「海外FXにはどんなメリットがあるのかな」
「国内FXと比べてどんな長所があるんだろう」
海外FXと聞くと、どうしても「リスクが高い」「危険」というマイナスイメージが先行しがちですが、どのようなメリットがあるのか気になりますよね。
海外FXには、国内FXにないさまざまなメリットがあり、実際に多くの人が利用しています。
【国内FXと比較した海外FXのメリット】
海外FXならではの特徴を利用することにより国内FXよりも低いリスクで、安全にFXトレードを行うことも可能です。
ただし、海外FXにはいくつかのデメリットもあります。海外FXの利用を考えるのであれば、デメリットについても知っておきましょう。
海外FXのメリット・デメリットを表にすると、以下のようにまとめることができます。
メリット | デメリット |
・借金リスクがない ・少額取引が可能 ・入金0円でも取引できる ・透明性が高く操作される心配がない ・優秀なトレードシステムが使える | ・口座に預けている資金に保証がない ・急に入出金できなくなる可能性がある ・税金負担が大きい ・入出金のルールが複雑 ・サポート体制が不十分な業者も存在する |
海外FXのデメリットについては対処法もあり、適切な対策をとればリスクは限定することができます。
そのため、上手に海外FXを取り入れれば、資産を増やしていくことは可能です。
特に以下のような取引を行いたい方には、海外FXの活用をおすすめします。
海外FXに向いている人 |
ハイリターンが期待できる取引を行いたい方 |
スキャルピングによる短時間売買を行いたい方 |
少ない資金でトレードしたい方 |
リスクを限定して積極的にFX取引を行いたい方 |
これらに当てはまる方は、海外FXで特に大きなメリットを享受することができるでしょう。
そこで今回は、海外FXについての基本的な知識について理解が深め、安全に海外FXを始めるための情報をまとめました。
- 海外FXのメリット
- 海外FXのデメリット
- 海外FXと国内FXの違いを比較
- 海外FXに向いている人
- 海外FXを初めてするならオススメの海外FX業者の紹介
この記事を読めば、あなたも海外FXのメリットを正しく理解できるようになります。
新しい投資先として海外FXに興味をお持ちであれば、ぜひこの記事を参考にしてください。
目次
1.海外FXにある5つのメリット
海外FX業者は日本政府の規制に縛られないため取引の自由度が高く、国内FXには真似できない魅力的なサービスを提供できるのが特徴です
海外FXには以下5つの大きなメリットがあります。
海外FXのメリット |
・借金リスクがない ・少額取引が可能 ・入金0円でも取引できる ・透明性が高く操作される心配がない ・優秀なトレードシステムが使える |
では1つずつ解説していきます。
1-1.借金リスクがない
海外FXの大きなメリットの1つに借金リスクがないという特徴があります。
海外FXには、マイナス分を業者が負担してくれる仕組みである『ゼロカットシステム』が適用されるからです。
というのも、国内FXでは、預けている資金に不足が生じると、それを補うための追証(追加保証金)を入金しなくてはいけません。
これは、日本の金融庁がゼロカットシステムを禁止しているためです。
為替相場の急激な変動によって口座残高以上に損失が生じた場合は、損失分の入金をしなくてはいけなくなるのです。
一方、海外FXであれば、業者が負債を負担してくれるため、トレーダーに追証を求めてくることはありません。借金を抱えてしまう事態にはならないので、借金リスクを心配せずに取引を行うことができます。
海外FXでは損失を限定することができ、積極的な運用も可能となります。借金リスクがないことは、トレーダーにとって大変大きなメリットと言えるでしょう。
ゼロカットシステムについてさらに詳しい情報を知りたい方は、以下のページも参考にしてください。 海外FXなら追証は発生しない!ゼロカットの仕組みと注意点を解説 |
1-2.少額取引が可能
海外FXは少額取引が可能である点も大きなメリットであると言えます。
海外FXにはハイレバレッジを掛けられる特徴があるからです。
というのも、国内FXでは「最大レバレッジ25倍」と金融庁が定めているレバレッジ制限があることに対し、海外FXは制限が設けられていません。
そのため、海外FXでは高いレバレッジを掛けて取引を行うことができる業者がほとんどです。
国内FX | 海外FX |
レバレッジ倍率は25倍に規制されている | 倍率を自由に設定できる 最大1000〜5000倍 |
「ハイレバレッジ=ハイリスク」と捉えがちですが、少額で取引を行うことを可能にする特徴であるため、メリットと捉えることができます。
具体的にドル円の取引をするとして必要な証拠金を算出し、比較してみましょう。
【1ドル140円のときの必要証拠金】
国内FXで必要な証拠金 (レバレッジ25倍) | 海外FXで必要な証拠金 (レバレッジ1,000倍) | |
1,000通貨の場合 | 5,600円 (140円✕1,000通貨÷25倍) | 140円 (140円✕1,000通貨÷1,000倍) |
10万通貨の場合 | 56万円 (140円✕10万通貨÷25倍) | 1万4,000円 (140円✕10万通貨÷1,000倍) |
比較して分かるように、掛けられるレバレッジが大きいほど、必要な証拠金は少なく済みます。
海外FXでは大きな金額の資金を用意しなくても取引をスタートすることができるという魅力があり、初心者でも始めやすいという魅力があるのです。
海外FXのレバレッジについてさらに詳しい情報を知りたい方は、以下のページも参考にしてください 海外FXのレバレッジ1000倍は安全!3つの理由とメリットを解説 |
1-3.入金0円でも取引できる
海外FXは入金0円でも取引できる環境を用意している業者が多いこともメリットとして挙げられます。
海外FXには、口座開設時や入金時に受け取ることができる豪華なボーナスが充実しているからです。
例えば、以下のようなボーナスキャンペーンがあります。
海外FX業者 | ボーナス例 2024年2月現在 | ||
口座開設ボーナス | 入金ボーナス | 最大付与額 | |
XM | 13,000円 | 500ドル(上限8万円)まで100% | 約170万円 |
AXIORY | ー | 100% | 3万5,000円 |
iFOREX | 15,000円 | 125% | 約31万円 |
FXGT | 15,000円 | 8万円まで100% | 129万5,000円 |
これらのボーナスは一般的には出金の制限がかけられ、取引にしか利用できないケースがほとんどですが、自己資金なしでリアルトレードができることは大きな魅力であると言えるでしょう。
もらえるボーナスの状況によっては、自分の入金した証拠金の2倍以上の金額を元手に取引ができるため、大変お得なサービスと言えます。効率的に取引したい方にはおすすめです。
海外FXのボーナスについて、こちらの記事でも紹介しています。
1-4.透明性が高く操作される心配がない
海外FXでは高い透明性が確保されている点もメリットです。
そもそもFXの取引方式は、大きく分けてDD方式とNDD方式の2種類の取引方式があります。
国内FX | 海外FX |
△ DD方式による取引 | ◎ NDD方式による取引 |
取引はディーラーを介して行われる。 透明性が低く、ディーラーの都合で取引が操作されるケースがある | ディーラーを介さずに直接取引が行われる取引の透明性が高く利益を上げやすい |
国内FXで採用されるDD方式は、トレーダーが市場で直接取引をすることはなく、ディーラーが仲介(操作)する形で取引が行われます。
トレーダーの損失がディーラーの利益に直結するため、以下のようなトレーダーに不利益となる状況が起こる可能性があります。
【国内FXの懸念点】
- ストップ狩り(ストップロス注文を狙って利益を獲得する)
- スリッページ(注文レートと実際に約定した約定レートとの間に差が発生する)
- 約定拒否(トレーダーが高い利益を確保できる取引を拒否する) など
トレーダーには見えない裏側で行われるため、透明性は低いです。
一方、海外FX業者の多くはディーラーを介さないでインターバンク市場の金融機関と直接取引を行うNDD方式を採用しています。
NDD方式では取引をコントロールするディーラーが存在しないため、恣意的な取引が発生する余地はなく、より透明性の高い取引を実現することができるというわけです。
リスクやデメリットに対するイメージが先行する海外FXですが、取引環境においては以外にも国内FXよりもずっとフェアで利益を上げやすい環境が保持されていると言うことができます。
NDD方式の基礎知識はこちらの記事で紹介しています。 参考記事:海外FXのNDD方式を詳しく解説!【おすすめ業者ランキング付】 |
1-5.優秀なトレードシステムが使える
海外FXの場合、MT4(MetaTrader4)・MT5(MetaTrader5)といった世界的に人気のあるトレードシステムを利用することができます。
国内FXでは業者ごとに取引ツールが異なることが一般的ですが、MT4・MT5には以下のような特徴があり、定期的にアップデートもされていて使い心地が向上しています。
- 表示の自由度・拡張性が高く自分の好みにカスタマイズできる
- 自動売買やバックテスト(過去の取引データを用いて利益を測定する)などの機能が充実
- 複数の口座を登録して一括管理ができる
FXでは一瞬の判断が大きな利益を生むこともあれば、反対に大きな損失になるケースもあります。
トレーダーが直感的に扱うことができるような使い心地の良い取引ツールを利用すれば、取引に戸惑うリスクや時間のロスが発生するリスク、また操作ミスのリスクを大幅に小さくすることができます。
結果としてFX取引を成功させるための大きな要素となるので、高性能な取引ツールを使えることは大きなメリットであると言えます。
MT4の基礎知識はこちらの記事で紹介しています。 参考記事:MT4対応の海外FX業者5選|MT4を使って取引する4つのメリット |
2.海外FXにある5つのデメリット
海外FXには国内FXにはない様々なメリットがありますが、デメリットも存在します。
海外FXのデメリット |
・口座に預けている資金に保証がない ・急に入出金できなくなる可能性がある ・税金負担が大きい ・入出金のルールが複雑 ・サポート体制が不十分な業者も存在する |
これらのデメリットにはそれぞれに対処法があり、対策を施せば安全に海外FXを利用することも可能です。
それぞれのデメリットとそれに対する対処法について、1つずつ確認していきましょう。
2-1.口座に預けている資金に保証がない
海外FXは、口座に預けている資金に対して保証がないことがデメリットとして挙げられます。
国内FXでは業者が倒産した場合でも預けている証拠金の返還が保証される信託保証の制度が義務付けられているのに対し、海外FXではこの信託保証制度の義務がありません。
国内FX | 海外FX |
◎ 資産保全制度がある | △ 資産保全制度がない |
海外FXは日本の法律適用外であるため、信託保全をする義務が生じないからです。
つまりFX業者が倒産した場合、証拠金が返還されない可能性があります。これは海外FXを利用する際に知っておかなければならないリスクの1つであると言えます。
信託保全の基礎知識はこちらの記事で紹介しています。 参考記事:信託保全を行う2つの海外FX業者!分別管理との違いを解説 |
信託保全がないことに対する対処法 共同口座による分別管理を行なうFX業者を選びましょう。 分別管理とは海外FX業者が倒産した場合にも資産が守られるように、トレーダーの資金を管理する口座を自社から分離して管理する資産管理方法です。 さらに優良な海外FX業者では分別管理の口座を複数の業者で共同管理することによって、自社の倒産のリスクを最小限に押さえています。複数の会社が同時に倒産する可能性は極めて低いため、結果として預けている資金は十分な安全性を確保できることになります。 つまり共同口座によって分別管理を行っている海外FX業者を選べば、信託保証義務がないことによるリスクを回避することができるわけです。 具体的に安全性の高い海外FX業者を知りたい方は、こちらの記事が参考になります。 海外FXが安全とは言えない4つの真実|安全に始める5つのポイント |
2-2.急に入出金できなくなる可能性がある
海外FXでは出金拒否や口座凍結などにより、急に入出金できなくなるケースがあります。
理由なく出金拒否や口座凍結を行う悪徳業者も稀にありますが、多くは取引ルールなどを把握していないことが要因のようです。
そのため、ほとんどの場合は事前に対処をすれば回避することができるトラブルであると言えます。
出金拒否や口座凍結に対する対処法
利用する海外FX業者の取引や入出金に関するルールを事前にチェックする
例えば海外FXではクレジットカード出金や海外銀行送金など、国内FXとは全く違う入出金方法を行う必要があり、これらに違反すると入出金が停止されてしまう業者もあります。
利用する海外FX業者の取引や入出金に関わる利用規約をチェックし、業者が定めるルールを事前に把握しておきましょう。
出金拒否に関する詳しい説明は、こちらの記事でご確認いただけます。
2-3.税金負担が大きい
海外FXは国内FXと比べて利益に対する税金負担が大きいこともデメリットです。
投資利益に対する課税方式は分離課税と総合課税の2つの方式がありますが、海外FXの利益は総合課税しか選ぶことができません。
国内FX | 海外FX |
◯ 分離課税方式 (税率は固定20.315%)を選択できる | △ 総合課税 15%~55%の累進課税 確定申告も必要 |
国内FXの場合は分離課税と総合課税のどちらか好きな方を選ぶことができ、分離課税を選べば税金は給与所得とは分離して申告することができます。
会社員であれば確定申告をする必要もありませんし、税率は利益がいくらになってもかわらず20.315%と決められています。
一方、海外FXの場合は総合課税での申告となるため、全ての所得を合算してあらためて確定申告をする必要があります。一般的な所得税や住民税としての納税となるため、税率は利益に応じて税率が上がる累進課税です。
所得に対する税率は以下の通りです。
収入総額 | 税率 |
20万円以上~195万円以下 | 15% (所得税5%+住民税10%) |
195万円以上~330万円以下 | 20%(所得税10%+住民税10%) |
330万円以上~695万円以下 | 30%(所得税10%+住民税10%) |
695万円以上~900万円以下 | 33%(所得税23%+住民税10%) |
900万円以上~1.800万円以下 | 43%(所得税33%+住民税10%) |
1.800万円以上~ | 50%(所得税40%+住民税10%) |
所得税の場合、最大税率は50%と税率がたいへん高く、収入の金額によっては分離課税にくらべて高額な税金を支払わなくてはいけないことになるため、注意が必要です。
利益に応じて税金が高くなることに対する対処法
海外FXでの利益は一定額に抑え、分散投資を心がける
一つの解決方法は分散投資です。上の表でわかる通り、総合課税の場合、課税所得が330万円以下であれば税率を20%以下に抑えることができます。
このため、例えば分離課税を選択できる国内FXや株式取引などに資金を分散して投資し、海外FXの利益を含む課税所得をできるだけ低く収めるという方法も戦略として有効と言えるでしょう。
投資効率が高い海外FXを利用しながら利益を出し、利益が高額になる前により安全な投資に資金を移行することは、節税になるだけでなく、より安全で効率的な投資を行うという視点からも有効です。
海外FXの税金については以下のページでも詳しく解説しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。
2-4.入出金のルールが複雑
海外FXは入出金に不便さを感じることもデメリットとして挙げられます。
具体的には、以下のような点が挙げられます。
- 入出金が即時に反映されない場合がある
- 入金した金額以上の利益は銀行送金以外に方法がない
- 入出金できる方法が限られている など
国内FXであれば、国内の銀行から入出金が可能で、ネット口座から24時間いつでもすぐに振り込むことができます。
クイック入金のサービスを提供している業者が一般的で、入出金の反映にストレスを感じることは少ないです。
一方、海外FX業者の場合は、業者によって入出金ルールや反映時間が異なるので、よく確認しておく必要があります。
入出金が複雑であることに対する対処法 bitwallet(ビットウォレット)を利用する 入出金の煩雑さを解消するために、最近では多くの海外FX業者がbitwalletを介した入出金に対応するようになりました。bitwalletを使えば、海外FXの入出金の煩雑さは一気に解消します。 bitwalletは世界の主要通貨(米ドル・日本円・欧州ユーロ・豪ドル)に対応しているオンライン口座で、海外FXの入出金を簡単で安全に行うことができるツールとして注目されています。登録料や年会費も無料でさまざまな入金方法に対応しており、資金を一元管理することもできる大変便利なツールです。 対応していない海外FX業者もあるため、業者を選ぶ際にはbitwalletに対応しているかどうかを確認することもおすすめです。 bitwalletについてはこちらを参照ください。 |
2-5.サポート体制が不十分な業者も存在する
海外FX業者の中には、サポート体制が不十分な業者も存在するので注意が必要です。
海外FXは日本人ユーザーだけを対象としているわけでないので、そもそも日本語対応が不十分なケースも少なくありません。
サポートスタッフに日本人がいない業者も多く、連絡しても日本語が話せないスタッフ当たってしまう、といったケースもあります。
また、時差が生じていたり、サポート体制がそもそも不十分だったりすることから、対応が遅いこともあります。
不明点やトラブルをすぐに解決できない環境は、トレーダーにとって大きなデメリット要素であるので注意が必要です。
日本語対応が不十分な海外FX業者に対する対処法 日本語にしっかりと対応しているFX業者を選ぶ 利用する海外FX業者を選ぶ段階から日本語対応が充実している海外FX業者を選びましょう。 優良な海外FX業者では、日本語対応だけでなく、サポートデスクに常に日本人を常駐させ、日本かの質問やトラブルにタイムリーに対応できる体制を整えています。 日本語スタッフがいるか、日本語での質問に対応しているかなどは、ホームページを見ればすぐに確認することができます。業者の選定の際にはぜひチェックすることをお勧めします。 |
海外FXのデメリットは怖くない! デメリットを正しく理解し、それぞれのデメリットに対して対策を行えばリスクは限定され、必要以上に海外FXでのトレードを怖がる必要はありません。 以下のページでは、海外FXのデメリットとその対処法について、さらに詳しく解説しています。興味のある方は是非、合わせてご確認ください。 海外FXのデメリット7つを解説!知っておくべきリスクとその対処法 |
3.【結論】実際のところ海外FXのメリットは大きい
海外FXのデメリットもふまえた上で言える結論は「実際、海外FXのメリットは大きい」ということです。
海外FXのメリットは、多くの人が享受できる特徴があるためです。
海外FXのメリット | 誰がメリットを享受できるのか |
借金リスクが少ない | すべての利用者がメリットを得られる |
少額取引が可能 | |
入金0円でも取引できる | |
透明性が高く操作される心配がない | 一部の人にはメリットにならない ⇒国内FXのような固定スプレッドに魅力を感じる場合にはメリットにならない |
優秀なトレードシステムが使える | 一部の人にはメリットにならない ⇒特定のシステムに慣れている人は使いにくさを感じる場合もある |
一部の人にはメリットにならない特徴もありますが、多くの人にとってメリットと感じられるポイントです。
また、海外FXにはデメリットも存在しますが、対処法もあります。
海外FXのデメリット | 対処方法 |
口座に預けている資金に保証がない | 優良業者を選ぶ |
急に入出金できなくなる可能性がある | 取引や入出金に関するルールを把握する |
税金負担が大きい | 利益を一定額に抑え、分散投資を心がける |
入出金のルールが複雑 | bitwalletの利用を検討する |
サポート体制が不十分な業者も存在する | サポートの質が良い業者を選ぶ |
リスクを最小限に抑えることができる対処法があるため、海外FXのメリットに興味があるなら前向きに検討してみることをおすすめします。
まずは体験してみて始めるかを決めたい、という方はこちらの記事もご参考ください。 参考記事:FX初心者が選んだ練習アプリ厳選4選|自分に合うアプリの選び方 |
4.海外FXと国内FXの違いを徹底比較
これまで海外FXのメリットとデメリットを中心に確認してきましたが、これらの特徴が実際に国内FXとはどのような違いを生むのでしょうか。
ここではあらためて海外FXの8つの特徴を国内FXとの比較で解説します。
では1つずつ確認していきましょう。
4-1.レバレッジの違いを比較
国内FX | 海外FX | |
レバレッジ | △ 倍率は低い 25倍までで制限されている | ◎ 倍率は無制限 1000倍以上の倍率も |
国内FX業者は金融庁の規制があるため25倍に制限されているのに対し、海外FXには倍率に制限がありません。実際に5000倍以上のレバレッジを提供している海外FX業者も存在します。
海外FXのレバレッジ倍率は国内FX業者に比べて圧倒的に高く、よりハイリターンの取引を実現します。
少額資金でハイリターンが期待できる取引を考えている方には、海外FXは国内FXに比べてはるかに魅力的な投資環境を提供していると言えるでしょう。
ハイレバレッジの基礎知識はこちらの記事で紹介しています。 参考記事:海外FXのハイレバ取引を徹底解説!おすすめできる人と注意点を解説 |
4-2.スプレッド幅の違いを比較
国内FX | 海外FX | |
スプレッド | ◯ 狭い スプレッド幅は狭く、変動しない | △ 広い スプレッド幅は広く、変動する |
スプレッドとはFX取引を行う際の売値と買値の差額のことを言います。FX取引ではこの差額が小さければ小さいほど利益は大きくなります。
多くの国内FX業者ではスプレッド幅があらかじめ固定されているうえ、固定されたスプレッド幅は海外FX業者に比べて比較的小さく抑えられています
これに対して海外FX業者では変動式で、スプレッド幅自体も国内FXより大きいのが通例です。
スプレッド幅に関して言えば、国内FXの方が利益を出しやすい環境が整えられているということができます。
スプレッドが狭い海外FX業者はこちらの記事で紹介しています。 参考記事:【厳選】おすすめのスプレッドが狭い海外FX業者3選! |
4-3.取引の透明性の違いを比較
国内FX | 海外FX | |
取引の透明性 | △ DD方式による取引 不透明な取引が多い | ◎ NDD方式 取引の透明性が高い |
海外FX業者が採用するNDD方式の取引は透明性が高く、フェアな取引を行うことができます。
これに対して国内FXが採用するDD方式は、ディーラーによって恣意的に取引が行われるケースもあり、取引の透明性はあまり高いとは言えません。
NDD方式の基礎知識はこちらの記事で紹介しています。 参考記事:海外FXのNDD方式を詳しく解説!【おすすめ業者ランキング付】 |
4-4.追証とゼロカットの違いを比較
国内FX | 海外FX | |
取引の透明性 | △ 追証が発生する可能性がある | ◎ ゼロカットの採用により、追証が発生する心配はない |
国内FXでは大きな損失が発生し、証拠金が不足する状況に陥ると追加証拠金(追証)を口座に入金しなくてはいけません。
これに対して海外FX業者の多くは追証の必要がないゼロカットシステムを採用しており、取引でどれだけ大きな負債を抱えても絶対に入金した金額以上の損失が発生することはありません。
ゼロカットシステムによってリスクを限定して取引ができるという点において、海外FXの方が圧倒的に優れていると言えるでしょう。
ゼロカットシステムの基礎知識はこちらの記事で紹介しています。 参考記事:追証なしを実現する海外FXのゼロカットシステムをわかりやすく解説 |
4-5.ボーナスの違いを比較
国内FX | 海外FX | |
取引の透明性 | △ 充実していない | ◯ 口座開設時や、入金時にさまざまなボーナスを受け取ることができる |
海外FXの場合、口座開設時だけではなく、入金ごとにボーナスを設けている業者も多くあり、大変充実しています。入金額対して100%のボーナスを出すなど、たいへん魅力的なボーナスを提供している業者が多くあります。
これに対して国内FX業者のボーナスは海外FX業者ほど充実していません。高額な取引実績など、ボーナス付与に様々な条件をつけている業者も多くあり、あまり期待はできません。
海外FX業者のボーナスについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
参考記事:
4-6.入出金のしやすさを比較
国内FX | 海外FX | |
入出金のしやすさ | ◎ 国内銀行口座で簡単に入出金ができる | △ 煩雑な対応が必要 ルールを理解していないことによる出金拒否なども時折発生する |
入出金の利便性は国内FX業者の方が圧倒的に優れています。
国内FXであれば、国内の銀行から入出金が可能で、ネット口座から24時間いつでもすぐに振り込むことができクイック入金のサービスを提供している業者が一般的です。
これに対して海外FXの入出金はルールがあったり、反映に時間がかかったりなど、不便さを感じているユーザーも多くいます。
入手金の場面では、国内FX業者の方が使い勝手が良いと感じるでしょう。
4-7.税金を比較
国内FX | 海外FX | |
税金 | ◯ 分離課税方式 (税率は固定20.315%)を選択できる | △ 総合課税 15%~55%の累進課税 確定申告も必要 |
国内FXでは分離課税、総合課税のいずれかの方式で申告を行うことができますが、海外FXの場合は総合課税しか選ぶことができません。
これによって海外FXで利益を出したら確定申告が必要になり、累進課税のため、利益が大きくなるに従って税率が高くなるという欠点が生じます。
海外FXでできる節税対策についてこちらの記事で解説しています。 参考記事:海外FXで稼いだ雑所得の課税ルール|おすすめの節税対策8選 |
4-8.安全性を比較
国内FX | 海外FX | |
安全性 | ◎ 高い 資産保全制度がある | △ 保全制度がない |
国内FX業者は金融庁の監督下にあるため信託保全が義務付けられています。預け入れた証拠金は全て信託銀行によって信託管理されており、業者が倒産した場合も証拠金は全額保証されます。
これに対して海外FX業者は信託保全が義務付けられていません。このためFX業者が倒産した場合に投資家への返金保障の義務はなく、最悪の場合預け入れている証拠金が全額返還されないという大きなリスクがあります。
多くの海外FX業者は、FX業者どうしで共同所有する銀行口座で顧客の資金を管理したり、自前の信託保証制度を用意したりなどして、リスクを下げる努力も行なっています。海外FX業者の選定では業者の資金管理の方式や信託保証について必ず確認することをお勧めします。
以下のページでは信託保全を行っている海外業者を具体的に紹介しています。ご興味のある方は是非こちらもご覧ください。 参考記事:信託保全を行う2つの海外FX業者!分別管理との違いを解説 |
5.【結論】海外FXは〇〇な人におすすめできるメリットがある!
海外FXは特に以下に掲げるような取引を考えている方には、海外FXでの取引をおすすめできます。
海外FXに向いている人 |
ハイリターンが期待できる取引を行いたい方 |
スキャルピングによる短時間売買を行いたい方 |
少ない資金でトレードしたい方 |
リスクを限定して積極的にFX取引を行いたい方 |
1つずつ確認していきましょう。
5-1.ハイリターンが期待できる取引を行いたい方
海外FXはハイリターンのある取引を行いたい方におすすめです。
海外FXには、以下のようなハイリターンを狙う取引に最適な特徴があるからです。
- ゼロカットシステムによって損失が限定できる
- レバレッジが高いため少額で大きな利益を狙うことができる
ハイリターンを狙う上で、最も大きなネックとなるのは損失の問題です。
国内FXのように証拠金が無限に広がる追証がある場合、やはりハイリスクの取引には大きな危険が伴います。しかし、海外FXであれば、損失はあらかじめ入金した証拠金を超えることはありません。
もちろんレバレッジの高さもハイリターンな取引を行う上で必須の要素と言えます。国内FXではレバレッジ25倍までしか設定できませんが、海外FXではレバレッジ5000倍を超える設定ができる業者もあります。
これらの要素はハイリターンが期待できる取引を行いたい人におすすめできる要素であると言えるでしょう。
5-2.スキャルピングによる短時間売買を行いたい方
海外FXは、短時間で決済を繰り返すスキャルピングを行いたい方にも向いています。
スキャルピングとは、数秒から数分での短期のポジションの売買・決済を繰り返して利益を積み上げていく手法です。この手法を行うには以下の2つの要素が必要となります。
- 高いレバレッジ
- 約定力の高さ
- 安定した取引ができる環境
海外FXのレバレッジの高さは、短時間でも大きな利益を上げる要素になるため、スキャルピングでもメリットになります。
また、約定力の高さと安定して取引ができる環境も重要になります。
スキャルピングは高速取引が求められ、処理の遅れは命取りになるからです。海外FXではスキャルピングを行うトレーダーに対して、ハイスペックな取引用サーバーを用意して高速な取引に備えているため、スキャルピングを行いたい方におすすめできます。
スキャルピングにおすすめの海外FX業者を以下のページで紹介しています。スキャルピング取引を行いたい方は、こちらの記事も参考にしてください。 参考記事:スキャルピングにおすすめの海外FXランキングTOP4!禁止業者も紹介 |
5-3.少ない資金でトレードしたい方
海外FXは少ない資金でトレードしたい方にもおすすめできます。
海外FXにはハイレバレッジを掛けられる特徴があるからです。
ドル円の取引をするとして、国内FXと海外FXを比較してみると、レバレッジの違いで以下のように必要証拠金が異なります。
【1ドル140円のときの必要証拠金】
国内FXで必要な証拠金 (レバレッジ25倍) | 海外FXで必要な証拠金 (レバレッジ1,000倍) | |
1,000通貨の場合 | 5,600円 (140円✕1,000通貨÷25倍) | 140円 (140円✕1,000通貨÷1,000倍) |
10万通貨の場合 | 56万円 (140円✕10万通貨÷25倍) | 1万4,000円 (140円✕10万通貨÷1,000倍) |
比較して分かるように、掛けられるレバレッジが大きいほど、必要な証拠金は少なく済みます。
海外FXでは大きな金額の資金を用意しなくても取引をスタートすることができるため、少ない資金でトレードしたい方には海外FXはおすすめです。
5-4.リスクを限定して積極的にFX取引を行いたい方
海外FXはリスクを限定して、積極的に取引を行いたい方におすすめできます。
海外FXには『ゼロカットシステム』が適用され、予想に反して大きな損失が生じた場合でも、借金をすることはないからです。
追証が発生する可能性のある国内FXと比べるとリスクを限定することができるため、気持ちに余裕を持ちながら積極的に取引することが可能であると言えます。
6.海外FXを初めてするならオススメの海外FX業者3選
ここからは、初めて海外FXをする方にもオススメな3つの海外FX業者を紹介していきます。いずれもユーザーからの信頼性が高く、日本人トレーダー向けに手厚いサービスを展開している業者ばかりです。
海外FXを始める際の参考にしてください。
6-1.XMTrading
参照:XMTrading
評価 | 特徴 | |
ゼロカットシステム | ◎ | 全ての口座で追証なしのゼロカットシステムに対応 |
レバレッジ | ◎ | 最大888倍までと高倍率 |
日本語対応 | ◎ | 日本語ページは充実しており初心者にも利用しやすい |
入出金方法 | ◎ | 入金手数料を廃止。国内銀行送金、クレジットカード、bitwallet(ビットウォレット)に対応 |
XMTrading は日本の海外FX利用者から最も高い評価を得ている海外FX業者の一つです。全ての取引にゼロカットシステムを適用し、レバレッジも最大888倍まで設定することができます。
何より高い評価を得ている理由は、日本語サポートページの充実度です。特に海外FX初心者向けに、わかりやすい日本語解説があり、初めて海外FXを利用する人には最適の海外FXであると言えます。
6-2.AXIORY
参照:AXIORY
評価 | 特徴 | |
ゼロカットシステム | ◎ | 追証なしのゼロカットシステムに対応 |
レバレッジ | ◯ | 最大400倍と他者に比べると低め |
日本語対応 | ◎ | 日本人スタッフによる充実した日本語サポート体制 |
入出金方法 | ◯ | 国内銀行送金、クレジットカード、ビットコインによる入出金が可能 |
最大のレバレッジ倍率は400倍とXMトレーディングに比べて低めですが、スプレッド幅は他社に比べると狭く、手数料も安いのが特徴です。
日本人利用者向けのサービスはXMTrading より充実しています。10名以上の日本人スタッフが平日月曜日~金曜日、10時から21時まで常に対応しており、大変高品質な日本語サポート体制を完備しています。
また海外FX業者には珍しく資金全額を保障する信託保全の制度を導入しており、その点では国内FXと同様の高い安全性を備えている、数少ない海外FX業者であると言えます。
6-3.Exness
参照:Exness
評価 | 特徴 | |
ゼロカットシステム | ◎ | 追証なしのゼロカットシステムに対応 |
レバレッジ | ◎ | 最大レバレッジ無制限 |
日本語対応 | ◎ | 日本語ネイティブによる充実した日本語サポート体制 |
入出金方法 | ◯ | 手数料無料で、銀行送金・クレジットカード/デビットカード・オンラインウォレット・仮想通貨(暗号資産)で入出金が可能 |
Exness(エクスネス)は最大レバレッジが無制限を実現し、少額取引が可能になっていることで評判を得ている業者です。
さらに、スプレッドが最狭レベルで取引コストのデメリットを抑えることが可能です。
ボーナスキャンペーンがありませんが、少ない資金で取引をスタートすることができるのは嬉しいポイントです。
また、日本語ネイティブスタッフによるサポート体制が整っているので、日本でも高評価の口コミが増えてきています。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は海外FXのメリットについて詳しく解説しました。
海外FXには以下に示す5つのメリットがあります。
海外FXのメリット |
・借金リスクがない ・少額取引が可能 ・入金0円でも取引できる ・透明性が高く操作される心配がない ・優秀なトレードシステムが使える |
これらのメリットは、国内FXでは規制などによって体験することはできません。
ただし、海外FXにはデメリットも存在します。今回は海外FXの以下の5つのデメリットについても解説しました。
海外FXのデメリット |
・口座に預けている資金に保証がない ・急に入出金できなくなる可能性がある ・税金負担が大きい ・入出金のルールが複雑 ・サポート体制が不十分な業者も存在する |
デメリットに対して不安を感じるかもしれませんが、これらのデメリットにはそれぞれに対処法もあります。
よって、しっかりと対処することで安全に海外FXを利用することは可能です。
日本国内に本社を置く国内FX業者は、金融庁の監督下にあり、様々な規制のもとで営業しています。これに対して海外FX業者は日本政府の規制に縛られないため営業の自由度が高く、国内FXには真似できない様々なサービスを提供することができます。
「リスクが高い」「危険」というマイナスイメージが先行しがちな海外FXですが、実際には多くのメリットによって、国内FXよりも安全に、より効率的な投資を実現することも可能な特徴を持っています。
海外FXに興味をお持ちであれば、ボーナスを活用するなどして、まずは自己資金なしでリアルトレードを試してみてはいかがでしょうか。
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