「海外FXのスプレッドは会社によって異なるの?」
「スプレッドを比較してブローカー選びの参考にしたい」
スプレッドは取引コストであるため、少しでも利益を増やすために、スプレッドの狭い業者で取引をしたいですよね。
海外FX業者のスプレッドは変動制であるうえ、タイミングや口座タイプによってもスプレッドは異なりますが、以下3社の口座は特にスプレッドが狭いです。
平均スプレッド | |||
USD/JPY | GBP/USD | EUR/JPY | |
Exness ゼロ口座 | 0pips | 0pips | 0pips |
Tradeview ILC口座 | 0.35pips | 0.50pips | 0.38pips |
XM KIWAMI極口座 | 1.1pips | 1.1pips | 1.9pips |
2024年2月現在
上記の口座は狭いスプレッドを実現しているうえ、日本人ユーザーからの評判が良く、安全性も高いです。
そのため、スプレッドの狭い業者で取引したいのであれば、上記の3社で検討してみても良いでしょう。
ただし、取引コストを極力抑えるためにスプレッド比較をするのであれば、スプレッド値だけを基準にして選ぶことはおすすめしません。
業者の収入源であるスプレッドを狭くしているということは、他の部分で取引コストがかかる可能性がある、ということだからです。
初級者向け、中上級者向けで分けてスプレッドの調整をしている業者が一般的なので、総合的な取引コストを見て自分のレベルに見合った口座を選ぶと、利益を増やしやすい業者が見えてくるはずです。
そこで本記事では、数ある海外FX業者の中から、あなたの状況に合った業者選びができるよう以下の内容をご紹介します。
▼この記事を読むと分かること ◎初級者向け口座・中上級者向け口座それぞれのおすすめ口座 ◎海外FXのスプレッドの特徴 ◎スプレッドだけではない業者選びのポイント |
海外FXのスプレッドを比較しながら業者選びができる内容にまとめているので、この記事を読むことで業者選びのヒントが得られるはずです。
ぜひ最後までお読みいただき、海外FX業者の中で特に利益を上げられる口座を見つけてみてください。
目次
1.【初級者向け】スプレッドが狭い海外FX口座比較表&ランキング
初心者向けの口座の中でも、スプレッドが狭いおすすめの海外FX口座を紹介します。
初心者向け口座の特徴は、FXトレードの経験が少ない、もしくは初めて取引を行う方に向けた口座です。
中上級者向けの口座に比べてスプレッドは広めではありますが、以下のようなメリットがあるため、初心者でも総合的な取引コストを抑えやすいです。
初心者向け口座の特徴 |
・取引コストはスプレッドのみ ・ボーナス特典が豪華 ・ハイレバレッジで少額取引が可能 |
業者によってスプレッド幅やレバレッジ、ボーナス特典の有無は異なります。
それぞれの特徴をふまえ、初心者向けのおすすめ口座をランキング形式にまとめた比較表は以下のとおりです。
平均スプレッド | 約定力の 高さ | |||
USD/JPY | GBP/USD | EUR/JPY | ||
1位👑 XM スタンダード口座 最大レバレッジ1,000倍 口座開設ボーナスあり 入金ボーナスあり 取引手数料なし | 1.8pips | 1.9pips | 2.1pips | 約定率100% |
2位👑 iFOREX エリート口座 最大レバレッジ400倍 口座開設ボーナスあり 入金ボーナスあり 取引手数料なし | 1pips | 1.1pips | 1.5pips | 非公開 |
3位👑 AXIORY スタンダード口座 最大レバレッジ400倍 口座開設ボーナスなし 入金ボーナスあり 取引手数料なし | 1.8pips | 1.6pips | 1.5pips | 約定率99.99% |
TitanFX スタンダード口座 | 1.33pips | 1.57pips | 1.74pips | 約定率99.98% |
Exness スタンダード口座 | 1.1pips | 1.2pips | 2pips | 平均101.04ミリ秒 |
Tradeview Xレバレッジ口座 | 2.15pips | 2.31pips | 2.18pips | 高約定力と評判 |
BigBoss スタンダード口座 | 1.5pips | 1.6pips | 1.3pips | 約定率98.22% |
HFM プレミアム口座 | 1.6pips | 1.9pips | 2.3pips | 非公開 |
2024年2月現在
初心者向けの口座は取引手数料がかからない分、スプレッド幅が広めに設定されていることが特徴です。
また、リアルトレードに使えるボーナス特典があるため、実質0円〜少額で取引を始めることができます。
自己資金を準備できない場合や、FX取引に慣れていない場合は上位に位置する口座で始めることがおすすめです。
2.スプレッドが狭い中上級者向けの口座比較表&ランキング
ここからは中上級者向けにスプレッドが狭いおすすめの海外FX口座を紹介します。
中上級者向け口座の特徴は、FXトレードの経験がそれなりにある方向けの口座で、ボーナスなどの特典が対象外になっていることが多く、スプレッドが狭い代わりにトレードごとに手数料が発生する特徴があります。
ただし、スプレッドが狭いため、短期的に決済を繰り返すスキャルピング取引で利益を積み上げていきやすいメリットがあります。
中上級者向け口座の特徴 |
・スプレッドが極小でコストを抑えられる ・スプレッドの他に別途取引手数料が生じる ・ボーナス特典は付かない |
口座が持つ特徴をふまえたうえで、中上級者におすすめする海外FX口座の比較表をランキング形式で紹介します。
平均スプレッド | 約定力の 高さ | |||
USD/JPY | GBP/USD | EUR/JPY | ||
1位👑 Exness プロ口座 最大レバレッジ無制限 ボーナスあり 取引手数料なし | 0.7pips | 0.8pips | 0.7pips | 平均101.04ミリ秒 |
2位👑 XM KIWAMI極口座 最大レバレッジ1,000倍 口座開設ボーナスあり 取引手数料なし | 1.1pips | 1.1pips | 1.9pips | 約定率100% |
3位👑 TradeviewI LC口座 最大レバレッジ200倍 ボーナスなし 取引手数料0.5pips | 0.35pips | 0.50pips | 0.38pips | 高約定力と評判 |
MYFXMarkets プロ口座 | 0.4pips | 1.1pips | 0.66pips | 高約定力と評判 |
TitanFX ブレード口座 | 0.33pips | 0.57pips | 0.74pips | 約定率99.98% |
AXIORY ナノ/テラ口座口座 | 1.2pips | 1.6pips | 1.3pips | 約定率99.99% |
iFOREX エリート口座口座 | 1pips | 1.2pips | 1.5pips | 非公開 |
HFM ゼロ口座 | 0.1pips | 0.9pips | 0.4pips | 非公開 |
2024年2月現在
中上級者向けの口座はスプレッドが狭い代わりに、取引ごとに所定の取引手数料がかかるため、これを加味した上でコストを比較しなければなりません。
取引コスト=スプレッド+取引手数料 |
ちなみに、取引手数料は業者によって異なります。
日本で人気のある主要業者では、往復1ロットで取引した場合の取引手数料は、以下のように設定されています。
XM(ゼロ口座)10ドル AXIORY(ナノ/テラ口座)6ドル Titan FX(ブレード口座) 7ドル Exness(ロースプレッド口座)7ドル MYFX Markets(プロ口座)7ドル |
2024年2月現在
取引手数料を足した合算のスプレッドを比較すると、実質の取引コストは他の口座よりも高くつく可能性があるので、スプレッドの低さに注目して口座選びをする際は注意が必要です。
ただし、海外FXで生じた取引手数料は“経費”として計上することが認められています。
節税効果が働くため、税金負担を軽くしたい場合は取引手数料のある口座で取引するとメリットを得られます。
3.スプレッド基準で海外FX業者を選ぶときのポイント
スプレッドを基準にして口座選びをするときは、押さえてほしい業者選びのポイントがあります。
①海外FXは変動スプレッドであることをふまえておく ②業者が公表しているスプレッド値は参考程度にする ③約定力がありスリッページが起きにくい業者を選ぶ ④スプレッドが比較的安定している業者を選ぶ |
理想とする取引を実現するために、ここで紹介するポイントを意識して、業者選びに取り入れてください。
3-1.海外FXは変動スプレッドであることをふまえておく
海外業者のほとんどは「変動スプレッド」を採用していることをふまえておきましょう。
そもそも、FXのスプレッドは大きく分けると「固定スプレッド」と「変動スプレッド」があります。
日本国内の業者は固定スプレッドが主流ですが、海外業者のほとんどは後者の「変動スプレッド」を採用しています。
変動スプレッドとは、スプレッドが時間帯や市場取引量によってスプレッド幅が変化するもので、スプレッドが狭い時もあれば広がる時もある、という特徴があります。
よって、海外FXのスプレッドは一定ではないため、海外FX業者が公表している「平均スプレッド」や「最小スプレッド」を参考にしつつも、実際のトレードごとにスプレッドを意識するようにしてください。
特に、経済指標発表時などはスプレッドが大きく変動することがあります。
公表値だけを鵜呑みにせず、実際に取引しながらスプレッドの低いFXブローカーを自分なりに見つけていくことがおすすめです。
3-2.業者が公表しているスプレッド値は参考程度にする
海外FX業者が公表しているスプレッド値は、あくまで参考程度に留めておくことがポイントです。
なぜならば、どの期間で、どんな条件で計測したか具体的に書かれていないことがほとんどだからです。
平均スプレッドと書かれていても、もしかしたらスプレッドが狭い日を狙って計測している可能性もあります。業者のメリットになるよう、できれば狭いスプレッド値を公表したい思惑があるからです。
公表値はあくまで参考にする程度にして、実際にいくつかの口座で取引してみて体感してみるしか、本当のスプレッド値を知る方法はありません。
X(旧Twitter)などのSNSでは、実際にトレードした方によるスプレッドの感想を見ることができるため、気になった口座は検索してみる方法もおすすめです。
3-3.約定力がありスリッページが起きにくい業者を選ぶ
スプレッドは狭いに越したことはありませんが、スプレッドと共に確認してほしいポイントが約定力です。
約定力とは、注文・決済時のレートを指定して約定することができるかの操作性のことを指します。
約定力が弱く、狙いと違うポイントでトレードがスタートすると、以下のような状況が生じることになります。
117.375円で注文▶実際に約定した金額が117.400円 =2.5pips高く買うことになる |
このような事態が頻繁に起こると、いくらスプレッドが狭いFX業者を選んでも、取引コストは高くついてしまいます。
ちなみに、注文したいタイミングとズレて、レートに差が生じた場合「滑った」「スリッページが起きた」などと言います。
スリッページを防ぐことは取引コストを下げることにつながるため、スプレッドと共に約定力が高い海外FX業者を選ぶことが重要です。
約定力の基礎知識について、こちらの記事で詳しく解説しています。 参考記事:海外FXで約定力が重要な理由と約定力ランキングTOP5を紹介 |
3-4.スプレッドが比較的安定している業者を選ぶ
スプレッドは狭さだけでなく、比較的安定している業者を選ぶことも重要なポイントです。
というのも、前述した通り海外FX業者のほとんどは変動スプレッドを採用しており、スプレッドが狭い時もあれば広い時もあります。
スプレッド幅が大きく変動しがちな業者を選ぶと、狭いときは良いものの、広がった時に思わぬ取引コストが発生する可能性があるため注意が必要です。
スプレッドの安定性に関しても、リアルトレードで体感することが1番業者選びの精度を高められる方法です。
スプレッドの安定感にも注目して業者選びを行ってください。
tips 早朝はスプレッドの広がりに注意! 実は、国内外問わず、早朝4時~8時の時間帯はスプレッドが広がりやすい時間と言われています。 広がる幅は業者や取引銘柄によって異なりますが、通常時と比べて10倍以上も幅が広がるケースもあります。 早朝の時間帯にスプレッドが広がってしまう原因は、市場参加者が少ないことと、世界主要都市の市場が開いていないことが要因として挙げられます。 その時間帯を狙ってイベントが仕掛けられる可能性もあるため、FXでは早朝の取引は避けられています。 早朝はスプレッドの広がりやすい時間帯があることを押さえておきましょう。 |
4.総合的に取引コストを抑えられる海外FX業者4選
ここからは、スプレッドが狭い海外FX業者の中でもおすすめのブローカーを厳選してご紹介します。
「約定力があるか?」「スプレッドの安定感があるか?」などの要素も注目して紹介して選んだので、ここの情報も業者選びの参考にしてください。
4-1.Exness(エクスネス)
出典:Exness
Exness(エクスネス)はスプレッドが0.0~と、業界トップクラスで狭く、取引手数料も低く設定されています。
さらに、レバレッジは無制限となっているため、少額取引が可能です。
ボーナス特典などは実施していないので、「実質0円」で取引することはできないですが、総合的な取引コストを抑えることができます。
また、スキャルピング取引に関する制限も設けられていないので、自由な取引を楽しめるでしょう。
口座タイプも5種類用意されているため、初心者から中上級者まで使い勝手の良い業者です。
運営会社 | Exness (SC) Ltd | |
平常時の スプレッド値 | USD/JPY:0.0~1.1pips EUR/JPY:0.0~1.4pips GBP/JPY:0.0~2.5pips EUR/USD:0.0~1.0pips | |
口座タイプ | スタンダード口座 スタンダードセント口座 ロースプレッド口座 ゼロ口座 プロ口座 | |
最大レバレッジ | 無制限 | |
約定力の高さ | 平均101.04ミリ秒 | |
スプレッドの安定感 | スリッページが起こる場合がある |
4-2.XMTrading
参照:XMTrading
XMTrading は日本の海外FX利用者から最も高い評価を得ている海外FX業者の一つです。
口座タイプは4つあり、業界水準を下回るスプレッドを実現しているKIWAMI極口座も人気です。スプレッドも安定しており、レバレッジも最大1,000倍まで設定することができます。
何より高い評価を得ている理由は、日本語サポートページの充実度です。特に海外FX初心者向けに、わかりやすい日本語解説があり、初めて海外FXを利用する人にも、中上級者の方にも高評価を得ている海外FXです。
運営会社 | FXPLUS LLC | |
平常時の スプレッド値 | USD/JPY:1~1.8pips EUR/JPY:1.9~2.1pips GBP/JPY:1~3.2pips EUR/USD:1.1~1.6pips | |
口座タイプ | スタンダード口座 マイクロ口座 KIWAMI極口座 ゼロ口座 | |
最大レバレッジ | 最大1,000倍 | |
約定力の高さ | 約定率100% | |
スプレッドの安定感 | スタンダード口座、マイクロ口座は早朝にスプレッドが若干開きやすい。それ以外は安定したスプレッド |
4-3.AXIORY(アキシオリー)
出典:AXIORY公式サイト
AXIORYはヨーロッパ中心に知名度が高い海外FX業者で、2013年に設立された比較的新興ブローカーです。
派手な入金ボーナスや口座開設ボーナスをほとんど行わない代わりに、スプレッドの狭さや安定したトレード環境に力を注いでいるため、スプレッドの狭さや約定率の高さ、安定性の高さには定評があります。
AXIORYは主要通貨ペアのスプレッドが軒並み狭く、しかも安定していて広がりにくいのがおすすめです。日本語サポートが充実しており、信託保全があり、運営の透明性も高いため、海外FXは不安という初心者の方にもおすすめです。
運営会社 | Axiory Global Ltd. | |
平常時の スプレッド値 | USD/JPY:1.2~1.3pips EUR/JPY:1.2~1.5pips GBP/JPY:1.4~1.6pips EUR/USD:1.1~1.3pips | |
口座タイプ | スタンダード口座 ナノ口座 テラ口座 アルファ口座 | |
最大レバレッジ | 最大400倍 | |
約定力の高さ | 約定率99.99% | |
スプレッドの安定感 | 抜群の安定感があり、早朝でもあまり広がらない |
4-4.TitanFX(タイタンFX)
出典:TitanFX公式サイト
2014年にニュージーランドで設立されたTitanFXは、低スプレッドと高い約定力が人気の海外FX業者です。
主要通貨ペアのスプレッドが軒並み狭く、しかもスプレッドが安定していて広がりにくいのがおすすめポイントです。早朝はややスプレッドが広くなりがちのため、早朝の取引には注意が必要です。
直観的に操作しやすい高性能のMT5に対応している点もTitanFXの魅力です。
運営会社 | Titan FX Limited | |
平常時の スプレッド値 | USD/JPY:1.1~1.2pips EUR/JPY:1.2~1.5pips GBP/JPY:1.6~1.8pips EUR/USD:1.1~1.2pips | |
口座タイプ | Zeroスタンダード口座 Zeroマイクロ口座 Zeroブレード口座 | |
最大レバレッジ | 最大400倍 | |
約定力の高さ | 約定率99.7% | |
スプレッドの安定感 | 抜群の安定感があるが、早朝はやや広い |
まとめ
この記事では、海外FXのスプレッドを比較しておすすめの業者を紹介しました。
スプレッドを基準にして口座選びをするときは、押さえてほしい業者選びのポイントがあります。それは以下の4つです。
①海外FXは変動スプレッドであることをふまえておく ②業者が公表しているスプレッド値は参考程度にする ③約定力がありスリッページが起きにくい業者を選ぶ ④スプレッドが比較的安定している業者を選ぶ |
実際のスプレッドの広さは、リアルトレードをしてみて体感してみるしか、本当のスプレッド値を知る方法はありません。
ただし、リアルトレードをするには時間もお金もかかってしまうため、今回ご紹介した業者に絞って試してみると効率的に見つけ出せるかもしれません。
また、スプレッドだけではなく業者の安全性・信頼性やレバレッジの高さ、ボーナスの豪華さなど複数の観点から海外FX業者を評価した総合ランキングを見たい方は、「おすすめ海外FX15選!プロから初心者まで使える業者を徹底比較」の記事もぜひご参考ください。
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