「レバレッジ500倍なら本当に大きな利益を上げることができるの?」
海外FXのレバレッジ500倍の取引なら、実際に国内FXでは考えられないような利益を上げることが可能です。
なぜなら海外FXには、国内FXにはない3つの大きなメリットがあるからです。
しかしもちろん、レバレッジ500倍の取引にはデメリットやリスクも存在します。
このためレバレッジ500倍の取引で大きく儲けるためには、メリットとデメリットをそれぞれ正しく理解した上で冷静に取引を行う必要があります。
そしてさらに、レバレッジ25倍とは違うレバレッジ500倍の取引の注意点を正しく把握することも大切です。これを把握せずに国内FXと同じように取引をしてしまうと、大きな損失を出すリスクが格段に大きくなります。
これらを正しく理解できれば、国内FXと同等かそれ以下のリスクで、安全にレバレッジ500倍の取引を行うことも可能になります。
そこで今回は
・レバレッジ500倍の取引のメリット・デメリット
・レバレッジ500倍の取引で注意すべき4つのポイント
・レバレッジ500倍以上で取引ができるオススメの海外FX業者3社
について詳しく解説していきます。
この記事を読めば、あなたも安全にレバレッジ500倍の取引ができるようになりますよ。
目次
1レバレッジ500倍の取引のメリット・デメリット
冒頭でもお伝えした通り、海外FXのレバレッジ500倍の取引は、国内FXとは比較にならないほど大きな利益を上げることが可能です。
しかし実際の取引で利益を上げるためには、レバレッジ500倍のメリット・デメリットを正しく把握したうえで、冷静な取引を行う必要があります。
レバレッジ500倍の取引には、以下のようなメリット・デメリットが存在します。
ではそれぞれに詳しく解説していきます。
1-1.レバレッジ500倍のメリット
レバレッジ500倍の特に大きなメリットは以下の2つです。
レバレッジ500倍のメリット | |
---|---|
価格変動が大きく利益を出しやすい | ・短期間の取引で効率的に大きな利益を上げることができる |
複利運用でさらに大きな利益を上げることができる | ・複利運用で利益を出すことができれば、驚異的なスピードで資産を倍増することができる |
少ない証拠金で取引ができる | ・少額資産から十分に利益を上げる投資を始めることができる ・取引を始めやすい |
①価格変動が大きな利益を出しやすい
レバレッジ500倍の取引における最も大きなメリットは、資金を効率的に運用し高い利益を上げることができるという点です。
一般的にレバレッジ倍率は高ければ高いほど、効率よく稼ぐことができますが、さらにこれが500倍になると、その運用の効果は大変大きくなると言えるでしょう。
これは国内FXのレバレッジ25倍の取引と比べれば明らかです。
例えばレバレッジ25倍と500倍、それぞれに証拠金10万円を用意し、1ドル100円のレートで取引できる最大の規模のドルを購入し、さらに1ドルあたり1円の儲けが出たと仮定してみましょう。
レバレッジ25倍であれば、最大取引量は
¥100,000(証拠金額)× 25倍(レバレッジ倍率)= ¥2,500,000
つまり250万円までの取引を行うことができます。レートが1ドル100円であれば、購入できるドルは25,000ドルになりますので、この取引の儲けは
$25,000 × 1円(1ドルあたりの利益) = ¥25,0000(取引における儲け)
これに対してレバレッジ500倍の場合
¥100,000(証拠金額)× 500倍(レバレッジ倍率)= ¥50,000,000
この場合、なんと5000万円までの取引を行うことができます。レートが1ドル100円であれば、購入できるドルは500,000ドルになりますので、この取引の儲けは
$500,000 × 1円(1ドルあたりの利益) = ¥500,000(取引における儲け)
つまり同じ条件で取引を行った場合、一度の取引でその利益はなんと20倍の開きが生じることになるわけです。
この単純な比較からも、レバレッジ500倍の取引の投資効率の高さがはっきりとわかります。
②複利運用でさらにおおきな利益を上げることができる
500倍というレバレッジのメリットがさらに生かされるのが、利益の複利運用における効率の良さです。
たとえば①で例示した取引で得た25万円の利益をそのまま次の取引に利用し、同じ1ドルあたり1円利益を上げた場合を考えてみましょう。
証拠金として利用できる金額は、元々用意していた5万円と、1回目の取引で儲けた25万円、合わせて30万円です。レバレッジ500倍、証拠金30万円で取引できる最大の金額は
¥300,000(証拠金額)× 500倍(レバレッジ倍率)= ¥150,000,000
となり、なんと1億5000万円の取引が可能になります。これまでと同様に1ドル100円でドルを購入したとするとその金額は150万ドルです。一ドルあたり1円の利益が出るとすると
$1,500,000 × 1円(1ドルあたりの利益) = ¥1,500,000(取引における儲け)
なんとたった2回の取引で、口座の証拠金30万円を合わせた資産は180万円まで膨らむことになります。
つまりレバレッジ500倍の取引環境では、100円あたり1円の利益(1%程度の利益)をたった2回、繰り返すだけで、元々5万円の資産は、計算上なんと36倍になることになるわけです。
もちろんFX取引では証拠金額いっぱいまで取引量を増やすことはリスクが高すぎて現実できではありませんし、為替取引で1%の利益を2回連続で得られる確率も高くはありませんが、複利運用の効率の高さは、レバレッジ500倍の取引における大変大きなメリットであるということは明らかです。
③少ない証拠金で取引ができる
利益の大きさと同様に、レバレッジ500倍の大きなメリットとなるのは、取引量あたりの証拠金が少なくてすむという事実です。
これは、少額の証拠金でも取引で十分に利益を上げることができるということを意味します。
これも単純な取引の比較で解説しましょう。
例えば、1ドル100円で10,000ドルの取引を行うと仮定します。円に換算した場合の取引金額は100万円です。この取引に必要な証拠金の金額をレバレッジ25倍の場合と500倍の場合でそれぞれ試算してみましょう。
FXの取引では、取引の規模に応じて必要な証拠金額が必ず口座に入金されている必要があり、この金額のことを必要証拠金と言います。
必要証拠金は以下の式で算出することができます。
取引金額 ÷ レバレッジ倍率 = 必要証拠金額
この式をもとに必要証拠金を求めると、
レバレッジ25倍の時の必要証拠金は
¥1,000,000(取引量) ÷ 25倍(レバレッジ倍率) = ¥40,000(必要証拠金額)
これに対してレバレッジ500倍の場合
¥1,000,000(取引量) ÷ 500倍(レバレッジ倍率) = ¥2,000(必要証拠金額)
同じ取引に必要になる証拠金額は、単純に20分の1になるわけです。
つまりレバレッジ倍率が高ければ、より少ない資金で投資を始めることができるということです。
1-2.レバレッジ500倍のデメリット
では次に、レバレッジ500倍の取引にあるデメリットを確認しましょう。デメリットは以下の3つです。
レバレッジ500倍のデメリット | |
---|---|
損失の拡大が早い | ・国内FX(25倍)に比べて20倍の損失 ・損失拡大のスピードはレバレッジに比例して早くなる ・短時間で予想外に大きな損失を出す可能性がある |
ロスカットの危険性が高い | ・ロスカット(強制決済)によって、証拠金が全て損失となる可能性もある |
大きな取引をしたいという誘惑が生じる | ・利益の大きさに目が眩み、必要以上に大きな取引を行うことで大きな損失を被る |
①損失が急激に拡大する
レバレッジ500倍の取引では、損失拡大のスピードが極端に早くなります。
FXの取引では損失拡大のスピードは単純にレバレッジ倍率に比例します。
レバレッジ500倍のメリットとして価格変動が大きく大きな利益を得られる可能性があることについてお伝えしましたが、もちろんこのメリットは損失拡大の局面では大きなデメリットになるということです。
①価格変動が大きく大きな利益を狙える」で試算した利益をそのまま損失に置き換えれば、レバレッジ25倍で12,500円の損失が出るのに対して、レバレッジ500倍ならその20倍、250,000円の損失になるわけです。
もちろん損失の大きさは損失の拡大スピードの速さでもあります。つまり、レバレッジ500倍の損失拡大のスピードは国内FX(レバレッジ25倍)に比べて20倍早く、実際の取引ではあっという間に予想外の損失を被る危険性があるというわけです。
②ロスカットの危険性が高い
損失拡大のスピードが早いということはロスカット(強制決済)の危険性が高いということでもあります。
ロスカットとはFXの取引で損失が著しく拡大すること防ぐために整備された、一定の損失を超えた段階でポジションを強制決済する仕組みです。
FXでは取引の金額に対する証拠金の割合のことを証拠金維持率と言い、この証拠金維持率が一定の割合を下回るとロスカットが発動し、損失が確定されルことになります(証拠金維持率の重要性については「4-2.証拠金維持率を安全な水準に保つ」でも詳しく解説していますので参考にしてください)。
多くの海外FX業者では、口座残高がマイナスになった場合に損失を相殺して残高を0に戻すゼロカットシステムを採用しています。
このため、ロスカット後にさらに追証が発生するという最悪の事態におちいることはまずありません。
ただし、ロスカットによって入金している証拠金の全てがなくなってしまうリスクは常に存在しており、レバレッジ倍率が高ければ高いほどロスカットの危険性は高くなるのも避けられない事実です。
③大きな取引をしたいという誘惑が生まれる
レバレッジ500倍の取引では、同じ証拠金額で行うレバレッジ25倍の場合に比較して20倍の規模の取引ができるということを意味します。
一攫千金が狙える環境は、トレーダーの気持ちを大きくしどうしても取引規模を必要以上に拡大したい、という思いが生じます。
もちろん高いレバレッジの取引で成功すれば利益は急激に大きくなります。レバレッジ500倍の環境では、その利益に目がくらみリスクを顧みない取引を行いたい誘惑が、取引を行うトレーダーに常に生じているというわけです。
次章でも詳しく解説する通り、レバレッジ倍率の高さ自体がFX取引のリスクを高める要素ではありません。
しかし、レバレッジ倍率が高まるにつれて生じるこの誘惑に負け、自分の身の丈以上の規模の取引をしてしまったら、取引のリスクは急激に高まることになります。
ハイレバレッジの取引では、自分が引き受けることができるリスクの規模を把握し、冷静にトレードを行うことが常に求められます。
2.レバレッジ500倍の取引で注意すべき4つのポイント
海外FXのレバレッジ500倍は、高い利益を短期間で上げることができるという点で、たいへん魅力的な取引環境です。
しかし、レバレッジ500倍の取引環境はレバレッジ25倍の国内FXとは特徴が大きく異なるため、同じような取引をしてしまうと、国内FXとは比較にならない大きな損失を出してしまう危険性も生じます。
このため、特にレバレッジ500倍の取引では以下の4つの点に注意して取引を行うことをお勧めします。
これら4つのポイントを守れば、レバレッジ500倍でも国内FXと同等かそれ以下のリスクで、安全にFXトレードを行うことができます。
ではひとつずつ解説していきましょう。
2-1.リスクはレバレッジ倍率でなく取引量にあることを意識する
特にFX取引初心者の中にはレバレッジ倍率は高ければ高いほど取引のリスクが増大すると思っている方が多くいますが、これは正しくありません。
なぜなら実際のFX取引で発生するリスクの大きさは、レバレッジ倍率ではなく、取引量に比例するからです。レバレッジ500倍の取引では、この事実をしっかりと把握しておく必要があります。
1章でも確認した通り、レバレッジ500倍では、国内FXのレバレッジ25倍の20倍の規模の取引ができることになり、同じ証拠金で最大の取引を行えば、利益も損失も20倍です。
単純に取引規模を拡大してしまえば、おそらくほんの少しの価格変動ですぐにロスカット(強制決済)がかかり、預けていた証拠金は簡単に消滅するでしょう。
ただしそれは、あくまでも証拠金額でできる最大の取引を行った場合です。そもそもレバレッジ倍率が高いからといって、取引量まで増やす必要はありません。
例えばレバレッジ500倍の環境で、証拠金1万円を用意して取引をしたとします。この場合の最大取引量は
¥10,000(証拠金額) × 500倍(レバレッジ倍率)= ¥5,000,000
この時にドル円の取引で1ドル=100円の場合、50,000ドルのドルを購入することができるわけです。しかしこの取引では、たった20銭程度の値幅の変動で、ロスカット(強制決済)が実行され、証拠金はほぼ0円になってしまいます。
しかし取引の規模を最大取引量の10分の1程度の500,000円程度にすれば、損失は単純に10分の1、損失拡大のスピードも10分の1です。
このように取引におけるリスクの大きさは、レバレッジ倍率の高さにかかわらず、取引の規模をコントロールすることで調整できるというわけです。
2-2.証拠金維持率を安全な水準に保つ
適正な規模の取引を行う上で重要になる指標が証拠金維持率です。
証拠金維持率とは必要証拠金に対する証拠金額の割合のことを指し、FXのトレーダーは常にこの証拠金維持率を適正な割合に保つことが求められます。
証拠金維持率の目安としては、スキャルピングなど短期のトレードの場合は、証拠金維持率300%、スイングトレードなどの長期のトレードであれば1000%以上とされています。
実際の証拠金維持率は以下の式で算出することができます。
有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100 = 証拠金維持率(%)
有効証拠金とは、入金した証拠金の金額にその時持っている未決済のポジションの損益を加算した金額のことを指します。このため有効証拠金の金額はポジションの損益によって常に変動しています。
例えば以下のケースで証拠金維持率を算出すると、
・入金している証拠金:20万円
・未決済のポジションの損益:ー2万円
・必要証拠金額:3万円
この状況を計算式に当てはめると、
有効証拠金(¥200,000ー¥20,000)÷ 必要証拠金(¥30,000)×100 = 300%
となり、必要証拠金は300%と算出することができます。
取引の規模はFXにおけるリスクの大きさに直結し、証拠金維持率を適正に保つことは、取引の規模を適正に保つことに直結します。
この意味で証拠金維持率は安全にFX取引を行う上で必ず注視しなければいけない大切な指標であるということができます。
2-3.損切りのタイミングを決めておく
損切りとは文字通り、損失が出ているポジションを決済し、損失を確定することを言います。
あらかじめ損切りの幅やタイミングを決めておき、そこまで損失が拡大したら損切りによってポジションを決済することで、損失の拡大を防ぎます。
損切りの幅は取引の手法によって異なりますが、一般的な損切りラインの目安は以下のようになります。
取引手法 | 損切りラインの目安 |
---|---|
スキャルピング 数秒~数分で決済する手法 |
注文時の価格から5pips程度下落した時点 |
デイトレード その日のうちに決済 |
注文時の価格から50pips程度下落した時点 |
スイングトレード その日のうちに決済 |
注文時の価格から100〜500pips程度下落した時点 |
多くのトレーダーはポジションが回復するかもしれないという期待から、どうしても損切りを躊躇しがちになり、このためにさらに損失が拡大するという悪循環に陥ることも少なくありません。
特にレバレッジ500倍の取引では、損益の変動幅がたいへん大きいため、ほんの少しの躊躇が大きな損失につながるということも珍しくはありません。
このため損切りを冷静にできるかどうかが、レバレッジ500倍の環境で利益を上げるための大切なポイントになります。
2-4.ゼロカットシステムがある海外FX業者を選ぶ
海外FXでレバレッジ500倍の取引を行うためには、ゼロカットシステムを備えた業者を選ぶことが何より重要です。
ゼロカットシステムとは簡単に言えば、国内FXなどで発生する可能性がある追証(追加証拠金)を帳消しにしてくれるサービスのことです。
例えば国内FX、証拠金を超える大きな損失が発生して口座がマイナスになった場合、即座に追証を口座に入金する必要があります。
追証の規模は損失に応じて際限なく拡大する可能性があることから、FX取引における最大のリスクの一つとして認識されています。
しかしゼロカットシステムのある海外FXではこの追証自体が発生しません。
これは、ゼロカットシステムのある海外FXであれば、取引でどれだけ大きな負債を抱えても絶対に入金した証拠金額以上の損失が発生しないということを意味します。
損失拡大のスピードが格段に早いレバレッジ500倍の取引で、もし国内FXと同じように追証が発生したら、その損失の規模は計り知れません。
その意味で、レバレッジ500倍の取引はゼロカットシステムがあることによって初めて安全になるといいうわけです。
ゼロカットシステムは多くの海外FX業者が採用していますが、稀にゼロカットシステムを採用していないのに海外FX業者も存在するため、利用する業者を決定する際は、必ずその業者がゼロカットシステムを採用しているかどうかを確認しましょう。
3.レバレッジ500倍の取引がオススメの人・オススメでない人
これまでの解説を踏まえた上で、レバレッジ500倍の取引が向いている人、向いていない人について確認しましょう。
レバレッジ500倍がオススメの人・オススメでない人は以下のように示すことができます。
ではそれぞれについて詳しく解説していきましょう。
3-1.レバレッジ500倍がオススメな人①ハイリターンを狙いたい方
レバレッジ500倍の取引は、リスクをとってハイリターンを狙いたい方には大変オススメです。
FX取引ではレバレッジ倍率が高ければ高いほど、同じ証拠金で大きな金額の取引ができます。レバレッジ500倍という高いレバレッジ での取引なら、ここぞという時に大きな取引を行い、効率的に利益を上げることも可能です。
もちろん取引の金額が高くなると、相応にリスクも多くなるため、取引では細心の注意が必要になりますが、レバレッジ 500倍の取引環境は、ハイリスクと引き換えにしてもハイリターンの取引を行いたいという方には最適な環境であると言えるでしょう。
3-2.レバレッジ500倍がオススメな人②証拠金が十分でない方
少ない手元資金で高い利益を狙いたい方にとってレバレッジ500倍は最適です。
FXの取引に必要な証拠金の金額は、以下の計算式で求めることができます。
取引金額 ÷ レバレッジ倍率 = 必要証拠金額
この計算式に当てはめて、例えば規模100万円のFX取引を行いたい場合、取引に必要な証拠金額をレバレッジ25倍と500倍で比較してみると
25倍の場合
100万円(取引金額) ÷ 25(レバレッジ倍率) = 4万円(必要証拠金額)
これに対してレバレッジ倍率500倍の場合
100万円(取引金額) ÷ 500(レバレッジ倍率) = 2000円(必要証拠金額)
となります。
同じ規模の取引でも、レバレッジ倍率が高ければ高いほどその取引に必要になる証拠金は少なくて済み、特にレバレッジ倍率500倍という高倍率になると、証拠金の金額はこのように極端な金額の差になって現れます。
このためレバレッジ500倍では証拠金不足で十分な規模の取引ができない場合でも、レバレッジ500倍であれば問題なく取引を行うことができ、その取引の規模に見合った利益を上げることができるというわけです。
3-3.レバレッジ500倍がオススメな人③追証が心配な人
レバレッジ500倍の取引ができる海外FXは、ほとんどの場合ゼロカットシステムを採用しているため追証の発生を心配する必要がありません。
海外FXのゼロカットシステムは国内FXで発生する追証(追加証拠金)を帳消しにしてくれるサービスで、これを備えた業者を利用すれば、証拠金以上の損失が発生することはありません。
ゼロカットシステムについては「2-4.ゼロカットシステムがある海外FX業者を選ぶ」でも詳しく解説していますが、追証という点で考えれば、海外FX業者はレバレッジ500倍の取引においても実は国内FXよりも安全であり、追証が心配な人には特におすすめであると言えます
3-4.レバレッジ500倍がオススメでない人①資金の安全性を重視する人
お伝えした通り、レバレッジ500倍の取引では必然的に海外FXを利用することになりますが、ここで問題になるのは信託保全の問題です。
信託保全とは、業者が倒産した場合でも預けている証拠金が全額保証される制度のことです。
この信託保全は国内FXであれば義務とされていますが、海外FX業者は義務ではないため、業者が突然倒産した場合、預けている証拠金が全額保証されないというリスクが生じます。
多くの海外FX業者は、様々な方法で証拠金の保全を行なっているため過度な心配は必要ありませんが、とくに預け入れている資金の安全性を重視する方にはオススメとは言えないでしょう。
3-5.レバレッジ500倍がオススメでない人②入出金に手間をかけたくない人
これも海外FXに関わる問題です。レバレッジ500倍の場合にだけ関わる問題ではありませんが、国内FXに比べて海外FX業者を利用する場合はどうしても入出金の手間が発生します。
海外FXの入出金では、クレジットカードや海外送金による入出金を行う必要があります。これらの入出金にかかる手間を省きたい方にはレバレッジ500倍はオススメできません。
3-6.レバレッジ500倍がオススメでない人③確定申告が面倒な人
FXで一定の利益が出た場合は、確定申告と納税を行う必要がありますが、レバレッジ500倍の海外FXの利益は、国内FXとは申告方法が異なり、たいへん面倒になります。
この点が嫌な人にも、レバレッジ500倍の取引はオススメできません。
国内FXの場合、分離課税方式の納税になるため、収支の計算や申告書の作成はさほど難しくありません。
これに対してレバレッジ500倍の海外FXの利益は、総合課税方式になり、そのほかのすべての収入と合算して確定申告書を作成する必要があります。特にサラリーマンなど、確定申告をあまり行なった経験がない方には負担になるのは事実です。
ただし確定申告書はウェブで作ることもできるため、慣れてしまえば大きな問題ではありません。
海外FXの確定申告の方法について詳しく知りたい方は、以下のページも参考にしてください。
「【海外FXの確定申告】必要の有無・完了までの5ステップを解説」
4.レバレッジ500倍以上で取引ができるオススメの海外FX業者3社
海外FXでレバレッジ500倍の取引を安全に行うためには、その業者がレバレッジ500倍の取引環境を提供していることだけでなく、ゼロカットシステムの有無、信頼性、日本語サポートの充実度などを総合的に判断し、適切な業者を選択する必要があります。
最後の章では、レバレッジ500倍の取引ができ、かつ安全性や信頼性、日本人向けサポートの充実などに秀でた、オススメの海外FX業者を3社、紹介します。
4-1.XM
出典:XM
評価 | 特徴 | |
---|---|---|
レバレッジ倍率 | ◎ | 最大1000倍 |
ゼロカット | ◎ | ゼロカットシステムを完備 口座残高以上の損失は絶対に発生しない |
金融ライセンス | ◯ | セーシェル共和国金融ライセンス(FSA) を保持・そのほか多数 |
資金管理 | ◯ | 顧客資金は優良銀行に預託して安全に管理 |
日本語でのサポート | ◎ | 日本人スタッフが常駐し日本語での質問にも即座に答える耐性がある |
XMトレーディングは世界196カ国以上でサービスを提供しており、信頼性や安全面で多くのトレーダーから支持されている海外FX業者です。
レバレッジ倍率はスタンダード口座、マイクロ口座では1000倍、もっともレバレッジ倍率の低いゼロ口座でも500倍と高い倍率が設定されています。
日本法人の保有金融ライセンスは取得難易度があまり高くない「セーシェル共和国金融ライセンス(FSA)」ですが、これ日本での営業を続けるためのそちであり、グループ企業全体では、世界で一番取得が難しい「イギリス金融行為規制機構ライセンス(FCA)」を含む10以上のライセンスを保持しています。
XMの最大の長所はトレーダーに対する強力なサポート体制にあります。出勤拒否などの悪い評判は皆無であり、何か質問があっても、ライブチャットですぐに返答がもらえます。日本人スタッフも常駐しており、日本語での対応も充実します。
XMTradingの口座開設はこちら4-2.タイタンFX
出展:タイタンFX
評価 | 特徴 | |
---|---|---|
レバレッジ倍率 | ◎ | 500倍 |
ゼロカット | ◎ | ゼロカットシステムを完備 口座残高以上の損失は絶対に発生しない |
金融ライセンス | ◯ | バヌアツ共和国の金融ライセンス(VFSC) を保持 |
資金管理 | ◯ | ナショナルオーストラリア銀行(National Australia Bank)で分別管理 |
日本語でのサポート | ◎ | サポートデスクは日本人が日本語で対応日本語ライブチャットによるサポートも24時間体制 |
タイタンFXは海外FX業者の中でも、スプレッド幅が突出して狭く、またサーバー増強による高い約定力でおおくのトレーダーから信頼を勝ち取っている海外FX業者です。
レバレッジ倍率は500倍と高い倍率を維持しています。またおおくの海外FX業者では高額取引に対してレバレッジ倍率を引き下げるレバレッジ制限を設けていますが、タイタンFXにレバレッジ制限はなく、常に500倍で取引ができます。
顧客資産の管理は1ナショナルオーストラリア銀行(National Australia Bank)で分別管理しています。ナショナルオーストラリア銀行も、150年以上の歴史を持つ、たいへん信頼性の高い銀行であるため、資産管理の点では高い安全性を実現していると言えるでしょう。
また日本語対応も充実しています。ホームページの日本語対応はもちろん、日本向けのサポートデスクは全て日本人が日本語で対応しているため、英語が苦手な人も安心です。日本語ライブチャットによるサポートも24時間体制で対応しています。
タイタンFXの口座開設はこちら4-3.Tradeview
出典:Tradeview
評価 | 特徴 | |
---|---|---|
レバレッジ倍率 | ◎ | 最大500倍 |
ゼロカット | ◎ | ゼロカットシステムを完備 口座残高以上の損失は絶対に発生しない |
金融ライセンス | ◎ | ケイマン諸島金融庁ライセンス(CIMA) を保持 |
資金管理 | ◎ | 35,000ドルまでの信託保全が保証されている |
日本語でのサポート | ○ | メール対応のみ日本語に対応している |
Tradeviewはアメリカニューヨーク州に拠点を置く海外FX業者で、創業は2004年と、海外FX業者としては長いれ式を持つ老舗のFX業者です。
レバレッジ倍率は最大で500倍となっています。もちろんゼロカットシステムによってレバレッジ500倍の取引も安全に行うことができます。
Tradeviewの長所は厳格な金融ライセンスと資産管理による信頼度の高さです。
金融ライセンスは、取得が大変難しいとされるケイマン諸島金融庁ライセンス(CIMA)を保持しています。また資金管理については投資家一人当たり35,000ドル(約360万円)までの信託保全(証拠金の保証)を実現しています。
またもう一つの長所として禁止取引が少ないことが挙げられます。他業者の口座と両建て取引や、スキャルピング、窓埋めトレードなど、他の業者では禁止されることの多い取引もTradeviewでは禁止されていません。
このため、違反取引となる確率が低く出金拒否などがおこる危険性も低いという特徴があります。
海外FXをするなら、オススメの業者を紹介
今回は特に安全性に絞って、オススメの海外FX業者を紹介しましたが、もちろん海外FX業者の選択では、安全性だけでなく、レバレッジ倍率、入出金のしやすさ、スプレッド幅の狭さなど様々なポイントを考慮する必要があります。
そして様々な点を考慮した総合評価の高さという点で考えれば、オススメはXM Tradingです。
海外FX業者は国内業者と違ってサービスに違いも多く、自分の取引スタイルにあったサービスを提供する海外FX業者の選択が利益を上げる上でもかかせないポイントになります。
以下のページでは、おすすめのFX業者について詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は海外FXのレバレッジ500倍について、詳しく解説しました。
レバレッジ500倍の取引には以下のようなメリット、デメリットがあります。
実際の取引ではこれらのメリットデメリットを考慮して、冷静な取引を行う必要があります。
今回は以下に示すレバレッジ500倍の取引で注意すべき4つのポイントについて詳しく解説しました。
海外FXでレバレッジ500倍の取引を安全に行うためには、その業者がレバレッジ500倍の取引環境を提供していることだけでなく、ゼロカットシステムの有無、信頼性、日本語サポートの充実度などを総合的に判断し、適切な業者を選択する必要もあります。
最後の章では、これらを踏まえて、レバレッジ500倍の取引ができるオススメの海外FX業者を3社紹介しました。
この記事が、あなたが安全にレバレッジ500倍の取引を行うための一助になることを願っています。