「MT4ってどんな取引ツールなのか」
「海外FXの取引ツールはMT4だけなの?」
あなたは今、海外FXのMT4がどんな取引ツールなのか、興味を覚え始めてていることでしょう。
MT4は正式名称を「Meta Treader4」といい、FX取引をはじめとするさまざまな金融商品のトレードに利用できる取引ツールです。
MT4は、特に海外FXでは基本と言ってもいい取引ツールで、
- 無料で利用できて初心者にも扱いやすい
- 拡張性が高く自分好みにカスタマイズができる
などのさまざまなメリットから、海外FX業者のほとんどが、自社の取引ツールとしてMT4を採用しています。
Meta Treaderには、後発のMT5(Meta Treader5)もすでに利用されていて、MT4はアプリの機能として次世代のMT5に劣る点があるのは認められます。
しかし、MT4はシンプルで使いやすく、特に利用できるツールの数がMT5に比べて圧倒的に多いことから、MT5が普及した現在でも、最も人気のある取引ツールの地位を保っています。
MT4 | MT5 | |
対応している業者 | 多い | 増えているものの少ない |
動作速度 | 遅い | 早い |
時間足 | 9種類 | 21種類 |
標準インジケーター | 30種類 | 38種類 |
カスタムインジケーター (分析ツール) | 圧倒的に多い | 少ない |
EA (自動売買ソフト) | 圧倒的に多い | 少ない |
板情報 | なし | あり |
モバイル対応 | 使える機能が制限される | 機能が豊富 |
海外FXにかかわらず、FXトレードでは、一瞬の取引の遅れが大きな損失を生むことが少なくありません。
このため、もしあなたが不慣れな取引ツールに戸惑いがあれば、それは取引におけるリスクとなるでしょう。
このため、海外FX取引で快適に取引をしたいなら、MT4を正しく理解して使いこなすことが、とても大切になるのです。
そこで今回は、
- MT4(Meta Trander4)とは
- MT4を利用するメリット・デメリット
- 基本的にはMT4とMT5の2択!どちらが良いか比較
- MT4は海外FX初心者にもプロトレーダーを目指す人にもおすすめ
- MT4で取引できる海外FX業者の中でさらにおすすめの5つ
- MT4の基本的な使い方
について詳しく解説していきます。
この記事を読めば、あなたも、MT4を熟知して快適に使いこなすことができるようになるでしょう。
目次
1.MT4(Meta Trander4)とは
まずはMT4についての基本的な情報を、以下の2つのポイントから解説しましょう。
一つずつ解説します。
1-1.MT4は海外FXで取引を行うための共通のソフト
MT4の正式名称は「MetaTrader 4(メタトレーダー4)」で、MetaQuotes Software(メタクオーツ・ソフトウェア)社が開発・提供している取引ツールです。
MT4は、多くの海外FX業者が自社の取引ツールとして採用しており、事実上、海外FX取引における共通の取引ツールです。
このため、MT4はの使い方を一度覚えれば、海外FX業者を変更しても同じ取引環境でトレードが可能になるのです。
海外FX業者は、スプレッドやボーナスなど、業者によって大きな違いがあるため、取引スタイルや状況の変化に応じて業者を変更したり、あるいは複数の業者を使い分けることも珍しくありません。
このような場合も、MT4を使えば、新たな取引ツールの使い方を覚える必要がないのです。
トレーダーは慣れ親しんだMT4を使い続ける傾向があるため、「MT4が採用されているか」が業者選びの大きなポイントにもなっています。
そのため、後発の取引ツールであるMT5が2010年に発表された後も、多くのトレーダーがMT4を使い続けています。
さらに、MT4が使えるかどうかは口座開設数にも大きく影響するため、多くの海外FX業者がMT4を取引ツールとして採用し続ける状況が続くと見ていいでしょう。
1-2.MT4によって自分の取引に最適な環境を作れるのが魅力
MT4がトレーダーに好まれる最も大きな理由は、拡張性の高さです。
EA(自動売買ツール)やインジケーター(テクニカル分析ツール)など、さまざまなプログラムを追加して利用できるため、自分好みの取引環境を簡単に作り上げることができるのです。
このため、トレーダーは自分の取引スタイルに合わせて、分析ツールやEAを追加し、自分専用の取引ツールにカスタマイズし、思い通りのトレードを行うことが可能になります。
後発のMT5にも同様の機能はあるのですが、MT5で利用できるインジケーターやEAの数は、MT4に比べて圧倒的に少ないというのが現実です。
このため、トレーダーはますますMT4を利用し続け、MT4の人気は衰えないまま現在に至っています。
2.MT4を利用する4つのメリット
MT4がトレーダーから支持される理由として挙げられる特に大きなメリットは、以下の4つにあります。
それぞれについて詳しくみていきましょう。
2-1.初心者でも高度なテクニカル分析を行える
海外FXトレードで、取引を優位に進める上で重要になるのがチャートのテクニカル分析です。
MT4は特に、このテクニカル分析を行うのにとても有利な環境が用意されています。
具体的には、MT4には、テクニカル分析に欠かせないインジケーターが50種類以上常備されています。
【インジケーターとは】 インジケーターとは、チャートにさまざまなテクニカル指標を直接表示できる分析プログラムのことを言います。 テクニカル指標の代表的なものとしては、移動平均線やボリンジャーバンド、一目均衡表などが挙げられます。インジケーターはこれらの指標をMT4のチャート上に直接反映して、取引のタイミングを視覚的に分析することができます。 |
これらを使えば、FX取引の知識に乏しい初心者でも、プロトレーダーと変わらないテクニカル分析が可能になります。
さらに、MT4の中に目当てのインジケーターがなければ、自分の好みのインジケーターを外部から探してきて、MT4の中にインストールして使うこともできます。
MT4で使えるインジケーターはたいへん数が多く、無料で利用できるものもたくさんあるので、選択肢は非常に幅広いです。
2-2.EA(自動売買プログラム)の選択肢が多い
MT4のさらに大きなメリットとして挙げられるのが、利用できる自動売買プログラム(EA)の数の多さです。
海外FXの自動売買とは、EA(エキスパートアドバイザー)という自動売買プログラムが、文字通り自動的にFXトレードを行ってくれる仕組みです。
EAをうまく活用できれば、トレーダーは取引のために多くの時間を拘束されることがなくなります。それどころか、何もしなくても資産が自動的に増えていくということも夢ではありません。
ただし、EAはただやみくもに設定すればいいというわけではありません。
EAにはそれぞれ性格があり、それぞれのツールによって得意な取引や、利益を上げやすい場面が異なります。
例えば、レンジ相場を得意とするツールや、相場の上昇・下降局面に強いツールなど、特徴の違うEAをうまく組み合わせながら、利益を上げていくのです。
この点において、利用できるEAが圧倒的に多いMT4は、自動売買を行いたいトレーダーにとっては不可欠な取引ツールと言えるのです。
海外FXの自動売買については、以下のページでも詳しく解説しています。
参考記事:海外FXの自動売買とは?優秀なEAの見極め方と今すぐ始める方法
2-3.カスタマイズが自在にできる
MT4のメリットとしてさらに挙げられるのが、カスタマイズのしやすさです。
プログラミングに関する多少の知識があれば、EAやインジケーターを自分好みにカスタマイズして使うことも簡単です。
取引に精通したトレーダーであればあるほど、自分の取引スタイルに合わせて、自分好みの取引環境を作ることができるため、MT4を手放せないプロトレーダーもたくさんいます。
2-4.業者を変更しても同じ画面で使える
MT4はほとんどの海外FX業者で採用しているため、業者を変えても同じ取引環境で取引を行うことができます。
国内FXなどの場合、業者ごとに別々の取引ツールが提供されていることが多くあります。この場合業者を変えると、使い慣れた取引ツールが使えなくなってしまうため、たいへん不便です。
これに対してMT4の場合、新しい業者を使いたい場合、新しい業者のサーバー設定を追加してログインし直すだけで、すぐに取引を開始することができます。
自分がこれまで使っていたEAやインジケーターを再設定する必要もありません。
3.MT4を利用する4つのデメリット
MT4を利用する上でのデメリットについても見ていきましょう。
特に以下の4つのポイントについては、あらかじめ踏まえておくことをおすすめします。
一つずつ解説します。
3-1.海外FX業者によっては日本語サポートがない
MT4を利用する海外FX業者に中には、日本語サポートを行っていない会社もあります。
MT4自体は日本語にも対応しており、表示言語を日本語に切り替えることも簡単です。ただし、利用する海外FX業者の日本語対応しているかどうかは別の問題です。
主要な海外FX業者では日本語サポートがあり、電話やメールで質問することが可能ですが、中には日本語を話せる外国人の場合もあり、意思の疎通ができないケースもあります。
利用する業者に日本人のスタッフがいるかどうかについては、あらかじめチェックした方が良いでしょう。
3-2.慣れるまでに時間がかかる
MT4は、FX初心者にとって慣れるまで若干の時間が必要です。
というのも、チャート解析ツールや機能の選択肢が多すぎるため、自分にとって何が必要なのかという判断が難しくなるからです。
さらに、主要なボタンは日本語対応なのですが、細かい設定になると英語表記のみとなる場合も多く、初めて利用する場合は戸惑う場面もあります。
ただし、利用に慣れてしまえば決して難しい取引ツールではなく、初心者でも少しの時間があれば、使いこなすことは可能です。
3-3.機能がありすぎて使いこなせない可能性がある
MT4は豊富な機能と高性能が最大のメリットでもありますが、せっかくの良さを使いこなせない可能性もあります。
使いたい機能があるのに、細かい設定や選択肢が多すぎて手間と時間がかかり、結局は簡単なツールの方が使い勝手が良い、というケースもあります。
MT4を使いこなしたい場合、FX業者の中には、丁寧な取扱説明書を用意している会社もあるので、そういったサポートが厚い業者を選ぶのもよいでしょう。
3-4.MT5に比べて劣る点がある
さまざまな点で利点のあるMT4ですが、後発のプログラムであるMT5に比べると、性能的には劣る点があることも否めません。
操作や反応の速度についてはMT5の方が優れています。
MT4が32ビット対応なのに対してMT5は64ビット対応のため、情報処理速度の点ではMT5が優位であるという点は否めません。このためストレスなく、サクサク動いてくれるのはMT5の方です。
一方で、インジケーターやEAの数、またカスタマイズ性能などの点ではMT4に一日の長があり、どちらが良いかはトレーダーの取引スタイルによって異なってきます。
次章では、MT4とMT5の2つの取引ツールを、さらに詳しく比較していきましょう。
4.基本的にはMT4とMT5の2択!どちらが良いか比較
多少の例外はありますが、海外FXで利用できる取引ツールは、基本的にはMT4とMT5の2つしかありません。
つまり、ほとんど全ての海外FXトレーダーは、この2つの取引ツールを比較して、いずれかを選ぶか、両方を状況に合わせて使い分けているのです。
MT4とMT5には、同じシリーズでありながら多くの違いがあり、それぞれの特徴と違いを理解しておけば、実際のFXトレードにおいても有利に取引を進めることができるでしょう。
MT4とMT5を比較すると、以下のような違いがあります。
【MT4とMT5との違い】
MT4 | MT5 | |
対応している業者 | 多い | 増えているものの少ない |
動作速度 | 遅い | 早い |
時間足 | 9種類 | 21種類 |
標準インジケーター | 30種類 | 38種類 |
カスタムインジケーター (分析ツール) | 圧倒的に多い | 少ない |
EA (自動売買ソフト) | 圧倒的に多い | 少ない |
板情報 | なし | あり |
モバイル対応 | 使える機能が制限される | 機能が豊富 |
この比較を踏まえたうえで、さらにMT4とMT5の違いを、いくつかの点から深く掘り下げていきましょう。
4-1.MT5の方が動作が早い
MT4とMT5を使って、一番わかりやすい違いは「動作速度」です。
複雑な作業を、早く安定して処理するという点では、MT5のほうが優れています。
後発のツールであるMT5は、パソコンのメモリを多く消費する代わりに、動作や表示速度がかなり改良されています。
たとえば、MT4の場合、一度に多くのチャート画面を表示させると動作が遅くなったり、フリーズしたりすることがあります。これによって取引で狙ったチャンスを逃すという状況も起こるかもしれません。
これに対してMT5では、このような状況はMT4に比べて起こりにくいと言えるでしょう。もしあなたが、スキャルピングなど、早く確実に取引を行いたい場合は、MT5が良いでしょう。
ただし、MT5の性能を十分に生かすために、スペックの高いパソコンを利用する必要はあるという点については、注意が必要です。
4-2.MT5の方が時間足が豊富
MT4とMT5の明確にわかる機能の違いとして上げられるのが、表示できる時間足の種類です。
時間足とは、一定の時間における値動きをローソク足で表したもののことを言います。
1分足、1時間足、日足など、さまざまな長さの時間単位でローソク足を示し、その時間における値動きを視覚的に表します。
この時間足の種類が、MT4とMT5では異なるのです。
【MT4とMT5で利用できる時間足の種類】
MT4 | 9種類 | 1分・5分・15分・30分・1時間・4時間 日足・週足・月足 |
MT5 | 21種類 | 1分・2分・3分・4分・5分・6分・10分・12分・15分・20分・30分・1時間・2時間・3時間・4時間・6時間・8時間・12時間 日足・週足・月足 |
MT4では9種類しかない時間足はMT5においては21種類まで増やされています。
そして時間足の種類が多いMT5のほうが、より細かい、柔軟な値動きの分析が可能になります。
この点も、後発の取引ツールであるMT5を利用するメリットであると言えるでしょう。
4-3.MT5はモバイルアプリ版が進化している
MT5はモバイルアプリも使いやすく進化しています。
もちろんMT4もモバイル版は存在し、スマートフォンで取引を行うことも可能です。しかし、その機能はMT5版のそれに対して、若干劣ります。
たとえば、モバイル版MT4では1つの画面に1つのチャートしか表示できませんが、MT5では2つのチャートを表示することができます。
これによって、USD/JPYとEUR/USDのチャートを同時に表示し、比べながら分析できるなど、使いやすさが向上しています。
ボタンや操作性も向上しているので、今まで以上に外出先のモバイルでも不足なくトレードを行うことができるでしょう。
4-4.カスタムインジケーターやEAはMT4の方が豊富
カスタムインジケーターやEAの数ではMT4に軍配が上がります。そして多くのトレーダーがMT4を手放さない理由がここにあります。
ここまでの比較では、後発のMT5に比べて古い取引ツールであるMT4を使うメリットはあまり感じなかったかもしれません。これはMT5がMT4のアップデート版である限り、当たり前のことではあります。
しかし実は、古い取引ツールであること自体がMT4の最大のメリットを生み出しているとも言えるのです。
MT4はMT5に比べて長い歴史があり、この間にさまざまなEAやカスタムインジケーターが開発されてきました。そしてこれらは現在に至るまで、レガシーとして受け継がれているのです。
このため、MT4はMT5に比べてカスタマイズの幅が広く、トレーダーのスタイルに合わせて柔軟に調整ができるのです。
この点が、新しいMT5が出た後も、MT4が多くのトレーダーから愛されている理由と言えるでしょう。
5.MT4は海外FX初心者にもプロトレーダーを目指す人にもおすすめ
MT4はこれから海外FXを始める初心者のトレーダーも、海外FXでプロトレーダーを目指す人も、いずれの方にもおすすめできる取引ツールです。
MT4は比較的操作がシンプルでわかりやすく、初心者にはオススメの取引ツールと言えるのです。
MT4は、実際には国内FX業者が提供するようなシンプルな取引ツールよりも複雑であり、慣れるまでに時間がかかる点は否めません。
しかし、MT5に比べると機能は絞られてるからこそ、MT4のほうが初心者には理解しやすいと言えます。
また、同時に、カスタマイズ性能の高さから独自の取引スタイルを実践したい経験豊富なトレーダーにもMT4はおすすめです。
複雑なテクニカル分析を行いたい熟練のトレーダーや、さまざまな自動売買ツール(EA)を駆使して手堅く利益を上げたいプロトレーダーの方にとっては既に手放すことができない取引ツールとされています。
なお、MT4とMT5のインターフェイスは類似しているため、MT4で操作に慣れてからMT5に移行することも難しくありません。
まずはMT4で海外FX取引に慣れてから、取引の状況やスタイルに合わせて、MT4とMT5を使い分けるという方法もいいでしょう。
6.MT4で取引できる海外FX業者の中でさらにおすすめの5つ
MT4は世界中のFX業者にプラットフォームとして利用されており、多くのトレーダーから愛用されています。
しかし、海外FX業者は数が多すぎるため、一体どこを使えばいいのかわかりにくいですよね。
そこで、MT4を利用するのにおすすめの海外FXFX業者をタイプ別に5社選びました。
MT4を利用するのにおすすめな海外FX業者5選
①XM Trading 解説へ | ②AXIORY 解説へ | ③タイタンFX 解説へ | ④Traders Trust 解説へ | ⑤exness 解説へ | |
取引ツール | MT4・MT5 | MT4・MT5 | MT4・MT5 | MT4 | MT4・MT5 |
最大レバレッジ | 1,000倍 | 400倍 | 500倍 | 3,000倍 | 無制限 |
日本語サポート | ◯ ・ライブチャット ・メール | ◯ ・ライブチャット | ◎ ・ライブチャット ・メール ・電話 | ◯ ・ライブチャット ・メール | ◯ ・ライブチャット ・メール |
ボーナス | ◎ ・100%+20%入金ボーナス ・XMロイヤルティプログラム ・口座開設ボーナス15000円 | ◯ 100%入金ボーナス (初回1000ドルまで) 1000ドルを超える分は5,000ドルまで25% | △ なし | ◎ ・口座開設1万円〜2万円 ・入金100%ボーナス | △ ・口座開設50ドル相当 (要入金) |
スプレッド 【USD/JPY】 (STP口座) | 1.6pips | 1.3pips | 1.3pips | 1.5pips | 1.1pips |
おすすめな人 | 初心者 | スキャルピングをしたい人 | 規模の大きな取引がしたい人 | 少額資金で一攫千金を狙いたい人 | ハイレバレッジ取引で大きく儲けたい人 |
この5つの業者の選択基準は次のとおりです。
- MT4をプラットフォームとして利用していること
- 日本語サポートがしっかりしていること
- 多くの日本人が使用していること
- 信頼性が高いこと
この章では、それぞれの業者の特徴や日本語サポートの内容、さらにメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
自分に合った海外FX業者はどれなのか、ぜひチェックしてみてください。
6-1.XM Trading|海外FX業者初心者におすすめ
出典:XM
【XM Tradingの特徴】
取引ツール | MT4・MT5 |
日本語サポート | ・日本語ライブチャット ・メール |
レバレッジ | 1,000倍 |
スプレッド【USD/JPY】 | 1.6pips |
最小取引単位 | 10通貨 |
ボーナス | ・100%+20%入金ボーナス(最大10,500ドル) ・XMロイヤルティプログラム ・口座開設ボーナス15000円 |
スキャルピング | 不向き |
金融ライセンス | セーシェル金融庁 |
こんな人におすすめ | ・初めて海外FX業者を利用する人 ・ボーナスが手厚いて海外FX業者を探している人 |
XM Tradingは、海外FX業者の代表的な存在として日本ではよく知られており、初心者から上級者まで、幅広いトレーダーに支持されています。
最大レバレッジも1000倍と、海外FXとしては高めの倍率となっており、バランスのよい海外FX業者と言えます。
取引ツールはMT4、MT5ともに利用可能です。
XMは、特に日本語サポートの手厚さでトレーダーに支持されており、これから海外FXを始める初心者の方には最適な業者であると言えるでしょう。
日本人スタッフが15人在籍しており、メールはもちろん、月曜日から金曜日までの間は24時間日本語でのライブチャットが可能です。このためわからないことや急なトラブルが起きた時でもすぐに問い合わせをすることができます。
また、ボーナスが手厚く、海外FXのボーナスを有効活用したいという方にもおすすめです。
日本で利用している人が多いので、ネットやSNSで情報を集めやすく安心できます。また、教育コンテンツや日本語サポートが手厚いので、初心者でも学びながらトレードを行うこともできます。
以下のページでは、XMについてさらに詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:
XMとは|1番人気の海外FX業者の特徴をどこよりも詳しく解説!
XMの最低入金額は5ドル!現実的な最低資金と稼ぐコツも併せて紹介
XMのKIWAMI極口座|知らないともったいない5つのメリット
6-2.AXIORY|スプレッドの狭さと約定力が魅力
出典:AXIORY
【AXIORYの特徴】
取引ツール | MT4・MT5・cTrader |
日本語サポート | ・ライブチャット ・メール |
レバレッジ | 400倍 |
スプレッド | 1.3pips |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
ボーナス | 100%入金ボーナス(初回1000ドルまで) 1000ドルを超える分は5,000ドルまで25% |
サポート | 日本語あり |
スキャルピング | OK |
金融ライセンス | ベリーズ金融サービス委員会 |
こんな人におすすめ | ・FXトレードで着実に儲けたい人 ・デイトレードやスキャルピングをメインにしたい人 |
AXIORYは、スプレッドの狭さと約定力(注文通りに約定させる力)の強さに定評のある海外FX業者です。取引ツールはMT4・MT5のほか、独自の取引ツールとして「cTrader」が用意されています。
AXIORYには海外FXのサービスとして一般的であるボーナスがほとんどなく、最大レバレッジも400倍と海外FX業者としては低めです。
このため、海外FX業者からもらうボーナスを獲得したいというトレーダーには向きません。
一方で
- スプレッドが広く都度の取引で利益を上げやすい
- 約定力が強く価格が滑る「スリッページ」がほとんど起こらない
という特徴があり、特にデイトレードやスキャルピングなど、短期売買をメインで取引を行うトレーダーから高い支持を得ています。
プロトレーダーのほとんどが、スキャルピングなどの短期売買をメインの取引スタイルとしており、AXIORYは経験豊富なトレーダーに、特に真意されている海外FXと言えます。
XMほど手厚くはありませんが、日本語スタッフによるサポートも充実しており、この点でも支障はありません。
AXIORYについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:
Axioryのスプレッドは業界最小水準!全銘柄平均スプレッド一覧
Axioryのレバレッジは最大400倍!取引ルールと注意点も解説
AXIORYの評判は?口コミ調査で判明したリアルな評判を徹底解説
6-3.タイタンFX|レバレッジ制限なしで大規模トレードにもメリット
出典:タイタンFX
【タイタンFXの特徴】
取引ツール | MT4・MT5 |
日本語サポート | ・24時間日本語対応チャット ・電話サポート |
レバレッジ | 500倍 |
スプレッド | 1.3pips |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
ボーナス | なし |
スキャルピング | ◎ |
金融ライセンス | バヌアツ共和国金融当局 モーリシャス共和国の金融サービス委員会 |
こんな人におすすめ | ・スキャルピングやデイトレードをメインで行いたい人 ・規模の大きなハイレバトレードを行いたい人 |
タイタンFXも、AXIORY同様、ボーナスを提供しない代わりに、スプレッドの狭さや約定力に優れる海外FX業者です。
取引ツールはMT4とMT5のほか、タイタンFXが独自開発した「WEBTRADER」「MOBILETRADING」も利用することができます。
日本語サポートも充実しており、この点での不安もありません。
タイタンFXを利用するメリットとして特に大きいのが、以下の2点の特徴です。
- 業界最狭水準のスプレッドでより高い確率で利益を上げることができる
- レバレッジ制限がなく取引規模が大きくてもはいレバレッジトレードができる
タイタンFXのスプレッドは、AXIORYと同様に業界でも屈指の狭さを誇ります。このため、特に短時間で多くの取引を繰り返すデイトレードやスキャルピングをメインに取引するトレーダーに有利です。
またタイタンFXのレバレッジは500倍と、決して高くはありませんが、レバレッジ制限がないという点で、トレーダーには大きなメリットがあります。
1000倍を超えるレバレッジが売りの海外FX業者の多くは、取引規模が大きくなると最大レバレッジが下げられ、大きな取引を行いにくくなります。
これに対してタイタンFXの場合、どれだけ取引の規模が大きくても500倍のレバレッジで取引ができるため、規模の大きな取引を行うトレーダーには有益な海外FX業者であると言えるでしょう。
タイタンFXについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:
タイタンFX|初心者向けにメリット・デメリットまで全てを網羅解説
タイタンFXにボーナスはない!それでも選ばれる3つの理由とは
タイタンFXの最大レバレッジは500倍!利用される3つの魅力とは
6-4.Traders Trust|最大3,000倍の高いレバレッジで一攫千金
【Traders Trustの特徴】
取引ツール | MT4 |
日本語サポート | ・日本語ライブチャット ・メール |
レバレッジ | 最大3,000倍 |
スプレッド【USD/JPY】 | 1.5pips |
最小取引単位 | 10通貨 |
ボーナス | 100%入金ボーナス(1000万円まで) |
スキャルピング | ◎ |
金融ライセンス | キプロス証券取引委員会 |
こんな人におすすめ | 少額資金で一攫千金を狙いたい人 |
Traders Trustは、海外FX業者の中でも比較的歴史の古い創業で、多くの国から金融許可も得ている安全性の高い業者です。
Traders Trustの長所はなんと言っても最大3000倍というレバレッジの高さです。高いレバレッジは資金の効率を高め、短時間で効果的に資金を増やすことができます。
このため、特に少額資金で一攫千金を狙いたいという方には最適な業者であると言えます。
利用できる取引ツールはMT4と、ウェブ上でMT4に近いトレード環境を再現したウェブトレーダー、そしてcTraderが使用可能です。残念ながらMT5は使用できません。
また日本語対応のライブチャットが、月曜日〜金曜日までの24時間対応しており、日本語サポートガシパイな方にも安心です。
デメリットとしては、他社に比べてスプレッドが広いことが挙げられます。スキャルピングなどの短期トレードを繰り返す方にはAXIORYやタイタンFXの方が有利です。
6-5.exness|レバレッジが無制限に設定できる唯一の業者
出典:exness
【exnessの特徴】
取引ツール | MT4・MT5 |
日本語サポート | ・日本語ライブチャット ・メール |
レバレッジ | 無制限 |
スプレッド【USD/JPY】 | 1.1pips(スタンダード口座) |
最小取引単位 | 10通貨 |
ボーナス | ・口座開設ボーナス50ドル相当(要入金) |
スキャルピング | ◎ |
金融ライセンス | セーシェル金融庁 |
こんな人におすすめ | ハイレバレッジ取引で大きく儲けたい人 |
exness(エクスネス)は2008年創業、日本向けの営業は2020年と比較的新しい海外FX業者です。
exnessの最も大きな特徴は、なんと言っても上限なし、自分で設定ができるレバレッジです。
レバレッジ無制限の取引は無制限に行うことはできませんが、以下の2つの条件を満たせば、実際に自分でレバレッジを設定して取引を行うことも可能です。
レバレッジ無制限解放条件 | 条件1:取引回数10回以上 条件2:取引量5ロット(50万通貨)以上 |
2つの条件を達成する必要はあるのもの、レバレッジ無制限というサービスは他社にはなく、ハイレバトレードを実践し海外FXの醍醐味を味わえる業者であると言えるでしょう。
またexnessは無制限のレバレッジにちゅうもくがあつまりがちですが、スプレッドも狭く約定力についても定評があります。
日本語サポートについても十分なサービスが行われており、トレーダーからの信頼を集めています。
7.MT4の基本的な使い方
最後の章では、MT4の基本的な使い方について、以下の3つの点について簡単に紹介しましょう。
MT4は機能がたいへん多く、初心者が初めて利用する場面では戸惑うこともありますが、とりあえずこの3つを把握しておけば、基本的な操作は可能になります。
一つずつ見ていきましょう。
7-1.MT4の起動と設定の方法
まずはMT4とMT5の起動と設定の手順を確認しましょう。
業者からMT4をダウンロードしインストールを行うと、デスクトップ上にMT4のアイコンが表示されます。まずはこのアイコンをクリックしましょう。
画面が立ち上がったら画面上部に表示されている「ファイル」タブをクリックし 「取引口座にログイン」を選択してください。
以下の画面が表示されたら必要情報を入力して、最後に「ログイン」をクリックしてください。
この画面で、口座開設を行った業者から送られてきたログインIDとパスワード、サーバーの3項目を入力します。
入力後に「ログイン」をクリックすればMT4の設定が完了します。
7-2.MT4のチャートの表示方法
次に、MT4の取引画面で、取引したい通貨ペアのチャートを表示する方法を確認しましょう。
まずMT4にログインし、表示された画面の右上の緑の十字のマークをクリックします。
クリックすると以下のようなプルダウンが表示されます。
プルダウンの上部には代表的な通貨ペアが表示されており、例えばドル円のチャートを表示したい場合には、下に表示する右の画像のように、ここからUSDJPYを選択します。
上部に表示がないそのほかの通貨ペアを表示したい場合は、左の図のように、forex1以下の表示にマウスをあて、さらにそこから右に表示される通貨ペアの中から、チャートを表示したいペアを選びます。
USDJPYはforex3の表示から選択することができます。
ドル円の場合はいずれの方法でもチャートの表示が可能です。
USDJPYをクリックすると以下のように、ドル円のチャートを表示することができます。
またここで、チャートを画面いっぱいに表示したい場合は、ウインドウの右上に表示されている、下に示す四角のボタンをクリックします。
チャートの表示は、以下のように画面いっぱいに表示されます。
元のサイズに戻したい場合は、先ほどの緑の十字のボタンの上のアイコンをクリックし、プルダウンから「元のサイズに戻す」を選んで下さい。
7-3.MT4で取引を行う方法
次に、MT4・MT5で取引を行うための基本的な操作方法について解説します。
注文する場合と決済する場合、それぞれ見てきましょう。
7-3-1.注文する場合
まず発注画面を表示します。発注画面の表示は複数の方法がありますが、最も基本的な表示方法は、画面上部のタブに表示されている「新規注文」をクリックする方法です。
新規注文をクリックすると注文画面が表示されます。ここからは成行注文と指値注文で表示が異なります。
まずは成行注文から確認しましょう
①成行注文画面
上記の画面が表示されたら、必要事項を入力します。
①通貨ペア 取引したい通貨ペアを選択します。 ②数量 取引を行うロット数を入力します ③決済逆指値・決済指値 損失確定の逆指値(ストップロスオーダー、また利益確定の指値(リミットオーダー)を設定する際に入力します。必要のない場合はそのままで構いません。 ④コメント 入力の必要はありません ⑤注文種別 ここで成行注文か指値注文かプルダウンで選択します。いずれかを選択すると、その下の画面表示が変わります。 |
①〜⑤までの入力を確認したら下に表示されている「成行売り」あるいは「成行買い」のいずれかをクリックしてください。
これで注文が完了します。
②指値注文画面
指値注文画面は、①〜④までの入力は成行注文の場合と変わりませんが⑤で指値注文を選択した後の入力が異なります。
⑤で指値注文を選択すると上記の画面となります。
①通貨ペア 取引したい通貨ペアを選択します。 ②数量 取引を行うロット数を入力します ③決済逆指値・決済指値 損失確定の逆指値(ストップロスオーダー、また利益確定の指値(リミットオーダー)を設定する際に入力します。必要のない場合はそのままで構いません。 ④コメント 入力の必要はありません ⑤注文種別 ここで成行注文か指値注文かプルダウンで選択します。いずれかを選択すると、その下の画面表示が変わります。 ⑥注文種別 以下の4つから選択します。 Buy Limit:買いの指値注文 Sell Limit:売りの指値注文 Buy Stop:買いの逆指値注文 Sell Stop:売りの逆指値注文 ⑦価格 指値注文の価格を設定します。 ⑧有効期限 注文の有効期限を設定します。有効期限内に注文が成立しなかった場合、注文自体がキャンセルされます |
①〜⑤までの入力を確認したら「発注」ボタンをクリックし発注を完了します。
7-3-2.決済する場合
次に保有しているポジションを決済する場合について、見ていきましょう。
決済を行う場合、決済のための発注画面を表示することになりますが、まずは自分が保有するポジションを確認します。
画面上部の「表示」タブから「ターミナル」を選択します。
画面下部に以下のような「ターミナル」の画面が表示されます。
まず①取引タブを選択します。取引タブを選択すると、現在保有するポジションが全て表示されます。
決済したいポジションが表示されている行の一番右に表示されている②「×」のマークをクリックすると決済の画面が表示されます。
画面が表示されたら、あとは黄色で表示されている「成行決済」のボタンをクリックすれば、決済が完了します。
まとめ
今回は海外FXの基本的取引ツールであるMT4について、詳しく解説しました。
MT4の正式名称は「MetaTrader 4(メタトレーダー4)」と言い、MetaQuotes Software(メタクオーツ・ソフトウェア)社が開発・提供している取引ツールで、ほとんどの海外FX業者でMT4が取引ツールとして採用されています。
EA(自動売買ツール)やインジケーター(テクニカル分析ツール)など、さまざまなプログラムを追加して利用できるため、自分好みの取引環境を簡単に作り上げることができる拡張性の高さも魅力です。
MTには以下の4つのメリットがあります。
MT4を利用する4つのメリット |
・初心者でも高度なテクニカル分析を行える ・EA(自動売買プログラム)の選択肢が多い ・カスタマイズが自在にできる ・業者を変更しても同じ画面で使える |
またこれに対して、以下の4つの点がデメリットとして挙げられます。
MT4を利用する4つのデメリット |
・海外FX業者によっては日本語サポートがない ・慣れるまでに時間がかかる ・機能がありすぎて使いこなせない可能性がある ・MT5に比べて劣る点がある |
海外FXで利用できる取引ツールは、基本的にはMT4とMT5の2つしかなく、これらのいずれかを選ぶことになります。MT4とMT5の違いは、以下の4つのポイントにまとめられます。
MT4とMT5の違い |
・MT5の方が動作が早い ・MT5の方が時間足が豊富 ・MT5はモバイルアプリ版が進化している ・カスタムインジケーターやEAはMT4の方が豊富 |
MT4を利用して取引ができる海外FX業者として、以下の5社についても詳しく解説しました。
MT4が利用できるおすすめ海外FX業者 |
・XM Trading ・AXIORY ・タイタンFX ・Traders Trust ・exness |
またMT4の基本的な使い方として以下の3つについても解説しました。
MT4の基本的な使い方 |
・MT4の起動と設定の方法 ・MT4のチャートの表示方法 ・MT4で取引を行う方法 |
MT4は後発のMT5に比べ、基本性能では劣る傾向にあります。ただし利用者数の多さと拡張性の高さから、海外FXを始める初心者のトレーダーから海外FXでプロトレーダーを目指す人まで、幅広くおすすめできる取引ツールと言えます。
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