「XMでNYダウの取引をしてみたいけれど、実際のところどうなんだろう?」
「XMでのFX取引についてはある程度の経験があるけれど、NYダウについてはよくわからない・・・。」
そう思っている方は、少なくありません。
▼XMにおけるNYダウ取引の強み
- NYダウの先物取引ができる
- NYダウの取引にかかるコストを安く抑えられる
海外FX業者の中でNYダウの先物取引ができる業者がかなりレアなので、興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ただ、、NYダウの特徴や取引ルールに関して理解できていないと、興味はあってもなかなか手を出しにくいですよね。
そこでこの記事では、、XMで取引できるNYダウとは具体的にどのような商品で、取引ルールはどのようになっているのか、詳しくご説明します。
XMにおけるNYダウの取引には、どのようなメリット・デメリットについても解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
- XMで取引できる2種類のNYダウについて
- XMにおけるNYダウ取引の基本ルール
- XMでNYダウを取引するメリット
- XMでNYダウを取引するデメリット
- NYダウを取引する場合におすすめのトレード手法
- XMでのNYダウ取引をおすすめする人の特徴
XMでのNYダウ取引を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
1. XMで取引できるNYダウは現物と先物の2種類!
NYダウは、正式名称を「ダウ・ジョーンズ工業株価平均」といい、NY証券取引所における上場企業から選出された、30社の平均株価指数を表すものです。
※2022年の終値は4月6日のデータ
1896年に算出が始まって以来、NYダウは右肩上がりを続けており、今後も上昇し続けるだろうと予想されています。
実際、過去10年間におけるNYダウ終値(各月末日)の推移を見ても、暴落することなく順調に上昇していることがわかります。
そんなNYダウですが、XMでは「NYダウ現物(US30Cash)」と「NYダウ先物(US30)」、2種類の取引が可能です。
では、これらの商品にはそれぞれ、どのような特徴や違いがあるのでしょうか。
この章では、下記のポイントについて解説します。
- NYダウ現物(US30Cash)とは
- NYダウ先物(US30)とは
- NYダウ現物とNYダウ先物の違い
1-1. NYダウ現物(US30Cash)とは
「NYダウ現物」とは、NYダウの現物取引のことをいい、XMでは「US30Cash」と表記されます。
現物取引は最もオーソドックスな取引形態で、注文時におけるNYダウの価格(時価)から算出した売買代金を受け渡すことにより行います。
▼NYダウ現物取引の例
注文内容:NUダウ現物を、注文時の価格1万円で1ロットの買い注文
・ 相場が上がり、1ロット1万5,000円になったタイミングで決済した場合…5,000円の利益
・ 相場が下がり、1ロット5,000円になったタイミングで決済した場合…5,000円の損
例えば、NYダウ現物について1ロット=1万円(時価)で買い注文を入れた場合、相場が値上がりして1ロット=1万円以上になった段階で決済をすれば、利益を得られます。
反対に、相場が下がり1ロット=1万円未満になったタイミングで決済をすると、損失が発生してしまいます。
1-2. NYダウ先物(US30)とは
「NYダウ先物」とは、NYダウの先物取引のことをいい、XMでは「US30」と表記されます。
先物取引では将来の売買について、その「価格(先物価格)」「数量」「決済期日」を約定します。
この時点ではあくまでも「約定」であり、実際に資金が動くことはありません。
決済期日(満期日)に達した時点で、実際の売り買いと受け渡しが行われます。
先物取引は少しややこしいので、具体例をもとに詳しくご説明します。
【NYダウ先物取引の例1】相場が上がると予想し、買い注文を入れる場合
注文内容:相場が下がると予想し、先物価格1万円で売り注文
上の例において、買い注文時の先物価格は1ロット=1万円です。
予想通りに相場が下落して決済期日の価格が1ロット=5,000円になった場合、投資家は、1万円で売ったNYダウを5,000円で買い戻す(決済する)ことができます。
つまり、このトレードにおいて投資家は、「高く売って安く買い戻す(決済する)」結果となり、先物価格と時価の差額分、5,000円の利益を得られます。
一方、予想に反して相場が上昇し、決済期日の価格が1ロット=1万5,000円になった場合、投資家は、1万円で売ったNYダウを5,000円で買い戻す(決済する)ことになります。
つまり、このケースにおいて投資家は、「安く売って高く買い戻す(決済する)」結果となり、5,000円の損失を被ってしまうことになるのです。
1-3. NYダウ現物とNYダウ先物の主な違い3つ
NYダウの現物取引と先物取引には、下記3つの点において大きな違いがあります。
NYダウ現物(US30Cash) | NYダウ先物(US30) | |
---|---|---|
限月 | なし | あり |
配当金・金利 | あり | なし |
スワップ | あり | なし |
① 限月の有無
先物取引には、「限月」があります。
限月とは、先物取引に設定される取引期限のことで、期限(満期日)を超えてポジションを保有し続けることはできません。
満期日を超えてもなお保有しているポジションは、強制決済されてしまいます。
XMではNYダウ先物の取引について下記のように限月が定められており、ポジションを保有し続けられるのは最長で3か月です。
▼NYダウ先物取引の限月とXMにおける銘柄表記
限月 | 表記 |
---|---|
3月 | US30-MAR |
6月 | US30-JUN |
9月 | US30-SEP |
12月 | UE30-DEC |
また、満期日は「限月の第3金曜日」となっており、これらの情報は下記のように表示されます。
NYダウ先物の限月は3か月ごとに更新されますので、トレードをする際は必ず確認しましょう。
② 配当金・金利の有無
NYダウ現物には、配当金と利息が発生します。
配当金・利息の「受け取り」と「支払い」は、保有するポジションが「売り」か「買い」かによって、下記のように異なります。
買いポジション | 売りポジション | |
---|---|---|
配当金 | 受け取り | 支払い |
利息 | 支払い | 受け取り |
NYダウ現物の買いポジションを保有している場合は、配当金を受け取り、利息を支払います。
これに対して、売りポジションを保有している場合は、配当金を支払い、利息を受け取ります。
この説明だけではイメージしにくいかと思いますので、2019年から2021年におけるNYダウの配当金と利息の実績をもとに、もう少し詳しく見ていきましょう。
▼買いポジションを保有している場合
NYダウ現物の買いポジションを保有している場合、配当金を「受け取り」、利息を「支払い」ます。
例えば、2021年におけるNYダウ現物の配当金は6,270円、利息は1,714円でしたので、4,556円の利益を得られる計算になります。
これに対して、2019年におけるNYダウ現物の配当金は6万4,289円、利息は6万5,747円でしたので、1,458円の損失が生じてしまいます。
▼売りポジションを保有している場合
NYダウ現物の売りポジションを保有している場合、配当金を「支払い」、利息を「受け取り」ます。
例えば、2020年におけるNYダウ現物の配当金は6万1,397円、利息は1万9,871円でしたので、4万1,526円の損失が生じてしまいます。
これに対して、2019年は配当金が6万4,289円、利息は6万5,747円となっていますので、1,458円の利益を得ることができます。
このように、NYダウ現物のトレードでは株価指数の変動以外に、「配当金」や「利息」といった要因によっても取引損益が変化しますので、十分注意しましょう。
③ スワップポイントの有無
NYダウ現物の取引では、日をまたいでポジションを保有し続けた場合に、スワップポイントが発生します。
用語解説:スワップポイントとは?
スワップポイントとは、各国の通貨の金利差による調整損益のことをいいます。発生したスワップポイントの受け取りや支払いに、特別な手続きは必要ありません。決済時の為替差益・差損と共に確定します。
買い注文におけるスワップを「ロングスワップ」、売り注文におけるスワップを「ショートスワップ」と呼びます。
XMでは毎日、日本時間で平日6時(冬季は平日7時)にスワップポイントが発生します。
土日は市場が閉鎖されているためスワップポイントは発生しませんが、この2日分は水曜日に加算されるため、水曜日だけはスワップの金額が普段の3倍になります。
■XMでは売り買いともにマイナススワップポイントがつく!
XMにおけるNYダウ現物の取引では、売り注文・買い注文ともにマイナススワップポイントが付きます。
例えば、2021年4月7日時点でのスワップポイントは1ロットにつき
・ロングスワップ価格(買い):-3.14ドル
・ショートスワップ価格(売り):-2.64ドル
となっており、日をまたいでポジションを持ち越し続ける限り、毎日この金額が引かれることになります。
デイトレードなど日をまたがない売買ではスワップポイントが発生しないため、そこまで神経質に考える必要はありません。
ただ、中長期保有をする場合はスワップポイントの累積によって取引損益がマイナスになる可能性がありますので、十分注意しましょう。
2. XMにおけるNYダウ取引の基本ルール
XMにおけるNYダウ取引の基本ルールは、下記の通りです。
NYダウ現物(US30Cash) | NYダウ先物(US30) | ||
---|---|---|---|
レバレッジ | 100倍 | 100倍 | |
取引最小ロット | MT4 | 0.1ロット | 1ロット |
MT5 | 0.1ロット | 0.1ロット | |
取引最大ロット | MT4 | 12,500ロット | 12,500ロット |
MT5 | 40ロット | 40ロット | |
スプレッド | 2.5 | 5 | |
取引時間 | 冬季 | AM8:05~翌AM6:15 AM6:30~AM6:55 ※平日 月曜日~金曜日 |
|
夏季 | AM7:05~翌AM5:15 AM5:30~AM5:55 ※平日 月曜日~金曜日 |
ここでは、これらのルールについて詳しく解説します。
2-1. レバレッジは一律100倍
XMにおいてNYダウの取引をする際のレバレッジは、一律100倍です。
XMでは口座を開設する際にレバレッジを選択しますが、NYダウ取引において口座設定のレバレッジは一切関係ありません。
口座のレバレッジを何倍に設定していようと、NYダウは現物、先物ともにレバレッジ100倍での取引となりますので、注意しましょう。
2-2. 最小ロットと最大ロットはどのくらい?
XMにおけるNYダウ取引の最小ロットと最大ロットは、利用する取引プラットフォームによって下記のような違いがあります。
NYダウ現物(US30Cash) | NYダウ先物(US30) | |||
---|---|---|---|---|
最小ロット | 最大ロット | 最小ロット | 最大ロット | |
MT4 | 0.1 | 12,500 | 1 | 12,500 |
MT5 | 0.1 | 40 | 0.1 | 40 |
取引プラットフォームMT4とMT5では取引最小ロットと最大ロットがそれぞれ異なりますので、取引をする際には十分注意しましょう。
より少ない資金で取引をしたい方には最小ロットの少ないMT5を、より多くのポジションを保有したい方には最大ロットの大きいMT4をおすすめします。
2-3. スプレッドはどのくらい?
XMでNYダウの取引をする際に発生するスプレッドは、下記の通りです。
NYダウ現物(US30Cash) | NYダウ先物(US30) | ||||
---|---|---|---|---|---|
スプレッド | 2.5 | 5 |
XMにおけるNYダウ取引のスプレッドは、先物(US30)よりも現物(US30Cash)の方が狭くなっています。
NYダウのスプレッドは原則固定となっており、FXなどの為替商品のように毎分変動するようなことはほぼありません。
ただ、取引をする際は念のため、スプレッドがどのくらいなのか確認しておくことをおすすめします。
2-4. 取引時間は?
XMにおけるNYダウの取引時間は、下記の通りです。
▼NYダウの取引時間
取引時間 | メンテナンス時間 |
---|---|
月曜日 AM7:05~土曜日 AM5:10 | ・ 平日 AM5:15~AM5:30 ・ 平日 AM5:55~AM7:05 |
2-5. XMでNYダウを取引するには最低いくら必要?
ここまで、XMにおけるNYダウ取引の基本ルールについて解説してきました。
では、XMでNYダウを取引する場合、最低いくら必要なのでしょうか。
XMでNYダウ現物取引をするために最低限必要な資金を、実際に計算してみましょう。
■必要証拠金の計算方法
NYダウ取引に必要な資金は、下記計算式により算出します。
取引ロット数×コントラクトサイズ×市場価格×必要証拠金率=必要証拠金
XMのNYダウ現物取引における必要証拠金率は1%、コントラクトサイズは1です。
また、取引最小ロットは0.1で、NYダウ現物の市場価格は3万4,294ドルです(2022年4月7日時点)。
これらの情報をもとに算出したNYダウ現物取引の必要証拠金は、下記の通りです。
0.1ロット×1×市場価格(34,294ドル)×必要証拠金率(1%)=必要証拠金(34.294ドル)
2022年4月7日時点における米ドル/円の為替相場は1ドル=123.79円ですので、この取引に必要な資金は約4,245円となります。
FXでハイレバレッジ取引をする場合に比べると、やや高い印象はあるものの、XMでは理論上、5,000円以下の資金でもNYダウ取引を始められることが分かります。
用語解説:コントラクトサイズとは?
コントラクトサイズは、1ロットあたりの通貨量を表す数値です。
例えば、コントラクトサイズが10万である場合、1ロットあたりの通貨量は10万通貨、ということになります。
3. XMでNYダウを取引するメリット3つ
XMでNYダウを取引することには、下記のようなメリットがあります。
ここでは、これら3つのメリットについて詳しく解説します。
3-1. ゼロカットにより追証のリスクなく取引できる
XMにおけるNYダウ取引には、ゼロカットにより追証のリスクなくトレードをすることができる、というメリットがあります。
XMではゼロカットが採用されており、相場の急変動などによって口座残高がマイナスになってしまった場合、XM側がマイナス分を補填し、口座残高を「ゼロ」にリセットしてくれます。
このシステムにより投資家は、トレードによりどれだけ大きなマイナスを出したとしても、口座に預託してある資金以上の損失を被ることはありません。
XMではFX取引だけでなくNYダウをはじめとする株価指数取引に対しても、ゼロカットを適用しています。
NYダウは、かなり価格変動の激しい商品です。
以下では、NYダウと日経平均の過去最大値上がり幅・値下がり幅を比較してみました。
NYダウ | 日経平均 | ||
---|---|---|---|
値上がり | 値上がり幅 | 約27万円(2,112ドル) | 2,676円 |
上昇率 | 11.4% | 13.24% | |
原因 | 2020年3月24日 コロナショックによる相場下落に対して大きく反発 |
1990年10月2日 バブル崩壊による株価下落に対して大きく反発 |
|
値下がり | 値下がり幅 | 約38万円(2,997ドル) | 3,836円 |
下落率 | 12.9% | 14.9% | |
原因 | 2020年3月16日 コロナショック |
1987年10月20日 世界同時株安が発生 |
ここで注目すべきは、値上がり幅と値下がり幅です。
1ロットあたりの価格が大きいNYダウは、日経平均と同程度の相場上昇率・下降率でも、「価格」がかなり大きく変動していることがわかります。
以上のようにNYダウは、わずかな相場変動でも損益が大きく変動する商品です。
追証のリスクを負わずこういった商品の取引ができるというのは、投資家にとってかなり大きな安心材料となるでしょう。
3-2. NYダウ先物の取引ができる
XMでNYダウを取引するメリットとしては、NYダウ先物(US30)のトレードができる、という点も挙げられます。
現在、いくつかの海外FX業者がNYダウを取り扱っていますが、「NYダウ先物」を扱っているところは多くありません。
▼海外FX業者別のNYダウ取扱状況一覧
XM | AXIORY | GEMFOREX | TitanFX | |
---|---|---|---|---|
NYダウ現物 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
NYダウ先物 | 〇 | × | × | × |
上の表からもわかるように、人気の海外FX業者3社と比較しても、NYダウ先物の取引ができるのはXMのみです。
確かに、国内の証券会社でも先物取引は可能ですが、日本では法律により最大レバレッジが25倍に制限されてしまいます。
レバレッジを効かせた先物取引をしたいのであれば、レバレッジ100倍での取引ができるXMがおすすめですよ!
3-3. 資金管理しやすい
XMにおけるNYダウの取引には、資金管理をしやすい、というメリットもあります。
XMでは、下記のように様々な投資商品が取り扱われています。
- FX
- NYダウをはじめとする株価指数CFD
- ゴールドなどの貴金属CFD
- 原油CFD
そして、XMではこれらの商品を1つの口座で取引することが可能です。
銘柄別に口座を分けなければならないと、下記のような情報を把握しにくくなりますよね。
・ 1か月あたりの取引損益
・ 保有中のポジションの含み益と含み損
・ 各口座に預託している証拠金額
・ 各口座の有効証拠金額とロスカットまでの許容損失
この点、複数の商品を1つの口座で取引することができれば、これらの情報を一元管理できるため、より効率的な資金管理が可能になります。
色々な商品をトレードしたい投資家にとって、1つの口座で複数の商品を取引できるXMは、とても魅力的なのではないでしょうか。
4. XMでNYダウを取引するデメリット3つ
XMにおけるNYダウの取引には、下記のようなデメリットがあります。
ここでは、これら3つのデメリットについて詳しく解説します。
4-1. 取引できない時間帯がある
XMでは、いつでもNYダウの取引ができるわけではありません。
取引が可能なのは、月曜日の午前8時5分から土曜日の午前6時10分までとなります。
▼NYダウの取引時間
取引時間 | メンテナンス時間 |
---|---|
月曜日 AM8:05~土曜日 AM6:10 | ・ 平日 AM6:15~AM6:30 ・ 平日 AM6:55~AM8:05 |
土曜日の午前6時10分〜月曜日の午前8時05分までは取引ができませんので、注意しましょう。
また、XMでは平日の午前中に2回のメンテナンスが実施されており、この間も取引をすることはできませんので、併せて注意が必要です。
4-2. マイクロ口座で取引をしても最小ロットは変わらない
XMには少ないロットで取引が可能なマイクロ口座がありますが、NYダウに関しては、マイクロ口座で取引をしても最小ロットは変わりません。
XMには3つの口座タイプがあり、それぞれ、1ロットあたりの通貨量(コントラクトサイズ)が下記のように決められています。
▼口座タイプ別の取引最小ロットとコントラクトサイズ
スタンダード口座 | ゼロスプレッド口座 | マイクロ口座 | |
---|---|---|---|
取引最小ロット | 0.01ロット | 0.01ロット | 0.01ロット |
コントラクトサイズ | 1ロット=10万通貨 | 1ロット=10万通貨 | 1ロット=1,000通貨 |
マイクロ口座の取引最小ロットは0.01ロット(10通貨)ですが、XMでNYダウを取引する場合の取引最小ロットとコントラクトサイズは、口座タイプに関係なく下記のようになります。
▼XMにおけるNYダウ取引の最小ロットとコントラクトサイズ
コントラクトサイズ | 最小ロット | ||
---|---|---|---|
MT4 | MT5 | ||
NYダウ現物(US30Cash) | 1ロット=1 | 0.1 | 0.1 |
NYダウ先物(US30) | 1ロット=1 | 1 | 0.1 |
マイクロ口座を選択しても、NYダウの取引最小サイズは0.1ロットですので、注意しましょう。
※XMにおけるNYダウ取引の最小ロットと最大ロットについては「2-2. 最小ロットと最大ロットはどのくらい?」で解説していますので、ご参照ください。
4-3. レバレッジを自由に選べない
XMにおけるNYダウ取引には、レバレッジを自由に選べない、というデメリットがあります。
例えば、XMでFX取引をする場合、1~1000倍の間で、任意のレバレッジを選択することができます。
これに対してNYダウ取引のレバレッジは一律100倍となっており、これ以外のレバレッジで取引をすることはできません。
口座開設時に設定したレバレッジはNYダウ取引に一切影響しませんので、トレードをする際はこの点について、しっかり理解しておきましょう。
5. XMでNYダウを取引する場合におすすめのトレード手法
XMでNYダウを取引する場合は、現物(US30Cash)と先物(US30)でトレード手法を分けることをおすすめします。
それぞれの特徴にあった手法で取引することで、より効率的なトレードが可能になるからです。
「1-3. NYダウ現物とNYダウ先物の主な違い3つ」および「2. XMにおけるNYダウ取引の基本ルール」でご紹介したように、NYダウ先物とNYダウ現物には様々な違いがありますが、中でも注目すべきなのが下記3点です。
- 配当金、利息の有無
- スワップポイントの有無
- スプレッド
ここでは、上記3つの特徴をふまえた上で、NYダウ現物とNYダウ先物、それぞれを取引する場合におすすめのトレード手法について解説します。
5-1. 現物取引ならスキャルピングかデイトレードがおすすめ
NYダウ現物(US30Cash)の取引をする場合、スキャルピングかデイトレードをおすすめします。
- 配当金、利息が発生する
- 日をまたいでポジションを保有するとスワップポイントが発生する
- スプレッドが狭い
NYダウの現物取引では、日をまたいでポジションを保有すると、売り注文・買い注文ともにマイナススワップが発生します。
また、「1-3. NYダウ現物とNYダウ先物の主な違い3つ」でも解説したように、NYダウ現物には配当金や利息が発生するため、トレードに勝っても配当金や利息の金額次第では、損益がマイナスになる可能性があります。
以上の理由によりNYダウ現物は、長期保有に向いていません。
そこでおすすめしたいのが、数秒〜数分単位での売買を繰り返す「スキャルピング」か、数時間〜1日で売買を行う「デイトレード」による取引です。
- 日をまたいでポジションを保有しないため、マイナススワップが発生しない
- 売りポジションを保有する場合に、配当金の支払いによる損失発生のリスクが限りなく低い
- 買いポジションを保有する場合に、利息の支払いによる損失発生のリスクが限りなく低い
- スプレッドが狭いため、取引コストを安く抑えられる
スキャルピングやデイトレードならば、日をまたいでポジションを保有しないためスワップポイントが発生しません。
また、XMのNYダウ現物取引はスプレッドが狭く設定されていますので、取引にかかるコストを安く抑えられます。
XMでのNYダウ現物の取引をする際は、スキャルピング、あるいはデイトレードを検討してみてはいかがでしょうか。
5-2. 先物取引ならスイングトレードがおすすめ
XMでNYダウ先物(US30)の取引をする場合、スイングトレードをおすすめします。
- 配当金、利息が発生しない
- スワップポイントが発生しない
- スプレッドが広い
NYダウの先物取引では、配当金や利息、スワップポイントが発生しません。
そのため、NYダウ先物は中期保有に適しています。
また、XMではNYダウ先物取引のスプレッドが広めに設定されており、取引1回あたりのコストが高くなりがちです。
そこでおすすめしたいのが、数日〜数週間単位で売買を行うスイングトレードです。
- ポジションの中期保有に伴うコスト(配当金、利息、スワップ)が発生しない
- 取引回数を少なくすることで、取引コストを安く抑えられる
NYダウ先物にはスワップポイントが発生しないため、日をまたいでポジションを保有することでコストがかさむことはありません。
また、配当金や利息もないため、売りポジション・買いポジションどちらを保有する場合も安心です。
XMでNYダウ先物の取引をしたい方は、スイングトレードを検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、NYダウ先物には限月があり、ポジションを保有し続けられるのは最長で3か月です。
満期日を超えると保有するポジションが強制決済されてしまいますので、注意しましょう。
※限月については「1-3. NYダウ現物とNYダウ先物の主な違い3つ」で解説していますので、ご参照ください。
6. XMでのNYダウ取引をおすすめする人
XMでのNYダウ取引をおすすめするのは、下記のような方々です。
ここでは、XMでのNYダウ取引をおすすめする人の特徴について解説します。
6-1. NYダウ先物(US30)の取引をしたい人
NYダウ先物の取引をしたい方には、XMの利用をおすすめします。
海外FX業者の中には、NYダウを取り扱っているところがいくつか存在しますが、その多くが「現物」のみの取り扱いで、先物のトレードができるところは多くありません。
▼海外FX業者別のNYダウ取扱状況一覧
XM | AXIORY | GEMFOREX | TitanFX | |
---|---|---|---|---|
NYダウ現物 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
NYダウ先物 | 〇 | × | × | × |
人気の海外FX業者の多くがNYダウ現物のみの取り扱いですが、XMでは、現物だけでなく先物の取引も可能です。
NYダウ先物の取引をしたい方は、XMの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
6-2. 取引コストを安く抑えたい人
NYダウの取引コストを抑えたい方にも、XMの利用をおすすめします。
▼【海外FX業者別】NYダウ現物のスプレッド一覧
XM | AXIORY | GEMFOREX | TitanFX | |
---|---|---|---|---|
スプレッド | 2.5 | 4.7 | 5.2 | 4.2 |
XMにおけるNYダウ現物取引のスプレッドは、他社に比べてかなり狭めの設定になっています。
NYダウの現物取引をする場合、トレードスタイルはスキャルピングかデイトレードがメインになってくるかと思いますが、ここで注意しなければならないのがスプレッドの広さです。
特にスキャルピングでは、1日に何度もトレードを繰り返すため、安定的に利益を重ねるにはスプレッドが狭い環境でトレードをして、取引コストを安く抑えることが非常に重要になります。
この点、XMにおけるNYダウ現物取引のスプレッドはかなり狭めの設定になっていますので、取引コストを安く抑えることができるのです。
NYダウの取引にかかるコストをなるべく安く抑えたい方は、XMの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
6-3. 同じ口座でFXなど他の商品も取引したい人
XMでは、1つの口座でNYダウやFXなど、色々な商品の取引をすることができます。
投資対象ごとに口座を使い分けるのも一つの方法ではありますが、そうなると資金管理が複雑になりますよね。
全ての口座を日々チェックし、保有中しているポジションの損益を正確に把握することは、容易ではありません。
この点、複数商品の取引を1つの口座にまとめると、取引損益や資産状況を一元管理することができます。
下記に該当する方は、XMでの取引を検討してみてはいかがでしょうか。
- 1つの口座でNYダウやFXなど色々な商品を取引したい
- 投資対象ごとに口座を使い分けるのが面倒
- より効率的な資産管理をしたい
まとめ
XMでは、NYダウ現物(US30Cash)とNYダウ先物(US30)の2種類のトレードが可能です。
現物と先物によって、XMでの取引ルールには下記のような違いがありますので、取引を始める前に必ず確認しておきましょう。
NYダウ現物(US30Cash) | NYダウ先物(US30) | ||
---|---|---|---|
レバレッジ | 100倍 | 100倍 | |
取引最小ロット | MT4 | 0.1ロット | 1ロット |
MT5 | 0.1ロット | 0.1ロット | |
取引最大ロット | MT4 | 12,500ロット | 12,500ロット |
MT5 | 40ロット | 40ロット | |
スプレッド | 2.5 | 5 | |
取引時間 | 冬季 | AM8:05~翌AM6:15 AM6:30~AM6:55 ※平日 月曜日~金曜日 |
|
夏季 | AM7:05~翌AM5:15 AM5:30~AM5:55 ※平日 月曜日~金曜日 |
また、NYダウ現物とNYダウ先物には、取引ルール以外にも下記のような違いがあるため、取引をする際は、トレードスタイルを上手に使い分けることをおすすめします。
NYダウ現物(US30Cash) | NYダウ先物(US30) | |
---|---|---|
スプレッド | 狭い | 広い |
配当金・金利 | あり | なし |
スワップ | あり | なし |
NYダウ現物は、スキャルピングやデイトレード、NYダウ先物は、スイングトレードによる取引をするといいでしょう。
下記に該当する方は、XMでのNYダウ取引を検討してみてはいかがでしょうか。
XMでは0.1ロットからNYダウの取引ができますので、まずは少ないロットから取引を始めてみるのもおすすめですよ!