「XMの取引時間を日本時間に読み替えると、何時から何時まで?」
「日本では夏時間と冬時間って、いつ切り替わってどうなるの?」
このような疑問を抱えている方は、少なくありません。
XMの公式HPには各銘柄の取引時間が記載されていますが、表示されている時間と日本時間の間には6時間(冬時間は7時間)の時差があります。
そのため、XMの取引時間を日本時間ベースで知りたい場合は、表記されている時間を下記のように読み替えなければなりません。
夏時間:表記時間に+6時間 冬時間:表記時間に+7時間 |
ただ、取引の度にこのような計算をするのは大変ですよね。
また、計算ミスや勘違いなどによって取引時間を間違えると、注文や決済のチャンスを逃し、大きく損をしてしまう可能性もあります。
そこでこの記事では、XMの取引時間を、日本時間表記で銘柄別にわかりやすくまとめました。
この記事のポイント |
・ 銘柄別|XMの取引時間を日本時間表記で一覧に ・ XMにおけるクリスマス、年末年始、祝日の取引時間を日本時間表記で解説 ・ XMにおける取引時間の基本ルール ・ XMの取引時間に関して注意すべきポイント ・ XMの取引プラットフォームMT4およびMT5を日本時間表記に変える方法 ・ 各国市場の取引時間と主な特徴 |
XMでは、祝日や年末年始、夏時間と冬時間の切り替え時期など、取引時間が変則的になることが少なくありません。
この記事では、そういった点についてもわかりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
目次
1.銘柄別|XMの取引時間一覧(日本時間)
XMの取引時間は、公式HPから確認できます。
ただ、XMの公式HPに掲載されている各銘柄の取引時間は夏時間がGMT+3(グリニッジ標準時+3時間)、冬時間はGMT+2(グリニッジ標準時+2時間)の表記になっており、日本時間とは6時間(冬時間は7時間)の時差があります。
そのため、取引時間を日本時間ベースで知るには時差を考慮する必要がありますが、取引をする度に時差計算をするのは大変ですよね。
そこでこの章では、XMにおける各銘柄の取引時間を、日本時間表記でわかりやすくまとめました。
1-1.XMにおけるFXの取引時間(日本時間)
XMにおけるFXの取引時間は、通貨ペアにロシアルーブルが含まれるかどうかによって異なります。
まず、ロシアルーブルを含まない通貨ペアの取引時間(日本時間)は、下表のとおりです。
FXの取引時間(ロシアルーブルを含まない) | |
夏時間 (3月の最終日曜日~10月の最終日曜日まで) | 月曜日6:05~土曜日5:50 |
冬時間 (10月の最終日曜日~3月の最終日曜日まで) | 月曜日7:05~土曜日6:50 |
次に、ロシアルーブルを含む通貨ペアの取引時間は、下表のとおりです。
FXの取引時間(ロシアルーブルを含む) | |
夏時間 (3月の最終日曜日~10月の最終日曜日まで) | 月曜日15:05~土曜日23:55 |
冬時間 (10月の最終日曜日~3月の最終日曜日まで) | 月曜日1:05~日曜日0:55 |
他のFX業者とは違い、XMでは通貨ペアにロシアルーブルが含まれるかどうかによって取引時間が大きく異なりますので、注意しましょう。
※ちなみに、ロシアルーブルを含む通貨ペアの取引時間だけ異なる理由についてXMに問い合わせてみたところ、残念ながら、「回答できない」との返事しか得られませんでした。
1-2.XMにおける株式指数の取引時間(日本時間)
XMにおける株式指数の取引時間(日本時間)は、下表のとおりです。
株式指数の取引時間 | ||
AUS200 (オーストラリア株価指数) | 夏時間 | 平日6:55~13:25、14:15~翌4:44 ※金曜日のみ4:45閉場 |
冬時間 | 平日7:55~14:25、15:15~5:55 ※金曜日のみ5:45閉場 | |
CA60 (カナダ株価指数) | 夏時間 | 平日22:35~翌5:10 |
冬時間 | 平日23:35~翌6:10 | |
ChinaH (中国H株価指数) | 夏時間 | 平日9:20~11:55、13:05~16:25、17:20~翌2:55 |
冬時間 | 平日10:20~12:55、14:05~17:25、18:20~翌3:55 | |
EU50 (欧州株価指数) | 夏時間 | 平日8:20~翌4:55 ※金曜日のみ4:45閉場 |
冬時間 | 平日9:20~翌5:55 ※金曜日のみ5:45閉場 | |
FRA40 (フランス株価指数) | 夏時間 | 平日15:05~翌4:55 |
冬時間 | 平日16:05~翌5:55 | |
GER40 (ドイツ株価指数) | 夏時間 | 平日7:10~7:55、9:20~翌5:55 ※金曜日のみ4:55閉場 |
冬時間 | 平日8:10~8:55、10:20~翌6:55 ※金曜日のみ5:55閉場 | |
HK50 (香港株価指数) | 夏時間 | 平日9:20~11:55、13:05~16:25、17:20~翌2:55 |
冬時間 | 平日10:20~12:55、14:05、17:25、18:20~翌3:55 | |
IT40 (イタリア株価指数) | 夏時間 | 平日15:05~翌4:45 |
冬時間 | 平日16:05~翌5:45 | |
JP225 (日経225) | 夏時間 | 平日7:05~翌5:55 ※金曜日のみ5:50閉場 |
冬時間 | 平日8:05~翌6:55 ※金曜日のみ6:50閉場 | |
NETH25 (オランダAEX25) | 夏時間 | 平日15:05~翌4:55 |
冬時間 | 平日16:05~翌5:55 | |
SA40 (南アフリカ株価指数) | 夏時間 | 平日14:05~23:25 |
冬時間 | 平日15:05~翌0:25 | |
SPAIN35 (スペイン株価指数) | 夏時間 | 平日15:05~翌2:55 |
冬時間 | 平日16:05~翌3:55 | |
SWI20 (スイス株価指数) | 夏時間 | 平日15:05~翌4:55 |
冬時間 | 平日16:05~翌5:55 | |
UK100 (ロンドン株価指数) | 夏時間 | 平日7:05~翌5:55 ※金曜日のみ4:55閉場 |
冬時間 | 平日8:05~翌6:55 ※金曜日のみ5:55閉場 | |
US30 (ダウ株価指数) | 夏時間 | 平日7:05~翌5:55 ※金曜日のみ5:50閉場 |
冬時間 | 平日8:05~翌6:55 ※金曜日のみ6:50閉場 | |
US100 (ナスダック総合指数) | 夏時間 | 平日7:05~翌5:55 ※金曜日のみ5:50閉場 |
冬時間 | 平日8:05~翌6:55 ※金曜日のみ6:50閉場 | |
US500 (S&P500) | 夏時間 | 平日7:05~翌5:55 ※金曜日のみ5:50閉場 |
冬時間 | 平日8:05~翌6:55 ※金曜日のみ6:50閉場 | |
US2000 (米国ラッセル株価指数) | 夏時間 | 平日7:05~翌5:55 |
冬時間 | 平日8:05~翌6:55 |
※株価指数には「現物」と「先物」がありますが、取引時間はどちらも同じです。
XMにおける株式指数の取引時間は、銘柄によって異なります。
取引時間は変更になる場合もありますので、取引をする際はXM公式HPで必ず確認しましょう。
また、銘柄によっては、金曜日のみ閉場時間が早まるものがあります。
取引をする際は、この点についても併せて注意が必要です。
1-3.XMにおけるエネルギーの取引時間(日本時間)
XMにおけるエネルギー商品の取引時間は、下表のとおりです。
エネルギーの取引時間 | ||
BRENT (BRENT原油) | 夏時間 | 平日9:05~翌6:55 ※金曜日のみ翌5:10閉場 |
冬時間 | 平日10:05~翌7:55 ※金曜日のみ翌6:10閉場 | |
GSOIL (ロンドン軽油) | 夏時間 | 平日9:05~翌5:55 ※金曜日のみ翌5:10閉場 |
冬時間 | 平日10:05~翌6:55 ※金曜日のみ翌6:10閉場 | |
NGAS (天然ガス) | 夏時間 | 平日7:05~翌5:55 ※金曜日のみ翌5:10閉場 |
冬時間 | 平日8:05~翌6:55 ※金曜日のみ翌6:10閉場 | |
OIL (WTI原油) | 夏時間 | 平日7:05~翌5:55 ※金曜日のみ翌5:10閉場 |
冬時間 | 平日8:05~翌6:55 ※金曜日のみ翌6:10閉場 | |
OILMn (WTI原油ミニ) | 夏時間 | 平日7:05~翌5:55 ※金曜日のみ翌5:10閉場 |
冬時間 | 平日8:05~翌6:55 ※金曜日のみ翌6:10閉場 |
BRENT、NGAS、OILについては現物商品・先物商品の両方を取引可能ですが、取引時間はどちらも同じです。
エネルギー商品の取引時間は変更になる場合もありますので、取引前に必ず確認しておきましょう。
また、金曜日は通常よりも早い時間に閉場しますので、注意が必要です。
1-4.XMにおける貴金属の取引時間(日本時間)
XMにおける貴金属の取引時間は、下表のとおりです。
貴金属の取引時間 | ||
GOLD (ゴールド) | 夏時間 | 平日7:05~翌5:55 ※金曜日のみ翌5:50閉場 |
冬時間 | 平日8:05~翌6:55 ※金曜日のみ翌6:50閉場 | |
SILVER (シルバー) | 夏時間 | 平日7:05~翌5:55 ※金曜日のみ翌5:50閉場 |
冬時間 | 平日8:05~翌6:55 ※金曜日のみ翌6:50閉場 | |
XAUEUR | 夏時間 | 平日7:05~翌5:55 ※金曜日のみ翌5:50閉場 |
冬時間 | 平日8:05~翌6:55 ※金曜日のみ翌6:50閉場 | |
PALL (パラジウム) | 夏時間 | 平日7:05~翌5:55 ※金曜日のみ翌5:10閉場 |
冬時間 | 平日8:05~翌6:55 ※金曜日のみ翌6:10閉場 | |
PLAT (プラチナ) | 夏時間 | 平日7:05~翌5:55 ※金曜日のみ翌5:10閉場 |
冬時間 | 平日8:05~翌6:55 ※金曜日のみ翌6:10閉場 |
XMでは、同じ貴金属商品でも、銘柄によって取引時間が異なります。
取引時間は変更になる場合もありますので、取引をする前に、必ず確認しましょう。
また、金曜日は通常よりも早い時間に閉場しますので、注意が必要です。
1-5.XMにおけるコモディティの取引時間(日本時間)
XMにおけるコモディティ(商品)の取引時間は、下表のとおりです。
コモディティ(商品)の取引時間 | ||
COCOA (ココア) | 夏時間 | 平日17:50~翌2:25 |
冬時間 | 平日18:50~翌3:25 | |
COFFE (コーヒー) | 夏時間 | 平日17:20~翌2:25 |
冬時間 | 平日18:20~翌3:25 | |
CORN (とうもろこし) | 夏時間 | 平日9:05~21:40、22:35~翌3:10 |
冬時間 | 平日10:05~22:40、23:35~翌4:10 | |
COTTO (コットン) | 夏時間 | 平日10:05~翌3:15 |
冬時間 | 平日11:05~翌4:15 | |
HGCOP (HGカッパー銅) | 夏時間 | 平日7:05~翌5:55 ※金曜日のみ翌5:10閉場 |
冬時間 | 平日7:05~翌6:55 ※金曜日のみ翌6:10閉場 | |
SBEAN (大豆) | 夏時間 | 平日9:05~21:40、22:35~翌3:10 |
冬時間 | 平日10:05~22:40、23:35~翌4:10 | |
SUGAR (砂糖) | 夏時間 | 平日16:35~翌1:55 |
冬時間 | 平日17:35~翌2:55 | |
WHEAT (小麦) | 夏時間 | 平日9:05~21:40、22:35~翌3:10 |
冬時間 | 平日10:05~22:40、翌23:35~翌4:10 |
XMにおけるコモディティの取引時間は、銘柄によってそれぞれ異なります。
取引時間は変更になる場合がありますので、実際に取引をする前に必ず確認しましょう。
また、HGCOPは金曜日のみ閉場時間が通常より早まりますので、注意が必要です。
1-6.XMにおける株式の取引時間(日本時間)
XMでは現在、1,300種類の株式商品の取引が可能です。
そして、株式の取引時間は、その株式がどの国の市場で取引されているのかによって、異なります。
株式の取引時間 | ||
アメリカ株 ブラジル株 カナダ株 | 夏時間 | 平日22:40~翌4:55 |
冬時間 | 平日23:40~翌5:55 | |
スペイン株 フランス株 オランダ株 イタリア株 ベルギー株 ポルトガル株 | 夏時間 | 平日16:10~翌0:25 |
冬時間 | 平日17:10~翌1:25 | |
スウェーデン株 フィンランド株 スイス株 | 夏時間 | 平日16:10~翌0:15 |
冬時間 | 平日17:10~翌1:15 | |
イギリス株ドイツ株 | 夏時間 | 平日16:10~20:00、20:03~翌0:25 |
冬時間 | 平日17:10~21:00、21:03~翌1:25 | |
ノルウェー株 | 夏時間 | 平日16:10~23:10 |
冬時間 | 平日17:10~翌0:10 | |
オーストリア株 | 夏時間 | 平日16:10~19:10、19:04~翌0:25 |
冬時間 | 平日17:10~20:00、20:04~翌1:25 | |
ギリシャ株 | 夏時間 | 平日16:40~22:55 |
冬時間 | 平日17:40~23:55 |
例えば、人気銘柄である「Amazon」の株式は米国市場で取引されていますので、その取引時間は日本時間で平日の22:40~翌4:55となります。
銘柄ごとの取引時間は、XMの公式HPでいつでも確認できます。
銘柄によっては、取引時間内に一時的なメンテナンスが実施される場合があります。
メンテナンス中は取引できませんので、注意しましょう。
1-7.XMにおける仮想通貨の取引時間(日本時間)
XMにおける仮想通貨の取引時間は、下表のとおりです。
仮想通貨の取引時間 | |
夏時間 | 週7日24時間取引可能 ※土曜日16:05~16:35を除く |
冬時間 | 週7日24時間取引可能 ※土曜日17:05~17:35を除く |
XMでは週7日24時間、仮想通貨の取引をすることができます。
ただし、下記時間はメンテナンスが実施されるため取引できませんので、注意しましょう。
メンテナンスにより仮想通貨の取引ができない時間 | |
夏時間 | 土曜日16:05~16:35 |
冬時間 | 土曜日17:05~17:35 |
2.XMにおけるクリスマス・年末年始・祝日の取引時間(日本時間)
クリスマスや年末年始、祝日は各国の市場が閉鎖されるため、XMの取引時間も変則的になります。
この章では、XMにおけるクリスマス~年末年始、および祝日の取引時間について、わかりやすくご説明します。
2-1.XMにおけるクリスマス~年末年始の取引時間(日本時間)
毎年1月1日は、為替市場が休場となります。
また、欧州市場やニューヨーク市場は12月25日のクリスマスも休場となるため、XMではクリスマスから年末年始にかけて取引時間が変更されます。
取引時間がどのように変更されるのかはその年によって異なるため、XMからの「お知らせ」を待つしかありません。
XMからのお知らせを確認する方法 |
取引時間に関するお知らせはメールで配信されますが、XM公式HPから確認することも可能です。 お知らせでは、クリスマス~年末年始にかけて取引時間に変更がある銘柄の詳細なスケジュールを確認できます。 |
クリスマス~年末年始の取引時間がどうなるかは、その時期が近づくまでわかりません。
ちなみに2023年は、12月21日に下記のような取引スケジュールが発表されました。
▼2023年年末年始|XMにおけるFXの取引時間(日本時間)
日付 | 取引時間 |
12月22日 | 通常時間 |
12月23日 | 通常時間(土曜日のため6:50をもって休場) |
12月24日 | 通常時間(日曜日のため休場) |
12月25日 | クリスマスのため閉鎖 |
12月26日~12月29日 | 通常時間 |
12月30日 | 通常時間(土曜日のため6:50をもって休場) |
12月31日 | 通常時間(日曜日のため休場) |
1月1日 | 元旦のため閉鎖 |
1月2日~1月5日 | 通常時間 |
基本的に、取引休止になるのは12月25日と1月1日で、それ以外はカレンダー通りの取引時間、という考えでいいでしょう。
ただし、年によっては変則的な運営になる可能性がありますので、XMからの「お知らせ」を見逃さないようにし、必ず確認してください。
2-2.XMにおける祝日の取引時間(日本時間)
各国の市場は、国独自の祝日に合わせて休場日を設定しています。
例えば、日本では4月29日(昭和の日)や11月23日(勤労感謝の日)などの祝日が休場日となっており、これらの日は、日本の市場で取引されている株式のトレードができません。
祝日の影響を受けるのは、下記5種類の商品です。
各国の祝日により取引時間が変更になる可能性のある商品 |
・ 株式指数 ・ エネルギー ・ 貴金属 ・ 株式 ・ コモディティ(商品) |
FXと仮想通貨は、祝日であっても通常通り取引できますので、ご安心ください。
■ 祝日の取引時間はXMからの「お知らせ」で確認!
XMでは毎月、祝日の取引時間に関する「お知らせ」が発信されます。
出典:XM
お知らせは、メールもしくはXM公式HPで見れますので、必ず確認しましょう。
XMからのお知らせを確認する方法 |
取引時間に関するお知らせはメールで配信されますが、XM公式HPから確認することも可能です。 お知らせでは、その月の祝日における取引時間に変更がある銘柄の詳細なスケジュールを確認できます。 |
3.XMにおける取引時間の基本ルール
XMは、銘柄によって取引時間が異なります。
では、取引時間外になると、何ができないのでしょうか。
また、XMには夏時間と冬時間がありますが、これらが切り替わるのは日本時間でいつなのでしょうか。
この章では、これらの点についてわかりやすくご説明します。
3-1.取引時間外にできないこと
XMでは取引時間外になると、下記行為が一切できません。
① 新規注文・予約注文
XMでは、取引時間外に新規注文をすることができません。
成行注文についてはもちろん、価格を指定して注文する予約注文(指値注文)も一切できませんので、注意しましょう。
例えば、XMでFXをする場合、下記時間帯は取引時間外となります。
XMでFX取引ができない時間(日本時間) | |
夏時間 | 土曜日5:50~月曜日6:05 |
冬時間 | 土曜日6:50~月曜日7:05 |
この時間帯にMT4およびMT5で注文をしても、「取引時間外です」と表示され、約定しません。
② 決済
XMでは、取引時間外に決済をすることもできません。
FXでは週明けに価格が大きく下がりやすいため、ポジションを保有している方の中には、週明けの急激な値動きに伴うリスクを避けたい、という方もおられるでしょう。
そういった方がXMでFXをする場合は、日本時間で土曜日の5時50分までにポジションを決済しておくことをおすすめします。
これを忘れると、週末は取引時間外で決済できず、ポジションを保有したまま週明けを迎えることになるため、価格が大きく下がってロスカット執行の憂き目に遭う…、といった事態に陥る可能性も、ゼロではありません。
③ 自動売買
XMでは取引時間外に、自動売買ツールによる取引もできません。
取引時間外になると、MT4およびMT5のレートの更新が止まるため、それに合わせて自動売買も停止します。
3-2.夏時間と冬時間が切り替わるのは日本時間でいつ?
XMの取引時間は、「夏時間」と「冬時間」の2パターンがあり、冬時間は夏時間よりも1時間遅れとなります。
夏時間と冬時間の切り替え時期は、下記のとおりです。
XMにおける夏時間と冬時間の切り替え時期 | |
夏時間 | 冬時間 |
3月の最終日曜日~10月の最終日曜日まで | 10月の最終日曜日~3月の最終日曜日まで |
そして、夏時間と冬時間の切り替え時期前数日は、取引時間が変則的になります。
例えば、2023年における冬時間から夏時間への切り替え時期には、FXの取引時間に下記のような変更がありました。
日付 | 取引時間(日本時間) | |
3/13(月) | 通常よりも早い開場(6:05取引開始) | |
3/14(火)~3/17(金) | 通常時間 | |
3/18(土) | 通常よりも遅い閉場(5:50取引終了) | |
3/20(月) | 通常よりも早い開場(6:05取引開始) | |
3/21(火)~3/24(金) | 通常時間 | |
3/25(土) | 通常よりも遅い閉場(5:50取引終了) | |
3/27(月) | 冬時間に完全切替 |
夏時間と冬時間の切り替え時期は、通常の取引時間とイレギュラーな取引時間が混在します。
取引時間を把握していないと、注文や決済のタイミングを逃して損をする恐れがありますので、この時期は特に注意して、取引時間を確認しましょう。
夏時間と冬時間の切り替えについては、XMからの「お知らせ」に記載されています。
XMからのお知らせを確認する方法 |
夏時間と冬時間の切り替えに関するお知らせはメールで配信されますが、XM公式HPから確認することも可能です。 お知らせでは、夏時間と冬時間の切り替えに伴い、取引時間に変更がある銘柄の詳細なスケジュールを確認できます。 |
4.XMの取引時間に関して注意すべきポイント
XMの利用に際しては、取引する商品の取引時間を把握するだけでなく、下記のような点に注意する必要があります。
「取引時間を正確に把握できていなかったために取引のチャンスを逃してしまった」といったことがないよう、上記2つのポイントに注意しつつ、取引を進めていきましょう。
4-1.取引時間外にチャートが動くことがある(取引は不可)
XMでは、取引時間前後の数分程度、チャートが動くことがあります。
XMの場合、[取引開始5~10分前]および[取引終了5~10分後]に、チャートが動くことが多いようです。
例えば、FX取引をする場合、下記時間帯にチャートが動く場合があります。
- 月曜日の6:55~7:05(夏時間は5:55~6:05)
- 土曜日の5:50~6:00(夏時間は4:50~5:00)
ただ、チャートが動いていたとしても、取引時間外に注文や決済をすることはできません。
MT4やMT5で新規発注をしても「取引時間外です」と表示され約定しませんので、注意しましょう。
4-2.MT4・MT5の表示時間は日本時間とずれている
XMの取引プラットフォームMT4およびMT5は、GMT+3(冬時間はGMT+2)の時刻で表示されており、日本時間とは6時間(冬時間は7時間)の時差があります。
そのため、MT4・MT5を利用する際は、表示される時刻を下記のように読み替える必要があります。
夏時間:MT4・MT5の表示時間に+6時間 冬時間:MT4・MT5の表示時間に+7時間 |
※夏時間と冬時間の切り替え時期については「3-2.夏時間と冬時間が切り替わるのは日本時間でいつ?」でご説明していますので、併せてご参照ください。
5.MT4・MT5を日本時間表記に変える方法
MT4およびMT5の表示時刻は、「JPN_Time_SubZero」というインジケーターをインストールすることで、日本時間に直すことが可能です。
この章では、インジケーターを用いてMT4・MT5の表示時刻を日本時間に直す方法を、ご紹介します。
【STEP1】「JPN_Time_SubZero」をインストールする
まずは、下記リンクより「JPN_Time_SubZero」をダウンロードしましょう。
ダウンロードした後でMT4・MT5を開くと、画面左のナビゲーター欄に「JPN_Time_SubZero」が表示されています。
【STEP2】インジケーターをチャート上にドラッグ&ドロップする
次に、ナビゲーター欄に表示されている「JPN_Time_SubZero」を、チャート上にドラッグ&ドロップしましょう。
【STEP3】インジケーターの設定をする
「JPN_Time_SubZero」をチャート上にドラッグ&ドロップすると、インジケーターの設定画面が表示されます。
「パラメーターの入力」というタブをクリックすると変数を設定する画面が表示されますので、まずは、「Time_difference」の設定をします。
夏時間なら「6」、冬時間なら「7」を入力しましょう。
次に、「DAY」「HOUR」「Zerro_H」の3項目の値を「true」」に変更します。
以上で、インジケーターの設定は完了です。
これで、MT4・MT5の表示時刻が日本時間に修正されました。
6.各国市場の取引時間と主な特徴(日本時間)
XMで取引をする際は、XMの取引時間だけでなく、各国市場の取引時間と主な特徴を知っておくことも大切です。
市場によって値動きの緩急に特徴があり、それに合わせて取引の戦略を練る必要があるからです。
下表は、各国市場の取引時間をわかりやすくまとめたものです。
価格の動きが最も活発になるのはニューヨーク市場とロンドン市場が重なる時間帯ですが、それ以外にも価格が動きやすい時間帯がいくつかあります。
この章では、各国市場の取引時間と主な特徴について、わかりやすくご説明します。
6-1.ニューヨーク市場の取引時間と主な特徴
ニューヨーク市場の取引時間は、日本時間の22時から翌6時までです(冬時間は22時から翌7時)。
ニューヨーク市場の取引時間(日本時間) |
21:00~翌6:00 |
ニューヨーク市場において最も活発に取引されるのは米ドルで、特に、[米ドル/円]や[ユーロ/米ドル]といった、いわゆる”ドルストレート”の通ペアは、激しく値動きする傾向にあります。
そして、ニューヨーク市場の取引時間とロンドン市場の取引時間が重なる21時から翌1時30分は、1日の中で最も激しく価格が動きます。
また、ニューヨーク市場ではかなり高頻度で、アメリカの重要な経済指標が発表されます。
特に、毎月第一金曜日に発表される「アメリカ雇用統計」は相場の流れを大きく動かしますので、この日の21時~翌1時30分は、要注意です。
ロンドン市場がクローズする1時30分以降は比較的緩やかな値動きになります。
ニューヨーク市場の特徴 |
・ 21時台は、ドルストレートの通貨ペアの値動きが激しい ・ ロンドン市場の開場時間と重なる21時~翌1時30分は、1日の中で最も激しい値動きになる ・ 毎月第一金曜日の21時~翌1時30分は、価格がかなり大きく動く傾向 ・ ロンドン市場がクローズする1時30分以降は、比較的緩やかな値動きになる |
リスクはあっても大きく稼ぎたい、という方は21時~翌1時30分を狙って取引してみてはいかがでしょうか。
反対に、リスクを抑えつつ米ドルを含む通貨ペアのトレードをしたい方は、1時30分以降に取引することをおすすめします。
6-2.欧州市場の取引時間と主な特徴
欧州各国の市場は、日本時間の15時頃から次々とオープンし始めます。
そして、世界1位の取引量を誇るロンドン市場は、17時にオープンし、翌1時30時30分にクローズします。
欧州市場の取引時間(日本時間) |
17:00~翌1:30(ロンドン市場) |
ロンドン市場への参加者は非常に多いため、市場がオープンしたばかりの17時~18時にかけては、値動きが活発になり価格が荒れやすい傾向にあります。
ユーロやポンドといった欧州に関連する通貨ペアの値動きには、特に注意が必要です。
19時頃になると激しい値動きは一旦落ち着きますが、ニューヨーク市場がオープンする21時頃になると、再び激しい値動きとなり、1日の中で価格が最も活発に変動します。
欧州市場の特徴 |
・ 17時〜18時にかけて、値動きが最も激しくなる。ユーロ、ポンドクロスペアは要注意。 ・ 19時~21時にかけては、比較的緩やかな値動きになる ・ ニューヨーク市場がオープンする21時頃になると、1日で最も激しい値動きになる |
欧州関連の通貨ペアを取引する方で、リスクを避けたい方は、19時~21時の間を狙って取引することをおすすめします。
反対に、リスクはあっても短時間で大きく稼ぎたい方は、17時~18時の間か21時~翌1時の間を狙って取引してみてはいかがでしょうか。
6-3.東京市場の取引時間と主な特徴
東京市場の取引時間は、9時~15時です。
東京市場の取引時間(日本時間) |
9:00~15:00 |
東京市場は、日本や香港、シンガポールなど、アジアの人が経済活動を開始する9時~10時にかけて、取引が活発になる傾向があります。
10時以降は価格の動きが緩やかになることが多く、欧州市場がオープンし始める15時頃まで、その傾向は続きます。
また、5と10が付く日は日本企業が決済日としていることが多く、取引先への決済をドル建てでするため、[米ドル/円]の値動きが活発になります。
東京市場の特徴 |
・ 9時~10時にかけて、値動きが最も激しくなる ・ 10時~15時にかけては、比較的緩やかな値動きが続く ・ 5と10が付く日は、[米ドル/円]の動きが活発になる |
リスクを避けたい方は10時~15時の間を狙って、多少のリスクがあっても短時間で効率よく稼ぎたい方は、9時~10時の間を狙って取引してみてはいかがでしょうか。
まとめ
XMの公式HPや取引プラットフォームMT4、MT5に記載されている取引時間は、GMT+3(冬時間はGMT+2)表記になっています。
そのため、GMT+9の日本時間とは夏時間で6時間、冬時間で7時間の時差があり、表示時間を日本時間に直すには、下表のように考える必要があります。
XMの取引時間を日本時間に直す方法 |
夏時間:表示時間に+6時間 冬時間:表示時間に+7時間 |
また、XMには「夏時間」と「冬時間」があり、これらは下記タイミングで切り替わります。
XMにおける夏時間と冬時間の切り替え時期 | |
夏時間 | 冬時間 |
3月の最終日曜日~10月の最終日曜日まで | 10月の最終日曜日~3月の最終日曜日まで |
夏時間と冬時間の切り替え時期は取引時間が変則的になりますので、XMからのお知らせを必ず確認しましょう。
年末年始や祝日も変則的な取引時間になるため、併せて注意が必要です。
XMからのお知らせを確認する方法 |
XMからのお知らせはメールで配信されますが、XM公式HPから確認することも可能です。 |
XMでは取引時間外になると、注文や決済が一切できなくなります。
取引や損切りのチャンスを逃さないためにも、正確な取引時間を把握しておくことは非常に重要ですので、取引をする際は必ず確認することをおすすめします。
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