「海外FXとは?国内FXと何がどう違うの?」
「海外FXに魅力を感じるけれど、海外FXが何なのかよくわからないまま取引を始めるのは不安…」
海外FXに興味はあるものの、知識がなくなかなか一歩を踏み出せない、という方は少なくありません。
確かに、海外FXについてよくわからないままトレードを始めるのは、不安ですよね。
海外FXとは、本拠地を海外に置くブローカーが提供する、FX取引サービスのことをいいます。
代表的なところとしては、以下のような業者があります。
海外FX業者 | おすすめポイント |
XM | 信頼性、取引スペック、ボーナスなどすべての点において優れている |
AXIORY | 業界TOPレベルの狭いスプレッドで取引コストを安く抑えられる |
Exness | 上限なしの超ハイレバレッジ取引ができる |
海外FXには様々な魅力がありますが、中でも特筆すべきなのが以下の3つです。
海外FXならではの魅力 |
・ 追証がなく、借金のリスクゼロでFXができる ・ ハイレバレッジ取引をすることで、取引資金を安く抑えられる ・ 口座を開設するだけで、取引に使えるボーナスを獲得できる |
ただその一方で、取引コストが高くトレードに勝ちにくかったり、信頼性に欠ける海外FX業者が存在したりするのも事実です。
こういった事実を知らないまま海外FXで取引をすると、思わぬ損失を被ったり、トラブルに巻き込まれたりするかもしれません。
海外FXを始めるにあたっては、海外FXにはどのような特徴があり、国内FXとは何が異なるのか、正しく理解しておくことが大切です。
そこでこの記事では、これから海外FXを始めたいとお考えの方に向けて、下記のような点について詳しくご説明します。
この記事のポイント |
・ 海外FXの主な特徴15個を国内FXと比較しながら解説 ・ 海外FXならではのメリットとは ・ 海外FXをおすすめする人とは ・ 海外FXを始める前に知っておくべき注意点とは ・ これから海外FXを始める人におすすめの業者3選 |
この記事を最後までお読みいただければ、海外FXについて正確に理解し、安心して取引を始められるでしょう。
目次
1.海外FXの主な特徴とは?15のポイントを国内FXと比較!
海外FXとは、海外に本社を置くブローカーが提供する、FX取引サービスのことをいいます。
海外FXについて正しく理解するには、取引スペックや安全性、サポート体制などに関する15のポイントを押さえておかなければなりません。
【海外FXの特徴と国内FXとの違い】
特徴 | 海外FX | 国内FX |
追証 | なし | あり |
ロスカット水準 | 低い | 高い |
ボーナス | ◎ | △ |
レバレッジ | 高い | 最高25倍 |
スプレッド | 変動・広い | 原則固定・狭い |
取引手数料 | 口座タイプによってはあり | なし |
スワップポイント | △ | 〇 |
取引できる通貨ペアの種類 | 多い | 少ない |
口座タイプ | 豊富 | 基本的に1種類 |
入出金方法 | ◎ | △ |
取引プラットフォーム | MT4・MT5 | 独自のツールがメイン |
税率 | 15~55% | 一律20.315% |
安全性 | △~〇 | ◎ |
顧客資産の信託保全 | 信託保全の義務なし | 信託保全が義務付けられている |
サポート体制 | 業者によって対応に違いあり | 充実 |
ここでは、海外FXとは何なのか理解するために知っておくべき15の特徴について、国内FXと比較しながら詳しくご説明します。
海外FXを始める前に、必ず確認してくださいね!
1-1.追証の有無(ゼロカットシステムの有無)
海外FXではゼロカットシステムを採用しているため、損失が拡大して口座残高がマイナスになっても、追証を請求されることはありません。
■ ゼロカットと追証
ゼロカットとは、FX口座がマイナス残高になった場合に、マイナス分をFX業者が補填し、口座残高をゼロにリセットしてくれる仕組みのことをいいます。
ゼロカットを採用している海外FX業者では追証を請求されることがありませんので、トレーダーは、借金のリスクゼロでFX取引に挑めます。
【追証|海外FXと国内FXの違い】
特徴 | 海外FX | 国内FX |
追証 | なし | あり |
国内FXでは金融商品取引法の規制により顧客の損失補填ができないため、口座残高がマイナスになった場合は追証を請求されてしまいます。
そのため国内FXで取引をする場合、トレーダーは常に、借金のリスクを背負うことになります。
国内FXの追証について詳しくはこちらの記事で解説しています。
参考記事:
追証なしの国内FX業者はない!なぜ国内FXに追証があるのか解説
国内FXの追証とは?追証なしにできない理由と海外FXとの違いを解説
1-2.ロスカット水準
海外FXは国内FXに比べて、ロスカット率が低く設定されています。
下表は、海外FXと国内FXのロスカット水準を、業者別にまとめたものです。
【ロスカット水準|海外FXと国内FXの違い】
海外FXのロスカット水準 | 国内FXのロスカット水準 | ||
Exness | 0% | みんなのFX | 100% |
iFOREX | 0% | ヒロセ通商 | 100% |
XM | 20% | DMM FX | 50% |
AXIORY | 20% | GMO外貨 | 50% |
FXGT | 20% | SBI証券 | 50% |
※2024年6月8日時点
海外FXのロスカット水準が0%~20%であるのに対し、国内のロスカット水準は50%100%と、かなり高めの設定になっていることがわかります。
■ ロスカット水準とは?
ロスカット水準とは、ロスカットが執行される基準となる証拠金維持率のことをいいます。
含み損が拡大して口座の証拠金維持率がロスカット水準まで下がった場合、ロスカットが執行され、その時点で保有するポジションが強制決済されます。
ロスカット水準は、低ければ低いほどロスカットされにくくなります。
そのため、含み損が広がっても急いで損切りする必要がなく、余裕をもって相場の回復を待てます。
また、証拠金維持率を高く保つには多くの資金を預託する必要があるところ、ロスカット水準が低ければ、預託すべき証拠金を安く抑えられます。
ロスカット水準が低い海外FX業者で取引するメリット |
・ ロスカットされにくいためギリギリまで相場の回復を待てる ・ 取引資金を安く抑えられる |
海外FXは国内FXに比べてロスカット水準が低いため、ギリギリまで損切りしたくない方や、取引資金にあまり余裕がない方でも、安心してトレードできるでしょう。
海外FXのロスカット率について詳しくはこちらの記事で解説しています。
参考記事:ロスカット率とは?高い業者と低い業者はどちらがおすすめ?
1-3.ボーナス
海外FXでは、とても豪華なボーナスが提供されています。
【海外FX業者別|獲得できるボーナス一覧】
海外FX業者 | ボーナス |
XM | ・ 1万3,000円の口座入金ボーナス ・ 上限500ドルの100%入金ボーナス ・ 上限1万ドルの20%入金ボーナス |
iFOREX | ・ 上限1,000ドルの100%入金ボーナス ・ 上限5,000ドルの25%入金ボーナス |
BigBoss | ・ 上限700ドルの100%入金ボーナス ・ 上限5,700ドルの30%入金ボーナス ・ 上限6万3,200ドルの20%入金ボーナス |
FXGT | ・ 1万5,000円の口座開設ボーナス ・ 上限8万円の100%入金ボーナス(初回入金) ・上限15万円の50%入金ボーナス(2回目の入金) |
IS6FX | ・ 3,000円の口座開設ボーナス ・ 上限6万円の100%入金ボーナス(初回入金) ・ 上限10万円の50%入金ボーナス(2回目の入金) ・ 上限20万円の30%入金ボーナス(3回目の入金) |
※2024年6月9日時点。
海外FX業者の中には口座を開設するだけでボーナスを獲得できるところもありますし、入金額と同額のボーナスによって、取引資金を2倍に増やせるところもあります。
もちろん、国内FXにもボーナス制度はありますが、海外FXに比べてかなり見劣りする内容となっています。
【国内FX業者別|獲得できるボーナス一覧】
海外FX業者 | ボーナス |
GMO外貨 | ・ 口座開設後3ヵ月以内に1万通貨以上の取引で、4,000円キャッシュバック |
みんなのFX | ・ 30万通貨以上の取引で1,000円キャッシュバック |
DMM FX | ・ 口座開設後3ヵ月以内に1,000万通貨以上の取引で1万円キャッシュバック |
例えば、海外FX業者「XM」と国内FX業者「GMO外貨」で口座を開設し、どちらの口座にも1万円入金したとしましょう。
このとき獲得できるボーナスは、下表のとおりです。
XMで獲得できるボーナス | GMO外貨で獲得できるボーナス |
2万3,000円 | なし |
XMで口座を開設して1万円入金した場合、口座開設ボーナス1万3,000円と100%入金ボーナス1万円を合わせた合計2万3,000円を獲得できます。
一方、国内FXでボーナスをもらうには一定量の取引をする必要がありますので、口座を開設して入金しただけでは、ボーナスを獲得できません。
このように比較するとよくわかるように、海外FXでは国内FXに比べて、非常に豪華で魅力的なボーナスが提供されています。
資金を効率よく増やしてお得にFX取引を始めたいならば、海外FX一択でしょう。
1-4.レバレッジ
海外FXでは、国内FXとは比べものにならないくらい高いレバレッジでの取引が可能です。
下表は、海外FXと国内FXの最大レバレッジを業者別にまとめたものです。
【業者別|海外FXと国内FXにおけるレバレッジの違い】
海外FXの最大レバレッジ | 国内FXの最大レバレッジ | ||
Exness | 無制限 | みんなのFX | 25倍 |
FBS | 3,000倍 | ヒロセ通商 | |
XM | 1,000倍 | DMM FX | |
AXIORY | 400倍 | GMO外貨 | |
FXGT | 1,000倍 | SBI証券 |
※2024年6月8日時点
海外FXでは、レバレッジ数百倍、数千倍での取引が可能です。
これに対して国内FXでは、法律の規制によってどのFX業者も最大レバレッジが25倍に制限されています。
ハイレバレッジ取引の魅力は、FX取引の必要証拠金を安く抑えられることにあります。
下表をご覧ください。
【レバレッジ別|米ドル/円を1ロット(10万通貨)取引する場合の必要証拠金】
レバレッジ | 必要証拠金 |
25倍 | 62万円 |
400倍 | 3万8,750円 |
1,000倍 | 1万5,500円 |
3,000倍 | 5,167円 |
※1ドル=155円として計算。小数点以下は四捨五入。
例えば、国内FXで[米ドル/円]を1ロット(10万通貨)取引する場合、レバレッジを最大25倍に設定したとしても、62万円の資金が必要です。
一方、海外FXにおいてレバレッジ3,000倍で取引する場合、必要な資金はわずか5,167円です。
数百倍、数千倍のハイレバ取引が可能であることは、海外FXの大きな魅力といえるでしょう。
海外FXのハイレバ取引について詳しくはこちらの記事で解説しています。
参考記事:海外FXのハイレバ取引を解説!メリット・デメリットとおすすめ取引手法
1-5.スプレッド
海外FXは「変動スプレッド制」を採用しており、スプレッドは相場状況に応じて毎秒変化します。
これに対して国内FXは「原則固定スプレッド制」を採用しているため、相場によほど大きな影響を及ぼす事件がない限り、スプレッドは一定です。
そして、海外FXのスプレッドは国内FXに比べて広く、取引コストが高くなりがちです。
下表は、海外FX業者「XM」と国内FX業者「DMM FX」における主要な通貨ペアのスプレッドをまとめたものです。
【主要通貨ペアのスプレッド比較表】
通貨ペア | 【海外FX業者】XM | 【国内FX業者】DMM FX |
米ドル/円 | 2.0pips | 0.2pips |
ユーロ/円 | 2.1pips | 0.4pips |
ポンド/円 | 3.0pips | 0.9pips |
※2024年6月9日時点
通貨ペアによっては、海外FXの方が国内FXよりも、10倍近く広いスプレッドになっていることがわかります。
■ そもそもスプレッドとは?
スプレッドとは、通貨の売値と買値の差額をあらわすもので、FX取引における「実質的コスト」となるものです。
FXでは、スプレッドが広ければ広いほど取引コストが高くなり、トレードに勝ちにくくなります。
海外FXは国内FXに比べてスプレッドが3~10倍程度広く設定されていますので、取引をする際はこの点を考慮にいれたうえで、戦略を立てる必要があります。
海外FXのスプレッドについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
参考記事:
FXのスプレッドとは|初心者向けにFX基礎を分かりやすく解説
【厳選】おすすめのスプレッドが狭い海外FX業者3選!
1-6.取引手数料
多くの海外FX業者では複数の口座タイプが用意されており、中には、取引手数料が発生する口座があります。
これに対して国内FX業者では、取引手数料が発生しません。
例えば、海外FX業者XMには4種類の口座タイプがありますが、「ZERO口座」のみ、取引通貨量1ロットあたり往復10ドルの手数料が発生します。
そのため、XMのZERO口座で取引をする際は、手数料がかかることを考慮したうえで、注文や決済のタイミングを決めなければなりません。
【海外FX業者別|取引手数料が発生する口座タイプ】
海外FX業者 | 口座タイプ | 1ロットあたりの往復取引手数料 |
XM | ZERO口座 | 10ドル |
AXIORY | ナノスプレッド口座・テラ口座 | 6ドル |
FBS | ゼロスプレッド口座 | 20ドル |
FXGT | ECN口座 | 6ドル |
Exness | ロースプレッド口座 | 7ドル |
※2024年6月9日時点
海外FXで上記の口座タイプを利用する際は、取引手数料に注意しましょう。
1-7.スワップポイント
海外FXにおいて、日をまたいでポジションを持ち越すと、スワップポイントが発生します。
スワップポイントとは2国の通貨の金利差を調整するためのもので、スワップポイントがプラスの場合は投資家の利益に、マイナスの場合は損失になります。
スワップポイントは毎日発生するため、投資家の中には、プラススワップによる利益を狙ってポジションを長期保有する方もいます。
ただ、海外FXは国内FXに比べて、スワップポイントで稼ぎにくいのが実情です。
下表をご覧ください。
【米ドル/円のスワップポイント比較表】
スワップポイント | 【海外FX業者】XM | 【国内FX業者】DMM FX |
ロング | 1,020円 | 2,260円 |
ショート | ‐3,590円 | 2,290円 |
※2024年6月9日時点。取引量10万通貨あたりのスワップポイントを円換算で表記。
[米ドル/円]のロング(買いポジション)は海外・国内いずれもプラススワップですが、その金額は国内FXの方が2倍近く高いことがわかります。
もちろん、海外FXでもポジションを長期保有することで、利益を少しずつ増やすことは可能です。
ただ、スワップポイントで効率よく稼ぎたいならば、国内FXの利用を検討してみるのも選択肢のひとつでしょう。
海外FXのスワップポイントについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
参考記事:海外FXのスワップポイント|全9社から比較しておすすめ業者を発表
1-8.取引できる通貨ペアの種類
海外FXでは、メジャーなものからマイナーなものまで、非常に多くの種類の通貨ペアを取引できます。
【取引可能な通貨ペアの種類|海外FXと国内FXの違い】
海外FXで取引できる通貨ペア数 | 国内FXで取引できる通貨ペア数 | ||
Exness | 96種類 | みんなのFX | 34種類 |
iFOREX | 83種類 | 外為どっとコム | 30種類 |
XM | 57種類 | DMM FX | 21種類 |
AXIORY | 61種類 | GMO外貨 | 24種類 |
FXGT | 53種類 | SBI証券 | 34種類 |
※2024年6月8日時点
海外FXは国内FXに比べて、取引可能な通貨ペアの種類が多いことがわかります。
国内FXでは取り扱われていない、クロストルコリラ(TRY)、クロス南アフリカランド(ZAR)、クロスシンガポールドル(SGD)といったかなりマイナーな通貨ペアも、海外FXならば取引可能です。
価格変動が激しく、大きく稼げる可能性のあるマイナー通貨ペアの取引にチャレンジしたい方は、海外FXで取引してみてはいかがでしょうか。
「1-1.追証の有無(ゼロカットシステムの有無)」でご説明したように、海外FXでは追証を請求されることがありませんので、大きく損をするリスクのあるマイナー通貨ペアの取引でも、気軽にチャレンジできますよ!
1-9.口座タイプ
多くの海外FX業者では、複数の口座タイプが用意されています。
例えば、人気の海外FX業者「XM」には4種類の口座タイプがあり、それぞれ下表のような特徴があります。
【XM|各口座タイプの主な特徴】
口座タイプ | 主な特徴 |
Standard口座 | ・ 初心者向け ・ スプレッドが広い |
Micro口座 | ・ コントラクトサイズが小さく、少ない資金で取引できる |
KIWAMI極口座 | ・ スプレッドが狭く、取引手数料もかからない ・ スキャルピングに適している |
Zero口座 | ・ 4タイプの中でスプレッドが最も狭い ・ 往復10ドルの取引手数料が必要 |
口座タイプによって取引コストやコントラクトサイズ(1ロットあたりの通貨量)が異なるため、投資家は、自分の取引スタイルや予算に合わせて口座を使い分けられます。
もちろん、1人で複数の口座を保有することも可能です。
複数口座を上手く活用すればより効率的なトレードができますし、通貨ペアや取引スタイルによって口座を使い分ければ、資金管理が容易になりますよね。
一方、国内FXの口座タイプは、1種類のみです。
海外FXのように1人で複数の口座を持つことはできませんので、注意しましょう。
1-10.入出金方法
海外FXでは、銀行送金以外にも様々な方法で口座への入出金が可能です。
海外FXで利用できる入出金方法の例 |
・ 国内銀行送金 ・ クレジットカード ・ コンビニ払い ・ Bitwallet ・ STICPAY ・ 仮想通貨 ・ Google Pay ・ Apple Pay |
対応している入出金方法は海外FX業者によって異なりますが、銀行送金やクレジットカード以外の方法を利用できるのは、とても便利ですよね。
国内FX業者では、提携している金融機関で口座を開設し、その口座を経由して入出金しなければなりません。
海外FXのように、クレジットカードや仮想通貨を使った入出金はできないため、注意が必要です。
1-11.取引プラットフォーム
海外FXでは独自のプラットフォームを提供しておらず、主に利用するのは下記3種類の取引プラットフォームです。
MT4とMT5はメジャーな海外FX業者であればどこでも使えますので、複数社を利用する場合も慣れたツールで取引できます。
一方、国内FXでは各業者が独自に提供するプラットフォームを利用しなければなりません。
そのため、複数の国内FX業者を利用する際は、各取引プラットフォームの使い方を覚える必要があります。
1-12.税率
海外FXで獲得した利益は「雑所得」に算入され、総合課税の対象になります。
適用される税率は、年間所得に比例して上がります。
【年間所得金額別|海外FXで得た利益に適用される税率一覧】
年間所得金額 | 税率(所得税+住民税) | 控除額 |
195万円未満 | 15% | 0円 |
195万円~330万円未満 | 20% | 9万7,500円 |
330万円~695万円未満 | 30% | 42万7,000円 |
695万円~900万円未満 | 33% | 63万6,000円 |
900万円~1,800万円未満 | 43% | 153万6,000円 |
1,800万円~4,000万円未満 | 50% | 279万6,000円 |
4,000万円以上 | 55% | 479万6,000円 |
一方、国内FXで獲得した利益は「先物取引にかかる雑所得」に算入され、申告分離課税の対象になります。
適用される税率は年間所得にかかわらず、一律「20.315%」です。
海外FXをする場合、年間所得によっては適用される税率が国内FXの2倍以上になってしまいます。
専業トレーダーとして海外FXで多くの利益を得ている投資家の中には、法人化する人が少なくありません。
年間所得450万円を超えると海外FXの方が税金が高くなりますので、「海外FXで本格的に稼ぎたい」とお考えの方は、税金対策について考えておくことをおすすめします。
1-13.安全性
海外FXを初めて利用する方が最も不安に感じるのが、業者の安全性です。
どんなに取引スペックが魅力的でも、詐欺に遭っては意味がありませんよね。
海外FX業者の安全性は、業者によって異なります。
【業者の安全性に関する海外FXと国内FXの違い】
特徴 | 海外FX | 国内FX |
安全性 | 業者による (高い業者と低い業者がある) | 高い |
国内FX業者は金融商品取引法をはじめとする日本の法律によって、厳しく規制されています。
そのため、詐欺はもちろん、不当な出金拒否をしたり、顧客情報を悪用したりすることは、まずありません。
一方、海外FX業者には日本の法律が適用されないため、国内FX業者と同レベルの安全性は期待できないのです。
ただ、海外FX業者の中には海外の厳格な金融ライセンスを取得しているところも多く、そういった業者であれば詐欺や不当な出金拒否の被害に遭う可能性は限りなくゼロに近いです。
下表は、主要な海外FX業者のライセンス取得状況をまとめたものです。
【海外FX業者別|金融ライセンスの取得状況一覧】
海外FX業者 | 取得している金融ライセンス |
XM | FSA(セーシェル金融庁)、FSC(モーリシャス金融サービス委員会) |
AXIORY | IFSC(ベリーズ国際金融サービス委員会) |
FBS | IFSC(ベリーズ国際金融サービス委員会) |
FXGT | FSA(セーシェル金融庁) |
Exness | FCA(イギリス金融行動監視機構)、FSA(セーシェル金融庁) |
海外FXで口座を新規開設する際は、その業者が金融ライセンスを取得しているかどうか、必ず確認しましょう。
1-14.信託保全
海外FX業者には、顧客資産の信託保全が義務付けられておらず、ほとんどの業者が信託保全を行っていません。
■ 信託保全とは?
信託保全とは、顧客資産をFX業者の資産と分別し、信託銀行に信託して管理する手法のことをいいます。
顧客資産が信託保全されている場合、FX業者が倒産してしまっても、信託銀行から預託資産の返還を受けられます。
これに対して、顧客資産が信託保全されていない場合、FX業者が倒産すると、預託資産を返還してもらえないかもしれません。
現在、顧客資産を信託保全している海外FX業者は少なく、例えば、下記のような業者がこれにあたります。
顧客の資産を信託保全している海外FX業者 |
・ AXIORY ・ Tradeview |
一方、国内FX業者は法律によって信託保全が義務付けられているため、すべての業者が顧客の資産を信託保全しています。
【信託保全|海外FXと国内FXの違い】
特徴 | 海外FX | 国内FX |
信託保全 | 法律上の義務なし | 法律で義務付けられている |
「海外FXをしてみたいけれど、業者が倒産してしまったときのことがどうしても心配…」という方は、顧客の資産を信託保全している海外FX業者を選ぶことをおすすめします。
1-15.サポート体制
海外FXでは、チャットやメールによるサポートを受けられます。
XMやAXIORY、FXGTなどメジャーな海外FX業者であれば日本語で対応してもらえますので、英語ができない方も心配する必要はありません。
ただし、海外FX業者の拠点は海外にあり、日本とは時差があるため、国内FX業者のようにスピーディーな対応は期待できないかもしれません。
海外FXをするなかで不明点やトラブルが生じた際は、慌てず落ち着いて対応することが大切です。
2.海外FXならではのメリットとは
海外FX業者は日本の法律による規制を受けないため、国内FX業者では絶対に不可能なメリットを享受できます。
中でも特筆すべきなのが、下記3つのメリットです。
海外FXだからこそ実現するメリットとは何なのか、詳しく見ていきましょう。
2-1.追証なしで取引できる
海外FX最大のメリットといっても過言ではないのが、追証なしで取引できる、という点です。
「1-1.追証の有無(ゼロカットシステムの有無)」でご説明したように、海外FXではゼロカットが採用されているため、口座残高がマイナスになっても追証を請求されることはありません。
追証は投資家の債務ですので、これを支払えない場合、借金を抱えることになります。
実際、法律の規制によりゼロカットを採用できない国内FXでは過去に、相場の急変動による多額の追証が発生した事例がありました。
出典:一般社団法人金融先物取引協会『ロスカット等未収金発生口座数(速報値)』をもとに作成
2015年に発生したスイスフランショックでは、1人平均約171万円もの追証が発生しています。
もちろん、これはあくまでも平均値ですので、取引量によってはこれ以上の追証を請求されている可能性もあります。
「この取引で失敗すると借金を背負うかもしれない」という不安を抱えた状態では、トレードの重要な局面で平常心を保てませんよね。
この点、海外FXでは追証を請求されることがありませんので、借金のリスクゼロでトレードできます。
大きな損失が発生して口座残高のマイナスがいくらになったとしても、そのマイナス分は海外FX業者が補填してくれます。
「追証なしで取引できる」ことは、投資家にとって非常に大きな心理的安心材料となるでしょう。
2-2.ハイレバレッジ取引が可能
海外FXには、数百倍、数千倍のハイレバレッジ取引ができる、というメリットもあります。
国内FXでは法律の規制により最大レバレッジが25倍が制限されていますが、海外FX業者は日本の法律による規制を受けないため、数百倍、数千倍といった超ハイレバレッジ取引が可能です。
実際に、シミュレーションしてみましょう。
資金10万円で、[米ドル/円]のトレードをすると仮定します。
1ドル=150円とした場合、10万円で取引できる通貨量は、レバレッジによって下表のように変化します。
【レバレッジ別|10万円で取引できる[米ドル/円]の通貨量】
レバレッジ | 10万円で取引できる [米ドル/円]の通貨量 | 1ドルあたり0.1円値上がりした場合に得られる利益 |
25倍 | 1万6,667通貨 | 1,667円 |
100倍 | 6万6,667通貨 | 6,667円 |
1,000倍 | 66万6,667通貨 | 6万6,667円 |
3,000倍 | 200万通貨 | 20万円 |
※1ドル=150円として算出。
レバレッジを大きくすることで、取引できる通貨量が増えることがわかりますね。
そして、FXの利益は「取引通貨量×為替差益」により算出しますので、取引通貨量が多ければ多いほど、1回のトレードで得られる利益が多くなります。
実際、上のシミュレーションでは同じ10万円の資金でも、レバレッジ3,000倍で取引することにより、レバレッジ25倍で取引した場合の約120倍もの利益を得られています。
海外FXではレバレッジを高くすることにより、少ない資金で多くの通貨を取引し、大きく稼げる可能性があります。
もちろん、ハイレバレッジ取引には大きな損失のリスクが伴いますが、海外FXには追証がないため、トレードに負けても借金を背負うことはありません。
口座に預託する資金を最小限に抑えれば、リスクを限定しつつ投機的な取引をすることも、十分可能ですよ!
2-3.ボーナスを使ったノーリスクトレードができる
海外FXでは、ボーナスを活用することで、自己資金を一切使わないノーリスクトレードが可能です。
海外FX業者の中には、口座開設ボーナスを提供しているところがあります。
口座開設ボーナスは、口座を開設するだけで付与されるもので、獲得したボーナスは取引資金として活用することが可能です。
【海外FX業者別|口座開設ボーナス一覧】
海外FX業者 | 口座開設ボーナスの金額 |
XM | 1万3,000円 |
FXGT | 1万5,000円 |
IS6FX | 3,000円 |
※2024年6月9日時点。
例えば、XMで口座を新規開設した場合、すぐに1万3,000円のボーナスが付与されます。
このボーナスはFX取引に使え、トレードに勝って得た利益は自由に出金できます。
ちなみに、国内FXでは法律によって顧客への利益供与が禁止されているため、こういった類のボーナスを付与することができません。
口座開設ボーナスを活用したノーリスクトレードができるというのは、海外FXだからこそ実現するメリットと言えるでしょう。
「海外FXをしてみたいけれど、自己資金を投入するのはちょっと不安…」という方は、口座開設ボーナスを使ったノーリスクトレードから始めてみてはいかがでしょうか。
3.海外FXでの取引をおすすめする人とは
海外FXには、国内FXにない様々な魅力があります。
そのため多くの方にチャレンジしていただきたいのですが、下記に該当する方には特に、海外FXでの取引をおすすめします。
ここでは、海外FXをおすすめする理由について、具体例を交えながら詳しくご説明します。
3-1.FX取引のリスクを限定的にしたい人
FXをするにあたって最も不安なことは、大きな損失を被ることですよね。
この点、海外FXでは下記2つの理由により、FX取引に伴うリスクをかなり限定的にできます。
海外FXで取引に伴うリスクを限定的にできる理由 |
・ ゼロカット採用により、追証なしで取引できる ・ レバレッジを大きくすることで、必要証拠金を安く抑えられる |
具体例をもとに、考察してみましょう。
【シミュレーション】[米ドル/円]を1万通貨取引し、口座残高がマイナス100万円になった場合
【試算条件】 ・ 通貨ペア:米ドル/円 ・ 1ドル=150円 ・ レバレッジ:海外FX=1,000倍、国内FX=25倍 |
上記の事例において、海外FXと国内FXでは、投資家が被る損失にどのような違いが出るのか、シミュレーションします。
■ 必要証拠金
海外FX | 国内FX | |
レバレッジ | 1,000倍 | 25倍 |
必要証拠金 | 1,500円 | 6万円 |
そして、必要証拠金のみを口座に預託して取引し、損失が膨らんで口座残高がマイナス100万円になったと仮定します。
このとき、海外FXと国内FXでは、投資家が被る損失に下図のような違いが生じます。
■ 海外FXで取引した場合
海外FXでは追証なしで取引できるため、口座残高がマイナスになっても、追証を請求されることはありません。
したがって、投資家が被る損失は、口座に預託した必要証拠金1,500円のみです。
■ 国内FXで取引した場合
国内FXには追証があるため、口座残高がマイナス100万円になった場合、投資家は自らの負担で100万円を補填しなければなりません。
これに、口座に預託した必要証拠金6万円を合わせた106万円が、投資家の損失となります。
以上のシミュレーションからもわかるように海外FXでは、
- 追証がない
- レバレッジを高くすることで、必要証拠金を安く抑えられる
という2つの理由により、国内FXで取引する場合に比べて損失をかなり限定的にすることが可能です。
「FXをしてみたいけれど、大きな損失を抱えることに不安がある」という方は、海外FXでの取引をおすすめします。
3-2.FX取引に使える資金にあまり余裕がない人
海外FXは、FXに使える資金にあまり余裕がない方にもおすすめです。
予算が少ない方に海外FXをおすすめする理由 |
・ レバレッジを大きくすることで、必要証拠金を安く抑えられる ・ 取引最小サイズが小さい口座タイプを利用できる ・ ロスカット率が低いため、多くの資金を預託する必要がない |
「1-4.レバレッジ」でご説明したように、海外FXではレバレッジを数百倍、数千倍に設定することにより、取引資金を安く抑えられます。
また、「1-9.口座タイプ」でご説明したように、海外FX業者では様々な口座タイプが用意されており、中には、かなり少ない通貨量から取引できる口座も存在します。
【シミュレーション】海外FX業者「XM」のマイクロ口座で[米ドル/円]を取引する場合
【試算条件】 ・ 通貨ペア:米ドル/円 ・ 1ドル=150円 ・ レバレッジ:海外FX=1,000倍 ・ 取引通貨量:0.01ロット(10通貨) |
XMのマイクロ口座は1ロット=1,000通貨、取引最小サイズが0.01ロットですので、10通貨から取引できます。
よって、[米ドル/円]をレバレッジ1,000倍で10通貨取引するために必要な証拠金は、下記計算式により円となります。
価格(1ドル=150円)×取引通貨量(10通貨)÷レバレッジ(1,000)=必要証拠金(1.5円) |
わずか1.5円から取引を始められるなら、気軽にチャレンジできますよね。
FXをするにあたって絶対に避けたいのが、ロスカットですよね。
ロスカットが執行されるとその時点で損失が確定してしまうため、投資家としてはなんとか持ちこたえ、相場の回復を待ちたいところです。
ロスカットを避けるには証拠金維持率を高く保つ必要がありますが、そのためには十分な資金を入金しておかなければなりません。
ロスカットを回避するために入金しておくべき資金は、ロスカット率が高ければ高いほど、多くなります。
この点、海外FXは国内FXに比べてロスカット水準が低いので、口座に入金しておく資金を安く抑えられます。
資金的にあまり余裕がない方は、取引資金を安く抑えられる海外FXで取引してはいかがでしょうか。
3-3.エキゾチック通貨ペアのトレードをしたい人
海外FXは、エキゾチック通貨ペアの取引をしたい人にもおすすめです。
「エキゾチック通貨ペア」とは、主要通貨と新興経済国通貨の組み合わせのことをいいます。
この通貨ペアはメジャー通貨ペアに比べて価格の変動幅が大きいため、大きな利益を得られる可能性があります。
「1-8.取引できる通貨ペアの種類」でもご説明したように、海外FXは取引できる通貨ペアの種類が豊富で、例えばExnessでは下記のようなエキゾチック通貨ペアの取引が可能です。
Exnessで取引できるエキゾチック通貨ペアの一例 |
・ スイスフラン/メキシコペソ(CHF/MXN) ・ ユーロ/シンガポールドル(EUR/SGD) ・ ポーランドズヴォティ/円(PLN/JPY) ・ 米ドル/新シェケル(USD/ILS) ・ 南アフリカランド/円(ZAR/JPY) |
価格が激しく動きやすいエキゾチック通貨ペアは、大きく稼げる可能性がある反面、大きな損失を被る可能性もあります。
ただ、海外FXならば取引に大負けしても追証を請求されることはありませんし、レバレッジを高くすることで取引資金を安く抑えることも可能です。
リスクを最小限に抑えられる海外FXの取引環境ならば、エキゾチック通貨ペアの取引にも気軽にチャレンジできますよね。
リスク管理をしつつ投機的取引に挑戦してみたい方は、海外FXでエキゾチック通貨ペアの取引をしてみてはいかがでしょうか。
4.海外FXを始める前に知っておくべき注意点とは
ここまでご説明してきたように、海外FXには取引スペックやボーナスなど様々な面において、非常に多くの魅力があります。
ただ、実際に取引を始めるにあたっては、下記3つのポイントに注意しなければなりません。
ここで解説する注意点は、取引の損益やトラブル時の対処法に関わる重要なものですので、必ずご確認下さい。
4-1.国内FXに比べて取引コストが高くなりやすい
海外FXは国内FXに比べて、取引コストが高くなりやすい傾向にあります。
FX取引に伴い発生する手数料は、以下の3つです。
■ スプレッド
海外FXは国内FXに比べて、スプレッドが広い傾向にあります。
そのため、海外FXでトレードをする際は必ず、スプレッドの広さを考慮したうえで、戦略を立てなければなりません。
海外FX業者によってはスプレッドが狭い口座タイプを用意しているところがありますので、そういった口座を上手に活用するのもひとつの方法です。
■ 取引手数料
海外FXでは、口座タイプによって取引手数料が発生する場合があります。
国内FXは口座タイプが1種類しかなく、取引手数料が発生することはないため、違和感を覚える方も多いでしょう。
【海外FX業者別|取引手数料が発生する口座タイプ】
海外FX業者 | 口座タイプ | 1ロットあたりの往復取引手数料 |
XM | ZERO口座 | 10ドル |
AXIORY | ナノスプレッド口座・テラ口座 | 6ドル |
FBS | ゼロスプレッド口座 | 20ドル |
FXGT | ECN口座 | 6ドル |
Exness | ロースプレッド口座 | 7ドル |
※2024年6月9日時点
スプレッドが狭く設定されている口座タイプは取引手数料が発生することが多いので、上表のような口座で取引をする際は、手数料がいくらかのか必ず確認しましょう。
■ スワップポイント
海外FXで取引をする際は、スワップポイントにも注意しなければなりません。
というのも、海外FXは国内FXに比べて、マイナススワップの通貨ペアが多い傾向にあります。
中には、ロング(買い)・ショート(売り)ともにマイナススワップの通貨ペアもありますので、取引前に必ず確認しましょう。
マイナススワップの通貨ペアを取引する際は、日をまたいでポジションを持ち越さないようにすることで、スワップポイントによる損失を回避できます。
4-2.トラブル解決までに時間がかかる場合がある
海外FXでトラブルが起きた場合、サポートに問い合わせをし、解決に向けて対処していきます。
よほど悪質な業者でないかぎりきちんと対応してもらえますが、海外FX業者は拠点を海外に置いているため、時差の関係でトラブル解決までに時間がかかる可能性があります。
サポートへ問い合わせをする際は、下記の情報を伝えましょう。
海外FXのサポートへ問い合わせる際に伝えるべき情報 |
・ 顧客ID ・ 口座番号 ・ トラブルの内容(時系列にそって、なるべく詳しく) ・ どのように解決してほしいのか、希望など(出金したい、名義を〇〇に変更したい、など) |
これらの情報を漏れなく伝えることで、スピーディーなトラブル解決を図れます。
また、海外FX業者では、外国人スタッフが翻訳ソフトを使って日本語による対応をする場合があります。
そのためサポートへ問い合わせをする際は、「わかりやすい日本語で」「完結に」これらの情報を伝えることも大切です。
4-3.詐欺や不当な出金拒否をする悪質な海外FX業者も存在する
海外FX業者の中には、詐欺目的で顧客からお金を集めたり、不当な出金拒否をしたりする、悪質な業者も存在します。
下記のような海外FX業者は要注意ですので、利用しないようにしましょう。
悪質な海外FX業者の特徴 |
・ 金融ライセンスを保有していない ・ 詐欺や不当な出金拒否の被害が報告されている ・ ネットやSNSで検索しても、口コミが見つからない ・ 公式HPの日本語表記が明らかに不自然 |
マイナーな海外FX業者や新興ブローカーを利用する際は特に、業者の信頼性や口コミをしっかりチェックすることが大切です。
5.【厳選】初心者におすすめの海外FX業者とは
これから海外FXを始める方には、下記の海外FX業者をおすすめします。
海外FX業者 | おすすめポイント |
XM | 信頼性、取引スペック、ボーナスなどすべての点において優れている |
AXIORY | 業界TOPレベルの狭いスプレッドで取引コストを安く抑えられる |
Exness | 上限なしの超ハイレバレッジ取引ができる |
どの海外FX業者を利用するか迷っている方は、上記3社の中から選んではいかがでしょうか。
5-1.XM|信頼性が高く全ての点においてバランスのとれた海外FX業者
出典:XM
XMは現在、最も多くの日本人ユーザーが利用している海外FX業者です。
グループ全体で6つの金融ライセンスを保有しているなど信頼性は非常に高いですし、過去に不当な出金拒否をしたという話しは一切ありません。
【XMの主な特徴】
信頼性 | 非常に高い |
スプレッド | やや広い ※スプレッドが狭い口座タイプあり |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
ボーナス | 1万3,000円の口座開設ボーナス 上限500ドルの100%入金ボーナス 上限1万ドルの100%入金ボーナス |
XMは、信頼性、取引スペック、ボーナスなど全ての点においてバランスのとれた海外FX業者です。
最大レバレッジ1,000倍での取引が可能ですし、口座を開設するだけで1万3,000円のボーナスが付与されます。
また、XMは日本語サポートが充実しており、海外FX業者では珍しく、電話によるサポートを受けることも可能です。
他社に比べてスプレッドがやや広い点がネックですが、取引コストが気になる方は、スプレッドを極限まで狭くした「KIWAMI極口座」を利用するといいでしょう。
XMをおすすめする人 |
・ 信頼性の高い海外FX業者で取引をしたい人 ・ 初めての海外FXなので、手厚いサポートを受けられる業者で取引をしたい人 ・ ボーナスを使ったノーリスクトレードをしてみたい人 |
XMでは口座開設ボーナスを利用することで、自己資金を一切使わないノーリスクトレードができます。
海外FXにチャレンジしてみたい方は、XMで口座を開設してみませんか?
XMについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
参考記事:XMとは|1番人気の海外FX業者の特徴をどこよりも詳しく解説!
5-2.AXIORY|取引コストの安さは業界トップクラス!
出典:AXIORY
AXIORYは、信頼性が高く安心して利用できる海外FX業者です。
海外FX業者の中では珍しく、顧客資産を信託保全しているため、万一のことがあっても預託資産の返還を受けられます。
【AXIORYの主な特徴】
信頼性 | 信託保全ありで信頼性は抜群 |
スプレッド | 非常に狭い |
最大レバレッジ | 400倍 |
ボーナス | なし |
そんなAXIORYの特徴的な点は、海外FX業者の中でもTOPレベルにスプレッドが狭いところです。
ボーナスがないのはネックですが、取引コストの安さを考えれば、十分魅力的な業者と言えるでしょう。
AXIORYをおすすめする人 |
・ 経営破綻時、預託資産を確実に返還してもらえる海外FX業者を利用したい人 ・ 取引コストを安く抑えたい人 ・ スキャルピングを、主な取引スタイルとしている人 |
AXIORYではメールやチャットによる日本語サポートを受けられますので、海外FXの経験がない方でも安心して利用できます。
スプレッドが狭い環境でトレードしたい方は、AXIORYで口座を開設してみませんか?
AXIORYについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
参考記事:AXIORYとは|トレーダーから評価の高い15の特徴
5-3.Exness|上限なしの超ハイレバレッジ取引が可能!
出典:Exness
Exnessは、2008年に設立された老舗の海外FX業者です。
日本向けにサービスを提供し始めたのが2020年なので馴染みのない方が多いかもしれませんが、セーシェルの金融ライセンスを保有していますし、過去にトラブルを起こしたこともありませんので、信頼性は高いと言えます。
【Exnessの主な特徴】
信頼性 | 高い |
スプレッド | 狭い |
最大レバレッジ | 上限なし |
ボーナス | なし |
Exnessの最も特徴的な点は、レバレッジ上限がないところです。
現在、世界中に数多くの海外FX業者がありますが、レバレッジ無制限で取引できるところは稀有です。
Exnessでは取引可能な通貨ペアの種類も桁違いに多く、大きく稼げる可能性のあるエキゾチック通貨ペアも多数取り扱われています。
スプレッドが狭く、取引コストを安く抑えられるのも投資家にとっては嬉しいポイントですよね。
Exnessをおすすめする人 |
・ ハイレバレッジ取引をしたい人 ・ ボラティリティが大きいエキゾチック通貨ペアの取引をしたい人 |
Exnessは取引スペックが非常に高い海外FX業者ですので、これから海外FXで本格的に稼いでいきたいとお考えの方は、口座を開設してみてはいかがでしょうか。
まとめ
海外FXとは、本社を海外に置く会社が提供するFX取引サービスのことをいいます。
海外FXには様々な魅力がありますが、中でも特筆すべきなのが下記3つのメリットです。
FX取引に伴うリスクを限定的にしたい方や、FX取引に使える資金にあまり余裕がない方には、海外FXでの取引をおすすめします。
ただし、海外FXを始めるにあたっては、下記3つのポイントに注意しましょう。
詐欺などの被害に遭わないためにも、業者の選定は特に慎重に行う必要があります。
この記事でご紹介している海外FX業者は信頼性が高く安心して利用できますので、ご自身のニーズに合った業者で口座を開設してみてはいかがでしょうか。
XMおよびExnessではデモ口座の開設も可能ですので、まずはデモ口座を使って海外FXでの取引を体験してみるのもおすすめですよ!