「タイタンFXってどんな特徴があるの」
「利用者の評判や信頼性も気になる」
タイタンFXは2014年に創業した、比較的新しい中堅海外FX業者の一つで、特に以下に示す3つの特徴があります。
海外FX業者は日本のFX業者と異なり、業者ごとにそれぞれ大きな特徴の違いがあり、業者選びを間違えれば利益の縮小や損失の拡大にも直結します。
このため海外FXでは自分の取引スタイルに合った適切な業者を選ぶことがとても大切です。
もちろんタイタンFXについても、利用する前に基本情報からメリットやデメリット、安全性やトレーダーの評判、使いやすさ、自分に向いているかどうかなど、できる限り多くの情報を確かめておきたいところです。
そこで今回は
- タイタンFXの基本情報
- タイタンFXの良い評判・悪い評判
- タイタンFXのメリット・デメリット
- タイタンFXが向いている人・向いていない人
この記事を最後まで読めば、タイタンFXで口座を開設するべきか、正しく判断できるようになります。
1.タイタンFXの基本情報
まずはタイタンFXの基本的な情報から確認しましょう。
一つずつ確認しましょう。
1-1.タイタンFXってどんな会社?
タイタンFXは2014年よりサービスを提供している創業8年の海外FX業者です。
8年という運営期間は決して長くはありませんが、実はタイタンFXは、2014年以前はPepperStone(ペッパーストーン)という会社として運営されていました。
PepperStoneも現在のタイタンFX同様、狭いスプレッドと手厚い日本語対応という特徴があり、これらによって多くの日本人トレーダーから高い信頼を得ていました。
しかしPepperStoneはオーストラリアに本社を置き、オーストラリアの金融ライセンスを持っていましたが、日本の金融庁がオーストラリア規制当局に圧力をかけた関係で、日本での営業ができなくなりました。
このため2014年に本社を移動し、タイタンFXと名前を変えて再始動したという経緯があります。
FX取引に関する豊富な知識を持つPepperStoneの元職員がタイタンFXの運営にそのまま参加しているため、創業8年という短い運営機関にもかかわらず、日本人トレーダーから信頼と高い評価を得ています。
1-2.2種類の口座タイプを選択できる
タイタンFXにはZeroスタンダード口座・Zeroブレード ECN口座の2つの種類があります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
口座種類 | Zeroスタンダード口座 | Zeroブレード ECN口座 | ||
---|---|---|---|---|
取引手数料 | 無料 | 1.00ロット(100,000通貨単位)あたり $3.50 | ||
スプレッド幅 | 広い | 狭い | ||
最大レバレッジ | 500倍 | |||
初回最少入金額 | $200相当 | |||
最小取引量 | 0.01ロット | |||
ベース通貨 | 日本円、米ドル、ユーロ、シンガポールドル | |||
取引ツール | MT4・MT5 |
Zeroスタンダード口座と、Zeroブレード ECN口座の違いはトレードの際にかかる手数料の有無です。
Zeroスタンダード口座は、取引の際に手数料はかかりませんが、その代わりスプレッド幅はZeroブレード ECN口座よりも若干広めに設定されています。
これに対してZeroブレード ECN口座は、スプレッドがZeroスタンダード口座よりも狭く設定されていますが、取引ごとに1lotあたり $3.50相当の手数料を支払う必要があります。
◎ECN口座とは?タイタンFXのZeroブレード ECN口座がオススメの理由
ECN口座とは、狭いスプレッドが適用される代わりにトレードごとに一定の手数料を支払う口座のことを言います。
海外FX業者では、手数料を取らないスタンダード口座と、手数料を取る代わりにスプレッドが狭いECN口座の2種類の口座を用意しているケースが多くあります。
一般的にECN口座は、取引ごとに手数料を支払ったとしても、スタンダード口座に比べてスプレッドも含めたトータルコストは安くおさえることができます。
しかしその一方でECN口座は、スタンダード口座に比べてレバレッジが低く設定されていたり、初回入金額や最低取引額が高めに設定されているなど、小規模な取引を行うトレーダーには使い勝手が悪く敬遠されるケースもよくあります。
ただしこの点について、タイタンFXの「Zeroブレード ECN口座」を同様に考える必要はありません。
タイタンFXの「Zeroブレード ECN口座」は口座タイプによるレバレッジや初回入金額・最低取引額などの違いは一切ありません。
つまり誰が使っても手数料が安いECN口座のメリットを等しく享受することができるというわけです。このためタイタンFXで取引を行うならどなたでもZeroブレード ECN口座の利用がオススメです。
1-3.FX通貨ペアは60種類!CFDなどの取り扱いも豊富
2022年5月現在、タイタンFXで取引できる商品は以下の通りです。
取引商品数 | |
---|---|
FX通貨ペア | 60種類 |
仮想通貨CFD | 24種類 |
エネルギー | 5種類 |
貴金属 | 4種類 |
株式指数CFD | 21種類 |
米国株式 | 100種類 |
FX通貨ペアについては60種類と多く、特別に取引したい通貨ペアのこだわりがない限りは、十分にトレードができる状況になっています。
そのほかにも、仮想通貨を所有することなく取引できる仮想通貨CFDや、厳選した100種類の米国株などの取引も可能です
1-4.取引ツールはMT4/MT5のいずれかを利用できる
取引プラットフォームは海外FXでは一般的な、MT4(MetaTrader4)とMT5(MetaTrader4)の両方をどの口座タイプでも利用することができます。
MT4とMT5には以下のような違いがあります。
MT4(MetaTrader4) | MT5(MetaTrader4) | |
---|---|---|
約定スピード | 遅い | 早い |
時間足 | 9種類 | 21種類 |
対応業者 | ほぼ全ての海外FX業者で利用できる | 一部の海外FX業者で利用できる |
オススメの人 | ・自動売買システムを利用したい人 ・使用するPCのスペックが低い人 ・既にMT4を利用している人 |
・これからFX取引を始める人 ・スペックの高いPCがある人 |
どちらの取引プラットフォームが優れているということはありませんが、後発の取引プラットフォームであるMT5の方が、処理速度が若干速く、より高スペックのパソコンが必要になります。
ただしMT4はこれまでの実績からMT5より多くの海外FX業者が採用しており、カスタムインジケーターや自動売買ツールもMT5より数多く普及しています。
これからFX取引を始める人にはMT5がオススメですが、自動売買システムの利用を検討している場合はMT4を選ぶことをお勧めします。
以下のページではMT4やMT5の特徴などについてさらに詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
「【2022年】タイタンFXのMT4活用ガイド|使い方と便利な機能」
2.タイタンFXの良い評判・悪い評判
海外FX業者を選択する上で特に参考にすべきは、利用者からの実際の評判です。
タイタンFXについて実際に利用者からのコメントを調べてみると、以下のような評判が確認できました。
これらの評判について、その真偽も含め確認していきます。
2-1.タイタンFXの良い評判
多くのコメントが見つけられたタイタンFXの良い評判は、特に以下の3つのポイントについてでした。
タイタンFXの良い評判 |
---|
スプレッド幅が狭く利益を上げやすい |
レバレッジ制限がない |
日本人サポートの体制が充実している |
ではこれらについて、一つずつ解説します。
◎スプレッド幅が狭く利益を上げやすい
やっぱ海外FX会社の中ではTitan FXが一番スプレッド小さいわ、、、😭感動!おすすめです!#FX #ハイレバ #出金手数料無料#スプレッド #為替 #ドル円 #ユロ円 #ユロドル #ポンド円 #豪ドル円 #NZドル円 https://t.co/WwdvibBncO
— あや@これスキ! (@Kore_suki55) May 19, 2022
とにかくTitan口座のスプレッドの狭さはすごかった。
— SAKAZEN@一時退場編 (@sakazenfx1) April 5, 2021
xmでボーナスラッキーとか思ってるうちは一生全損してただろうな。ボーナスあるってボーナス分損していいやって思考が絶対につきまとうからね!
ポイントは安易になりやすいのでだったらスプレッド狭いTITANとかに移動したほうがお得感ありますね😌
— 陸 三尊FXトレーダー (@Riku_FX_2020) May 6, 2021
最近思う事。ボーナスいらない。
— 店長 (@HIROKI_TENCHOO) March 27, 2021
だからスプレッドを極狭にしたい。
けど取引ごとの手数料は嫌だな。
後、MT5使いたいな。
って事で、ノーマル口座で探していたらタイタンFXに到着😆
これからはこちらの会社を使ってみようと思う😁スプレッド狭い!!
タイタンFXの良い評判の中でも特に多くのコメントを見つけることができるのが、スプレッドの狭さに対する賞賛のコメントです。
事実タイタンFXのスプレッド幅は、業界最高水準の狭さを誇ります。
スプレッドとは為替レートごとに設定される売値と買値の差のことを指し、FXではスプレッド幅が狭ければ狭いほど、取引で利益を出す確率が高くなります。
他社に比べてスプレッド幅が狭いタイタンFXは、この点で多くのトレーダーから支持を集めていることがわかります。
◎レバレッジ制限がない
色んな証券会社の口座開設したけど、#TitanFX が一番だな。#証拠金 による #レバレッジ制限 が無いのは凄い!
— タケ (BRUCE:ブルース) (@type1200z) March 29, 2021
よーく見てみると口座開設してから200万円超えるとレバレッジ下がるところが殆ど!
200万円以上で #EA 稼働するなら #タイタン 1択!!
TitanFX
↓↓↓https://t.co/WlRC6HczNb
裁量と #自作EA で #TitanFX も使ってるけど、何より「証拠金によるレバレッジ制限は無し!」
— コウ (@Knight369zzz) February 5, 2022
は凄いと思う。証拠金200万以上なら、XMを超えます!
Titan FX は実は凄い証券会社だ! オススメ海外FX証券会社 (その2) https://t.co/uoVPZqutbt
タイタンFXについて証拠金残高によるレバレッジ制限がないことを賞賛するコメントも数多く見つけることができます。
レバレッジ制限とは、口座の残高に合わせて最大レバレッジを低く制限する制度です。
海外FX業者の中には1000倍以上のレバレッジを宣伝している業者も多くありますが、実際には口座残高や保有ポジションの量などによって、レバレッジの最大値を制限するケースがほとんどです。
このため、せっかく高いレバレッジの業者を選んでも、取引規模が大きくなると、結局ハイレバレッジを生かした取引を行うことはできません。
しかしタイタンFXならそのようなレバレッジ制限のルールは一切なく、いつでも500倍のレバレッジでトレードすることができます。
このためレバレッジ制限のないタイタンFXは、特に規模の大きなトレードを行いたい大口のトレーダーからのたいへん高い評価を得ています。
◎日本人サポートの体制が充実している
titanfx 日本語サポートも24時間だった…
— fxeto (@fxeto) March 23, 2020
まあ英語でも通じたからいいんだけど
タイタンさんこの時間でもサポートにチャット繋がるのか!😳
— あね (@fx_ane) September 20, 2021
急にオーストラリアから着信が、、
— おおぐりさん⚡️GOLD trader † (@oogurifxxx) December 15, 2020
恐る恐る電話に出ますと、
タイタンFXのサポートの女性からでした!
『何かお困りごとはないですか?』
と、定期的にユーザーへ声かけをしているとのこと。
親切かよ。。。#titanfx #タイタンfx #海外FX
タイタンFXの評判では日本語サポートの体制について賞賛する声も多く確認することができます。
タイタン FXは日本人スタッフが常駐し、平日は24時間のチャット対応を実現しています。海外FX業者のサポートデスクは、対応時間やレスポンスの速さも評価のポイントとなりますが、いずれの点も高く評価するコメントが見つかっています。
2-2.タイタンFXの悪い評判
多くのコメントが見つけられたタイタンFXの悪い評判は、特に以下の2つのポイントについてでした。
タイタンFXの良い評判 |
---|
ボーナスやキャンペーンがない |
金融庁から警告を受けた過去がある |
ではこれらについて一つずつ解説していきましょう。
◎ボーナスやキャンペーンがない
スプレッドで言うのであれば国内が1番いいですよね💦
— マハル (@tajimaharu0411) July 17, 2020
タイタンFX はスプレッド狭いですが、ボーナス無いし、ロイヤリティポイントもないですが😓
ボーナスいらないなら、タイタン一択の気がします!
— Atsushi Katayama (@AtsushiKatayam3) November 17, 2020
タイタンFXではボーナスやキャンペーンは一切行なっていません。このためボーナスを望むトレーダーからは、どうしても低い評価を受けることが多くなります。
利用者のコメントでも、ボーナスがないことを指摘するコメントを多く見つけることができます。
一般的な海外FX業者は口座開設ボーナスや入金ボーナスを常に行なっていますが、タイタンFXはスプレッド幅の縮小や約定力の強化にできるだけ大きなコストをかけることを優先しているため、ボーナスの提供は行なっていません。
ボーナスの有無は評価を落とすポイントにもなり得ますが、トレーダーが何を望むかによって、その評価は大きく変わることにもなります。
◎金融庁から警告を受けた過去がある
タイタンって金融庁が警告してたんだ#タイタンFX https://t.co/tL8ItU8IbE
— Nico@カリスマ美少女トレーダー (@EmonHachi) September 17, 2019
タイタンが金融庁の警告業者に乗ってる・・思いっきり名指しで・・・https://t.co/GJ4pJkwLjZ
— keichang (@keichang5555) November 13, 2018
タイタンFXは、過去に金融庁から無登録業者として警告を受けたことがあり、これを危惧する評判も実際に見つかりました。確かに金融庁の以下のページにはタイタンFXの名前も掲載されています。
参照:金融庁|無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について(PDF)
ただしこれはタイタンFXに限った問題ではなく、海外FX業者のほとんどが同じ警告を受けています。
実際には、タイタンFXを含む海外FX業者は、国内に拠点を持たないことから金融庁に監督権はなく、このため金融庁からの業務停止の命令や行政処分などが発せられる心配をする必要はありません。
3.タイタンFXのメリット
ではこれまで見てきた評判を踏まえ、実際にタイタンFXを利用する上でのメリットについて詳しく確認していきましょう。
タイタンFXには、具体的に以下の5つのポイントで大きなメリットがあります。
一つずつ確認します。
3-1.スプレッドは業界最高水準
タイタンFXを利用するトレーダーが感じる最も大きなメリットが業界最小水準のスプレッドです。
下の表は、3つのメジャー通貨ペア(USDJPY・EURJPY・GBPJPY)の平均スプレッド幅を、タイタンFXのZeroスタンダード口座と、大手海外FX業者のXM、FBSのそれぞれのスタンダード口座で比較した表です。
FX通貨ペア | タイタンFX Zeroスタンダード口座 |
XMスタンダード口座 | FBSスタンダード口座 |
---|---|---|---|
USDJPY | 1.3pips | 2.0pips | 2.0pips |
EURJPY | 1.6pips | 2.7pips | 3.0pips |
GBPJPY | 2.4pips | 5.4pips | 4.0pips |
いずれの通貨ペアも、タイタンFXのスプレッドは他2社を引き離して圧倒的に狭いことがわかります。
XMには取引ごとに得られるボーナスがありますが、これを考慮してもタイタンFXのスタンダード口座には叶いません。
言うまでもなくスプレッドが狭いことは、FX取引における利益に直結する、トレーダーにとってたいへん重要な要素です。そしてこの点から考えても、スプレッドの狭さはタイタンFXの大きなストロングポイントであると言うことができます。
タイタンFXのスプレッドについては以下のページでも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
「タイタンFXのスプレッドは業界最狭!全銘柄の平均スプレッド一覧」
3-2.約定力が強い
タイタンFXはサーバーの増強には特に力を入れており、実際の取引においてたいへん強い約定力を実現しています。
FXにおける約定力というのは、一言で言うと取引を成立させる能力のことです。
約定力は具体的には
・注文してから約定までの時間が短い
・注文時のレートでしっかりと約定する
・スリッページ(注文価格と約定価格に差額が発生)が起こらない
などによって評価されます。
約定力を売りにする海外FX業者はあまり多くありませんが、約定力は取引において利益を最大化・損失を最小化する上でとても重要なポイントであり、この点でトレーダーからの評価の高さも頷けます。
3-3.レバレッジ制限がない
タイタンFX独自のメリットの一つとしてあげられるのがレバレッジ制限がないことです。
レバレッジ制限とはトレーダーが持つ証拠金の規模に応じてレバレッジの上限が低く抑えられる制度のことです。
下の表は主な海外FX業者のレバレッジ制限の比較です。
主な海外FX業者のレバレッジ制限 | ||
---|---|---|
XM | 最大レバレッジ1000倍 | 口座残高200万円以上でレバレッジ最大200倍に制限 口座残高1000万円以上でレバレッジ最大100倍に制限 |
AXIORY | 最大レバレッジ400倍 | 口座残高1000万円以上でレバレッジ最大300倍に制限 口座残高2000万円以上でレバレッジ最大200倍に制限 |
FBS | 最大レバレッジ3000倍 | 口座残高300万円以上でレバレッジ最大500倍に制限 口座残高1500万円以上でレバレッジ最大100倍に制限 |
タイタンFX | 最大レバレッジ500倍 | レバレッジ制限なし |
例えば、XMでは最大レバレッジ1000倍という高い倍率が設定されていますが、口座残高が200万円を超えると、レバレッジは200倍以下に制限されてしまいます。
こうなってしまっては、せっかくハイレバレッジの取引を行うために、最大レバレッジが高い海外FX業者を選んでも意味がありません。
これに対してタイタンFXには口座残高によるレバレッジ制限は一切設定されていません。
タイタンFXのレバレッジは最大500倍と、海外FX業者の中では突出して高いわけではありませんが、例えば口座残高が200万円を超える状況であれば、実質的なレバレッジはXMよりもはるかに高くなるというわけです。
3-4.NDD方式で透明性の高い取引環境
タイタンFXの取引では、透明性の高いNDD(ノンディーリングデスク)方式が採用されています。
FXの取引にはDD方式(ディーリングデスク方式)とNDD方式(ノンディーリングデスク方式)の2つの方法があります。
DD方式 | NDD方式 |
---|---|
取引はディーラーを介して行われる。透明性が低く、ディーラーの都合で取引が操作されるケースがある | ディーラーを介さずに直接取引が行われる取引の透明性が高く利益を上げやすい |
DD方式は国内FX業者が主に採用する方式ですが、為替取引が行われるインターバンクとの間にディーラーを挟んで取引を行うため、透明性が低いというデメリットがあります。
簡単に言うと、DD方式の場合はトレーダーの損失がディーラーの利益に直結するうえ、ディーラーは恣意的に自分に都合の悪いトレードを遅らせたり、約定を拒否したりすることができるため、
- ストップ狩り(ストップロス注文を狙って利益を獲得する)
- スリッページ(注文レートと実際に約定した約定レートとの間に差が発生する)
- 約定拒否(トレーダーが高い利益を確保できる取引を拒否する)
など、トレーダーに不利益となる状況が起こる可能性があります。
DD方式を採用する国内FXは海外FX業者に比べて極端にスプレッドが狭く設定されていますが、スプレッド幅を狭くすることが容易なのも、ディーラーが取引を主導でき、業者が利益を出しやすい構造があるためです。
これに対しでタイタンFXが採用するNDD方式はディーラーを介さないでインターバンク市場の金融機関と直接取引を行う方式です。
このためタイタンFXには、ディーラーによる恣意的な取引が発生する余地はなく、より透明性の高い取引を行うことができます。
もちろんNDD方式による取引は利益を保証するものではありませんが、少なくともトレードにおいて正当な利益を確保することができるという意味で、タイタンFXの信頼性の高さを示す要素であると言えるでしょう。
3-5.ゼロカットシステム採用で追証の心配がない
タイタンFXは追証の発生を防ぐゼロカットシステムを採用しているため、預け入れている証拠金以上に損失が拡大するリスクがありません。
ゼロカットシステムとは、急激な価格の変動などにより預け入れている証拠金の金額を超えて損失が発生し口座残高がマイナスになった場合、このマイナス残高を帳消しにし、口座残高を0に戻すというシステムです。
FX取引では大きな損失が出た際には、損失の拡大を防ぐためロスカット(強制決済)が行われますが、価格の変動が激しい場合、適正な価格でロスカットがかからずに予想外の損失を出す場合があります。
そしてこの損失額が預け入れている証拠金を超えてしまった場合、口座残高はマイナスとなり、マイナス残高を0に戻すだけの金額を追証として口座に入金しなければいけません。
もしこの追証を入金ができなければ、裁判所経由で財産の差し押さえが執行され、さらに最悪の場合は自己破産などの対応が必要になるケースもあり得ます。
しかしタイタンFXであれば、このような場合にゼロカットシステムが発動し、口座のマイナス残高を即座に0にもどします。
このためタイタンFXでは取引でどれだけ大きな損失が発生しても絶対に入金した証拠金以上の損失が発生することはありません。
つまりタイタンFXなら追証の発生を一切心配する事なくFX取引ができるというわけです。
ゼロカットシステムは他のさまざまな海外FX業者で採用されており、タイタンFX独自のメリットと言うわけではありませんが、タイタンFXを利用する上では不可欠な制度であると言えるでしょう。
タイタンFXのゼロカットシステムについては以下のページでも詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
「タイタンFXで追証は発生しない!追証を防ぐゼロカットを詳しく解説」
4.タイタンFXのデメリット
タイタンFXを利用するかどうかを決定する前には、タイタンFXのデメリットについても、もちろん把握しておく必要があります。
タイタンFXには以下の4つのデメリットがあります。
これらについても一つずつ確認していきましょう。
4-1.ボーナスがない
冒頭でもお伝えしている通りタイタンFXにはボーナスやキャンペーンなどのサービスはありません。
ボーナスを利用してトレードを展開したいトレーダーにとっては、これは大きなデメリットになります。
特に海外FXでは、多くの業者が手厚いボーナスを提供することでトレーダーを確保する努力を続けており、ボーナスのないタイタンFXは海外FX業者の中でも異色の存在であると言っていいでしょう。
例えば比較的手厚いボーナスを提供するXMと比較すると、以下のようになります。
ボーナスの種類 | XM | タイタンFX |
---|---|---|
新規口座開設ボーナス | 口座開設時に3,000円 | なし |
入金ボーナス | 入金した証拠金に応じて最大$5,000 | なし |
取引ボーナス | 1lotあたり最大$6相当のポイント | なし |
海外FX業者によっては、ボーナスによって証拠金の金額を実際に入金した金額の2倍以上にできるケースも珍しくありません。
この点からも海外FXにおけるボーナスは、トレードの規模を維持する上でも無視できない重要な要素であると言うことができます。
もちろんボーナスによる取引規模の拡大よりも取引環境の充実を優先するトレーダーには、ボーナスがないことは問題にはなりません。
ボーナスがないことをデメリットと捉えるかどうかは、トレーダーが海外FX業者に何を求めるものかによって異なってくると言えるでしょう。
またボーナスのないタイタンFXでも、キャッシュバックサイトを利用してボーナスと同等の利益を獲得する方法もあります。
以下のページでは、タイタンFXでキャッシュバックサイトを利用してボーナスを獲得する方法について詳しく解説しています。ご興味のある方はぜひご確認ください。
「タイタンFXにボーナスはない!それでも選ばれる3つの理由とは」
TariTaliを利用すればタイタンFXでもキャッシュバックを獲得できる
キャッシュバックサイトはたくさんありますが、タイタンFXと合わせて利用する上で一番オススメのサイトはTariTaliです。
TariTaliは業界最高水準のキャッシュバック率の高さを誇り、例えばタイタンFXのスタンダード口座でTariTaliを利用した場合、1lot(10万通貨)の取引あたり4.675USDのキャッシュバックを受け取ることができます。
キャッシュバックサイトの選択に迷ったら、ぜひTariTaliをオススメします。
参照:TariTali
4-2.レバレッジは他社に比べると平凡
タイタンFXの最大レバレッジ500倍という倍率は、海外FX業者としては必ずしも高い数値ではありません。
下の表に示す通り他の海外FX業者と比べた場合、若干見劣りする倍率となっています。
海外FX業者 | 口座種類 | 最大レバレッジ |
---|---|---|
FBS | スタンダード口座 | 3000倍 |
GEMFOREX | オールインワン口座 | 1000倍 |
XM | スタンダード口座 | 1000倍 |
タイタンFX | Zeroスタンダード口座 | 500倍 |
3-3.レバレッジ制限がないでお伝えした通り、タイタンFXには高額の証拠金を入金してもレバレッジ制限がないというメリットがあるため、この500倍というレバレッジも、特に200万円以上の証拠金を利用するトレーダーには、十分に高いレバレッジになります。
しかし口座残高200万円以下の一般的な規模のトレーダーにとって、500倍というレバレッジが平凡な倍率であることは否めず、特に高いレバレッジでの取引を求めるトレーダーにはタイタンFXを利用して取引を行うメリットは薄いといえるでしょう。
以下のページでは、タイタンFXのレバレッジについてさらに詳しく解説していますので参考にしてください。
「タイタンFXの最大レバレッジは500倍!利用される3つの魅力とは」
4-3.国内銀行送金の最低入金額は10万円〜と高額
国内銀行からの入金は海外FXの口座への入金として一般的な方法ですが、タイタンFXの国内銀行送金は最低入金額が10万円〜とたいへん高い金額が設定されており、使い勝手が良くありません。
タイタンFXではクレジットカードによる入金やbitwalletなどのオンラインウォレットサービスを利用して入金する方法にも対応しているため、これらの方法を選べば問題なく口座へ入金を行うことができます。
タイタンFXの入金方法については、以下のページでさらに詳しく解説していますので参考にしてください。
「【タイタンFX入金】5つの入金方法の特徴と手順・オススメ入金方法」
4-4.保有する金融ライセンスの信頼性はあまり高くない
タイタンFXはバヌアツ共和国のVFSC金融ライセンスを所持していますが、バヌアツ共和国のVFSC金融ライセンスは他のライセンスに比べると取得の審査が甘く、信頼性はあまり高くはありません。
海外FX業者の保有する金融ライセンスは、業者の信用度を図る上で一つの指標になります。
金融ライセンスは発行する政府によって取得難易度が異なり、審査の厳しくないライセンスを持つタイタンFXのこの点での信用度はあまり高くないと言えるでしょう。
ただしこれには理由があります。
1-1.タイタンFXの基本情報でもお伝えした通り、タイタンFXの前身となるPepperStoneという海外FX業者はもともと審査の厳しいオーストラリアの金融ライセンスを持っていました。
しかしオーストラリアと日本の金融庁は親密な関係にあり、日本の金融庁がオーストラリアに日本人向けサービスを展開する海外FX業者の営業停止を呼びかけたことから、日本から撤退せざるを得ない状況になりました。
その後に、バヌアツ共和国のVFSC金融ライセンスをあらためて取得し、タイタンFXとして再出発しています。
このため、社名は変わりましたが経営陣や経営方針はオーストラリアの厳格な金融ライセンスを持っていたPepperStoneをそのまま引き継いで現在に至ります。
もちろん現在はVFSC金融ライセンスしか所持しておらず、これがデメリットになり得ることは否めませんが、この点については上記の経緯と合わせて判断する必要もあるでしょう。
4-5.信託保全はない
タイタンFXには信託保全はありません。
信託保全とは利用しているFX業者が倒産した場合に預けている証拠金が全額保証される制度のことです。
特に国内FX業者では信託保全は義務となっていますが、海外FX業者ではタイタンFXに限らず信託保全を行なっている業者はほとんどいないというのが現実です。
タイタンFXは、預かっている顧客資産をナショナルオーストラリア銀行(National Australia Bank)で分別管理しています。
分別管理とは、海外FX業者が、自社が倒産した場合にも資産が守られるようにトレーダーの資金を管理する口座を自社から分離して管理する資産管理方法です。
参照:TITAN FX|Titan FXは、厳格な資金分別管理ポリシーを採用しています。
分別管理は信託保全に比べて、証拠金保全のリスクが若干高くなることは否めません。
ただしタイタンFXが利用するナショナルオーストラリア銀行は、150年以上の歴史を持つたいへん信頼性の高い国立銀行であり、資産管理の点では高い安全性を実現していると言えるでしょう。
海外FX業者の分別管理については以下のページでも詳しく解説していますので参考にしてください。
「信託保全を行う2つの海外FX業者!分別管理との違いを解説」
5.タイタンFXが向いている人・向いていない人
タイタンFXはどのようなタイプのトレーダーに向いている、あるいは向いていないのでしょうか。
これまで見てきたタイタンFXのメリットとデメリットを踏まえ、タイタンFXが向いている人、向いていない人をタイプ別に確認していきましょう。
一つずつ解説します。
5-1.【タイタンFXが向いている人①】着実に利益を積み重ねたい人
タイタンFXの狭いスプレッドと高い約定力を活かせるのは、コツコツと小さい利益を積み上げて着実に儲けるタイプのトレーダーです。
タイタンFXの強みは、
・業界最小水準のスプレッドによってわずかな値動きでも利益を出しやすい
・高い約定力で決済のスピードが早く、効率的なトレードができる
というポイントにあります。
そしてこの特徴は少額の利益を着実に積み重ねながら堅実に儲けるトレードスタイルに最適です。
サーバーやハブを増強し、常に取引環境の整備に注力するタイタンFXでは、取引に遅延がほとんどないため、ストレスなくトレードを繰り返すことができ、この点もこのトレードスタイルには大きなメリットであると言えるでしょう。
5-2.【タイタンFXが向いている人②】スキャルピングで取引をしたい人
タイタンFXの強みを効果的に利用できる取引手法がスキャルピングです。
スキャルピングとは短い時間に連続して取引を繰り返し、利益を重ねる取引手法です。
常に数分から数秒という短時間の取引を繰り返すことによって少額の利益を積み重ね、トータルで大きな利益をあげることを目指します。
スキャルピングには
・都度の取引で大きな損失を防ぐことができる
・為替の急激な変動に巻き込まれるリスクが低い
などのメリットがあり、FXトレードにおけるリスクを一定に保ち、利益を安定的に確保する上でたいへん有効なトレード手法として多くのトレーダーから支持されています。
そしてこのスキャルピングで利益を上げるために必須の条件となるのがスプレッドの狭さと約定の速さです。
特にスキャルピングは高速の取引によって薄利の利益を積み重ねる必要があるため、スプレッドが狭く少額の利益を出しやすい環境が重視されます。
また短時間の取引で取引回数を重ねるためには約定が早い取引環境も必須です。
これらの特徴を業界最高の水準で実現するタイタンFXなら、スキャルピングを行うトレーダーに最適な取引環境を提供してくれるでしょう。
5-3.【タイタンFXが向いている人③】高額の資産を運用したい人
レバレッジ制限がかからないタイタンFXは、特に高額の資産運用を行うトレーダーに大きなメリットがあります。
3-3.レバレッジ制限がないでもお伝えした通り、タイタンFXには証拠金残高によってレバレッジを低く制限する「レバレッジ制限」がありません。
レバレッジ制限の度合いは業者によって異なりますが、早ければ口座残高が200万円程度から制限が適用され、最終的にレバレッジは100倍程度に押さえ込まれるのが一般的です。
このため高いレバレッジを売りにしている業者を利用していても、口座残高が増えれば結局はハイレバレッジのトレードはできなくなってしまいます。
これに対してタイタンFXは1000万円でも1億円でも、いくら証拠金を積んでもレバレッジが500倍から変わりません。
タイタンFXの最大レバレッジは500倍と、決して高いレバレッジではありませんが、このレバレッジ制限がないことによって、高額の証拠金で取引するトレーダーにとっては、タイタンFXはもっともレバレッジが高い海外FX業者ということになるわけです。
このためタイタンFXは、規模の大きなトレードを高いレバレッジで動かしたいトレーダーに最適の海外FX業者であると言えるでしょう。
5-4.【タイタンFXが向いていない人②】ボーナスで自己資金を増やしたい人
タイタンFXはボーナスやキャンペーンを利用したトレードを考えている人には向いていません。
タイタンFXは、トレーダーに最高の取引環境を提供することを第一に考え、経営資源を狭いスプレッドの実現と約定力の強化に注力しており、このためにボーナスやキャンペーンはほとんど行われません。
一方で海外FX業者の中には、たいへん充実したボーナスを提供している業者も存在し、業者によっては口座開設時や入金ボーナスによって、取引できる規模を入金した証拠金の金額を2倍、3倍に増やすことも可能です。
このため特に自己資金が少ないトレーダーの中には、投資資金を効率的に活用するためにボーナスの活用が欠かせないと考える人も少なくはありません。
しかし残念ながらこのような方には、ボーナスを提供していないタイタンFXは適さないと言えるでしょう。
5-5.【タイタンFXが向いていない人①】ハイリスク・ハイリターンの取引で一攫千金を狙いたい人
タイタンFXのレバレッジ500倍と海外FX業者としては決して高くはなく、ハイリスク・ハイリターンの取引で一攫千金を狙う投資スタイルのトレーダーには物足りないレバレッジといえるでしょう。
レバレッジ倍率が高ければ、同じ証拠金でも取引の規模を大きくすることができます。
例えば証拠金1万円に対してレバレッジ倍率500倍であれば500万円の取引が可能になりますが、レバレッジ倍率2000倍であれば、その4倍の2000万円の取引が可能になります。
つまりレバレッジの高さは、証拠金の資金効率を上げる上で重要な要素になるというわけです。
タイタンFXは3-3.レバレッジ制限がないでもお伝えした通り、証拠金によるレバレッジ制限がないため、
高額の証拠金で規模の大きなトレードを行うトレーダーにとっては最も高いレバレッジでトレードができる海外FX業者です。
しかしレバレッジ制限がかからない規模の資金でトレードをする場合、タイタンFXの最大レバレッジ500倍という倍率は若干見劣りします。
ハイリターンを狙った取引を行いたい人は、より大きな利益を出すことが出来る業者を探すことをオススメします。
タイタンFXが自分に向いていると思ったら
出典:タイタン FX公式サイト
これまでお伝えした通りタイタンFXは、業界最小水準のスプレッドと約定力の強さから、トレーダーから信頼の厚い海外FX業者の一つであると言えます。
またレバレッジ制限のない取引環境や日本語サポートの手厚さなどでも定評があります。
もしタイタンFXが自分に向いていると思ったら、ぜひ口座開設の検討をおすすめします。
タイタンFXの口座開設については以下のページでも詳しく解説しています。
タイタンFXの口座開設!取引開始までの流れを5つのステップで解説
また、タイタンFXを他の海外FX業者と比較して、さらに自分に合った業者を探したい場合は、以下のページをぜひ参考にしてください。
・おすすめ海外FX業者の比較ランキングTOP10!目的別にベストな業者が選べる
・スキャルピングにおすすめの海外FXランキングTOP4!禁止業者も紹介
・海外FX11社の最新の公表スプレッド比較表とおすすめ業者ランキング
・海外FXで約定力が重要な理由と約定力ランキングTOP5を紹介
まとめ
タイタンFXは2014年よりサービスを提供している創業8年の海外FX業者です。
それ以前はPepperStone(ペッパーストーン)という会社として運営されていました。
豊富な知識を持つPepperStoneの元職員がタイタンFXの運営にそのまま参加しているため、創業8年という短い運営機関にもかかわらず、日本人トレーダーから信頼と高い評価を得ています。
口座タイプにはZeroスタンダード口座・Zeroブレード ECN口座の2つの種類があり、いずれの口座も最大レバレッジは500倍です。
FX通貨ペアは60種類あり、CFDなどの取り扱いも豊富であるため、通貨ペアに強いこだわりがなければ十分にトレードができる環境が用意されています。
本文では、タイタンFXの以下のような特徴を評判も含め詳しく解説しました
- スプレッド幅が狭く利益を上げやすい
- 約定力が強い
- レバレッジ制限がない
- 日本人サポートの体制が充実している
- NDD方式で透明性の高い取引環境
- ゼロカットシステム採用で追証の心配がない
- ボーナスがない
- レバレッジは他社に比べると平凡
- 国内銀行送金の最低入金額は10万円〜と高額
- 保有する金融ライセンスの信頼性はあまり高くない
ページ後半では、これらの特徴を踏まえ、タイタンFXが向いているトレーダーのタイプについても詳しく解説しました。
この記事が、あなたがタイタンFXの利用を検討する上で、有効な情報を提供できていることを願っています。
コメント