.35 | -2.15 |
豪ドル/円 | -2.96 | -4.66 |
英ポンド/円 | -0.43 | -8.63 |
■スワップポイントとは?
スワップポイントとは、2つの国の通貨を交換する際に生じる「金利差調整分」のことをいいます。
政策金利が異なる2国の通貨を交換するFX取引では、2国間の金利差を調整するため、ポジションを決済するまで毎日、スワップポイントが発生するのです。
上の例では、米ドルの金利が0.25%であるのに対し、トルコリラの金利が14%となっており、両通貨間で13.75%の金利差が生じています。
この金利差を調整するために発生するのが、「スワップポイント」なのです。
例えば、低金利の国の通貨(USD)を売って高金利の国の通貨(TRY)を買う場合、その金利差分をスワップポイントとして受け取れます(=プラススワップ)。
逆に、高金利の国の通貨(TRY)を売って低金利の国の通貨(USD)を買う場合、その金利差分のスワップポイントを支払わなければなりません(=マイナススワップ)。
なお、発生したスワップポイントの受け取りや支払いに特別な手続きは必要なく、決済時、為替差益・為替差損と共に確定します。
■ XMはほとんどの通貨ペアが売り買いともにマイナススワップ!
XMではほとんどの通貨ペアにおいて、売り買いともに「マイナススワップ」が発生します。
スキャルピングやデイトレードなど、日をまたいでポジションを保有しない場合は特に問題ありませんが、ポジションを長期保有する場合は、スワップポイントがどのくらいになるのか必ず確認しましょう。
2. XMで保有中のポジションを確認する方法
XMで保有中のポジションは、取引プラットフォームMT4およびMT5から、下記の手順で簡単に確認できます。
ここでは、MT4、MT5から保有中のポジションを確認する方法について、わかりやすくご説明します。
2-1. 【STEP1】MT4・MT5で取引口座にログイン
まずは、MT4・MT5で取引口座にログインしましょう。
左端にある「ナビゲーター」欄に口座番号が一覧表示されていますので、ポジションを確認した口座番号を選択し、ログインします。
2-2. 【STEP2】「取引」タブをクリック
次に、画面左下にある「取引」タブをクリックします。
すると、ツールボックスに保有中のポジションが一覧表示されます。
ここで、現在のポジション保有状況について確認することができます。
3. XMではポジションを保有したまま出金できる?
XMでは、ポジションを保有している口座からも、資金の出金が可能です。
ただしそのためには、XMが定める条件を満たさなければなりません。
では、XMでポジションを保有中したまま出金するには、どのような条件を満たせばいいのでしょうか。
また、ポジション保有中に出金する際は、どのような点に注意すべきなのでしょうか。
この章では、下記ポイントについて詳しくご説明します。
- XMでポジション保有中に出金するための条件とは
- XMでポジション保有中に出金する場合に注意すべきポイント
3-1. XMでは条件を満たせばポジション保有中も出金可能
XMでは、下記条件を満たした場合に限り、ポジション保有中に口座から資金を出金することができます。
- 月曜日~金曜日…出金後の証拠金維持率が150%超である場合に限り出金可能
- 土曜日、日曜日…出金後の証拠金維持率が400%超である場合に限り出金可能
ポジションを保有したまま資金を出金する際は、口座の証拠金維持率が150%(土日は400%)を下回らないよう、十分注意しましょう。
3-2. XMでポジション保有中に出金する際の注意点
XMにおいてポジション保有中に出金する際は、下記2つのポイントに注意しましょう。
- 市場がクローズしている時の出金申請は避ける
- ボーナス保有中の出金申請は慎重に
■ 市場がクローズしている時の出金申請は避けよう!
市場がクローズしている時の出金申請は、なるべく避けることをおすすめします。
というのも、市場がクローズしている土日に出金をすると、口座の有効証拠金が減り、証拠金維持率が低下した状態で月曜日を迎えなければなりません。
市場がオープンする月曜日は相場が荒れがちで、ポジションの含み損が急激に拡大した場合、口座の証拠金維持率が一気に下がり、最悪の場合はロスカット執行されてしまう可能性があります。
思わぬ損失拡大によるロスカット執行を避けるためにも、よほどの事情がない限り、ポジション保有中の出金申請は取引時間中に行うことをおすすめします。
■ ボーナス保有中の出金申請は慎重に!
ポジション保有中かつボーナス保有中の出金申請は、かなり慎重に行う必要があります。
XMにおいて獲得したボーナスは口座の有効証拠金としてカウントされますが、口座から資金を出金した場合、出金額に応じた額のボーナスが消滅してしまいます。
例)自己資金10万円+ボーナス10万円が口座にある状態で、5万円を出金する場合
・自己資金10万円の50%にあたる金額、5万円を出金
・自己資金の50%の出金に伴い、獲得したボーナス10万円の50%にあたる、5万円が消滅
⇒出金後に残る有効証拠金は・・・
(自己資金10万円+ボーナス10万円)ー(出金額5万円+ボーナス消滅分5万円)=10万円
上の例では、自己資金の50%を出金したことに伴い、獲得したボーナスの50%が消滅してしまいます。
そのため、出金後に残る有効証拠金は、口座にある20万円から出金額5万円とボーナス消滅分5万円を引いた、10万円となります。
このように、ボーナスが口座にある状態で出金申請をすると、証拠金維持率の「分母」である有効証拠金が出金額以上に減ってしまいます。
ポジション保有中かつボーナス保有中に出金申請をする際は、証拠金維持率が150%(土日は400%)を下回らないよう、十分注意しましょう。
口座の証拠金維持率は、XM公式サイトの計算ツールで簡単に算出できますので、ぜひ利用してみてくださいね。
4. XMではポジション保有中に資金移動できる?
XMでは、ポジション保有中であっても一定の条件さえ満たせば、口座間の資金移動が可能です。
ここでは、XMにおけるポジション保有中の資金移動について、わかりやすくご説明します。
4-1. XMでは条件を満たせばポジション保有中も資金移動可能
XMでは下記条件を満たした場合に限り、ポジション保有中も口座間の資金移動が可能です。
- XMでポジション保有中に出金するための条件とは
- XMでポジション保有中に出金する場合に注意すべきポイント
ポジションを複数保有している状態で口座間の資金移動をする場合、証拠金維持率の計算がかなり複雑になります。
証拠金維持率が低下するとロスカット執行されるリスクもありますので、よほどの事情がない限り、口座間の資金移動は全てのポジションを決済した後で行うことをおすすめします。
4-2. 注意!資金を移動するとボーナスも一緒に移動する!
口座にボーナスがある状態で資金移動をする場合は、注意が必要です。
というのも、XMでは口座間の資金移動をした場合、移動額の割合に応じてボーナスも一緒に移動するのです。
下記の例をもとに、考察してみましょう。
例)自己資金10万円+ボーナス10万円が口座にある状態で、5万円を資金移動する場合
・自己資金10万円の50%にあたる金額、5万円を資金移動
・自己資金の50%の資金移動に伴い、獲得したボーナス10万円の50%にあたる、5万円も同時に移動
⇒出金後に残る有効証拠金は・・・
(自己資金10万円+ボーナス10万円)ー(資金移動額5万円+移動ボーナス5万円)=10万円
上の例では、自己資金の50%の移動に伴い、獲得したボーナスの50%も一緒に移動します。
そのため、資金移動後に残る有効証拠金は、口座にある20万円から資金移動額5万円と一緒に移動するボーナス分5万円を引いた、10万円となります。
このように、ボーナスが口座にある状態で資金移動をすると、証拠金維持率の「分母」である有効証拠金が、移動金額以上に減ってしまいます。
ポジション保有中かつボーナス保有中に資金移動をする際は、移動元口座の証拠金維持率が150%(土日は400%)を下回らないよう、十分注意しましょう。
5. XMでポジションを保有する際に注意すべきポイント3つ
XMでポジションを保有する場合、下記3つのポイントに注意する必要があります。
ここでは、XMでポジションを保有する場合に注意すべきポイントについて、わかりやすくご説明します。
5-1. 日をまたいでポジションを持ち越すと売り買いともにマイナススワップが発生
「1-3. XMでポジションを持ち越す場合に発生するスワップポイントはどのくらい?」で解説したように、XMでは、ほとんどの通貨ペアにおいて、「売り」「買い」ともにマイナススワップポイントが発生します。
例えば、XMにおける[米ドル/円]のスワップポイントは、1ロットにつき
・買いスワップ:-162円
・売りスワップ:-532円
となっており、日をまたいでポジションを持ち越し続ける限り、毎日この金額が口座から差し引かれます。
スキャルピングやデイトレードなどの日をまたがない売買では、スワップポイントについて考慮する必要はありません。
ただ、スイングトレードや長期保有など日をまたいでポジションを持ち越す場合は、マイナススワップの累積によって取引損益がマイナスになる可能性があります。
通貨ペア毎のスワップポイントはXM公式サイトから確認できますので、トレード前に必ずチェックしておきましょう。
また、保有中のポジションを持ち越す場合に発生するスワップポイントはXM公式サイトの「証拠金計算機」で簡単に算出できますので、ぜひご活用ください。
5-2. 自動売買ツールを使っていると保有上限を超えることがある
トレードを自動売買ツールに任せている場合、ポジションの保有上限を超えないよう注意する必要があります。
「1-1. XMにおける最大保有ポジション数はどのくらい?」で解説したように、XMでは口座タイプごとにポジションの最大保有量が決まっています。
▼口座タイプ別|最大保有ポジション数とポジション毎の最大ロット数
スタンダード口座 | マイクロ口座 | ゼロ口座 | |
---|---|---|---|
最大保有ポジション数 | 200ポジション | 200ポジション | 200ポジション |
手動で売買する場合は口座ごとのポジション保有量を把握しやすいのですが、トレードを自動売買ツールに任せていると、最大保有ポジション数をうっかり超えてしまうことがあります。
■ 保有ポジションの上限を超えても注文は約定される!ただし・・・
自動売買ツールの利用などによって保有ポジションが最大保有数を超えてしまったとしても、注文自体は約定されます。
ただし、XMから「保有ポジションについての警告」が届き、可及的速やかにポジションを減らさなければなりません。
XMからの警告を無視して取引を強行した場合、悪質なユーザーと判断され、アカウントの強制解約や口座の凍結といった、かなり厳しい処分を受けます。
XMから警告を受け、不本意なタイミングでポジションを決済することになると、狙い通りに利益を得られなかったり、思わぬ損失を被ったりする可能性もあるでしょう。
このような事態を避けるためにも、トレードにおいて自動売買ツールを利用する際は、注文数がポジションの最大保有数を超えないよう、こまめにチェックしましょう。
5-3. 知らない間にレバレッジ規制をかけられていることがある
XMの最大レバレッジは1000倍ですが、口座の有効証拠金額に応じて、下記のようなレバレッジ制限がかけられます。
▼口座タイプ別|有効証拠金ごとの最大レバレッジ一覧
スタンダード口座 | マイクロ口座 | ゼロ口座 | |
---|---|---|---|
5ドル~2万ドル | 1000倍 | 1000倍 | 500倍 |
2万ドル超~10万ドル | 200倍 | 200倍 | 200倍 |
10万ドル超 | 100倍 | 100倍 | 100倍 |
このレバレッジ制限は、保有するポジションの含み益が増え、口座の「有効証拠金」が基準額以上になった時点で、自動的に発動します。
利益がでるのは良いことですが、気づかないうちにレバレッジを下げられると、トレードの計画が狂ってしまう可能性もあります。
下記のような場合は特に、知らないうちにレバレッジ規制をかけられるリスクが高いため、口座の有効証拠金をこまめに確認するようにしましょう。
- 1つの口座でたくさんのポジションを保有している
- 複数のポジションを長期保有している
6. XMのトレーダーダッシュボードでポジション保有率を確認!
XMで取引をしていると、「他の人はどんな感じでポジションを保有しているんだろう?」と疑問に思うことがありますよね。そんなときに活用したいのが、「トレーダーダッシュボード」です。
ここでは、XMのトレーダーダッシュボードについてわかりやすくご説明します。
- トレーダーダッシュボードとは
- トレーダーダッシュボードを活用した取引判断の例
- トレーダーダッシュボードを利用する際の注意点
6-1. トレーダーダッシュボードとは
トレーダーダッシュボードとは、XMで取引をしている人のポジション保有率を確認できるもののことをいいます。
出典:XM
トレーダーダッシュボードには緑と赤、2色で構成されるグラフが表示されており、緑色は買いポジションを、赤色は売りポジションを表します。
▼トレーダーダッシュボードでポジション保有率を確認できる通貨ペア一覧
- 米ドル/円
- ユーロ/米ドル
- ユーロ/円
- 英ポンド/円
- ユーロ/円
また、XMのトレーダーダッシュボードでは上記通貨ペアの他、ゴールドや原油といったCFD銘柄や、日経225、NYダウなどのポジション保有比率を確認することもできます。
6-2. トレーダーダッシュボードを活用した取引判断の例
XM利用者のポジション保有率を確認できるトレーダーダッシュボードは、トレード判断をする際の材料として活用することができます。
① ポジション保有率が偏っているとき
上図は、2022年4月19日における、ユーロ/英ポンドのトレーダーダッシュボードです。
グラフを見ると、買いポジション=72.4%、売りポジション=27.6%となっています。
買いポジションが、優勢ですね。
相場がまだ上昇すると考え、「買い注文」の判断をしているトレーダーが多いのでしょう。
こういった場合、下記2パターンの選択肢が考えられます。
① 自分も「買い優勢」の流れに乗っかり、買いポジションをとる(順張り)
② 「買い優勢」の流れにあえて逆らい、売りポジションをとる(逆張り)
FXで勝つにはチャートの分析が欠かせませんが、ときにはトレーダーダッシュボードを判断の一材料にするのもいいですよね。
② ポジション保有率が拮抗しているとき
上図は、2022年4月19日における、英ポンド/円のトレーダーダッシュボードです。
グラフを見ると、買いポジション=49.4%、売りポジション=50.6%となっています。
買いと売りが、完全に拮抗していますね。
こういった場合は、下記3パターンの選択肢が考えられます。
① 買いポジションをとる
② 売りポジションをとる
③ ポジションを持たず、しばらく様子を見る
ポジション保有率が拮抗しており、売り・買いどちらのポジションを取ればいいのか判断できないときは、しばらく様子をみるのもひとつの戦略ですよ!
6-3. トレーダーダッシュボードを利用する際の注意点
XMのトレーダーダッシュボードを利用する際は、下記2つの点に注意しましょう。
① トレーダーダッシュボードはリアルタイム更新ではない
トレーダーダッシュボードは、リアルタイム更新ではありません。
15分ごとに、1時間前の情報が表示されます。
そのため、トレーダーダッシュボードだけを頼りにトレード判断をするのは危険です。
トレーダーダッシュボードはあくまで”判断材料の一つ”として捉え、チャート分析や情報収集もしっかり行いましょう。
下記タイミングは相場が乱高下しやすい傾向にあるため、特に注意が必要です。
- 月曜日
- 重大な経済イベントの直後
- 為替相場に大きな影響を与える事件発生後
② 中長期保有の場合は参考にならない可能性がある
トレーダーダッシュボードは、あくまで”XMユーザーのみ”のポジション保有比率を表すものです。
そして、ハイレバレッジ取引が可能なXMは、短期トレーダーが多い傾向にあります。
そのため、XMのトレーダーダッシュボードは”短期トレーダーのポジション保有比率”が強く反映されており、ポジションを中長期保有する方には、あまり参考にならない可能性があるのです。
トレーダーダッシュボードは、そういった点についても理解したうえで利用する必要があります。
まとめ
XMでは、ポジションの保有に関して下記のようなルールが定められています。
- ポジション最大保有量はスタンダード口座が200まで、マイクロ口座とゼロ口座が50まで
- FXのポジションには保有期限がない
- 日をまたいでポジションを持ち越した場合は、スワップポイントが発生
また、XMではポジション保有中も資金の出金や移動が可能ですが、そのためには下記条件を満たさなければなりません。
- 月曜日~金曜日…出金後の証拠金維持率が150%超である場合に限り出金可能
- 土曜日、日曜日…出金後の証拠金維持率が400%超である場合に限り出金可能
この条件を満たさないリクエストはXMにより拒否されますので、手続きをする際は口座の証拠金維持率が150%(土日は400%)を下回らないよう、十分注意しましょう。
また、XMでポジションを保有する際は、下記のような点にも注意する必要があります。
他のユーザーがどんな感じでポジションを保有しているのか疑問に思ったとき、トレード判断に困った時は、XMのトレーダーダッシュボードを使ってみてはいかがでしょうか。
トレーダーダッシュボードにはXMユーザーのポジション保有比率が表示されているため、トレード判断の一材料として活用することができますよ!