「海外FXでトレードするにはどんな手法があるの」
「自分のトレードスタイルに最適な手法はあるのかな」
海外FXトレードを行う場合、大きく分けてスキャルピング・デイトレード・スイングトレード・ポジショントレードの4つの基本的取引手法があります。
これらの取引手法は、それぞれに特徴があり、海外FXトレードを行う場合は自分の取引スタイルに合わせて、最適な手法を選ぶことが大切です。
取引手法の選択は、それぞれのトレーダーが置かれている状況や目的、これから目指したいトレードスタイルなどによって大きく異なってきます。
- サラリーマンのため、日中は取引する時間が十分に作れない
- 今はまだ仕事は辞められないが、将来は専業トレーダーとして独立したい
- 少ない資金を着実に増やして資産形成に役立てたい
など、トレーダーの皆さんのそれぞれの状況や将来の希望によって、最適な取引手法を選ぶ必要があります。
もちろんいずれの取引手法も、利益を重ねるためにはある程度の経験が必要です。できるだけ早くトレードで安定した収入を得るためにも、海外FXを始めるできるだけ早いうちに、自分が目指す取引手法を見つけておくべきであると言えるでしょう。
そこで今回は
- 海外FXにおける4つの基本的取引手法
- 海外FXでトレードするなら｜知っておくべき3つのポイント
- 海外FXをするなら自分に合った取引手法を選ぶことが大切
- 海外FXタイプ別おすすめ取引手法
について詳しく解説していきます。
この記事を読めば、あなたに最適な海外FXの取引手法が見つかり、最短で安定した利益を上げることができるようになりますよ。
目次
1.海外FXにおける4つの基本的取引手法
冒頭でもお伝えした通り、海外FXには、スキャルピング・デイトレード・スイングトレード・ポジショントレードの4つの取引手法があります。
これらの取引手法の違いは、1回あたりのトレードにかける取引時間の違いにあり、この取引時間の違いによって、さまざまな特徴が生まれます。
4つの取引手法の1回の取引にかかる時間と取引の特徴は以下の通りです。
表に示す通り、取引回数は取引時間に反比例するかたちで減りますが、これに対して一回の取引で目指す利益は取引時間の長さに応じて増大します。
またポジションを持つ時間によって、取引における損失のリスクも大きく変化することになります。
このように、FXトレードではポジションをどの程度の期間、持つかによって、取引の特徴が大きく変わることになり、これらを踏まえて4つの取引手法に大別されるのです。
それではこれらを踏まえて、それぞれの取引手法をさらに詳しく確認していきましょう。
1-1.スキャルピング
スキャルピングは4つの取引手法の中でも最もポジション保有時間が短い取引手法で、数秒から数分の短期取引を1日に何度も繰り返し、利益を重ねていきます。
スキャルピングには以下に示す3つの特徴があります。
スキャルピングの特徴
- 少ない利益を積み重ねて確実に大きな利益を狙う
- 資金効率が高く少額資金でも利益を狙える
- 取引時間が短く大きな損失を被るリスクが低い
- 安定して利益を上げやすくプロトレーダーの多くが採用
◎少ない利益を積み重ねて確実に大きな利益を狙う
スキャルピングは取引時間が短い分、1回あたりに狙う利益も少額です。
「スキャルピング」は、ネイティブアメリカンが死体の頭部の皮を薄く剥ぐという習慣を語源に持ち、頭皮を薄く剥ぐように薄利の利益をあげるという意味を持っています。
この小さい利益を着実に積み重ねることで、最終的い大きな利益を狙います。
◎資金効率が高く少額資金でも利益を狙える
スキャルピングのメリットとしてあげられるのが資金効率の高さです。
「資金効率」とはその証拠金でどれだけの取引ができるかを示す言葉です。取引回数が突出して多いスキャルピングは、同じ資金で何度も取引を重ねることができます。
つまり資金効率が高いスキャルピングでは、用意できる証拠金が少なくても、取引を繰り返すことで効率的に利益を上げることができるのです。
◎取引時間が短く大きな損失を被るリスクが低い
スキャルピングは一度の取引で大きな利益を上げにくい取引手法ですが、取引のリスクが小さく、損失を被るリスクが低い取引手法でもあります。
FXトレードのリスクはポジションを持つ時間に比例して大きくなる傾向があります。このため超短期トレードのスキャルピングは、4つの取引手法の中でも最もリスクに強く、大きな損失を被る危険性が低い手法であると言えます。
◎安定して利益を上げやすくプロトレーダーの多くが採用
スキャルピングは最も確実性が高い取引手法で、安定して利益を上げやすいことから、トレードだけで生計を立てるプロトレーダーの多くがスキャルピングを採用しています。
超短期のトレードのため、取引中は相場から目を話すことができませんが、1日中取引ができるプロトレーダーであれば、取引時間の問題はありません。
実際に年収で億を超えるトレーダーの多くがスキャルピングを実践しているという事実がこれを物語っています。
1-2.デイトレード
デイトレードは売買をその日のうちに全て完結させ、翌日までポジションを持ち越さない取引手法です。
デイトレードには以下に示す特徴があります。
デイトレードの特徴
- 翌日にポジションを持ち越さないため取引リスクが低い
- 1回の取引における利益は多くないが、資金効率が高く着実に儲けられる
- 初心者でも比較的簡単に利益を上げることができる
◎翌日にポジションを持ち越さないため取引リスクが低い
デイトレードは基本的にポジションをその日のうちに全てクローズします。このため大きな損失があっても基本的にポジションは全てその日のうちに損切りすることで、損失の拡大を防ぐことができます。
デイトレードは1日の値幅で利益を上げることを目指すため、大きな価格変動は見込めず、基本的に1回あたりの利益はそれほど多くありませんが、取引を翌日に持ち越さないことで大きなリスクを回避することができます。
◎資金効率が高く着実に儲けられる
デイトレードは1回の取引における利益は4つの手法の中では小さいですが、スキャルピングと同様、資金効率が高く効率的に設けられる取引手法です。
また大きい利益を狙えませんが、損失を限定することで、着実に利益を上げることができる取引手法であると言えます。
◎初心者でも比較的簡単に利益を上げることができる
デイトレードは他の手法と比べて取引の難易度が低く、経験の浅い初心者でも比較的簡単に利益を上げることができます。
早ければ数十秒で取引が終わるスキャルピングの場合、一瞬の判断の遅れが損失につながることから、一定の知識と経験が不可欠です。
これに対してデイトレードの取引の時間は1回の売買で数時間程度あり、落ち着いて売買のタイミングを計ることができるため、初心者でも比較的利益を上げやすいという特徴があります。
またスイングトレードやポジショントレードの場合、長期の相場分析や予測が必要になります。
これに対してデイトレードは、1日で取引を終えるため、長期の分析はそれほど重要視されません。
このためデイトレードは、初心者でも安全に取引ができる手法であると言えます。
デイトレードについては以下のページでも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
FXのデイトレードとは｜初心者が知っておくべきメリット・デメリット
1-3.スイングトレード
FXのスイングトレードとは、一般的には2~3日から2~3週間程度の期間、ポジションを持ち、大きな利益を狙う取引手法です。
このポジション保有の期間については、あくまでも目安であり、状況に応じて長ければ数ヶ月にわたってポジションを保持する場合もあります。
基本的には日を跨いでポジションを保有し、中期でポジションを維持する取引全般が「スイングトレード」に該当すると考えていいでしょう。
スイングトレードの特徴
- 1回のトレードで大きな利益が狙える
- 資金効率は高くないが取引コストも安い
- 取引時間がなくてもトレードしやすい
ではこれらの特徴について、一つずつ確認していきましょう。
◎1回のトレードで大きな利益が狙える
スイングトレードの特徴は一言で言えば、ハイリスク・ハイリターンです。
デイトレードやスキャルピングの場合、1回の取引で生じる値幅は2〜30pips程度が一般的ですが、スイングトレードの場合、最大で300pips程度と10倍の値幅が目標になります。
つまり一回の取引で大きく利益を上げることができ、また同様に大きな損失を被る可能性がある取引手法ということが言えるでしょう。
◎資金効率は高くないが取引コストも安い
長くポジションを維持するスイングトレードの場合、デイトレードなどに比べて取引回数が少なくなるため、どうしても資金効率が低くなるというデメリットがあります。
ただし取引回数が少ない分、取引にかかるコストは安くなります。
海外FXの場合、取引ごとに別途。手数料が取られることはほとんどありませんが、FX業者の利益はスプレッドに含まれており、取引ごとにコストがかかる状況は変わりません。
このため取引回数に応じて取引コストは高くなる傾向があります。
この点から考えれば、取引回数自体が少ないスイングトレードの場合、取引コストは低く押さえることができるというわけです。
◎取引時間がなくてもトレードしやすい
スイングトレードの最も大きなメリットは、取引時間があまり必要ないという点です。
デイトレードやスキャルピングの場合、基本的に取引期間中は頻繁に相場をチェックする必要があるため、チャートから目を離すことはできません。
これに対してスイングトレードの場合、ポジションを長期で持つことから取引の機会自体が少ないため、目標の価格や損切りの価格に達しない限り、1日1回程度チャートをチェックするだけで十分です。
チャートに張り付いて取引を続ける必要がないため、サラリーマンなど、取引時間をあまり持つことができないトレーダーには、たいへん便利な取引手法であるとも言えるでしょう。
スイングトレードについては以下のページでも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
FXのスイングトレードとは？初心者が知るべきメリット・デメリット
1-4.ポジショントレード
ポジショントレードは、一般的にはスイングトレードよりさらに長い期間、数週間から数ヶ月程度の長期間にわたってポジションを維持し、1回のトレードで大きな値幅を狙う取引手法です。
ポジショントレードの場合、スワップポイント（通貨間の金利差による利益）を狙って長ければ数年にわたってポジションを保有するケースもあり、外貨預金に近いトレードを行なっている人もいます。
ポジショントレードには以下に示す3つの特徴があります。
ポジショントレードの特徴
- 1回のトレードで大きな利益が狙える
- 資金効率は高くないが取引コストも安い
- 取引時間がなくてもトレードしやすい
一つずつ解説します。
◎取引あたりで目指す利益は最大
ポジショントレードはFX取引手法の中で最も長くポジションを保有するため、1回のトレードで狙う値幅はデイトレードやスキャルピングよりはるかに大きくなります。
デイトレードやスキャルピングの場合、1回の取引で狙う値幅は2〜30pips程度が一般的ですが、ポジショントレードの場合、最低でも100pips以上、大きい値幅を狙う場合は1,000pipsも想定の範囲となります。
このためポジショントレードは、取引の時間かかかりますが、取引の手間をかけずに大きく儲ける取引手法と言えるでしょう。
◎取引時間が必要なくサラリーマンでも楽にトレードできる
ポジショントレードは基本的に、取引期間中に価格の変動をこまめにチェックする必要はほぼありません。
相場をチェックする頻度は、大きな事件などによって急激な変動がない限り、ポジション保有期間でも1日1回程度、価格のチェックを行えば十分です。
このためスイングトレードと同様、サラリーマンや自営業の方など、他に主たる仕事をお持ちの方でも気軽にFXトレードができます。
◎スワップポイントで利益を上げられる
ポジショントレードのさらに大きなメリットとしてあげられるのがスワップポイントによる利益です。
FXトレードでは、取引する通貨ペアのうち売った通貨の金利を支払い、反対に買った通貨の金利をもらうことができます。
この場合に通貨の金利が売った通貨の金利を上回った場合、そのポジション保有期間に発生する金利の差額を受け取ることができます。これがスワップポイントです。
例えばドル円の取引でドルの金利が年利5%、円の金利が年利1％だったとしましょう。この状況で円を売ってドルを買うと、4％分の金利差が発生します。
つまり1年間この状況でアメリカドルの買いポジションを維持すれば、価格の変動にかかわらず、取引額の4％（年利）が無条件で利益として付与されることになるのです。
4％の利益がある場合、例えばドル円（1ドル140円換算）で1lot（10万通貨）のポジションを1年持つだけで総額の4％、56万円の利益をスワップポイントとして得ることが出来ます。
ただ持っているだけでこれだけの利益が得られるわけですから、スワップポイントの効果は大きいと言えるでしょう。
スワップポイントは日を跨いでポジションを保有する場合のみ付与されることになっているため、デイトレードやスキャルピングでは受け取れません。
スイングトレードやポジショントレードの場合に、受け取ることができますが、特に長期でポジションを保有し続けるポジショントレードは、スワップポイントの恩恵は大きいのです。
ポジショントレードについては以下のページでも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
「FXのポジショントレードとは｜サラリーマン副業におすすめの手法」
2.海外FXでトレードするなら｜知っておくべき3つのポイント
海外FXでトレードするなら、前章でお伝えした4つの取引手法に合わせて、FXトレードの基本的知識として以下の3つのポイントを合わせて覚えておきましょう。
これらのポイントを押さえることで、4つの取引手法の特徴や取引タイミングがよく理解できるようになります。
2-1.順張りと逆張り
いずれの取引手法を選ぶ場合でも、FXで取引を行う場合、基本的に順張りと逆張りのいずれかの方法で取引に入ることになります。
FXの売買の手法は大きく分けて順張りと逆張りの2つの方法があります。
順張りとは、相場の流れに逆らわずに価格の上昇局面（下落局面）でさらに上がる（下がる）ことを想定して売買を行う手法です。
これに対して逆張りは反対に相場の流れに逆行して上昇局面（下落局面）で相場が反転することを想定して売り買いを行います。
逆張りの場合、大きな利益を狙いやすいという長所はありますが、ポジションを持った直後は損失が生じることから、心理的な負担が伴います。
これに対して順張りは、価格変動の流れに合わせて売買するだけで利益を上げることができ、損失を抱えたままポジションを持つ時間も少ないことから、初心者のうちは順張りの取引スタイルを基本とすることがおすすめです。
2-2.レンジ相場とトレンド相場
FXの相場の動きは大別するとトレンド相場と、レンジ相場の2種類に分けることができます。
レンジ相場とは、一定の幅で価格の上下動を繰り返す相場のことです。
トレンド相場とは一定期間、上昇/下降を続ける相場のことを言い、「上昇トレンド」「下降トレンド」の2つの動きを形成します
為替相場の場合、およそ3割がトレンド相場、残りの7割がレンジ相場になると言われていますが、これらの相場の動きに合わせて、取引を工夫する必要があります。
一般的にレンジ相場では、大きく値動きが生じることはありませんのでトレンド相場ほど大きな利幅を狙えません。
このため、一般的にレンジ相場は長期間ポジションを持ち大きな利益を狙うポジショントレードやスイングトレードとの相性は良くありません。
これに対して短時間のトレードで薄利の利益を重ねることを目指すデイトレードやスキャルピングは、レンジ相場の値幅で十分に利益を重ねることが可能です。
反対に一定期間、上昇/下降がトレンド相場は、長期ポジションのスイングトレードやポジショントレードを行うチャンスです。
このため相場の状況に応じて、適切な取引スタイルを選ぶことも大切です。
2-3.テクニカル分析とファンダメンタルズ分析
FXの分析手法としては、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の2つが上げられます。
テクニカル分析とはチャートから導き出されるテクニカル指標を利用する分析方法です。移動平均線や一目均衡表など、相場の動きから抽出される指標を元に、相場を予測します。
これに対してファンダメンタルズ分析は、世界情勢や経済指標発表など各国の政治・経済の状況から生じるさまざまな要因を元に相場を分析します。
一般的に取引時間が短ければ短いほどテクニカル分析の重要性が高くなる傾向があり、その日のうちに取引を終えるスキャルピングやデイトレードの場合、テクニカル分析が特に重要になります。
これに対して長期間ポジションを持つスイングトレードやポジショントレードの場合、取引通貨の発行国のファンダメンタルズ（経済状況）を把握し分析することは欠かせません。
取引手法に応じて相場分析のスタイルを切り替えることも重要です。
3.海外FXをするなら自分に合った取引手法を選ぶことが大切
これまで4つの取引手法について詳しく解説してきましたが、何より重要なのはこれら4つの手法のうち、どの手法が自分に合っているかを適切に選ぶことです。
取引手法は好きなように選べばいいわけではありません。
それぞれに長所と短所があり、自分の置かれている状況や取引ができる時間、取引に利用できる証拠金の金額など、さまざまな要件によって自分に最適な取引手法は変わってきます。
例えばサラリーマンや自営業など他に職業を持っている人が副業でトレードをするなら、スイングトレードやポジショントレードがおすすめになりますが、取引時間が十分にある人ならデイトレードやスキャルピングが最適です。
また取引開始時に多くの証拠金を用意できない場合、資金効率の悪いスイングトレードやポジショントレードは向きません。
このように海外FXの取引手法は、自分の置かれている状況や、これから目指す方向性を考えて選択する必要があります。
次章ではおすすめ手法をトレーダーのタイプ別に確認していきましょう。
4.海外FXタイプ別おすすめ取引手法
最後の章では海外FXのおすすめ取引手法を、以下の4つのトレーダーのタイプ別に解説していきます。
一つずつ解説しましょう。
4-1.リスクを減らして利益を重ねたいならデイトレード・スキャルピング
海外FXをあくまでも着実に資産を増やすことができる投資と捉え、取引のリスクを減らしてできるだけ着実に稼ぎたいという人はデイトレード・スキャルピングを選ぶことをおすすめします。
FX取引では、突然の変動に巻き込まれて大きな損失を出すことも稀に起こります。このようなケースでもデイトレードやスキャルピングあれば、損失を最小限に抑えることが可能です。
海外FXの取引では、ポジションを保有する時間の長さに比例して、取引のリスクは高くなる傾向にあります。このためできるだけポジションを持つ時間を短くすることが、リスクを小さくするコツなのです。
つまり海外FXで安全かつ着実に儲けるなら、1日で必ず取引を終えるデイトレードやスキャルピングがもっとも適しています。
4-2.副業トレーダーはスイングトレードやポジショントレードがおすすめ
サラリーマンや自営業など、すでに自分の職業を持っており、今後もその職業を続けていきたい方が、副業として海外FXトレードを行いたいという場合、スイングトレードやポジショントレードがおすすめの取引手法になります。
デイトレードやスキャルピングは、取引中、どうしても頻繁に相場をチェックする必要がありますが、日中に仕事を持つ方の場合、相場を確認する時間を十分に持つことはできません。
夜間や早朝の時間帯にデイトレードやスキャルピングを行うことはできますが、睡眠時間を削って取引をすれば、日中の業務にも支障が出ることになるでしょう。
これに対してスイングトレードやポジショントレードの場合、相場を見る時間が十分になくても取引が可能です。
別の仕事で給料や定期的な収入を得ていれば、余裕資金を利用してスイングトレードやポジショントレードのハイリターン取引にもチャレンジできます。
スイングトレードやポジショントレードをメインの取引手法としつつ、時間的余裕がある場合にスキャルピングやデイトレードで堅実に稼ぐというスタイルもいいでしょう。
4-3.取引資金が十分にない人はデイトレード・スキャルピングから
海外FX取引を始める際に、十分に取引資金を用意できない方は、まずはデイトレード・スキャルピングで資金を増やすことをおすすめします。
ポジショントレードやスイングトレードのような資金効率の悪い取引手法の場合、
・取引回数が少なく利益を積み上げるのに時間がかかる
・ポジション保有時間が長いためリスク回避のため取引規模に余裕を持つ必要がある
という状況が生じることになります。
また、これらの手法は取引期間も長いため、少額資金から取引を始めると、まとまった利益をあげるまでたいへん長い時間を要することになります。
このためポジショントレードやスイングトレードで一定の利益を上げるためには、ある程度の規模の取引資金がどうしても必要になるのです。
レバレッジの高い海外FXの場合、デイトレードやスキャルピングであれば、数千円規模から始めても利益を積み上げることはできますが、ポジショントレードやスイングトレードを始める場合、少なくとも10万円程度の資金を準備してトレードを始めることをおすすめします。
4-3.プロトレーダーを目指すならスキャルピングを極めるべき
あなたがもし、将来プロのトレーダーを目指しているなら、スキャルピングを選ぶことをおすすめします。
プロトレーダーの場合、トレードで生計を立てなくてはいけません。これは年間1億円以上稼ぐトレーダーでも、月額数十万円程度の中堅トレーダーの場合も変わりません。このためプロトレーダーは常に、リスクを減らして着実に、そして効率的に儲けることが求められます。
これらの理由からプロトレーダーの多くは、ハイリスク・ハイリターンのスイングトレードやスキャルピングではなく、リスクを制限して着実に利益を重ねることができるデイトレードやスキャルピングを好む傾向があります。
中でもスキャルピングは、超短期の取引を高速で繰り返すため、リスクを減らしつつ、何度も同じ資金を回転させることで、自分の持つ資金の効率を最大限に高めることができるのです。
これらの理由から、ベテランのプロトレーダーの多くがスキャルピングを自分の主な取引スタイルとして採用しているのです。
一瞬の判断が必要になるスキャルピングは、どうしても一定の経験が必要になるため、初心者の方がすぐに利益を上げるのは難しいかもしれません。
ただし、もしあなたがプロトレーダーを目指すなら、少しずつでもスキャルピングの経験を重ね、将来の利益に繋げることがおすすめです。
まとめ
海外FXにはスキャルピング・デイトレード・スイングトレード・ポジショントレードの4つの取引手法があります。
これらの取引手法の違いは、1回あたりのトレードにかける取引時間の違いにあります。そしてこの取引時間の違いによって、取引においてさまざまな特徴が生まれることになります。
4つの取引手法の1回の取引にかかる時間と取引の特徴は以下の通りです
本文中では、これら4つの取引手法についてそれぞれの特徴を詳しく解説しました。
海外FXでトレードするなら、前章でお伝えした4つの取引手法に合わせてFXトレードの基本的知識として以下の3つのポイントを合わせて覚えておくことも大切です。
海外FX 知っておくべき3つのポイント
- 順張りと逆張り
- レンジ相場とトレンド相場
- テクニカル分析とファンダメンタルズ分析
また、海外FXでは、4つの手法のうちどの手法が自分に合っているかを適切に選ぶことも重要です。
今回は、トレーダータイプ別のおすすめ手法として以下の4つのケースについても詳しく解説しました。
海外FX タイプ別おすすめ取引手法
- リスクを減らして利益を重ねたいならデイトレード・スキャルピング
- 副業トレーダーはスイングトレードやポジショントレードがおすすめ
- 取引資金が十分にない人はデイトレード・スキャルピングから
- プロトレーダーを目指すならスキャルピングを極めるべき
この記事が、あなたがこれから行う海外FXトレードで大きな利益を上げる一助となることを願っています。
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