大学生でFXってどうなの？おすすめの業者と失敗しないポイント

「FXをやってみたいけれど、大学生でもできるのだろうか」
「時間のある大学生のうちにFXをしてみたいけれど、失敗するのが怖い」

このように考えていませんか？

結論から言いますと、18歳以上であれば、大学生でもFXをすることは可能です。

18歳以上ならば国内外を問わずほとんどのFX業者で口座を開設することができますし、「大学生だから」という理由で審査に落ちることは、まずありません。

ただ、理論的に「大学生でもFXをできる」ことはわかっても、やはり、いろいろな不安がつきまといますよね。

「 FXをするには、どのくらいの資金が必要なのだろう」

「トレードに失敗して、借金を背負ってしまったらどうしよう」

というように、不安に思われる方も多いでしょう。

こういった方のために、この記事では大学生におすすめな海外FX業者やFXをするために必要な資金、FXで失敗しないためのポイントなどについて、わかりやすくご説明します。

FXは少額からでも始められますし、FX業者選びを間違えなければ借金のリスクもないので、安心してくださいね。

この記事のポイントは、以下の通りです。

この記事が、これからFXを始めようと考えている大学生の参考になれば、幸いです。

1. 大学生でもFXはできる！

大学生でも、FXをすることは可能です。

18歳以上であれば、国内外を問わずほとんどのFX業者において、FX口座を開設することができます。

1-1. 18歳以上なら大学生でもFX口座の開設が可能

FXをするには、FX業者で専用の口座を開設する必要があります。
この口座開設は、基本的に、18歳以上であれば誰でも可能です。
「大学生だからダメ」「学生だから審査に落ちる」といったことはありませんので、安心してください。

以下は、主要な海外FX業者、国内FX業者における、口座開設の年齢制限にに関する情報をまとめたものです。

▼海外FX業者｜口座開設の年齢制限一覧

▼国内FX業者｜口座開設の年齢制限一覧

どのFX業者でも、18歳以上であれば口座を開設できることがわかります。

1-2. 大学生がFXをするために必要な資金はどのくらい？

FXを始めるために必要な資金は、FX業者によって異なります。

FX業者では「① 最低取引数量」と「② 口座への最低入金額」が定められており、これらのロット数や金額は、業者によって違うからです。

では、大学生がFXを始めるために用意すべき資金は、どのくらいなのでしょうか。

ここでは、大学生がFXをするために必要な資金を、FX業者別にまとめました。

■ 必要証拠金の算出方法

必要証拠金（取引をするために必要な資金）は、「取引通貨量×レート÷レバレッジ」により算出します。

例えば、米ドル/円を1,000通貨、1ドル＝100円、レバレッジ100倍の条件で取引する場合、下記計算により、必要証拠金は1,000円となります。

「1,000（取引通貨量）×100（レート）÷100（レバレッジ）＝10円」

1-2-1. 海外FX業者でトレードする場合に必要な資金

まずは、海外FX業者を利用する場合に必要な資金から、見ていきましょう。
主要な海外FX業者でFXを始めるために必要な最低資金は、下表の通りです。

▼海外FX業者別｜FX取引に必要な最低資金一覧

※必要証拠金は、通貨ペア［米ドル/円］・1ドル＝100円・最大レバレッジでトレードする場合の金額を計算

例えば、XMでトレードをする場合、最低取引数量が10通貨、最大レバレッジが1,000倍ですので、必要証拠金の最低金額は1円です。

ただし、このFX業者では口座への最低入金額が500円となっておりますので、ここでFXを始めるためには、最低でも500円の資金が必要、ということになります。

また、GEMFOREXでは口座開設後に最低でも5,000円を入金する必要がありますが、その後は、100円からトレードをすることができます。

「投資はお金がないと始められないもの」というイメージをお持ちの方は、少なくありません。

ただ、上表からもわかるように、海外FX業者では、数百円～1万円程度でFXを始められます。

これなら、大学生でも気軽にチャレンジできますね。

※海外FXにおける少額取引については「FXは少額から取引可能！初心者におすすめの理由と注意点を解説」で詳しく解説していますので、ぜひご参照ください。

1-2-2. 国内FX業者でトレードする場合に必要な資金

次に、国内FX業者を利用する場合に必要な資金を見ていきましょう。

主要な国内FX業者でFXを始めるために必要な最低資金は、下表の通りです。

▼国内FX業者別｜FX取引に必要な最低資金一覧

1通貨から取引できるSBI FXトレードを除き、国内の業者でFXを始める場合は基本的に、最低でも4,000円の資金が必要になります。

また、ヒロセ通商では口座への最低入金額を1万円に制限しているため、この業者でFXを始める場合は、最低でも1万円の資金が必要になります。

2. 大学生からFXをやるなら国内FXよりも海外FXがおすすめ！

大学生からFXを始めるならば、国内FXではなく、海外FX業者の利用をおすすめします。
その主な理由は、以下の3つです。

この章では、なぜ大学生に国内FXではなく、海外FXの利用をおすすめするのか、わかりやすくご説明します。

2-1. 海外FXなら借金のリスクがない

大学生に海外FXをおすすめする最大の理由は、借金のリスクがないことにあります。

FXでは、相場の急変動によって価格が暴落すると、口座残高がマイナスになることがあります。
そして、口座残高がマイナスになった場合、トレーダーはそのマイナス分を、すぐに入金しなければなりません。
これが、「追証」です。

追証はトレーダーの負債、つまり、借金として扱われます。

FXで儲けるはずが借金を背負うことになるなんて、悪夢でしかありません。
そこでおすすめしたいのが、海外FXです。

■ 海外FXはゼロカットにより追証が発生しない！

海外FXには「ゼロカット」という制度があり、トレーダーの口座残高がマイナスになった場合、FX業者がそのマイナス分を補填してくれます。
そのため、追証を請求されることはなく、トレーダーは、借金の不安を抱えずに取引することができます。

これに対して国内FXには、ゼロカットがありません。
金融商品取引法により、FX業者側が顧客の損失を補填することを禁じられているため、国内FX業者では海外FX業者のように、「追証なし」にすることができないのです。

実際、国内FX業者では過去に、以下のような多額の追証発生事例が起きています。

出典：一般社団法人金融先物取引協会『ロスカット等未収金発生口座数（月次・速報）』をもとに作成

借金のリスクがない環境で取引できることは、トレーダーにとって大きな安心材料になります。
これからFXを始めるならば、追証が発生しない、つまり、借金のリスクがない海外FXの利用を強くおすすめします。

2-2. 少ない資金でFXを始められる

海外FXなら、少ない資金でFXを始められます。

「1-2-1. 海外FX業者でトレードする場合に必要な資金」でご説明したように、海外FXではハイレバレッジ取引が可能で、レバレッジを高く設定することにより、少ない資金でトレードをすることができます。

例えば、XMならば口座開設後に500円を入金すればFXを始められますし、取引に必要な最低資金は1円です。

FBSなら、口座に100円入金するだけで、FXを始められます。

数百円でFXデビューができるというのは、「仕送りやバイト代の範囲内でFXをしたい」「投資の勉強のためにFXをしたいが、大損するのが怖い」と考えている大学生にとって、嬉しいポイントと言えるでしょう。

FXを始めるかどうか悩んでいるならば、海外FXで口座を開設して1,000円程度入金し、少額の取引からスタートしてみてはいかがでしょうか。

万が一、価格が急落したとしても、海外FXには追証がないため、口座に入金した1,000円を損するだけで済みます。

2-3. ボーナス制度が国内業者よりも豪華

大学生に海外FXをおすすめするのは、ボーナス制度が国内FX業者より充実しているからでもあります。

例えば、海外FX業者の中には、口座を開設しただけでお金をもらえる「口座開設ボーナス」制度を儲けているところがあります。

▼海外FX業者別｜口座開設ボーナス一覧

口座を開設するだけで取引に使える資金をもらえるのは、とてもお得ですよね。
このように海外FXでは、自己資金が少なくてもボーナスを上手に活用することで、取引資金を増やすことが可能です。

一方、国内FX業者には、口座開設ボーナスを付与しているところが1社もありません。
取引額に応じたキャッシュバック制度はありますが、その内容も、海外FXほど豪華ではないのです。

FXを始めるならば、お得なボーナス制度のある海外FX業者をおすすめします。

3. 【厳選】大学生におすすめの海外FX業者3選

これからFXを始める大学生にぜひおすすめしたい海外FX業者は、以下の3社です。

海外FX業者	最低資金	最大レバレッジ	ボーナス	取引コスト	信頼度
XM Trading	500円	1,000倍	かなり豪華	やや高い	信頼性抜群
GEMFOREX	5,000円	5,000倍	充実	かなり安い	過去にトラブルあり
FBS	100円	3,000倍	各種ボーナスあり	安い	信託保全あり

この章では、上記海外FX業者のおすすめポイントをご紹介します。

3-1. XM｜500円から始められてボーナスも充実！

出典：XM

XMは、取引スペック、ボーナス制度、信頼性などすべての面においてバランスのとれたFX業者です。
500円という少額からFXを始められますし、ボーナス制度もかなり充実しています。
口座を開設するだけで3,000円のボーナスが付与されるのはもちろん、口座への入金額に応じて、最大105万円分のボーナスを獲得することも可能です。

▼XMの主な特徴

他社に比べて取引コストが高い点は気になりますが、ゼロスプレッド口座を利用したり、コストの安い極口座を利用したり、といった方法により、コストを抑えることは可能です。

日本語によるサポートを受けられますし、XMが経営破綻した場合にも保証を受けられますので（上限100万ドル）、安心して利用できるでしょう。

※XMについては「XMとは｜1番人気の海外FX業者の特徴をどこよりも詳しく解説！」で詳しくご説明していますので、ぜひご参照ください。

▼XMの利用をおすすめする人

• ボーナスを使って、お得にFXを楽しみたい
• 初めてのFXで不安なので、サポート体制が充実している業者を利用したい
• 少ない資金でFXを始めたい

上記に該当する方は、XMでの口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。

3-2. GEMFOREX｜サポートが充実していて初心者も安心！

出典：GEMFOREX

GEMFOREXは、5,000倍という、超ハイレバレッジ取引ができる海外FX業者です。

このFX業者の最低取引数量は1,000通貨ですので、例えば、通貨ペア［米ドル/円］・1ドル＝100円・レバレッジ5,000倍で1,000通貨の取引する場合、必要な資金はわずか20円です。

また、GEMFOREXはボーナス制度が充実しており、口座を開設するだけで1万円のボーナスを獲得できます。

取引資金をお得に増やせて、数十円からトレードができるというのが、大学生にとってかなり魅力的でしょう。

▼GEMFOREXの主な特徴

GEMFOREXでは、メールやチャットによる日本語サポートを受けられますので、FX初心者の方も安心です。

また、他の海外FX業者に比べて取引コストがかなり安く、スプレッドが0.01pips～と、かなり狭く設定されている口座タイプも用意されています。

過去に出金トラブルが起きたことはありますが、システムの問題によるものですので、過剰に心配する必要はないでしょう。

▼GEMFOREXの利用をおすすめする人

• 取引コストを安く抑えたい
• 超ハイレバレッジ取引をしてみたい
• 少額でトレードしたい

上記に該当する方は、GEMFOREXでの口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。

3-3. FBS｜100円から始められて3,000倍のハイレバ取引も可能！

出典：FBS

FBSは、少額からFXを始められて、3,000倍の超ハイレバレッジ取引を楽しめる海外FX業者です。

他のFX業者に比べてスプレッドが狭く、取引コストを安く抑えられるのも、魅力的なポイントです。

過去に目立ったトラブルはありませんし、FBSが経営破綻した場合には信託銀行が返金等を行う信託保全制度が採用されているため、安心して利用できます。

▼FBSの主な特徴

上でご紹介した2社と比較すると日本語サポートに若干の不安はありますが、メールやチャットによる基本的なサポートは受けられますのでご安心ください。

※FBSについては「FBS｜3000倍のレバレッジを誇る海外FX業者を網羅解説」で詳しくご説明していますので、ぜひご参照ください。

▼FBSの利用をおすすめする人

• 少額でのトレードを楽しみたい
• 信頼性が高く、安心して利用できる海外FX業者でトレードしたい
• FXに使える資金をあまり用意できない

上記に該当する方は、XMでの口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。

4. 大学生がFX業者を選ぶ際に重視すべきチェックポイント

大学生がFX業者を選ぶ際は、下記3つのチェックポイントを、特に重視しましょう。

なお、FX業者選びのポイントについては「海外FXの始め方！取引開始までの流れと業者選びのポイントを解説」でも詳しくご説明していますので、ぜひご参照ください。

4-1. 信頼できるFX業者かどうか

FX業者選びをする際にまずチェックしていただきたいのが、その業者の「信頼性」です。

どんなにボーナスが豪華でも、どんなにコストが安くても、詐欺にあったり、口座に預けたお金が戻ってこなかったりしては、怖いですよね。

あなたの大切な資産を守るためには、以下のような信頼性の高いFX業者を利用することが大切です。

▼海外FX業者の信頼性に関する情報一覧

信頼性の確認にあたっては、下記3つのポイントを重点的にチェックしましょう。

【チェックポイント①】金融ライセンスの有無と種類

海外FX業者の信頼性をチェックする際はまず、その業者が金融ライセンスを取得しているかどうか、取得しているとして、それはどのようなライセンスなのか、必ず確認しましょう。

金融ライセンスとは、金融商品を扱う業者に対して発行されるもので、取得難易度はライセンスによって異なります。

取得難易度の高いライセンスを獲得するには、顧客保護などに関する厳しい条件をクリアしなければなりません。

そのため、取得難易度の高いライセンスを取得しているFX業者は、それだけ信頼性が高いと判断できます。

▼主な海外FX業者の金融ライセンス取得状況

【チェックポイント②】信託保全・分離管理採用

海外FX業者の信頼性の判断にあたっては、信託保全制度・分離管理制度を採用しているかどうか、という点についてチェックすることも大切です。

■ 信託保全制度とは

信託保全とは、FX業者が預かっている顧客資産の管理を、別の信託銀行に預託する制度のことをいいます。

信託保全では、顧客資産を自社で管理しないため、万一経営破綻した場合には、信託銀行から返金を受けられます。

■ 分離管理制度とは

分離管理とは、顧客資産を、FX業者の運営資金と分けて管理する制度のことをいいます。
顧客資産と運営資金が分けられているため、「Ａさんが入金した資金をＢさんへの支払いに充てる」といったことは起きません。

ただ、経営破綻した場合に返金を受けられる可能性は低く、信託保全に比べると、信頼性は下がります。

▼主な海外FX業者における信託保全制度・分離管理制度の採用状況

【チェックポイント③】顧客資産に対する保証制度の有無

FX業者選びでは、顧客資産に対する保証制度の有無とその内容についても、チェックしておきましょう。

保証制度があれば、万一、FX業者が経営破綻してしまった場合にも、預託している資産を返還してもらえます。

主な海外FX業者の顧客資産に対する保証制度は、下表の通りです。

▼主な海外FX業者の顧客資産に対する保証制度の概要

顧客資産の保証体制が整っているFX業者ならば、安心して大切な資産を預けられるでしょう。

4-2. 取引コストがどのくらいかかるか

FX業者選びでは、そこで取引をした場合にどのくらいのコストがかかるのか、という点についても必ず確認しておきましょう。

FXの取引コストは、① スプレッドと② 取引手数料の2つを見ることで、確認できます。

① スプレッドについて

スプレッドは、通貨の「売値」と「買値」の差をあらわす数値です。

例えば、米ドル/円の売値が1ドル＝103.456円、買値が104.459円であった場合、その差額である0.3銭（0.3pips）がスプレッドとなります。

スプレッドは、FX取引の実質的コストとなるもので、スプレッドが狭いほど（小さいほど）、取引コストが安くなります。

スプレッドはFX業者によって異なりますので、より有利な条件でトレードをするには、スプレッドが狭いFX業者を選ぶことが大切です。

※FXのスプレッドについては「FXのスプレッドとは｜初心者向けにFX基礎を分かりやすく解説」で詳しくご説明していますので、ぜひご参照ください。

② 取引手数料について

取引手数料は、1回トレードをするたびに発生するものです。

ほとんどのFX業者では原則として取引手数料「無料」でトレードできますが、口座タイプによっては取引手数料が発生する場合がありますので、注意しましょう。

▼取引手数料が発生する口座タイプの一例

4-3. どのようなボーナス制度があるのか

大学生のFX業者選びでは、ボーナス制度が充実しているかどうか、という点についてもチェックしておくことをおすすめします。

「2-3. ボーナス制度が国内業者よりも豪華」でご説明したように、海外FX業者の中には豪華なボーナス制度を用意しているところが多く存在します。
このボーナスを上手に活用すれば、FX取引に使える資金を、倍以上に増やすことも可能なのです。

例えば、人気の海外FX業者「XM」と「AXIORY」で口座を開設し、1万円入金するとしましょう。
このとき、獲得できるボーナスとボーナス獲得後の口座残高には、以下のような違いが生じます。

ボーナスによって、取引開始時点における口座残高に、倍以上の違いが生じることがわかります。

多額の資金を用意することが難しい大学生だからこそ、ボーナスをフル活用してお得にトレードしましょう。

5. 大学生がFXをするメリット

これからFXを始めようとしている方の中には、「大学生でFXをするなんて、良くないのだろうか」と不安に思われる方がいるかもしれません。

しかし、実際そんなことはなく、大学生からFXをすることには、様々なメリットがあります。

大学生がFXをすることにはどのようなメリットがあるのか、さっそく見ていきましょう。

5-1. バイトよりも効率よく稼げる可能性がある

大学生がFXをすると、バイトをするよりもかなり効率よく稼げるかもしれません。

FXトレードでは、為替相場の変動によって価格が大幅に上下することがあり、 これによって秒単位、分単位で数千円～数万円の利益を得られる可能性があります。

例えば、時給1,000円で1日5時間、アルバイトをしたとしましょう。

このとき得られる収入は1日5,000円ですが、FXならば、5時間働いてやっと稼いだお金を数秒で稼ぐことも可能なのです。

アルバイトのように時間を拘束されることもないため、空いた時間は勉強や遊び、恋愛などに使えます。

5-2. 金融や政治経済の知識が身につく

大学生がFXをすると、金融や政治経済に関する知識が身につきます。

FXで勝つには、相場の動向予測が欠かせません。
トレードしている通貨がこの先どのような値動きをするのか予想し、売買のタイミングを決める必要があるからです。

そして、相場の動向を予測するうえで注目しなければならないのが、金融や政治経済に関するニュースです。

具体的には、下記のようなニュースを常にチェックする必要があります。

• 取引している通貨を発行している国の経済情勢
• 重要な経済指標の発表
• 政治経済に関するBIGニュース（大統領選挙など）

これらを日常的にチェックしていると、金融や政治経済に関する知識が自然と身につきます。

大学の授業で学ぶことも大切ですが、”最新”かつ”リアル”なニュースを、自ら投資をする過程で学ぶことは、大学生にとって非常に大きな意義があります。

5-3. 就職活動で有利にはたらく

大学生からFXを始めると、その経験が就職活動で有利にはたらく可能性があります。

たとえ少額でも、たとえトレードに負けてしまったとしても、大学在学中にFXトレードの経験を重ねたあなたは、立派な「投資経験者」です。

例えば、面接では、以下のようなアピールができますよね。

「FXをすることで、経済や金融に関するニュースを毎日チェックする習慣が身につきました」

「実際にFXをしたことで、投資とはどういうものなのか、知識を深められました」

「FXを通して、論理的な分析力や情報収集力が身につきました」

FXをすることで身につけた能力をアピールすれば、他の大学生との差別化を図れます。

「1-2. 大学生がFXをするために必要な資金はどのくらい？」でご説明したように、FXは数百円から始められますので、まずは気軽にトライしてみてはいかがでしょうか。

6. 大学生がFXをするデメリット

大学生がFXをすることには、以下のようなデメリットがあります。

FXのせいで学生生活を台無しにしてしまった、といったことにならないためにも、大学生がFXをすることにはどのようなデメリットがあるのか、きちんと理解しておきましょう。

6-1. 資金が少なく大金を稼ぐのが難しい

大学生がFXをすることには、資金が少ないため大金を稼ぐことが難しい、というデメリットがあります。

FXは為替差益が利益となる投資手法ですので、トレードする通貨が多ければ多いほど、つまり、資金が多ければ多いほど、大きな利益を得やすくなります。

しかし、多くの大学生は収入が少なく、多額の資金を用意することができません。

資金が少ないとトレードできる通貨量も少なくなりますので、効率よく大金を稼ぐことは、難しいでしょう。

ただ、そもそもFXは一攫千金を狙うためのものではありませんし、たとえ少額でも、コツコツ利益を重ねれば、資産を増やしていくことは十分に可能です。

また、資金が少なくても下記のような手段を用いれば、トレードする通貨量を増やすことができます。

• レバレッジを高く設定する
• ボーナスをフル活用して資金を増やす

「資金が少ないから」という理由で、FXを諦める必要はありません。

まずは少額から、トレードを始めてみてはいかがでしょうか。

6-2. 学業が疎かになる可能性がある

大学生がFXに熱中しすぎてしまった場合、学業を疎かにしてしまう可能性があります。

実際、FXをしている大学生の中には、以下のような事態に陥ってしまった人がいます。

• 深夜に海外FXでトレードをして、生活が昼夜逆転し、朝起きれず学校にいけなくなってしまった
• 授業中もスマホでFXに夢中になり、学業を疎かにして単位を落としてしまった

大学生の本分は勉強ですので、下記のように、FXに躍起になって学業を疎かにする、といった事態は避けるべきでしょう。 

例えば、下記のようなルールを作っておくと、学業とFXを上手に両立しやすくなります。

• FXをする時間を決める
• 収入源をFXだけにしない
• 大学に行く目的と、FXをする目的を常に意識する
• 学生の間はあくまでも「投資経験」を積むためにFXをする

FXはあくまでも”副業的なもの”と考え、学業を疎かにしないよう注意しましょう。

7. 大学生がFXで失敗しないために意識すべきポイント5つ

これからFXを始める大学生にとって、トレードでの失敗はなるべく避けたいですよね。

そこで意識したいのが、下記5つのポイントです。

軽い気持ちでFXをやってみたら自己資金をすべて溶かしてしまった、といった事態に陥らないためにも、これら5つのポイントについて、しっかり理解しておきましょう。

7-1. FXに使う資金の上限を決めておく

これは大学生に限ったことではありませんが、FXをする際はいくらまで投資するのか、使える資金の上限を決めておくことをおすすめします。

FXを含むすべての投資は、元本保証がなく、トレードに負けた場合、自己資金すべてを失ってしまう可能性もあります。

中には、口座に入金した資金をすべて溶かしてもなお、「次のトレードで勝てばいい」と考え、さらに資金を追加入金して無計画にトレードを続けてしまう人もいるでしょう。

しかしこれでは、生活を破綻させてしまいます。

これは大学生に限ったことではありませんが、FXをする際は必ず、いくらまで使うのか、資金の上限を設定しておきましょう。

投資を始めたばかりの方にありがちな失敗なのですが、

・ 支払いに充てるべきお金（家賃や光熱費など）を投資に使う

・ 投資に使うためにキャッシングをする

といった行為は、絶対にNGです。

FXはあくまでも余剰資金で行うことを心がけ、生活を破綻させるような投資はしないよう、十分注意しましょう。

7-2. 損切りルールを決める

大学生がFXをする際は、必ず「損切りルール」を決めておくことが大切です。

損切りとは、保有するポジションの含み損が一定ラインまで達したら決済をして、損失を確定させる手法のことをいいます。

これにより投資家は、損失の拡大を防ぐことができます。

▼損切りルールの例

• 含み損が○○円まで達したら、決済する
• 価格が○○円まで下がったら、決済する

損切りルールは、自分の基準で決めたので問題ありません。

ただ、一度決めた損切りルールは、原則として、何があっても厳守しましょう。

「もう少し待っていれば価格が回復するかもしれない」という淡い期待を抱いてポジションを持ち続けていると、損失を拡大させてしまう恐れがあります。

7-3. テクニカル指標を活用する

FXは、感覚的にトレードするのではなく、相場を動向をしっかり分析し、根拠を持って取引することが大切です。

これにより失敗のリスクを減らせますし、たとえトレードに負けてしまったとしても、その経験を次の取引に活かせるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、テクニカル指標の活用です。

■ テクニカル指標とは

テクニカル指標とは、過去のデータをもとに為替相場の動向を予測するツールのことをいいます。
下記のようなテクニカル指標ならばFX初心者でも比較的簡単に扱えますので、ぜひ活用してみてください。

▼FX初心者におすすめのテクニカル指標

最近は、様々なテクニカル指標が登場していますので、気になるものをいくつか使ってみて、使いやすいものや自分に合ったものを取り入れてみるのもおすすめですよ。

7-4. 相場の動向を予測しやすい通貨ペアを選ぶ

これからFXを始める大学生の方には、相場の動向を予測しやすい通貨ペアを選んでトレードすることをおすすめします。

相場が不安定で動向を予測しにくい通貨ペアを選ぶと、価格の急落・急騰が頻繁に発生し、大きく損をしてしまう可能性があります。

これに対して、米ドル/円をはじめとするメジャーな通貨ペアは相場が比較的安定しているため、価格の急変動が起きにくく、動向を予測しやすい傾向にあります。

また、メジャーな通貨ペアはトレード人口が多いため、ネット上での情報収集も容易でしょう。

相場の動向を予測しやすい通貨ペアには以下のようなものがありますので、まずはこの中からお好みの通貨ペアを選んで、トレードしてみてはいかがでしょうか。

▼相場の動向を予測しやすい通貨ペア

• 米ドル/円
• ユーロ/円
• ユーロ/米ドル

7-5. デモトレードで練習してから本番に挑む

大学生がFXで失敗しないためには、デモトレードでFX取引の練習をしてから、本番に挑むことをおすすめします。

ほとんどのFX業者では、「デモ口座」の開設が可能です。

デモ口座では仮想の資金を使い、FXトレードを体験することができます。

かなりリアルなFXゲームというと、イメージしやすいでしょうか。

デモトレードで使うのはあくまでも仮想の資金なので、どれだけ損をしても、どんな失敗をしても、現実の自己資金を失うことはありません。

FXの経験がない方は、デモ口座を使って実際のトレードを体験してみてはいかがでしょうか。

「7-3. テクニカル指標を活用する」ではFXで使えるテクニカル指標をご紹介しましたが、デモトレードでこれらの指標を使ってみて、自分にあったツールを見つけてみるのもおすすめですよ！

8. 大学生がFXを始める前に知っておくべき税金の仕組み

FXで一定額以上の利益を獲得したら、税金を納付しなければなりません。
この章では、大学生がFXを始める前に知っておくべき税金の仕組みについて、わかりやすくご説明します。

8-1. 確定申告の義務が発生するのはいくらから？

大学生がFXで利益を得た場合に、いくらから納税義務が生じるのかは、その人がアルバイトをしているかどうかによって異なります。

■ 収入がFXのみの場合

アルバイトなどをしておらず、収入がFXのみである場合、年間48万円超の所得で、納税義務が発生します。

日本には基礎控除制度（課税対象額から控除分の金額を差し引く仕組み）があり、48万円までは非課税となるからです。

■ アルバイトなどによる給与所得がある場合

アルバイトなどによる給与所得がある方の場合、アルバイト＋FXの合計所得が年間130万円超になった段階で、納税義務が発生します。

アルバイトをしている学生は、基礎控除48万円、給与所得控除55万円、勤労学生控除27万円を合わせた130万円の控除が適用されるため、年間130万円までの所得については、非課税となるからです。

例えば、アルバイトによる所得が100万円ある場合、FXによる所得が30万円を超えた段階で、納税義務が発生します。

8-2. 国内FXと海外FXで異なる税率

国内FXと海外FXでは、適用される税率に違いがあることにも、注意が必要です。

■ 海外FXは累進課税

海外FXで得た所得には、累進課税制度に基づく税率が適用されます。
アルバイトなどの収入とFXによる収入を合わせた金額によって、税率が決まります。

▼所得税の税率一覧

■ 国内FXは源泉分離課税

国内FXで得た利益にかかる税率は、一律20.315%です。

年間利益が10万円でも1億円でも、適用される税率に変わりはありません。

累進課税制度のもとでは、年間所得694万9,000円まで税率20%となりますので、アルバイトとFXで獲得した所得の合計がこの金額を超えない限り、海外FXの方がお得といえます。

まとめ

18歳以上であれば、大学生でもFXをすることは可能です。

大学生からFXを始めることには様々なメリットがありますので、金融や経済の知識を深めるためにも、気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

海外FXなら数百円から取引を始められますし、ボーナス制度が充実しているFX業者ならば、取引資金をかなりお得に増やすことができます。

海外FX業者選びでは、以下のようなポイントに着目してみてくださいね。

また、大学生がFXで失敗しないためには、以下のようなポイントを意識することが大切です。

学生のうちから投資の経験をしておくと、金融や経済への知識が深まりますし、その経験が就職活動で有利にはたらくこともあります。

まずはデモ口座をつくり、仮想資金を使ったデモトレードを体験することから始めてみてはいかがでしょうか。