レバレッジ200倍ってどうなの？｜徹底比較シミュレーション

「レバレッジ200倍の取引ってどれくらい証拠金がいるの？」
「レバレッジ200倍の取引って他の倍率と比べて儲かるの？」

こんな疑問をお持ちではありませんか？

FX初心者にとって、レバレッジ200倍と言われても、その取引がどんなものかなかなか想像しづらいですよね。

レバレッジとは、担保となる証拠金の額を超えた規模の大きい取引ができる仕組みです。つまりレバレッジ200倍の取引なら、小さな資金で大きな取引が可能になり、その倍数が大きいほど比例していきます。

例えば、1万円の資金で1ドル＝100円の時に取引できる量は、倍率によって以下のようになります。

このように、倍率が高くなればなるほど、大きな規模の取引が可能になります。

また、レバレッジの倍率が高くなればなるほど、必要な証拠金が少なくなります。取引額が100万円の場合の必要証拠金を以下のようにまとめました。

このように、レバレッジが高い200倍の場合、国内レバレッジ最大倍率の25倍よりも、かなり少額の証拠金で取引ができることがわかります。

これを見て、たった5,000円で取引ができるの？！と、レバレッジ200倍を魅力的に感じる人が少なくないのではないでしょうか。しかし、高いレバレッジで取引する際にはそれなりのリスクを伴うことを忘れてはいけません。

そこでこの記事では、あなたがレバレッジ200倍の取引について詳しく知ることができ、実際の取引をイメージできるように、わかりやすく以下のことをお伝えしています。

FX初心者でもわかるようにお伝えしているので、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。

1.レバレッジ200倍って儲かるの？シミュレーションで他の倍率と利益を比較

レバレッジ200倍で取引すると、他の倍率と比べてどのくらい大きな利益を得ることができるのでしょうか。

ここでは、レバレッジ25倍・200倍・500倍の利益をシミュレーションして比較するとともに、レバレッジ200倍のメリット・デメリットをお伝えします。

1-1.1ドルあたり20%上がった場合シミュレーション

1ドルあたり20%上がった時、レバレッジ200倍ではどのくらいの利益が出るのでしょうか。シミュレーションしてみましょう。

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【通貨量と利益のシミュレーション】

◎証拠金10,000円　
◎1ドル＝110円で買ったドルを20%UPの1ドル＝132円で決済

※通貨量＝（証拠金×レバレッジの倍率）÷為替レート

  利益＝通貨量×値上がりした額　

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このように、レバレッジ25倍、200倍、500倍では、倍率が大きくなるほど作れるポジションが大きくなり、大きな利益をうむことができることがわかります。

1-2.レバレッジ200倍のメリット

レバレッジ200倍のメリットはどんなところにあるのでしょうか。
メリットを以下の通りまとめました。

【レバレッジ200倍のメリット】

• 少ない資金で大きな取引ができる
• 大きな利益になる可能性がある
• 多くのポジションを確保できる

レバレッジの3つのメリットは、どれも大きな利益を出せる可能性に繋がるものです。

1-1.シミュレーションの表を見るとわかるように、200倍や500倍などの高い倍率では、低い倍率と比較して多くのポジションを持つことができます。

また、冒頭でお伝えした通り、倍率が大きくなればなるほど必要証拠金が少なくて済むので、小さな資金で大きな利益を得ることができるところが、レバレッジ200倍、ひいてはハイレバレッジのメリットです。

1-3.レバレッジ200倍のデメリット

レバレッジ200倍の取引で気になるのが、デメリットではないでしょうか。
レバレッジ200倍などの高いレバレッジで取引する際のデメリットは以下の通りです。

【レバレッジ200倍のデメリット】

• ロスカットの可能性が高まる
• レバレッジの倍率が高くなるほど損失の拡大が早い
• 追証の可能性が高くなる

ハイレバレッジの取引では、倍率が高くなれば高くなるほどポジションの量が多くなるため、損失の拡大が早いというデメリットがあります。下の表をご覧ください。

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◎証拠金10,000円　
◎1ドル＝110円で買ったドルを20%ダウンの1ドル＝88円で決済

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上の計算でわかるように、ハイレバレッジ取引ほどポジション量が多く、損失が大きくなります。

また、損失の拡大を防ぐため、取引が強制終了になる「ロスカット」という仕組みがあり、ロスカットがかかると損失が出た状態で取引が終了になってしまいます。

ロスカット自体は安心して取引を行うための投資家保護システムですが、「強制終了になってしますので、次に値が上がるのを待つことができない」という点がデメリットがあります。

また、損失が生じ証拠金が減ってしまった場合は、「追証」といって証拠金を追加で入金しないといけない場合があります。新たに資金を要して投入しないといけないところも、デメリットの1つです。

◎ロスカットについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
◎追証について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

2.レバレッジ200倍で必要な証拠金は？

レバレッジ200倍で必要な証拠金は一体いくらなのでしょうか。必要証拠金の計算方法を知り、実際に計算してみましょう。

2-1.必要証拠金の計算方法

必要証拠金は、以下の計算方法で算出できます。

必要証拠金＝取引額（為替レート×ロット数）÷レバレッジ

為替レートとは、1ドル＝〇〇円のように表されるレートの円の数字のことです。

ロット数とは、取引通過量を示す単位のことです。海外FXでは一般的に1ロット＝10万通貨の場合が多いですが、そうでない場合もあります。

2-2.レバレッジ200倍の取引に必要な証拠金を計算してみよう

それでは実際にレバレッジ200倍の取引に必要な証拠金を計算してみましょう。

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【レバレッジ200倍の取引の必要証拠金シミュレーション】

◎1ドル＝100円
◎ロット数＝0.1ロット（1万通貨）

必要証拠金＝100×10,000÷200=5,000

この場合の必要証拠金は5,000円

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このように、必要証拠金は数字を当てはめるだけで簡単に計算することが可能です。

◎ロットについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

3.レバレッジ200倍は海外FXの中ではそこまで高くない

国内FXの最大レバレッジは25倍なので、それと比べるとレベレッジ200倍はかなり高い倍率といえます。

一方で、海外FXにおけるレバレッジは最大1,000倍、無制限といった会社もあるので、200倍はそれほど高いという印象ではありません。

この章では、海外FXのレバレッジについてさらに理解を深めていきましょう。

3-1.海外FXのレバレッジの平均

海外FXの平均的なレバレッジの相場は、400倍〜500倍と言われています。

よって海外FXにおいて、レバレッジ200倍は決して高い倍率ではありません。しかし、国内FXの最大レバレッジ25倍と比較するとその8倍の倍率なので、ハイレバレッジで取引したい初心者にとっては十分な成果を実感できるちょうどいい倍率と言えます。

以下、人気の海外FX会社のレバレッジをまとめました。

このように、最大レバレッジはFX会社によって大きく異なります。高い倍率で取引を希望する方は、海外FX会社を選ぶ際に、最大レバレッジを確認してから決めるといいでしょう。

3-2.レバレッジが高くなるほど必要な証拠金は少なくなる

レバレッジが高くなれば高くなるほど、必要証拠金の額は少なくなります。

取引額が100万円の場合の必要証拠金は以下のようになります。

このように、レバレッジが高くなればなるほど、必要証拠金の額が小さくなります。

3-3.【結論】レバレッジが高くなるほどロスカットに注意しなければならない

レバレッジが高くなればなるほど大きな利益が出ますが、大きな損益が出るリスクを十分に理解して取引を行いましょう。

特にロスカットには注意が必要です。

【ロスカットの仕組み】

ロスカットが発動すると、その時点で取引が終了となるため、損失が確定します。
以下の表でわかるように、レバレッジの倍率が高い取引ほど、ロスカットの可能性が高くなります。

【ロスカット水準20%とした時のロスカットまでの損失】

高いレバレッジで取引をする際はリスクを理解して取引しましょう。

4.レバレッジを効かせた取引をする際の注意点

高いレバレッジで取引する際の注意点をまとめました。注意点は以下の通りです。

【レバレッジを効かせた取引をする際の注意点】

• 初心者は低めのレバレッジ倍率での取引がおすすめ
• 「なくなっても大丈夫な資金」で行う
• メンタルコントロールができない人は向いていない

それぞれみていきましょう。

4-1.初心者は低めのレバレッジ倍率での取引がおすすめ

初心者は低めのレバレッジ倍率で取引を始めることをおすすめします。

レバレッジが高くなればなるほど損益の変動が激しくなるからです。

初心者は、相場観や経験が乏しい上に、取引自体にもまだ慣れていません。そのため激しい損益の変動に対して冷静な判断ができなくなることが考えられます。

ただし、ハイレバレッジの取引を恐れる必要があるというわけではありません。海外FXでは、世界最高水準の取引環境で安心して取引できる会社がたくさんあります。

精神的な負担を考えても、初めは低めのレバレッジ倍率から取引を始め、慣れてきたら徐々に倍率をあげていくのがおすすめです。

4-2.「なくなっても大丈夫な資金」で行う

レバレッジをかけて取引する際は、「なくなっても大丈夫な資金」で取引しましょう。

レバレッジをかけた取引をすると、利益も大きくなりますが、損失も大きくなります。

「ゼロカット」というシステムを採用している業者であれば、借金を背負う心配はありませんが、資金がなくなるリスクを回避するのは難しいです。

生活に必要な資金や、今後使用する予定が資金をFXの資金にして損失が出た場合、今後の生活に大きな影響を及ぼします。

最悪なくなっても、生活にしようがない資金で取引を行いましょう。

◎ゼロカットについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

4-3.メンタルコントロールができない人は向いていない

メンタルコントロールが苦手な方は、FXに向いていない場合が多いです。

一般的に、FXでの損失が膨らむと、気持ちが落ち込んでメンタルが弱くなるからです。

損失が膨らんだ時にメンタルコントロールができないと、FXの取引において冷静な判断ができなくなり、場合によっては大損を引き起こします。お金が減って、精神的に追い詰められ、日常生活にも支障をきたしかねません。

損失が出ることはFXをする上で避けられないことであり、このような悪循環をうまないためには、損失が出た時こそメンタルコントロールが必要です。

自信がない方は、メンタルを強化して高いレバレッジ取引に臨むことをおすすめします。

5.レバレッジ200倍のおすすめ海外FX業者7選

レバレッジ200倍の海外FX業者はそれほど多くありません。しかも、そのほとんどを安全性が確認されていない業者、注意喚起が出ている業者が占めています。

以下、最大レバレッジが200倍の業者をまとめました。

FX業者名を検索して、注意喚起が出てくる会社で取引をするのは危険です。また、信頼できるFX業者がたくさんある中で、レバレッジ200倍で取引するために最大レバレッジ200倍の業者にこだわってFX業者を選択する必要はありません。

あえて危険性がある会社を選ぶのではなく、安全な会社を選んで口座を開設しましょう。

レバレッジ200倍の取引は、最大レバレッジが200倍以上のFX会社で取引ができます。

まず海外FXに挑戦するなら、安全性の高いFX業者がおすすめです。以下、初心者におすすめのFX業者をまとめました。

【海外FX初心者におすすめのFX業者7選】

繰り返しになりますが、FX会社選びで一番重要なのは最大レバレッジではなく、安全性・信頼性など安心して取引ができる会社かどうかです。

取引するFX業者についての情報を見極めて、安心して取引できるFX業者で口座を開設してくださいね。

6.まとめ

この記事では、レバレッジ200倍の取引について詳しくお伝えしました。

最後にレバレッジ200倍をはじめ、高いレバレッジで取引をする際の注意点をおさらいしておきましょう。

【レバレッジを効かせた取引をする際の注意点】

• 初心者は低めのレバレッジ倍率での取引がおすすめ
• 「なくなっても大丈夫な資金」で行う
• メンタルコントロールができない人は向いていない

あなたのFX取引がうまくいくことを願っています。