「XMのトレードでヒストリカルデータの利用は効果があるの?」
「ヒストリカルデータの取得方法を知りたい」
あなたは今、XMの取引でヒストリカルデータの活用を考えていますね。
ヒストリカルデータとは文字通りFX取引における過去の為替相場データのことです。
一般的にFXのチャート履歴は、1分足のチャートの場合1ヶ月半程度しか遡ることができません。これに対してXMのヒストリカルデータは、どんな時間足のチャートでも数十年に遡ってデータを入手することができるのです。
このデータを利用し過去の取引や相場のトレンドを検証することで、FXトレードの質を高め、取引の勝率を上げることが可能になります。
ヒストリカルデータは特に以下に示す3つの効果的な利用方法があります。
ただしヒストリカルデータの信頼性についてはあまり高くなく、データを利用する際には、これを正しく踏まえた上で適切に対処する必要があります。
また、XMのヒストリカルデータはXMでトレードをする人であれば誰でも無料で入手することができますが、手順を間違えるとデータの取得ができないケースもあるため、ダウンロード手順を正しく踏まえる必要もあります。
そこで今回は
- XMのヒストリカルデータとは 2つのポイントで解説
- XMのヒストリカルデータを効果的に使うための3つの利用方法
- 【要注意】XMのヒストリカルデータの信頼性はそれほど高くない
- XMのヒストリカルデータを取得・利用する手順
- XMのヒストリカルデータを取得できない3つのケースと対処法
について詳しく解説していきます。
この記事を読めば、あなたもXMのヒストリカルデータを効果的に取得・利用し、トレードの成績を上げることができるようになります。
目次
1.XMのヒストリカルデータとは 2つのポイントで解説
まずはXMのヒストリカルデータについて、以下の2つのポイントから詳しく解説していきましょう。
一つずつ解説します。
1-1.ヒストリカルデータとは過去の為替レートのデータ
ヒストリカルデータとは、文字通り過去の為替相場を確認できるデータのことを言います。
ヒストリカルデータには、過去のチャートだけでなく、出来高や為替レートなどのFXの基本情報がそのまま保存されています。
MT4やMT5のチャートでは、時間足を短く表示するとせいぜい1〜3ヶ月から程度しかデータを遡ることはできません。
これに対してヒストリカルデータの場合、過去数十年に遡って為替の値動きを確認することができ、過去の様々な場面の価格や、チャートの動きを自在に遡って確認することができます。
例えば
- リーマンショックの時のドル円の相場を知りたい
- スイスフランショックの時のユーロやスイスフランの価格変動を確認したい
- 前回のFOMCの前後のドルの価格変動を確認したい
など、ヒストリカルデータを使えば、あらゆる過去の為替相場の局面を詳細に調べることができるというわけです。
1-2.XMで稼ぐならヒストリカルデータによる検証がおすすめ!
XMでできるだけ多く利益を上げたいなら、ヒストリカルデータによる過去の為替相場の分析と検証はたいへん重要です。
過去のFX相場を自在に遡ることができるヒストリカルデータは、トレードの検証や未来の予測など、様々な用途に利用することができ、特に相場の分析には欠かせない重要なデータになっています。
FXトレードを専業にするプロのトレーダーは、常にこのヒストリカルデータを上手に使って、自分の取引の検証を行なっており、ヒストリカルデータをどれだけ有効に利用することができるかがFX取引での勝率を上げる上で欠かせない要素にもなっているのです。
ヒストリカルデータの取得では、他の海外FX業者の場合ヒストリカルデータに制限があったり、1年ごとのデータしかダウンロードできないなどの制約があるケースがありますが、XMにはこのような制約はありません。
XMの場合、期限や取得期間に制限がなくデータの取得や利用がしやすいため、ヒストリカルデータの活用という上ではメリットが大きいFX業者であると言えるでしょう。
2.XMのヒストリカルデータを効果的に使うための3つの利用方法
このヒストリカルデータを有効に使いFXトレードに役立たせるためには、具体的に以下の3つの方法を用います。
これらを実践することでトレードの質を向上させることができ、さらには着実に損失を抑え、トレードの利益を積み重ねることにも繋がっていきます。
一つずつ見ていきましょう。
2-1.過去のチャートからトレンドを分析する
ヒストリカルデータを効果的に利用する上で、まず欠かせないのが過去のチャートからのトレンド分析です。
FXでは、同じようなシチュエーションで過去と類似した値動きをするケースがよくあります。
つまり、これから起こり得る状況と類似したシチュエーションをあらかじめ確認することができれば、相場の予想の的中度は上がり、これに応じて取引の勝率もアップするというわけです。
例えば、以下に示すチャートはヒストリカルデータを利用して表示した、2015年6月16日(日本時間17日)のアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表時のドル円のチャートです。
FOMCの声明では、市場の予想と異なる声明が出されると為替市場が大きく動くケースがよくあります。
この時のFOMCの声明では、2016年以降の経済について、それまでの相場の予想とは異なる明るい見通しが示されました。
そして上に示すチャートでは、この声明の前後で短時間の間に1円の値幅で、相場が急激に円安に動いたことを詳細に確認することができます。
このようにヒストリカルデータを利用すれば、過去のあらゆる場面のチャートを遡って確認することができます。
つまり例えば、
- 年末年始の為替の値動きを確認する
- 国際紛争が起こった場合のドルの値動きを調べる
- 前回の米大統領選挙のドル円の相場を確認する
- 過去の日本の衆議院解散時の円相場を比較する
など、これから起こる経済事案に絡めて、過去の同じ局面の為替相場を確認することができれば、為替トレンドの予測的中率を確実に高めることができるというわけです。
2-2.過去の自分の取引を検証する
ヒストリカルデータは、なにより過去に自分が行ったトレードが正しかったのか間違っていたのかを検証するうえで、大切なデータとなります。
トレードの勝率を上げるためには、チャートを遡って取引の自己検証を行うことは必須です。
都度の損失を出した場面で何を誤り、どのように判断すべきであったかが分かれば、着実に取引成功に繋がり、短期間で利益を上げるトレード手法を確立できるでしょう。
しかし表示されているチャートでは、1分足の場合は1ヶ月半程度、1時間足の場合は1年8ヶ月程度しか遡ることができません。
これに対してヒストリカルデータなら、どの時間足でも自由に時間を遡ってデータを確認することができるため、トレードの自己検証を行う場合にはなくてはならないデータであると言えるでしょう。
2-3.EA(自動売買ツール)のバックテストを行う
特にEA(自動売買ツール)を利用して取引を行っているトレーダーにとって、ヒストリカルデータはEAの「バックテスト」を行う上で、必要不可欠なデータとなっています。
バックテストとは、過去の一定の期間にそのEAを使って売買を行った場合に、どれだけ稼げたかをシミュレートするテストのことで、EAを選ぶ際にはこのバックテストの結果がたいへん重要になります。
もちろんヒストリカルデータは過去のデータですので、今後そのEAで利益を上げられるかどうかはわかりません。
ただし無数にあるEAのどれが信頼性が高いか、多く儲けることができるかを判断する上で、このバックテストは欠かせません。
EAによる自動売買は長期運用で利益を上げる取引手法とされていますので、数十年に遡ってチャートを確認できるヒストリカルデータの利用は、特に重要になるというわけです。
3.【要注意】XMのヒストリカルデータの信頼性はそれほど高くない
XMのヒストリカルデータを利用する際に注意すべきなのが、ヒストリカルデータ自体の信頼性はそれほど高くないという点です。
実際、ヒストリカルデータはXM自身が提供しているわけではなく、取引ツールMT4/MT5の開発元のMetaQuotes社が提供しています。
このためMT4/MT5を利用している人であれば、誰でも無料で簡単に入手できるデータである反面、無料で入手できるデータであるため、データの精度には限界があるというのが現実です。
もちろん間違ったチャートが表示されたり、架空の価格変動が捏造されるなどということは決してなく、トレンド分析やトレード検証には十分な精度があると考えて問題ありません。
ただしEAのバックテストを行った場合、有料で入手した精度の高いヒストリカルデータによる検証とは、結果が若干異なる場合があるため、注意が必要です。
より正確なバックテストを行いたい、という場合はTickDataSuite(TDS)などの、有償で取得するヒストリカルデータ利用の検討もおすすめです。
4.XMのヒストリカルデータを取得・利用する手順
それではXMのヒストリカルデータを具体的にダウンロードし利用する方法を具体的に紹介していきましょう。
XMのヒストリカルデータはMT4・MT5上から行いますが、ダウンロード方法や利用方法はMT4とMT5で異なるため、それぞれに確認していきます。
それでは一つずつ詳しく解説していきます。
4-1.MT4の場合
まずはMT4上からヒストリカルデータのダウンロード・利用手順を紹介します。以下の5つのステップで解説します。
- 【ステップ1】既存のXMヒストリカルデータを削除する
- 【ステップ2】「ヒストリー内最大バー数」「チャートの最大バー数」を最大に設定する
- 【ステップ3】通貨ペアと時間足を選択しヒストリカルデータをダウンロードする
- 【ステップ4】過去のチャートを表示する
- 【ステップ5】EAのバックテストを行う
それでは、一つずつ確認しましょう。
◎【ステップ1】既存のXMヒストリカルデータを削除する
まずMT4画面上部の「ファイル」タブから「データフォルダ」をクリックします。
データフォルダが開いたら「history」をクリックします。
「history」が開いたら、自分の口座番号が表示されているフォルダを開いてください。
フォルダ名は「XMTrading-〇〇〇」などと表示されているため、すぐにわかります。
該当する口座のフォルダを開いたら、ヒストリカルデータを入手したい通貨ペアが表示されているファイルを全て削除します。
例えばドル円のヒストリカルデータを入手したい場合、「USDJPY〇〇.hst」などの名前がつけられたファイルが複数、表示されているはずです。
この「USDJPY〇〇.hst」ファイルを全て削除してください。ファイルを選択し、右クリックで「削除」を選べば、まとめて削除することができます。
◎【ステップ2】「ヒストリー内最大バー数」「チャートの最大バー数」を最大に設定する
次にオプション画面を開き、「ヒストリー内最大バー数」「チャートの最大バー数」の2つの項目の数を最大値に設定します。
まず「ツール」タブから「オプション」を選択してください。
オプション画面が表示されたら、「チャート」タブを表示し、画面の下に並んで表示されている「ヒストリー内最大バー数」「チャートの最大バー数」の欄に9を10回入力して、画面下部の「OK」をクリックしてください。
これでそれぞれの数値は自動的に最大値に設定されます。
◎【ステップ3】通貨ペアと時間足を選択しヒストリカルデータをダウンロードする
次にヒストリカルデータをダウンロードしたい通貨ペアと時間足を選択し、ヒストリカルデータをダウンロードします。
まずMT4画面上部の「ツール」タブから「ヒストリーセンター」をクリックします。
ヒストリーセンターの画面が開いたら、画面右側に表示されている通貨ペアの表示の中から自分がヒストリカルデータをダウンロードしたい通貨ペアを探してください。
通貨ペアが見つかったら、その通貨ペアをダブルクリックして時間足を選択し、さらに画面下部に表示されている「ダウンロード」をクリックします。
「ダウンロード」ボタンをクリックすると、以下のようなダウンロード・アラートが表示されますが、「OK」を押してそのまま進めてください。
アラートは複数表示される可能性がありますが、すべて「OK」をクリックして先に進めてください。
アラート表示を閉じるとヒストリカルデータのダウンロードが自動的に始まります。
◎【ステップ4】過去のチャートを表示する
ヒストリカルデータを利用して過去の特定の日時のチャートを表示したい場合は、チャートを表示し、チャート右下に日付を入力します。
ヒストリカルデータをダウンロードしたチャートを表示し、チャートの右下をクリックします。
例えばステップ3でドル円の1分足のデータをダウンロードした場合は、ドル円1分足のチャートを表示し、以下に示すチャート画面の右下の部分をクリックしてください。
チャートの右下をクリックすると空欄が表示されます。この空欄に日付と時間を入力してください。
例えば、2020年1月5日12時のチャートを表示したい場合は、「2020/1/5 12:00」と入力しEnterを押せば、指定した日付のチャートが表示されます。
◎【ステップ5】EAのバックテストを行う
次にヒストリカルデータを用いてEAのバックテストを行う手順を紹介しましょう。
まずはMT4画面の「表示」タブから「ストラテジーテスター」をクリックしてください。
以下の画面が開いたら①〜⑥までを入力し、⑦「スタート」をクリックします
① | バックテストをしたいEAを選択 |
---|---|
② | EAの詳細を設定 |
③ | バックテストをしたい通貨ペアを選択 |
④ | バックテストの手法をプルダウンから選択データの精度は「全ティック」が最も高く、「始値のみ」「コントロールポイント」の順で低くなっていきます。 |
⑤ | 時間足を選択 |
⑥ | 期間を指定にチェックを入れた場合は開始日と終了日を設定 |
条件を入力し⑦「スタート」をクリックすると、バックテストが始まります。
バックテストが終わったら同じ画面の下部に表示されている「レポート」タブをクリックしてください。
バックテストの結果を確認することができます。
4-2.MT5の場合
MT5を利用している方は以下の手順でヒストリカルデータを取得・利用できます。
- 【ステップ1】「ヒストリー内最大バー数」を最大に設定する
- 【ステップ2】通貨ペアと時間足を選択しヒストリカルデータをダウンロードする
- 【ステップ3】過去のチャートを表示する
- 【ステップ4】EAのバックテストを行う
一つずつ順に確認していきましょう。
◎【ステップ1】「ヒストリー内最大バー数」を最大に設定する
最初にMT5でヒストリカルデータをダウンロードする準備として、オプション画面から「チャートの最大バー数」の設定を変更します。
まずMT5画面上部の「ツール」タブから「オプション」を選択します。
オプション画面が開いたら、一番下に表示されている「チャートの最大バー数」の表示をプルダウンメニューから「Unlimited」に設定してください。
これでMT5でヒストリカルデータをダウンロードする準備が整いました。
◎【ステップ2】通貨ペアと時間足を選択しヒストリカルデータをダウンロードする
次に、ヒストリカルデータのダウンロードを行います。
まず「表示」タブから「銘柄」を選択します。
下に示す「銘柄」画面が表示されたら、①通貨ペア、②時間足、③期間を入力し、最後に左に表示されている④「情報呼び出し」をクリックしてください。
画面中央にデータが表示されたら、右下の「OK」をクリックしてください。これでヒストリカルデータのダウンロードが完了しました。
◎【ステップ3】過去のチャートを表示する
ヒストリカルデータを利用して過去の特定の日時のチャートを表示したい場合は、チャートを表示し、チャート右下に日付を入力します。
ヒストリカルデータをダウンロードしたチャートを表示し、チャートの右下をクリックします。
例えばステップ3でドル円の1分足のデータをダウンロードした場合は、ドル円1分足のチャートを表示し、以下に示すチャート画面の右下の部分をクリックしてください。
チャートの右下をクリックすると空欄が表示されます。この空欄に日付と時間を入力してください。
例えば、2020年1月5日12時のチャートを表示したい場合は、「2020/1/5 12:00」と入力しEnterを押せば、指定した日付のチャートが表示されます。
◎【ステップ4】EAのバックテストを行う
次にヒストリカルデータを用いてEAのバックテストを行う手順を紹介しましょう。
まずはMT5画面の「表示」タブから「ストラテジーテスター」をクリックしてください。
ストラテジーテスター画面が表示されたら、画面下の「設定」タブをクリックします。
以下の画面が開いたら①〜⑧までを入力し、⑨「スタート」をクリックします。
① | バックテストをしたいEAを選択 |
---|---|
② | バックテストをしたい通貨ペアを選択 |
③ | バックテストをしたい期間を選択 |
④ | フォワードテストを行うかどうかを選択 一般的にバックテストを行う場合は「キャンセル」を選択してください。 |
⑤ | 注文から約定までにかかる時間を選択 |
⑥ | バックテストの手法をプルダウンから選択 データの精度は「リアルティックに基づいた全てのティック」が最も高く、「全ティック」「1分足OHLC」「始値のみ」「数値計算」の順で低くなっていきます。 |
⑦ | バックテスト開始時点で口座残高とレバレッジを入力 |
⑧ | オプティマイズ(最適化)を行うかどうかを選択 一般的なバックテストを行う場合は「無効化」を選んでください。 |
①〜⑧までを入力し⑨「スタート」をクリックすると、バックテストが始まります。
バックテストが終わったら同じ画面の下部に表示されている「レポート」タブをクリックしてください。
バックテストの結果を確認することができます。
5.XMのヒストリカルデータを取得できない3つのケースと対処法
XMでヒストリカルデータのダウンロードのダウンロードに失敗する場合、以下の3つのケースに当てはまる可能性があります。
いずれの場合も正しく対処すれば、正常にヒストリカルデータをダウンロードすることができます。一つずつ確認しましょう。
5-1.MT4のバージョンが古い
MT4を利用している方の場合、使っているMT4のバージョンが古い場合、ヒストリカルデータがダウンロードできない場合があります。
ヒストリカルデータがうまくダウンロードができないという場合、MT4をXMホームページからダウンロード/インストールしてみましょう。
パソコン版のMT4は、XMホームページからダウンロード/インストールすることで、自動で最新版に更新されます。
更新されない場合は、既存のMT4をアンインストールした後に、再度インストールしてみてください。
またEA(自動売買ツール)やカスタムインジケーターを利用している方は、MT4をバージョンアップする前に、念の為データフォルダをコピーし、別の場所に保存しておきましょう。
5-2.チャートバーを最大化できていない
ヒストリカルデータをダウンロードする前の準備として、チャートバーの数値を最大化していない場合、ヒストリカルデータがダウンロードできません。
操作手順についてはMT4については◎【ステップ2】「ヒストリー内最大バー数」「チャートの最大バー数」を最大に設定するで、またMT5の場合は◎【ステップ1】「ヒストリー内最大バー数」を最大に設定するも詳しくお伝えしています。
この手順を確認し、確実に最大化を行ってから、再度ヒストリカルデータのダウンロードを実行してみてください。
5-3.MT4に初期データが残っている
MT4を利用している場合、初期のヒストリカルデータが残っていると、ヒストリカルデータのダウンロードに失敗します。
ヒストリカルデータのダウンロードを行う場合、あらかじめ初期データを削除した上で、ダウンロードを実行してください。
初期データ削除の手順は◎【ステップ1】既存のXMヒストリカルデータを削除するで詳しく解説していますので参考にしてください。
まとめ
ヒストリカルデータとは文字通りFX取引における過去の為替相場データのことです。
このデータを利用し過去の取引や相場のトレンドを検証することで、FXトレードの質を高め、取引の勝率を上げることができます。
ヒストリカルデータは特に以下に示す3つの効果的な利用方法があります。
- 過去のチャートからトレンドを分析する
- 過去の自分の取引を検証する
- EA(自動売買ツール)のバックテストを行う
ただしXMのヒストリカルデータ自体の信頼性はそれほど高くないという点については注意する必要があります。
ヒストリカルデータはMT4/MT5を利用している人であれば、誰でも無料で簡単に入手できる反面、無料で入手できるデータであるため、データの精度には限界があるというのが現実です。
もちろん一般的なトレンド分析やトレード検証には十分な精度がありますが、EAのバックテストを行った場合、有料で入手した精度の高いヒストリカルデータによる検証とは、結果が若干異なる場合があります。
今回のページでは、MT4・MT5それぞれの取引ツールでXMのヒストリカルデータをダウンロードと利用の手順について詳しく解説しました。
また以下に示すXMのヒストリカルデータを取得できない3つのケースと対処法についても詳しく解説しました。
- MT4のバージョンが古い
- チャートバーを最大化できていない
- MT4に初期データが残っている
今回はXMのヒストリカルデータの取得方法から利用方法までを詳しく解説しました。
このページの情報が、あなたのFXトレードスキルの向上と収益アップ実現の一助となることを願っています。