「海外FXに危険性はないの?」
「ハイレバレッジの取引は魅力的だけどリスクが心配」
海外FXを始めるかを検討するにあたり、危険性の有無は確認しておきたいですよね。
結論から申し上げると、海外FX自体に危険性があるわけではありません。
海外FX自体に危険性はない |
海外FXを利用することは合法であるうえ、利用したからと言って必ず損をするものでもないからです。
ただし、海外FXには以下のような特徴があるため、何の知識もなく取引を行うことは危険です。
危険性を高める海外FXの特徴 |
1.詐欺業者が存在する 2.トラブルに遭っても自己責任になる 3.悪質アフィリエイトの情報が多い 4.ハイレバレッジが可能 5.顧客資金の保全性は業者による 6.国内FXと比べて税金が高い 7.サポートの質は業者による 8.入出金ルールが複雑で手数料と時間がかかる |
海外FX業者の中には詐欺業者が存在していたり、悪質なアフィリエイターによる偽情報が多かったりと、トラブルに発展しやすい特徴があります。
海外業者は日本の法律適用外のため、いざトラブルに巻き込まれても法的措置を取って解決に導くことが難しく、泣き寝入りするトレーダーが多いことも現実です。
一方、海外FXを活用して資産を大きくしている投資家も存在しています。
その投資家が単にラッキーなのではなく、適切な対策を施し、さらに海外FXの長所をうまく利用することができているからこそであると言えるでしょう。
つまり、海外FXは危険性を正しく理解し、適切な対処法を身につけておくことで安全な取引が可能なのです。
そこで今回は、海外FXの危険性を正しく理解し、安全に投資を始めるための情報をまとめました。
この記事を読んで分かること |
・海外FX自体に「危険性がない」と言える理由 ・リテラシーなしで取引することが危険な理由 ・海外FXの利用が危険な人の特徴 ・海外FXを安全に始めるためのポイント |
この記事を読むことで、海外FXを取り入れるべきかの判断ができるようになるはずです。
ぜひ海外FXの危険性についての正しい知識を取り入れて賢く投資先を選ぶようにしてください。
目次
1.【まず結論】海外FX自体に危険性はない
冒頭でお伝えした通り、海外FX自体に危険性はありません。
海外FX業者を利用したからと言って罪に問われることはありませんし、必ず大きな損失が出るものでもないからです。
ハイリターン・ハイリスクという性質上「FX初心者がやるものではない」という認識も持たれやすいですが、練習の場としても使える特長があるので危険性が高いという先入観で避けてしまうのはおすすめしません。
まず、国内FXと海外FXの特徴を比較した一覧表をご覧ください。
海外FX業者 | 国内FX業者 | |
レバレッジ | ◎ 制限なし ⇒1円からの少額取引が可能 | ▲ 最大25倍まで ⇒数万円以上の自己資金が必要 |
スプレッド幅 | ◎ 変動 ⇒狭いスプレッド幅で取引可能 | ▲ 固定 ⇒広い幅で設定されやすい |
追証 | ◎ 必要ない ⇒いくらマイナスになっても借金を負うことはない | ✕ 必要 ⇒マイナスの分は期日までに入金しなければならない |
出金ルール | ▲ 業者による ⇒ルールの理解が必要 ⇒出金に手数料・時間がかかる場合もある | ◎ 簡単・スムーズ |
信託保全 | ▲ 業者による ⇒安全な業者を選べば信託保全あり | ◎ あり |
ボーナス | ◎ 高額 ⇒自己資金0円で始められる | ▲ 少額 ⇒口座開設だけで受け取れるボーナスはない |
税金 | ▲ 給与等を含めた収入額による ⇒15%~55% ⇒確定申告必須 | ◎ 分離課税 ⇒20.315%で固定 |
海外FXにはハイレバレッジやボーナスの付与があるため、自己資金なし・もしくは1円~の少額取引が可能です。
大きな金額を用意しなくても始められるため、FX初心者の方でも安心して始めやすい特長があることが分かります。
これらの特長は、海外FX業者が日本政府の監督下にないからこそ実現できている特長です。
というのも、日本政府はゼロカットシステム禁止やレバレッジ規制などを設けています。そのため国内FXは数万円の自己資金を準備しなければ始められなかったり、借金の可能性があったりと、デメリットが生じてしまうのです。
一方、海外FX業者は日本の法律適用外なので、規制にとらわれないからこその魅力があります。
損をしないための知識を取り入れれば、安全にFXをスタートすることができるのです。
「自己資金をかけずにトレードしてみたい」という初心者の方から「なるべくスプレッド幅(手数料)を狭くして利益を大きくしたい」という上級者の方まで、幅広いトレーダーに応えられる投資先であると言えます。
2.リテラシーなしで海外FX取引することが危険性を高める理由
海外FX自体に危険性はないものの、知識なしで取引することは危険です。
海外FXには、以下のような特徴があるからです。
危険性を高める海外FXの特徴 |
1.詐欺業者が存在する 2.トラブルに遭っても自己責任になる 3.悪質アフィリエイトの情報が多い 4.ハイレバレッジが可能 5.顧客資金の保全性は業者による 6.国内FXと比べて税金が高い 7.サポートの質は業者による 8.入出金ルールが複雑で手数料と時間がかかる |
1つずつ解説します。
2-1.詐欺業者が存在する
海外FX業者には詐欺業者が存在します。
例えば、以下のような手口でお金をだまし取られるケースがあります。
具体例
- 海外FX業者に見せかけてお金を振り込ませる
- ニセの自動売買ソフトを販売する
- 取引が成功しているように見せて出金拒否をする
- 利益の上がっている利用者の口座を意図的に凍結して出金拒否をする
これらの詐欺に遭った事例は金融広報中央委員会の情報サイトや国民生活センターサイトでも公開されており、注意喚起されています。
危険性がないとはいえ、詐欺業者と取引してしまえばお金をだまし取られてしまいます。
高いレバレッジや豪華なボーナス、有利なスプレッド幅など、魅力的な特長が宣伝されても、まず信頼性は疑うようにしましょう。
詐欺業者との取引を避けるポイント! ・広告や勧誘の内容をうのみにしない ・利用の前は業者についてよく調べて安全な業者を選ぶ |
海外FXでは、安全な業者選びが必須です。本記事の4章では安全な海外FX業者の選び方を紹介しています。早速業者選びのポイントを知りたい方は4章までお進みください。
海外FXのトラブルについてこちらの記事でも詳しく解説しています。
参考記事:
【実例あり】海外FXの出金拒否|回避するための対策9つを解説
出金トラブルがあった4つの海外FX業者|必ず見るべき5つのポイント
2-2.トラブルに遭っても自己責任になる
お金をだまし取るなどの詐欺行為は明らかな犯罪ですが、海外FXでこのような詐欺行為に遭っても解決に導くことは難しいです。
海外業者は国内法が及ばないため、捜査や摘発をすることが困難な状況にあるからです。
海外に拠点を置く詐欺グループを見つけ出すことは非常に困難であり、たとえ連絡が取れるようになったとしても法的措置を取ることができません。
海外FX業者との取引は自己責任になるため、取引を行う業者のことはよくリサーチし、お金を預けてよいのかは慎重に検討するようにしてください。
もしもトラブルに遭った場合! 消費生活センターに相談することで解決策の助言を受けられることもあります。 海外FXでトラブルに巻き込まれた際の相談先として押さえておきましょう。 消費生活センター |
2-3.悪質アフィリエイトの情報が多い
悪質なアフィリエイト記事による情報も多く散乱していることも、海外FXの危険性を高める1つの要因です。
というのも、海外アフィリエイトは儲かりやすい仕組みになっているため、メリットだけを強調したり、虚偽の儲け話を載せたりする悪質なアフィリエイターによる投稿も量産されています。
そのため、コンテンツ記事やSNSなどで発信されている情報の信ぴょう性が低い傾向にあるのです。
魅力的に感じる情報を目にしても、まずは疑い、慎重にリサーチするようにしてください。
悪質アフィリエイトにだまされないコツ! ・「簡単に稼げる」「楽して稼げる」などの甘い言葉を信じない ・「100万円稼げる」などの誇大表現を信じない ・「〇〇 評判」などで検索をかけてリサーチする |
2-4.ハイレバレッジが可能
海外FXはハイレバレッジが可能である点も危険性を高める要因になっています。
レバレッジ規制がない海外FXでは、1,000倍以上ものレバレッジを掛けることが可能です。
国内FX | 海外FX |
最大25倍 | 最大1000〜5000倍 |
1,000倍のレバレッジをかけて取引を行う場合、100円✕1,000倍⇒10万円、1,000円✕1,000倍⇒100万円の取引ができる、ということです。
ハイレバレッジは少ない証拠金で取引が可能であることはメリットである一方、損失額が大きくなるという特徴と隣り合わせています。
ゼロカットが適用されるため借金を負う心配はありませんが、一度の取引で証拠金が0円になる可能性が十分あります。
ハイレバレッジは少ない資金(=損失になっても支障のない資金)で取引を行うために活用すると、ハイレバレッジの恩恵を受けやすいです。
大きく稼ぐことを目的としてハイレバレッジを利用しないようにしましょう。
安全にレバレッジをかける方法! ・闇雲にレバレッジをかけない ・どれくらいのレバレッジでどれくらいのポジションが持てるのか算出する ⇒XMの証拠金計算機の活用がおすすめ! |
海外FXのレバレッジに関する基礎知識はこちらで紹介しています。
参考記事:海外FXのレバレッジ|基礎から理解する取引の仕組みとリスクの注意点
2-5.顧客資金の保全性は業者による
顧客資金の保全性は業者による、ということも危険性が高いと言われる代表的な要因です。
というのも、国内FXはたとえ業者が倒産した場合でも顧客の資金は必ず返還される“信託保全”が義務付けられています。
一方、海外FX業者は業者によって保全方法が異なり、多くの業者は“分別管理”という方式を取っています。
国内FX業者 | 海外FX業者 | |
管理方式 | 信託管理 | 信託保全の業者もあるがおもに分別管理 |
資金の管理方法 | 信託銀行が管理 | 業者の持つ銀行口座で管理 |
リスク | 業者が倒産した場合も 預けていた証拠金は全額、必ず返還される | 業者が倒産した場合、 預けていた証拠金の返還が保証されていない |
分別管理とは、海外FX業者が営業活動に使う自社の口座とは違う口座を使って管理する、という方法です。
分別管理で管理される方法は決して危険性が高いものではありませんが、信託管理の方法に比べると安全性は欠けてしまいます。
安全度 | 信託保全・分別管理の状況 |
高い 低い | 信託保全(全額) |
補償機関・基金からの補償あり(上限金額あり) | |
分別管理(優良銀行の口座で管理) | |
分別管理(他の金融機関口座で管理) | |
分別管理(社内で保管) | |
信託保全・分別管理なし |
業者によっては預けた証拠金が全額返還されない可能性があるので、取引する業者の資金管理方法は必ず確認し、大きな金額は預けないようにすることをおすすめします。
自分で資金を守る方法! ・取引する前に保障内容を確認する ・大きな資金を海外業者の口座に預けたままにしない |
信託保全についての解説と、信託保全を行う業者はこちらの記事でも紹介しています。
参考記事:信託保全を行う2つの海外FX業者!分別管理との違いを解説
2-6.国内FXと比べて税金が高い
海外FXの税金は累進課税となるため、海外FXで稼いだ翌年は支払う税額が高くなる可能性があることも危険視されている点です。
そもそも、株やFXなどの投資利益にかかる課税には総合課税、分離課税の2つの課税方式があります。総合課税と分離課税では、具体的に以下のような違いがあります。
分離課税 | 総合課税 | |
特徴 | 所得の種類ごとに個別に課税される。 | 対象となるすべての所得を合計し、その合計金額が課税対象となる。 |
確定申告 | 不要 | 必要 |
税率 | 定率 税率20.315% | 累進課税(所得によって税率が変更される) |
住民税への影響 | 影響なし | 影響あり |
分離課税は、どれだけ収益が上がっても税率は20.315%で変わらず、翌年の住民税が上がることもありません。
一方、総合課税の税率は課税所得の金額に応じて変化します。課税所得ごとの税率は以下の通りです。
課税所得総額 | 税率 |
20万円以上~195万円以下 | 15% (所得税5%+住民税10%) |
195万円以上~330万円以下 | 20%(所得税10%+住民税10%) |
330万円以上~695万円以下 | 30%(所得税10%+住民税10%) |
695万円以上~900万円以下 | 33%(所得税23%+住民税10%) |
900万円以上~1.800万円以下 | 43%(所得税33%+住民税10%) |
1.800万円以上~ | 50%(所得税40%+住民税10%) |
表を見るとわかる通り、収入が330万円を超えると分離課税の税率(20.315%)を超え、最大で50%まで税率が上昇することになります。
国内FXの場合はトレーダーが納税方式を選ぶことができますが、海外FXの場合は総合課税しか選ぶことができません。
手元の利益を多く残すために「どれくらいまで利益を出すか」を考え、戦略的に行う必要があります。
また、海外FXで稼いだ翌年は税金の支払いがあるため、得た利益を全て使い果たさないよう計画的に資金管理していくことがポイントとなります。
税金を抑える方法! ・節税対策を取り入れる ・海外FXで稼ぐ金額ラインを決めておく |
海外FXの税金についてはこちらの記事でも解説しています。
参考記事:
海外FXと国内FXの税金はどちらがお得?3つの違いを徹底解説
【知って得する】海外FXトレーダーのための税金計算シミュレーション
2-7.サポートの質は業者による
海外FX業者の中にはサポート対応が不十分な業者も多く、サポートの質は業者によることも危険性を高める要因になります。
日本語ページが用意されていても、サポートスタッフに日本人スタッフがいなかったり、日本語を十分に理解して話せないスタッフに当たってしまったりするケースもあります。
日本語対応できないだけでなく、連絡が取れない状態になる業者も存在するため、業者選びの際はサポートの質を重視することも欠かせません。
優良なサポート対応を行う業者を選ぶコツ! ・すでに活用している人の口コミを確認する ・公式ホームページでサポート内容を確認する |
業者選びのコツは4章で具体的に解説しているので、すぐに確認したい方はお進みください。
2-8.入出金ルールが複雑で手数料と時間がかかる
海外FXは特別な入出金ルールがあったり、手数料がかかったりと、不便を感じやすい特徴もあります。
また、着金に時間がかかる傾向にあることも、トレーダーにとっては不安や危険性を感じる点であると言えるでしょう。
業者によって細かいルールがあり、煩雑で面倒な手続きが必要になることもあります。
海外FXを活用するかを検討する際は、入出金ルールを理解できるかも確認しておくことがおすすめです。
スムーズに入出金するコツ! ・bitwallet(ビットウォレット)を使って入出金を行う ・着金が早い海外FX業者を選ぶ |
3.【こんな人は危険】海外FXをおすすめしない人
海外FXは知識を身につけることで安全性を高めることができますが、以下のような方には海外FXの利用をおすすめしません。
海外FXをおすすめしない人 |
・リスクなく投資を行いたい人 ・余裕資金がない人 ・税金の計算 ・納税管理が苦手な人 |
海外FXの利用をおすすめできない人の特徴について解説します。
3-1.リスクなく投資を行いたい人
海外FXは「リスクなく投資をしたい」という人におすすめできる投資先ではありません。
海外FXはハイリターンが狙える可能性のある投資ですが、その分、損失リスクも高いです。
積み上げてきた利益が一度のトレードで0円になることも十分にあり得ます。
保守的に資産形成をしていきたいと考えているのであれば、海外FXよりも「預金」や「保険」「国債」などのほうが安心して預けられるでしょう。
低リスクの投資はハイリターンがないデメリットがありますが、元本割れしにくいので「逆に資産が減ってしまった」というストレスを感じないメリットがあります。
海外FXはハイリターン・ハイリスクという特徴があるため、リスクなく保守的に投資を行いたい人には海外FXはおすすめできません。
3-2.余裕資金がない人
余裕資金がない人も海外FXはおすすめできません。
海外FXは「確実に利益が出る」ものではないからです。
よって、以下のような必要な資金は確保したうえで海外FXを始めるかを検討しましょう。
生活費 | 将来必要なお金 |
・住宅費 ・食費 ・被服費 ・医療費 など | ・教育費 ・住宅購入費 ・冠婚葬祭 など |
海外FXのみならず国内FXにも言えることですが、FXは余剰金で行うことが鉄則です。
損失が出る可能性も十分あるため、たとえ資金が戻ってこなくても生活に影響を及ぼさない範囲で行うようにしてください。
3-3.税金の計算・納税管理が苦手な人
海外FXは税金の計算、納税管理が苦手な人におすすめできません。
海外FXは累積課税方式のため、利益や所得に応じて税率・税額が変わるからです。
利益を得た翌年は納めるべき税金が跳ね上げる可能性もあるため、納税を見込んで資金確保を行う必要が出てきます。
利益の上限を決めたり、節税対策を取り入れたりと、戦略的に資金管理していく必要が出てくるため、税金の計算や資産管理ができない場合は海外FXをおすすめできません。
サラリーマンに向けた海外FXの税金に関する基礎知識はこちらの記事で紹介しています。
参考記事:サラリーマンは海外fx利益20万から税金がかかる!すべきこと全解説
4.海外FXを安全に始めるなら最低限抑えるべきポイント4つ
危険性を高める特徴がある海外FXであっても、ここで紹介するポイントを押さえれば安全に取引することが可能です。
海外FXを安全に始めるなら最低限抑えるべきポイント |
1.安全な業者を選ぶ 2.大きな資金を預けない 3.ボーナスを活用して取引をする 4.節税対策を取り入れる |
安全に海外FXを始めるためのポイントについて解説します。
4-1.安全な業者を選ぶ
海外FXで安全なFXトレードを行う上で最も重要な点は危険性の低い(=信頼できる)業者を選ぶことです。
詐欺を働く悪質な業者がいる一方で、リスクに対して安全策を用意している優良な業者も存在します。
以下の項目を確認し、安全性の高さを確認してみましょう。
海外FX業者を選ぶときに見るべき3つのチェック項目 |
☑金融ライセンスの有無、種類 ⇒取得難易度が高いほど安心◎ ☑顧客資金の管理方法 ⇒信託保全もしくは分別管理◎ ☑SNSや掲示板での評判 ⇒アフィリエイト投稿もあるのでリサーチは入念に |
金融ライセンスの有無や種類、資金の管理方法については公式ホームページで確認できます。
X(旧Twitter)や5chなど、トレーダーによるリアルな意見も確認し、信頼できる業者なのかを見てみてください。
ただし、悪質なアフィリエイターによる投稿も存在します。
あまりにも好都合な内容を出して勧誘しているような内容は信用しないようにしましょう。
こちらの記事では安全性の高い業者について紹介しています。
参考記事:海外FX未入金ボーナスが豪華なおすすめ10選!安全性や使いやすさ
4-2.大きな資金を預けない
大きな金額の資金を預けないことも、海外FXを始めるうえで重要なポイントです。
海外FX業者は、突如として出金拒否を行ったり、連絡がつかなくなったりするケースもあるからです。
利益が出たらこまめに出金して国内の銀行に預けるなど、資産は安全性の高い国内金融機関を使うようにしてください。
4-3.ボーナスを活用して取引をする
海外FXを活用する際はボーナスで取引を行うようにすることもおすすめです。
海外FXはボーナスが豪華で、口座開設をするだけで取引に使えるボーナスがもらえる業者が多いです。
自己資金なしでリアルなトレードが可能なので、危険性や損失リスクを抑えるためにボーナスを活用して取引することをおすすめします。
ボーナスが豪華な海外FX業者はこちらの記事で紹介しています。
参考記事:
【最新】海外FX | 口座開設ボーナスが豪華なおすすめ会社9選
【2024年最新】開設ボーナスが人気なおすすめ海外FX業者8選
4-4.節税対策を取り入れる
海外FXは税金が高額になりやすい特徴があるので、節税対策を取り入れて確定申告や取引を行うことがポイントです。
具体的には以下の方法で節税対策が可能です。
- 対処法その1 経費を計上する
- 対処法その2 海外FXでの利益は一定額に抑え、分散投資を心がける
1つずつ確認しましょう。
4-4-1.経費を計上する
海外FXで利益を得ると確定申告が必要になりますが、確定申告では収入だけでなく、経費も計上しましょう。
経費を計上すると課税所得を下げられるため、税率も下げることができるからです。
申告できる経費は海外FXの必要経費として認められるものだけですが、その範囲は意外に広く、以下のようなものは、およそ経費として認められます。
- 海外FX関連の書籍の購入費
- 海外FXのセミナーや勉強会の参加費(会場までの交通費を含む)
- パソコンや携帯電話、周辺機器などの料金
- 椅子や机などの購入資金
- 通信費
経費を申告する際は領収書や支払ったことを証明する書類を必ず保管する必要があります。また、これらの書類は5年間保管する義務があるため、廃棄処分などは決してしないようにしましょう。
4-4-2.海外FXでの利益は一定額に抑え、分散投資を心がける
海外FXで得る利益は一定額に抑え、分散投資を心がけることも節税対策に有効です。
海外FXの総合課税は累進課税のため、海外FXの利益を含む課税所得が330万円を越えると国内FXよりも割高になってしまうからです。
また金額が大きくなれば、最大50%というたいへん高い税率が課せられることにもなります。
このような税率の上昇を防ぐためには、海外FXの利益だけが大きくなることのないよう、分離課税を選択できる国内FXや株式などに資金を振り分けて分散投資をすることが賢い資産形成の方法であると言えます。
投資効率が高い海外FXを利用して利益を出し、利益が高額になる前により安全な投資に資金を移行するという手法も有効です。これは節税になるだけでなく、安全な投資を行うという視点からも効果的なので、取り入れることをおすすめします。
海外FXの節税対策についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので参考にしてください。
参考記事:海外FXで稼いだ雑所得の課税ルール|おすすめの節税対策8選
5.おすすめ優良海外FX業者3選
ここからは安全性が高いと定評のある以下の海外FX業者3者を紹介します。
①AXIORY
②XM Trading
③Tradeview
いずれも海外FX取引のリスクを下げるための独自のサービスを展開し、ユーザーから高く評価されています。ぜひ業者選びの参考にしてください。
5-1.AXIORY
出典:AXIORY
評価 | 特徴 | |
ゼロカット | ◎ | ゼロカットシステムを完備 口座残高以上の損失は絶対に発生しない |
金融ライセンス | ◎ | ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)を保持 |
資金管理 | ◎ | 信託保全によって証拠金の全額が保証される |
利用者の信頼度 | ◎ | 出金拒否があったとする噂はほとんど聞かない Financial Commissionに加盟しており、万が一の出金拒否に対し異議申し立てができる。 |
AXIORY(アキシオリー)はその安全性の高さから多くのユーザーから高い信頼を得ている海外FX業者の一つです。
ベリーズ共和国に本社を構え、ベリーズ共和国の金融ライセンスであるベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)を保持しています。もちろんゼロカットシステムを完備しており、入金した証拠金以上に追証による損失が発生することもありません。
そしてAXIORYの最も大きな特徴は、海外FX業者でありながら顧客資金を運営会社から完全に分離して管理することで、信託保全を実現している点です。このため万が一業者が倒産したとしても、証拠金は全額返還されます。
海外FX業者の多くが分別管理で資金管理している一方、AXIORYは信託保全を実現しています。高い資金管理を行っている点はユーザーからの信頼を得る大変大きな要素であると言えるでしょう。
さらにFXユーザーと業者の間での紛争解決を行う第三者機関Financial Commissionに加盟しており、出金拒否に納得がいかない場合は異議申し立てをすることもできるなど、海外FXに対するリスクを心配するユーザーに対して手厚い配慮も人気の理由であると言えます。
最大レバレッジ倍率は400倍と海外FX業者としては若干低いという特徴はありますが、安全性という点からは大変評価の高い海外FX業者です。
5-2.XM Trading
出典:XM
評価 | 特徴 | |
ゼロカット | ◎ | ゼロカットシステムを完備 口座残高以上の損失は絶対に発生しない |
金融ライセンス | ◎ | イギリス金融行為規制機構のライセンス(FCA)を保持・そのほか多数 |
資金管理 | ◯ | 投資家補償基金(ICF)に加盟 20,000ユーロに相当する金額まで証拠金が保証される。 |
利用者の信頼度 | ◎ | 出金依頼に対して24時間以内に対応 出金拒否があったとする噂はほとんど聞かない |
XMトレーディングは、最も人気の高い海外FX業者の一つです。その人気の理由は、出金に対しての信頼性が高いことが挙げられます。
利用規約には出金依頼に対して24時間以内に対応することを明示しており、口コミでも、業者が原因の出金拒否の報告はほとんど確認できていません。
他の海外FX業者と同様にゼロカットシステムを完備しており、入金した証拠金以上の損失を出す心配はありません。金融ライセンスについても、最も取得が難しいと言われているイギリス金融行為規制機構のライセンス(FCA)を取得しています。
資金管理については、完全な信託保全はありませんが、投資家補償基金(ICF)に加盟しており、20,000ユーロに相当する金額までは証拠金が保証されます。
最大レバレッジ倍率は888倍とAXIORYよりも高く、安全性とレバレッジのバランスの良い業者として多くのユーザーが利用しています。
5-3.Tradeview
出典:Tradeview
評価 | 特徴 | |
ゼロカット | ◎ | ゼロカットシステムを完備 口座残高以上の損失は絶対に発生しない |
金融ライセンス | ◎ | ケイマン諸島金融庁(CIMA)を保持 |
資金管理 | ◯ | 35,000ドルまでの信託保全が保証されている |
利用者の信頼度 | ◎ | 出金拒否があったとする噂はほとんど聞かない 禁止行為となる取引が少なく違反取引による出金拒否などの危険性が低い |
Tradeview(トレードビュー)はアメリカニューヨーク州に拠点を置く海外FX業者で、創業は2004年と、海外FX業者としては長いれ式を持つ老舗のFX業者です。
ゼロカットシステムを完備し、金融ライセンスはケイマン諸島金融庁によるライセンスCIMAを保持しています。信託保全は完全ではありませんが、投資家一人当たり35,000ドル(約360万円)までの証拠金を保証するとしています。
Tradeviewの長所は禁止取引が少ないことです。他業者の口座と両建て取引や、スキャルピング、窓埋めトレードなど、他の業者では禁止されることの多い取引もTradeviewでは禁止されていません。
このため、違反取引となる確率が低く出金拒否などがおこる危険性も低いという特徴があります。
おすすめはXM Trading 今回は特に安全性に絞って、おすすめの海外FX業者を紹介しましたが、もちろん海外FX業者の選択では、安全性だけでなく、レバレッジ倍率、入出金のしやすさ、スプレッド幅の狭さなど様々なポイントを考慮する必要があります。 そして様々な点を考慮した総合評価の高さという点で考えれば、おすすめはXM Tradingです。 海外FX業者はサービスに違いも多く、自分の取引スタイルにあったサービスを提供する海外FX業者の選択が利益を上げる上でもかかせないポイントになります。 XM Tradingは口座開設ボーナスがあるので、まずは自己資金なしで使い心地を体感してみてください。 |
まとめ
今回は海外FXの危険性について解説しました。
海外FX自体に危険性はありませんが、リテラシーなしで取引することは危険です。
それは海外FXに以下のような特徴があるからです。
危険性を高める海外FXの特徴 |
1.詐欺業者が存在する 2.トラブルに遭っても自己責任になる 3.悪質アフィリエイトの情報が多い 4.ハイレバレッジが可能 5.顧客資金の保全性は業者による 6.国内FXと比べて税金が高い 7.サポートの質は業者による 8.入出金ルールが複雑で手数料と時間がかかる |
ただし正しい知識を持って対処すれば、大幅にリスクを下げることはできます。
海外FXには海外FXならではの魅力があるため、分散投資の1つとして取り入れると効率的に資産形成が可能です。
ぜひ本記事を参考にして、安全性の高い業者を選び、安全性の高いトレードを行ってみてください。
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