「XMのレバレッジって変更できるのかな?」
「口座開設ではレバレッジを低めに設定したけど高いレバレッジに変えて取引したい」
あなたは今、XMの口座に設定したレバレッジを変更したいと考えていますね。
XMのレバレッジは基本的にはいつでも変更が可能です。
XMでは口座を開設する際に、口座のレバレッジを1倍から1000倍まで16種類のレバレッジの中から選択できますが、このレバレッジは取引を始めた後も、会員ページから簡単に変更することが可能です。

ただし、
- 口座タイプや銘柄によって高いレバレッジが選べない
- 口座残高の総額が一定額を超えると最大レバレッジが制限される
など、状況によっては自分が希望するレバレッジを選べないケースもあるため注意が必要です
もちろん、どのような場合にレバレッジが制限されるのかをあらかじめ知っておけば、対策は容易です。
そこで今回は、
- XMのレバレッジ変更 3つのポイントを解説
- XM口座のレバレッジ変更ができない!考えられる5つの原因
- XMで口座のレバレッジを変更する方法
- XMのレバレッジは最大倍率を選ぶべき|2つの理由
について詳しく解説していきます。
この記事を読めば、常に最適なレバレッジでXMのトレードを実践することができますよ。
目次
1.XMのレバレッジ変更 3つのポイントを解説

まずはXMのレバレッジ変更についての基本的な知識を以下の3つのポイントで解説していきましょう。

一つずつ見ていきましょう。
1-1.XMのレバレッジは基本的にいつでも変更できる
冒頭でもお伝えした通り、XMのレバレッジはいつでも変更が可能です。
XMでは1000倍という、国内FXでは考えられないほど高いレバレッジでの取引が可能です。
しかし初めてXMで海外FXトレードを行う方の中には、リスクを考えて始めは低めのレバレッジを設定するというトレーダーも少なくありません。
徐々に取引に慣れてレバレッジを高めに設定し直したい場合、パソコンからでもスマートフォンからでも、会員サイトにアクセスし、設定を変更するだけで、簡単に口座のレバレッジを変更することができます。
XMにおけるレバレッジの変更方法については「3.XMで口座のレバレッジを変更する方法」で詳しく紹介していますので、ご参照ください。
1-2.設定できるレバレッジは1~1000倍までの16種類
XMでは、1〜1000倍までの16種類のレバレッジ設定が用意されており、これらを自由に変更することができます。
XMで設定できるレバレッジ |
・1:1(1倍) ・1:2(2倍) ・1:3(3倍) ・1:5(5倍) ・1:10(10倍) ・1:15(15倍) ・1:20(20倍) ・1:25(25倍) ・1:50(50倍) ・1:66(66倍) ・1:100(100倍) ・1:200(200倍) ・1:300(300倍) ・1:400(400倍) ・1:500(500倍) ・1:888(1000倍) |
これだけ選択肢があれば、レバレッジを変えて色々なトレードスタイルを試せそうですね。
ただ、XMではあくまでも、上記「16種類の中から」希望するレバレッジを選択しなければなりません。
220倍、450倍、というように好きな倍率を自由に設定できるわけではない、という点だけは、予め理解しておきましょう。
1-3.【注意】ポジションを持ったまま変更すると証拠金維持率が変わる
XMのレバレッジ変更で注意すべきなのが、ポジションを持った状態でレバレッジを変更すると、これによって証拠金維持率が変更されるという点です。
XMのレバレッジ変更は、ポジションを保有した状態でも可能ですが、レバレッジ変更後は、変更されたレバレッジに基づいて証拠金額が変更され、これに伴って証拠金維持率も変わります。
例えば口座に10万円の証拠金があり、1ドル=150円のレートで1ロット(10万通貨)のポジションを保有している場合、必要証拠金と証拠金維持率は、レバレッジ1000倍と100倍では以下のように異なります。
- レバレッジ1000倍の場合・・・・必要証拠金15,000円/証拠金維持率666.67%
- レバレッジ100倍の場合・・・・・必要証拠金150,000円/証拠金維持率66.67%
つまりレバレッジを変更する場合、状況によっては証拠金維持率が急激に下がり、ロスカットのリスクが生じる可能性があるということになるのです。
このため、レバレッジを変更する場合は、保有ポジションのない状態で行うか、ポジションを持っている場合は証拠金維持率への影響を慎重に確認した上で対応することをおすすめします。
2.XM口座のレバレッジ変更ができない!考えられる5つの原因

お伝えした通りXMでは基本的に1〜1000倍まで、16段階のレバレッジを自由に設定することができますが、口座タイプや口座残高、取引銘柄によって、変更できるレバレッジが制限されるケースがあります。
以下に示す5つのケースではレバレッジ変更ができない、または希望のレバレッジを選択できないため注意しましょう。

一つずつ確認しましょう。
2-1.デモ口座を利用している
XMのデモ口座は、原則としてレバレッジ変更をすることができません。
XMで口座のレバレッジ変更をするには、マイページ(会員ページから手続きする必要がありますが、マイページにログインするにはXMの「リアル口座」を保有している必要があります。
このためデモ口座を保有しているだけでは、マイページにアクセスすることができないのです。
XMでは、1アカウントにつき5つまで、デモ口座を開設することができます。
もしデモ口座でレバレッジ変更を行いたいという場合は、新しいデモ口座の開設を行いましょう。
XMのデモ口座開設方法については、以下のページで詳しく解説していますので参考にしてください。
参考記事:XMのデモ口座は最短1分でかんたん開設!口座開設3つの手順を解説
2-2.ゼロ口座でレバレッジ1000倍に変更できない
ゼロ口座はもともと最大レバレッジが500倍に設定されているため、レバレッジ1000倍への変更ができません。
ゼロ口座は文字通りスプレッドがゼロ近くまで小さく設定されています。
一方でスプレッドは、XMにとって、相場急変時の損失リスクの緩衝材としての役割もあるため、スプレッドが狭いゼロ口座は、XMにとって損失リスクが高い口座タイプなのです。
このためゼロ口座は、スタンダード口座やマイクロ口座に比べてレバレッジが低く制限されています。
XMのゼロ口座については以下のページで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:XMのゼロ口座|タイプ別おすすめの人・KIWAMI極口座との比較
2-3.マイナー通貨で高いレバレッジを選べない
XMでは、特にマイナー通貨ペアで最大レバレッジを制限している場合があります。
マイナー通貨ペアの場合、価格変動が激しく、XMにとって短期間で大きな損失を招くリスクがあります。
またマイナー通貨を含む通貨ペアは流動性が低い場合が多く、取引を成立させることが難しくなる傾向があります。
これによって取引リスクも高まることから、流動生の低く価格変動の大きいマイナー通貨ペアの場合、リスクを軽減するために、あらかじめレバレッジを低く設定しています。
XMが取り扱うすべての銘柄の最大レバレッジについては、以下のページで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:【XM通貨ペア55種】経験や取引スタイルで選ぶ最適な通貨ペアを解説
2-4.相場の急変動が予想されるためレバレッジが制限されている
相場が著しく変動する可能性がある局面では、事前にレバレッジ制限が実施される可能性があります。こういった状況では、レバレッジを高く変更することができません。
XMでは経済指標の発表や地政学的な出来事、重大な市場イベントが予想される際に、リスク管理の一環としてレバレッジが制限することがあります。
実際XMは、2019年12月のイギリス総選挙の際に、ポンド絡みの通貨ペアのレバレッジを200倍まで制限したことがあります。
このようなレバレッジ制限では、基本的に既に持っているポジションのレバレッジには影響しません。制限が発動したのち、新たなポジションにおいてレバレッジ制限が行われます。
2-5.有効証拠金が一定額を超えて最大レバレッジが制限されている
XMでは口座残高にある有効証拠金の金額に応じて、最大レバレッジが設定されており、これに該当する場合、レバレッジが低く抑えられるケースがあります。
XMでは、口座にある有効証拠金の金額に応じて下記のようなレバレッジ制限を設けています。
【口座タイプ別 有効証拠金残高に応じた最大レバレッジ一覧】
有効証拠金残高 | スタンダード口座・マイクロ口座・ KIWAMI極口座 | ゼロ口座 |
$5~$40,000 | 1000倍 | 500倍 |
$40,001~$80,000 | 500倍 | |
$80,001~$200,000 | 200倍 | 200倍 |
$200,001以上 | 100倍 | 100倍 |
XMのスタンダード口座を利用して、取引する場合について、考えてみましょう。
例えばスタンダード口座で有効証拠金残高が40,000ドルを超えてしまうと、最大レバレッジが500倍以下に制限されてしまい、1000倍に変更することもできません。
このためもしあなたがXMで、最大レバレッジで取引をしたい場合、こまめに出金を行うことで、常に有効証拠金を40,000ドル以下に調整する必要があります。
【レバレッジ制限は出金するだけでは解除されない】 |
有効証拠金残高によるレバレッジ制限が発動すると、出金処理で証拠金残高を減らしても自動的にレバレッジ制限が解除されることはありません。 レバレッジ制限を解除するためには、有効証拠金額を制限以下の水準にしたのち、XMのサポートデスクまでメールでレバレッジ制限を解除する依頼をする必要があります。 依頼をしてから約1〜2営業日後には、レバレッジ制限が解除されるはずです。 |
3.XMで口座のレバレッジを変更する方法

XMのレバレッジ変更は、会員ページから簡単に変更することができます。パソコンとスマートフォン、それぞれの方法を確認しましょう。
XMで口座のレバレッジを変更する方法 |
・パソコンで変更 ・スマートフォンで変更 |
一つずつ見ていきます。
3-1.パソコンで変更
パソコンは以下の手順で変更を行います。
パソコンでレバレッジ変更 3つのステップ |
・【STEP1】「マイアカウントの概要」から口座を選択 ・【STEP2】「オプション」タブで「レバレッジ変更」を選択 ・【STEP3】レバレッジを選択して「リクエスト送信」をクリック |
順を追って解説します。
◎【STEP1】「マイアカウントの概要」から口座を選択
まずは、マイページにログインし、「マイアカウントの概要」に表示されている口座番号の中から、レバレッジを変更したい口座を選択します。

口座番号の左側にある緑色のマークをクリックすると、指定した口座の情報が表示されます。
◎【STEP2】「オプション」タブで「レバレッジ変更」を選択
次に、「オプションを選択する」というタブから、「レバレッジ変更」をクリックします。

◎【STEP3】レバレッジを選択して「リクエスト送信」をクリック
設定可能なレバレッジが表示されますので、お好みの数値を選択し、「リクエスト送信」をクリックします。

以上で、レバレッジの変更は完了です。
手続き後は、口座のレバレッジが設定通りに変更されているかどうか、念のために確認しておくことをおすすめします。
3-2.スマートフォンで変更
スマートフォンのレバレッジ変更は以下の手順で行います。
スマートフォンでレバレッジ変更 3つの手順 |
・【STEP1】スマートフォンアプリを起動して会員ページにログイン ・【STEP2】会員ページ「レバレッジ」右横の鉛筆マークをクリック ・【STEP3】希望のレバレッジをクリックして「送信」を押す |
順を追って確認しましょう。
◎【STEP1】スマートフォンアプリにログインし会員ページを開く
XMのスマートフォンアプリを立ち上げてログイン後、画面右上のマークをクリックし、会員ページを開きます。

◎【STEP2】会員ページからレバレッジ変更画面を開く
次に会員ページ画面の下に示すマークをクリックし、表示されたタブから「レバレッジ変更」を選択します。

◎【STEP3】希望のレバレッジをクリックして「送信」を押す
次画面で希望のレバレッジを選択し、「リクエスト送信」をクリックすれば、レバレッジ変更は完了です。

4.XMのレバレッジは最大倍率を選ぶべき|2つの理由

ここまでXMのレバレッジ変更の方法について詳しく解説してきましたが、以下の2つの理由からXMのレバレッジは最大倍率を選ぶのがおすすめです。

一つずつ確認しましょう。
4-1.取引のリスクはレバレッジではなく取引の規模にある
XMのレバレッジで最大を選ぶべき理由としてまず挙げられるのが、FX取引のリスクはレバレッジに応じて高くなるわけではないということです。
FX取引で発生するリスクの大きさは、あくまでもレバレッジ倍率ではなく、取引量に比例するのです。
国内FXの最大レバレッジは最大25倍とXMに比べると40分の1しかありませんが、取引規模が同じであれば利益や損失の額も同じなのです。
例えば海外FXにおいて、それぞれ1ドル150円で10,000通貨の買いを入れ、151円で決済したとしましょう。この場合の利益や必要証拠金は以下のようになります。
【異なるレバレッジで同じ取引を行った場合の証拠金額と利益】
国内FX | XM | |
レバレッジ | 25倍 | 1000倍 |
必要証拠金 | ¥40,000 | ¥1,000 |
取引規模 | 150万円 | 150万円 |
利益 | ¥10,000 | ¥10,000 |
10,000通貨の取引の取引総額は150万円であり、取引の規模もレバレッジによって違いはありません。
また、表を見ていただければわかる通り、レバレッジ倍率の違いによって変化が現れるのは必要証拠金額だけであり、利益もおなじ1万円です。
つまりレバレッジが異なる場合でも、取引の規模が変わらなければリスクもリターンも変わりません。
これを踏まえれば、取引規模さえ適切にコントロールできれば、レバレッジの高さはリスクではないのです。
4-2.損失拡大のリスクを最小限に抑えることができる
XMのハイレバレッジを利用すれば取引の損失拡大のリスクを最小限に抑えることも可能です。
レバレッジが高いことは、取引に必要な証拠金(必要証拠金)が少なくて済むことを意味します。
上に示した表で、国内FXでは40,000円必要となる証拠金が、XMでは1,000円となっている通り、XMの必要証拠金は国内FXの40分の1にすぎません。
つまり、口座の金額が40分の1でも、国内FXと同等の規模の取引ができるのです。
そしてここで、もう一つ特筆すべき点として挙げられるのが、XMのゼロカットシステムです。
ゼロカットシステムとはFX取引で証拠金を超える損失が発生し口座がマイナスになった場合、その損失を帳消しにし、口座を0に戻すというシステムです。
つまりゼロカットシステムを採用しているXMでは入金した証拠金以上の損失が発生することはないのです。
この状況を利用すれば、以下の手順を踏むことで、損失の規模を最小限に抑えることも可能になります。
①口座のレバレッジを最大レバレッジに設定し証拠金の金額を最小にする ②取引の規模に応じて必要な証拠金のみ口座に残す |
つまりXMで最大レバレッジを選べば、1,000円の証拠金で150万円の規模の取引ができ、損失は入金した1,000円を超えることはないという状況で取引ができるのです。
これらの理由を踏まえれば、XMのレバレッジは常に最大を選ぶのが最善と言えるでしょう。
XMのゼロカットシステムについては、以下のページでも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:XMのゼロカットなら追証なし!リスクを限定してハイレバ取引を実現
【XMは海外FX初心者におすすめ】 |
追証のリスクゼロでレバレッジ1000倍の取引ができるXMは、とくにこれから海外FXを始めたいという人におすすめです。 これから海外FXトレードを始めたいという方は、ぜひXMでの口座開設をご検討ください。 |
まとめ
今回はXMのレバレッジ変更について詳しくお伝えしました。
XMでは口座を開設する際に、口座のレバレッジを1倍から1000倍まで16種類のレバレッジの中から選択できますが、このレバレッジは取引を始めた後も、会員ページからいつでも簡単に変更することが可能です。
ただしポジションを持った状態でレバレッジを変更すると証拠金維持率が変更されてしまうため、注意しましょう。
XMでは基本的にいつでもレバレッジ変更が可能ですが、希望のレバレッジを選択できないケースもあります。
以下に示す5つのケースではレバレッジ変更ができない、または希望のレバレッジを選択できないため注意しましょう。
XMのレバレッジ変更ができない!5つの原因 |
・デモ口座を利用している ・ゼロ口座でレバレッジ1000倍に変更できない ・マイナー通貨で高いレバレッジを選べない ・相場の急変動が予想されるためレバレッジが制限されている ・有効証拠金が一定額を超えて最大レバレッジが制限されている |
ページでは、レバレッジ変更の具体的な方法について、パソコン・スマートフォンそれぞれのケースについて詳しく解説しました。
XMのレバレッジは、以下の2つの理由から最大倍率を選ぶのがおすすめです。
XMレバレッジは最大を選ぶべき|2つの理由 |
・取引のリスクはレバレッジではなく取引の規模にある ・損失拡大のリスクを最小限に抑えることができる |
この記事があなたのXMでのトレードに役立つ情報となることを願っています。