スキャルピングとは、数秒から数分という極端に短い時間の取引を1pips(1銭)〜数十pips(数十銭)のわずかな利幅を狙って、積み重ね、着実に利益を上げるFXの取引手法です。
一回の取引での利益が0.01円など、国内FXのレバレッジが25倍に限定されているため、利益を上げるのが難しい手法です。しかし、海外FXでは最大レバレッジが400倍〜1,000倍が当たり前であり、安定的に利益を上げることができます。
ただし、海外FXであればスキャルピングするならどの業者でもいいというわけではありません。
海外FX業者は特色の異なる様々な口座タイプを用意しており、スキャルピングをやる場合はスキャルピングに適した口座を選ばないと、思うように利益を上げることはできません。
特にスキャルピングで利用する業者や口座タイプを選ぶ場合は、
- 業者が許可していない場合がある
- 業者の定める取引手数料の違いによって利益が大きく左右する
- 約定力や信頼性が業者によって異なる
などの点を考慮して、適切に自分に適した業者や口座を選ぶ必要があります。
そこでこの記事では、「海外FX業者でスキャルピングしたい!」という方に向けて、スキャルピングするならどの口座が良いのかという観点からおすすめ業者5選をランキング形式で紹介します。
スキャルピング規制 | スプレッド・取引手数料 | 約定力・スピード※ | NDD方式採用 | 信頼性・使いやすさ | |
1位👑 TitanFX ブレード口座 | 規制なし | 実質スプレッドが狭い | 約定スピードはミリ単位 | NDD方式 ECN採用 | スキャルピングで不安材料なし |
2位👑 AXIORY ナノ・スプレッド口座 | 規制なし+大口でもOK | 実質スプレッドが狭い | 0.001秒にこだわり約定率99.98% | NDD方式 ECN採用 | cTraderにも対応 |
3位👑 XM Trading XM kiwam Zero口座 | 規制なし | スプレッドは少し広め | 約定力が高い | NDD方式 ECN採用 | 抜群の信頼感 |
4位👑 TradeViewI LC口座 | 規制なし+大口でもOK | 実質スプレッドは最安レベル | 約定力が高い | NDD方式 ECN採用 | 最大レバレッジは低め |
Exness ゼロ口座 | 規制なし | 実質スプレッドは最安レベル | 約定力が高い | NDD方式 ECN採用 | レバレッジを自由に設定できる |
本文では、なぜこれらの口座を選んだのか詳しく説明していきます。
海外FX業者の中にも、スキャルピングを禁止している口座や、制限される可能性がゼロではない口座があります。この記事を読んで、スキャルピングするならどの口座にするべきかしっかり確認してみてください。
目次
1.海外FXでスキャルピングに最適な業者と口座タイプの選び方
冒頭でもお伝えした通り、海外FXでスキャルピングを行う場合、まず重要になるのがスキャルピングに最適な業者と口座タイプを選ぶことです。
海外FXでスキャルピングを行う場合、特に以下の5つのポイントをおさえて口座選びを行うことをおすすめします。
▼スキャルピングに最適な海外FX口座を選ぶ5つのポイント ①【前提】スキャルピングが認められているかどうかを確認する ②取引コスト(スプレッド・取引手数料)が低い業者を選ぶ ③約定力が高い業者を選ぶ ④NDD方式のECN口座がある業者を選ぶ ⑤信頼性の高い業者を選ぶ |
では一つずつ詳しく解説していきましょう。
1-1.【前提】スキャルピングが認められているかどうかを確認する
まずは大前提として、スキャルピングの行為が認められていることは必須です。海外FX業者は日本国内と比べるとスキャルピングに寛容なところがほとんどですが、「iFOREX」のように禁止している業者もあります。
許可されない取引行為 スキャルピングはわずかな価格の動きで大きな利益を出そうと試みる取引戦略です。この戦略を実行するトレーダーは、小さな価格変動は大きなものに比べて捉えやすいという考えに基づき、1日に10から数百に及ぶ取引を行います。 引用:iFOREXの取引条件 |
このようなスキャルピング制限がある業者でスキャルピングをしてしまうと、取引停止になってしまうため、業者を選ぶ際には、その業者がスキャルピングを許可しているかどうかを必ず確認しましょう。
1-2.取引コスト(スプレッド・取引手数料)が低い業者を選ぶ
スキャルピングする海外FX口座を選ぶ際は、取引コストが低い口座を選ぶべきです。
取引コストは取引の時間にかかわらず、その回数に応じて加算されていきます。
スキャルピングでは数秒から数十秒の取引を、多い日には数十回繰り返しますが、都度の取引コストは、10秒で決済した場合も、1年間ポジションを持ち続けた場合も同じです。
つまり取引回数が多ければ多いほど、収益に占める取引コストの割合は増えていくことになるのです。
このため、より多くの取引を繰り返すスキャルピングでは、この取引コストの安さが特に重要になるのです。
▼取引手数料を加味した平均スプレッド比較表
USD/JPY | EUR/JPY | GBP/JPY | AUD/JPY | EUR/USD | GBP/USD | |
TitanFX ブレード口座 | 1.03pips | 1.44pips | 0.9pips 最安 | 1.82pips | 0.9pips | 1.22pips |
AXIORY ナノ・スプレッド口座 | 0.8pips | 1.0pips | 1.3pips | 1.3pips | 0.8pips | 1.1pips |
XM Trading XM kiwami口座 | 1.1pips | 1.6pips | 2.1pips | 1.8pips | 1.1pips | 1.4pips |
TradeView ILC口座 | 0.6pips 最安 | 0.9pips | 1.0pips | 1.0pips | 0.7pips 最安 | 1.0pips 最安 |
Exness ゼロ口座 | 0.7pips | 0.7pips 最安 | 1.0pips | 0.7pips 最安 | 0.8pips | 0.8pips |
もちろん、取引コストの安さだけでなく、これから解説する「約定力の高さ」「業者の信頼性や使いやすさ」も総合的に判断して口座を選ぶべきです。
1-3.約定力が高い業者を選ぶ
スキャルピングに適した海外FX口座を選ぶうえで、約定力の高さやスピードもかなり重要です。
いくらスプレッドが狭くて取引コストが安くても、約定に1秒以上かかったり、スリッページが発生したりすると、利益が減ってしまうことになります。
スリッページ幅(注文価格と約定価格の差)も取引コストとなりますので、できるだけ約定力の高い業者を選びましょう。
▼約定力・約定スピードについての比較表
約定力・約定スピード | |
TitanFX | ミリ秒単位の約定スピードを実現【業者の公表値】 |
AXIORY | 0.001秒へのこだわり。約定率99.98%リクオートなし【業者の公表値】 |
XM Trading | 全注文の99.35%が1秒以下で執行。リクオートは一切なし。執行率100%、注文拒否なし。【業者の公表値】 |
TradeView | 約定力の目安は非公開だが、サクサクだと評判が高い。 |
ただし、これらはあくまで業者の公表値なので、実際の約定力は本番サーバーでトレードをしてみて確認すると良いでしょう。
1-4.NDD方式のECN口座がある業者を選ぶ
同じFX業者の中でもいくつかの口座タイプが用意されていますが、スプレッドや約定力を重視すると、必然的にNDD方式のECN口座を選ぶことになります。
海外FX業者の中でもっともスキャルピングに向いていないのは、DD(ディーリングデスク)方式を採用している業者です。
DD方式とは、FX業者(FXディーラー)が、トレーダーとインターバンクの間に介入する方式です。DD業者ではほとんどの場合スキャルピングが禁止されてますし、スプレッドも広くなりがちです。
FXトレードは、為替取引のためのインターバンク市場で行われますが、上の図に示す通り、DD方式ではトレーダーがインターバンクにアクセスして直接取引をするわけではなく、ディーラーが仲介する形で取引が行われます。
DD方式ではディーラーの裁量でトレードを仲介できることから、価格が注文価格で約定できないスリッページや約定拒否など、トレーダーがフルになる状況が起こりえます。
一方、NDD方式なら、FX業者(FXディーラー)が介在せず、ダイレクトのレートでトレードできるためそのような心配はありません。
NDD方式はさらにECN口座とSTP口座に分かれますが、おすすめはECN口座です。
ECN口座 | 取引手数料を別途支払う必要があるが、スプレッドがとりわけ狭い約定拒否がなく約定のスピードが速い |
STP口座 | 取引手数料を支払う必要はないが、スプレッドは若干広め |
ECN口座はSTP口座に比べてスプレットが狭く、約定力も強い傾向があり、取引手数料を支払った場合でもなお、スキャルピングにおいてはSTP口座よりも有利に働きます。
その代わり、ECN口座は口座開設ボーナスや入金ボーナスが適用されない場合がありますので、STP口座を開設して稼げるようになってからECN口座に移行するのも良いでしょう。
1-5.信頼性の高い業者を選ぶ
最後の条件として忘れてはいけないのが、海外FX業者の信頼性の高さです。
海外FX業者の中には、いくら取引コストが低くて約定力が高くても、悪質な業者は存在します。このような業者を選んでしまい、不当に出金拒否をされたり、約定拒否にあったりした場合、取り返しのつかない損失を被ることもあり得るのです。
実際、海外FXではこのような事例は常に報告されています。最近の事例として有名なのがGEMFOREXの件です。
日本ではよく知られていた中堅の海外FX業者であるGEMFOREXが、資金繰りの悪化により、2023年5月31日に営業の休止を発表し、取引を行っていたトレーダーのポジションは全て強制決済となりました。
これにより出金も停止となり、2024年2月現在においても、証拠金が換金できないトレーダーが存在します。
せっかく稼げても、「スキャルピングは規定違反なので出金拒否できません」と言われたら、苦労が水の泡ですよね。
このため、海外FX業者を選ぶ場合、
- 業者の取引ライセンスを保有しているかを調べる
- 業者の口コミで過去に出金拒否などがないかを調べる
などの対応によって、業者の信頼性を確認することをおすすめします。
海外FX業者の信頼性については以下のページでも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
海外FXが安全とは言えない4つの真実|安全に始める5つのポイント
XMの金融ライセンスの安全性をFXのプロが解説|XMが安心の理由
出金トラブルがあった4つの海外FX業者|必ず見るべき5つのポイント
信託保全を行う2つの海外FX業者!分別管理との違いを解説
2.スキャルピングするならおすすめの海外FX口座5選
スキャルピングするならおすすめの海外FX口座4選を発表します。
選ぶにあたって重視した条件は以下の5つです。
▼スキャルピングにおすすめの海外FX業者の条件 ①スキャルピングが認められていること ②取引コストが低いこと(スプレッド・取引手数料) ③約定力が高いこと ④NDD方式のECN口座であること ⑤業者の安全性・信頼性の高さ |
5つの条件をもとに順位付けしたものが、以下の表となります。
スキャルピング規制 | スプレッド・取引手数料 | 約定力・スピード※ | NDD方式採用 | 信頼性・使いやすさ | |
TitanFX ブレード口座 | 規制なし | 実質スプレッドが狭い | 約定スピードはミリ単位 | NDD方式 ECN採用 | スキャルピングで不安材料なし |
AXIORY ナノ・スプレッド口座 | 規制なし+大口でもOK | 実質スプレッドが狭い | 0.001秒にこだわり約定率99.98% | NDD方式 ECN採用 | cTraderにも対応 |
XM Trading XM kiwam口座 | 規制なし | スプレッドは少し広め | 約定力が高い | NDD方式 ECN採用 | 抜群の信頼感 |
TradeViewI LC口座 | 規制なし+大口でもOK | 実質スプレッドは最安レベル | 約定力が高い | NDD方式 ECN採用 | 最大レバレッジは低め |
Exness ゼロ口座 | 規制なし | 実質スプレッドは最安レベル | 約定力が高い | NDD方式 ECN採用 | レバレッジを自由に設定できる |
※約定力・約定スピードは業者の公表値です。
それぞれの口座について、なぜスキャルピングにおすすめなのか詳しく解説していきます。
3.おすすめ①: 迷ったらコレ!TitanFX「ブレード口座」
1位👑 TitanFX「ブレード口座」 | |
スキャルピング規制 | 規制なし |
スプレッド・取引手数料 | 実質スプレッドが狭い |
約定力・スピード※ | 約定スピードはミリ単位 |
NDD方式採用 | NDD方式ECN採用 |
信頼性・使いやすさ | スキャルピングで不安材料なし |
TitanFX「ブレード口座」がスキャルピングにおすすめの理由 ・スプレッドも取引手数料もかなり低め ・安定した約定力の高さが魅力 ・スキャルピング口座としての大きな不安材料が無い |
スキャルピングするならイチオシの海外FX口座として、取引コストの低さと約定力の高さに定評があるTitanFX「ブレード口座」を選びました。
「ブレード口座」は一般的な「スタンダード口座」よりもスプレッドが狭く、取引手数料が安い口座です。
少額の差益を狙って一日に何度も取引を行うスキャルピングでは、①スプレッドが狭いこと、②取引手数料が低いこと、③約定力が高く約定スピードが早いことがかなり重要です。
この3つを全て満たしているのが、TitanFX「ブレード口座」です。ディーラーを通さないNDD方式に対応したECN口座で、取引制限もありません。
また、「初回入金額が高い」などのデメリットを持つ他のブローカーもある中、TitanFXはスキャルピングする上での大きな不安材料が無いのもイチオシの理由です。
▼TitanFX「ブレード口座」の評価まとめ
評価 | 詳細 | |
スキャルピング規制 | スキャルピング規制は一切なし。また、超短期売買を繰り返すEA(自動売買ソフト)も使用可能。 | |
スプレッド(手数料込) | 取引手数料(取引ごとに0.7pips)を加味した平均スプレッド ・USD/JPY:1.03pips ・EUR/JPY:1.44pips ・GBP/JPY:0.9pips ・AUD/JPY:1.82pips ・EUR/USD:0.9pips ・GBP/USD:1.22pipsなど | |
約定力・約定スピード | ミリ秒単位の約定スピードを実現(業者の公表値) | |
NDD方式採用 | NDD方式 ECN | |
信頼性・使いやすさ | スキャルピングをするうえでの不安材料なし。最新技術に裏付けされた質の高い取引環境を実現しており、日本語サポートも充実。 |
4.おすすめ②:大口にも対応!AXIORY「ナノ・スプレッド口座」
出典:AXIORY公式サイト
AXIORY ナノ・スプレッド口座 | |
スキャルピング規制 | 規制なし+大口でもOK |
スプレッド・取引手数料 | 実質スプレッドが狭め |
約定力・スピード※ | 0.001秒にこだわり約定率99.98% |
NDD方式採用 | NDD方式ECN採用 |
信頼性・使いやすさ | cTraderにも対応 |
AXIORY「ナノ・スプレッド口座」がスキャルピングにおすすめの理由 ・約定力が高く、約定スピードは0.0001秒とかなり早い ・大口のスキャルピングにも対応できる |
ヨーロッパを中心に知名度が高い、振興の海外FXブローカー「AXIORY」は、派手なボーナスやプロモーションを行わず、その分スプレッドやトレードシステムなど取引環境の充実に力を入れています。
日本語サポートも充実しているため、英語が分からない方でも問題なく利用できます。
AXIORYには「スタンダード口座」と「ナノ・スプレッド口座」がありますが、低いスプレッド値で取引したいなら「ナノ・スプレッド口座」がおすすめです(ただし所定の取引手数料がかかります)。
AXIORYの最大の特徴は、大口のトレードが可能なことです。最大で1ポジションあたり1,000ロット(1億通貨)の取引が可能です。1ドル105円とした場合、なんと105億円のトレードができる計算となります。
取引数量上限を気にすること無く、EA(自動売買システム)を動かすことができます。
取引手数料が安いためトータルコストも低くおさえられます。スプレッドが「すごく狭い」というわけではないため、2位に選びました。
▼AXIORY「ナノ・スプレッド口座」の評価まとめ
評価 | 詳細 | |
スキャルピング規制 | スキャルピング規制はなく、裁量トレードや自動売買も問題なし。 | |
スプレッド(手数料込) | 取引手数料(取引ごとに0.6pips)を加味した平均スプレッド ・USD/JPY:0.8pips ・EUR/JPY:1.0pips ・GBP/JPY:1.3pips ・AUD/JPY:1.3pips ・EUR/USD:0.8pips ・GBP/USD:1.1pipsなど | |
約定力・約定スピード | 0.001秒へのこだわり。約定率99.98%リクオートなし(業者の公表値) | |
NDD方式採用 | NDD方式 ECN | |
信頼性・使いやすさ | 日本語サポートも充実しており、トレードツール「cTrader」にも対応している |
5.おすすめ③:初心者にもおすすめ!XM Trading「XM Zero口座」
XM Trading XM Zero口座 | |
スキャルピング規制 | 規制なし |
スプレッド・取引手数料 | スプレッドは少し広め |
約定力・スピード※ | 約定力が高い |
NDD方式採用 | NDD方式ECN採用 |
信頼性・使いやすさ | 抜群の信頼感 |
XM Trading「XM Zero口座」がスキャルピングにおすすめの理由 ・日本国内で一番人気の信頼できる海外FXブローカーである ・「XM Zero口座」ならスプレッドが狭め(TitanFX・AXIORYと比べると少し広い) |
XM Tradingは、日本国内での知名度も人気度も一番高い海外FX業者です。当サイトの「おすすめ海外FX15選!プロから初心者まで使える業者を徹底比較」でも堂々の一位に選んでおり、これから海外FXを始める初心者から上級者まで幅広い層におすすめの業者といえます。
取引手数料を加味した実質スプレッドはTitanFX・AXIORYと比べてしまうと広めですが、頻繁にスプレッドが広がることはなく約定力が高いため、確実にトレードを成立でき利益を確定しやすいといえます。
またXMには、TitanFXやAXIORYにはない入金ボーナスや取引ボーナスなどの各種ボーナスを受けられるというメリットがあります。
また、XM Tradingは安全性・信頼性の評価もかなり高く、サーバーがダウンしてしまうこともめったにありません。リスクを限定してスキャルピングしたい方にはおすすめです。
XM Tradingの評判については、「XMトレーディングの良い評判と悪い評判を検証!ネット調査まとめ」の記事も御覧ください。
▼XM Trading「XM Zero口座」の評価まとめ
評価 | 詳細 | |
スキャルピング規制 | スキャルピング規制はなく、裁量トレードや自動売買も可能。 | |
スプレッド(手数料込) | 往復取引手数料1.0pipsを加味した平均スプレッド ・USD/JPY:1.1pips ・EUR/JPY:1.6pips ・GBP/JPY:2.1pips ・AUD/JPY:1.8pips ・EUR/USD:1.1pips ・GBP/USD:1.4pipsなど | |
約定力・約定スピード | 全注文の99.35%が1秒以下で執行。リクオートは一切なし。執行率100%、注文拒否なし。(※XM公式サイトの公表値) | |
NDD方式採用 | NDD方式 ECN | |
信頼性・使いやすさ | 日本語サポートが充実しており信頼性が高いため、日本国内で最も人気がある海外FX業者。 |
6.おすすめ④:取引コストが最安レベル!TradeView「ILC口座」
TradeView ILC口座 | |
スキャルピング規制 | 規制なし+大口でもOK |
スプレッド・取引手数料 | 実質スプレッドは最安レベル |
約定力・スピード※ | 約定力が高い |
NDD方式採用 | NDD方式ECN採用 |
信頼性・使いやすさ | 最大レバレッジは低め |
TradeView「ILC口座」がスキャルピングにおすすめの理由 ・取引コストがかなり安い ・禁止行為や取引制限がなく、大口の取引もできる |
TradeViewの「ILC口座」は、スタンダード口座と比べてスプレッドが低いECN方式の口座です。
最大レバレッジはスタンダード口座の500倍から200倍にまで下がりますが、取引手数料を加味した実質レバレッジが業界でもかなり低い水準で、最小取引単位が1万通貨まで可能です。
ただしこの「ILC口座」は、初回入金額が10万円と高額です(他の口座は1万円)。どちらかというと中級者~上級者向けの口座といえるでしょう。
▼TradeView「ILC口座」の評価まとめ
評価 | 詳細 | |
スキャルピング規制 | スキャルピング規制の条件がかなりゆるく、口座残高が2億円を超えて初めて適用される | |
スプレッド(手数料込) | 取引手数料(※)を加味した平均スプレッド ・USD/JPY:0.6pips ・EUR/JPY:0.9pips ・GBP/JPY:1.0pips ・AUD/JPY:1.0pips ・EUR/USD:0.7pips ・GBP/USD:1.0pipsなど ※10万通貨あたり片道0.25pips、往復0.5pips | |
約定力・約定スピード | 約定力の目安は非公開だが、サクサクだと評判が高い。 | |
NDD方式採用 | NDD方式 ECN | |
信頼性・使いやすさ | 初回入金額が10万円と高額。最大レバレッジは200倍と低め。 |
7.おすすめ⑤:レバレッジが無制限に設定できるExnessゼロ口座
出典:Exness公式サイト
Exnessゼロ口座 | |
スキャルピング規制 | 規制なし+大口でもOK |
スプレッド・取引手数料 | 実質スプレッドは最安レベル |
約定力・スピード※ | 約定力が高い |
NDD方式採用 | NDD方式ECN採用 |
信頼性・使いやすさ | レバレッジを自由に設定できる |
Exness「ゼロ口座」がスキャルピングにおすすめの理由 ・レバレッジが無制限・スワップフリー・ロスカット水準0% ・スプレッドは4つの口座の中でも最低水準 |
Exness(エクスネス)は、レバレッジが無制限・スワップフリー・ロスカット水準0%の3つの特徴が話題の海外FX業者ですが、この特徴はECN口座である「ゼロ口座」でもそのまま利用できます。
スキャルピングでは極端に高いレバレッジで取引をする必要はありませんが、ここぞという時に高いレバレッジで取引ができることは、大きな強みになることは確かです。
スプレッドも他の口座と比較しても最低の水準にあり、取引コストの点からもスキャルピングには最適の口座と言えるでしょう。
ただしExnessゼロ口座で取引できる通貨ペアはメジャー通貨ペアである30銘柄ほどに限定されており、マイナー通貨ペアで取引をしたいという方には向きません。
また無制限のレバレッジで取引をするためには、
- 1,000ドル以上の証拠金を入金
- 合計10回以上の往復取引
- 合計5ロット(50万通貨)以上の取引実績
の3つの条件を満たす必要があるという点にも注意が必要です。
▼Exness「ゼロ口座」の評価まとめ
評価 | 詳細 | |
スキャルピング規制 | スキャルピング規制はありません。 | |
スプレッド(手数料込) | 取引手数料 ・USD/JPY:0.7pips ・EUR/JPY:0.7pips ・GBP/JPY:1.0pips ・AUD/JPY:0.7pips ・EUR/USD:0.8pips ・GBP/USD:0.8pipsなど | |
約定力・約定スピード | 約定力は高く安定している。 | |
NDD方式採用 | NDD方式 ECN | |
信頼性・使いやすさ | レバレッジを自由に設定できる |
8.海外FX業者でスキャルピングする際の注意点
最後に、海外FX業者でスキャルピングする際の注意点についてもお伝えします。
8-1.レバレッジが大きければリスクも大きくなる
海外のFXブローカーでは、国内よりも高いレバレッジが使えるため、1回あたりの取引量が大きくなり、ハイリスクな取引になりやすいといえます。
正しくレバレッジをかけなければ大損する可能性もあることを念頭に置いたうえで取引をしましょう。
逆にいうと、適切に資金管理ができていれば、少ない証拠金でも大きな取引ができます。
8-2.業者が定める禁止取引に注意する
海外FXでは、業者が独自で指定する禁止取引を知らずに行って出金拒否などのペナルティを受けることも稀に発生します。
海外FXでは、一般的に複数の口座間における両建て取引などは禁止取引とされていますが、そのほかにも、
- 経済指標の発表に合わせて行うハイレバレッジのトレード
- 窓開けを狙った取引
など一般的に行われている取引手法を、業者独自のルールによって制限したりするケースも存在します。
このため、取引業者を選ぶ際には、業者が独自で定める取引ルールや禁止取引の有無についても合わせて確認するようにしましょう
8-3.スプレッドが変動するタイミングの取引に注意する
スキャルピングを行う上で注意したいのがスプレッドが広がるタイミングです。
ECN口座ではスプレッドは常に狭い状態で維持されていますが、それでも取引時間によって広がるスプレッドの影響は逃れることができません。
もちろん取引回数の多いスキャルピングの場合、スプレッドは狭いに越したことはないのです。
このため、スプレッドの変化に関して、特に以下の3つの点について覚えておくといいでしょう。
- 午後10時〜午前1時の時間帯はスプレッドが狭まる
- 早朝5時〜7時はスプレッドが広がりやすい
- 経済指標発表時にはスプレッドが広がる傾向にある
スプレッドは一般的に、取引の量に応じて狭くなり、取引量が減ると広くなる傾向があります。
このため、ロンドンやニューヨークの会場時間が重なる午後10時〜午前1時はスプレッドが狭くなる傾向にあり、ニューヨーク市場がしまった後の早朝は取引量が減りスプレッドが広がります。
また、高い経済指標が発表される前は、発表による混乱を警戒して取引を控えることから取引量は極端に減少し、この影響でスプレッドが広がる傾向にあります。
まとめ
この記事では、スキャルピングするならおすすめの海外FX口座を5つまとめて紹介しました。
安心してスキャルピングトレードをするには、スプレッドの狭さだけでなく、約定力や信頼性の高さなどを総合的に判断して業者を選ぶことが大切です。
ぜひこの記事を参考にしてスキャルピング用の口座を開設し、トレードを開始してみてください。
スキャルピング規制 | スプレッド・取引手数料 | 約定力・スピード※ | NDD方式採用 | 信頼性・使いやすさ | |
TitanFX ブレード口座 | 規制なし | 実質スプレッドが狭い | 約定スピードはミリ単位 | NDD方式 ECN採用 | スキャルピングで不安材料なし |
AXIORY ナノ・スプレッド口座 | 規制なし+大口でもOK | 実質スプレッドが狭い | 0.001秒にこだわり約定率99.98% | NDD方式 ECN採用 | cTraderにも対応 |
XM Trading XM kiwam口座 | 規制なし | スプレッドは少し広め | 約定力が高い | NDD方式 ECN採用 | 抜群の信頼感 |
TradeViewI LC口座 | 規制なし+大口でもOK | 実質スプレッドは最安レベル | 約定力が高い | NDD方式 ECN採用 | 最大レバレッジは低め |
Exness ゼロ口座 | 規制なし | 実質スプレッドは最安レベル | 約定力が高い | NDD方式 ECN採用 | レバレッジを自由に設定できる |
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