「XMは信頼できるライセンスを持っているの?」
「出金に応じてくれないなどのトラブルが起こる可能性はある?」
人気のあるXMであっても、資金を預けるうえで安全性は気になりますよね。
XMは、グループ全体で見ると多くの金融ライセンスを保有しており、日本のトレーダーは2つの金融ライセンスのもとで口座開設することができます。
- CySEC:キプロス証券取引委員会
- FCA:英国金融行動監視機構
- IFSC:ベリーズ国際金融サービス委員会
- DFSA:ドバイ金融サービス機構
- ASIC:オーストラリア証券投資委員会
- FSA:セーシェル金融庁
- FSC:モーリシャス金融庁
- BaFin:ドイツ連邦金融監督庁
- CNMV:スペイン証券取引委員会
- MNB:ハンガリー国立銀行
- ACPR:フランス健全性監督破綻処理機構
- FIN-FSA:フィンランド金融監督局
- KNF:ポーランド金融監督委員会
- ANF:オランダ金融市場庁
- FI:スウェーデン金融監督局
⇛このうち、日本のトレーダーは下記2つのライセンスのもとで口座開設ができます。
- FSA:セーシェル金融庁
- FSC:モーリシャス金融庁
XMがグループで所有しているラインセンスには、「取得難易度が高い」と言われているライセンスもあるため、FX会社として高い安全性があると見ることができます。
ただし、金融ライセンスを保有しているとは言え、国内投資家保護の観点から海外FXへの投資を控えさせるために取引の警告が出ているのは事実です。
聞いたことがない他国のライセンスが適用になっている点についても、背景が分からなければ安全性に不安を覚えますよね。
そこで今回は、なぜ日本向けの金融ライセンスが他国になっているのか、なぜ警告が出ているのか、その背景を解説しながらXMの安全性について解説します。
- XMが所有している金融ライセンス
- 他国のライセンスが適用になっている背景
- ライセンスだけではない「XMが安全」と言えるXMの特徴
XMが高い安全性を維持している理由は、所有しているライセンスの種類だけにとどまりません。
補償や取引内容なども含めてXMの特徴について理解を深め、XMで取引を行うかの判断材料にしてください。
目次
1.【日本向けライセンスは2つ】XMが所有している金融ライセンス
冒頭で申し上げた通り、日本のトレーダーは『FSA:セーシェル金融庁』『FSC:モーリシャス金融庁』のライセンスのもとで、XM口座開設することができます。
日本向けの2つのライセンスについて紹介します。
1-1.FSA:セーシェル金融庁
セーシェル金融庁(FSA)とは、セーシェル共和国という国に設立された機関です。
2012年に設立され、銀行を除く金融サービスについて、法律に沿った活動をしているかの認可・監視を行っています。
XMでの登録内容は、以下のとおりです。
法人名 | Tradexfin Limited |
ライセンス発行国名 | セーシェル共和国 |
セーシェル金融庁のURL | https://fsaseychelles.sc/ |
XM取得ライセンス名 | Securities Dealer’s License(証券ディーラーライセンス) |
登録番号 | SD010 |
日本顧客向けの提供歴 | 2016年~ |
許可証 |
ライセンスには1年の有効期限があり、1年ごとに更新されます。
2023年11月現在で確認できる許可証は、2023年2月に交付された有効期限2024年2月16日のものです。
最新の許可証は、XMのホームページにて確認できます。
1-2.FSC:モーリシャス金融庁
モーリシャス金融庁(FSC)とは、モーリシャス共和国で設立された機関です。
金融サービスについて法律に沿った活動をしているか、認可・監視を行っています。
XMでの登録内容は以下のとおりです。
法人名 | Fintrade Limited |
ライセンス発行国名 | モーリシャス共和国 |
モーリシャス金融庁のURL | https://www.fscmauritius.org/en |
XM取得ライセンス名 | Invesment Dealers(証券ディーラー) |
登録番号 | GB20025835 |
日本顧客向けの提供歴 | 2021年~ |
許可証 |
発行日は2020年12月28日のものですが、2023年11月現在も有効になっています。
最新のライセンスは、XMのホームページにてご確認ください。
tips どっちのライセンスで口座開設すればいい?
日本トレーダーは、2つのライセンスが適用できるため、口座開設時にはどちらで開設するか問われます。
・セーシェル『Tradexfin Limited』
・モーリシャス『Fintrade Limited』
どちらもの機関も、『法律に沿った活動をしているか、認可・監視を行っている』というサービス内容で、安全性について大きな差はないです。
ただし、日本顧客向けに提供し始めた時期がセーシェルの方が早いため、日本でXMを利用しているトレーダーの多くはセーシェルで口座開設しています。
何かあった場合、利用者が多いセーシェルの方が多くの情報を得られる可能性があるので、迷ったらセーシェルを選ぶと安心です。
2.他国のライセンスが適用されている背景
XMの利用を検討している方の中には、他国のライセンスのもとで口座を持つことに不安を覚える方もいるかもしれませんね。
実際にXMは、日本の金融庁から警告を受けており、『無登録業者』というリストに登録されています。
ただし、結論から申し上げると、そこまで不安に感じる必要はありません。XMは、意図的に日本の金融庁には登録せず、他国ライセンスを適用させている以下の背景があるからです。
- XMの魅力(メリット)が大きく改悪されてしまうから
- 資金が海外業者に流れることに対する抑制が働いているから
それぞれの背景について解説します。
2-1.XMの魅力(メリット)が大きく改悪されてしまうから
日本の金融庁は、FXの取引において様々な制限を設けています。
そのため、XMが日本の金融庁に登録すると、日本の金融庁が定めている制限内でサービスを提供することになり、XMで取引を行う魅力・メリットは改悪されてしまいます。
具体的には、以下のような内容です。
登録しない場合 | 登録した場合 | |
---|---|---|
レバレッジ | 最大1,000倍 | 最大25倍 |
借金の可能性 | なし(ゼロカットシステムあり) | あり(ゼロカットシステムなし) |
取引の透明性 | 高い(NDD方式) | 低い(DD方式) |
日本の金融庁は、レバレッジの制限やゼロカットシステムの禁止など、取引内容を制限しているため、日本の金融庁に登録することで、XMの魅力である、レバレッジやゼロカットシステム、取引の透明性が損なわれてしまうのです。
このようなことから、XMは意図的に日本の金融庁には登録せず、安全性を保つために日本トレーダー向けに海外の金融ライセンスを取得・適用して、サービスを提供しているという背景があります。
2-2.資金が海外業者に流れることに対する抑制が働いているから
海外に日本人の資金が流れてしまうことを防ぐために、金融庁が抑制している点も背景の大きな1つとして挙げられます。
実際に2016年までは、世界的にも取得難易度が高い『キプロス証券取引委員会(CySEC)』が、日本の口座にも適用されていました。
しかし、日本の金融庁が世界主要国の金融庁に対し、金融ライセンスを発行しないよう通達を出したことをきっかけに、日本は『キプロス証券取引委員会(CySEC)』のもとで口座を持てなくなってしまったのです。
というのも、高い信頼度を持つ金融ライセンスが日本適用になることによって、多くの日本トレーダーがXMを利用し、海外に資金を流してしまう状態は好ましくないと考えられているからです。
国内の投資家保護の観点から、国内での取引を促すために、金融ライセンスに制限がかかっています。
このような制限によって日本から撤退する海外FX会社もありますが、XMは日本顧客も多いことから、日本向けの金融ライセンスを適用させてサービス提供を続けている、という背景があります。
XMの魅力をそのまま日本で展開できるように、セーシェルとモーリシャスという2つライセンスが選ばれ、適用されている、という点を踏まえると、XMの安全性は決して低いものではないと結論づけることができます。
3.海外FXの中でもXMが信頼されている6つの特徴
XMは、数ある海外FXの中でも信頼度が高く、多くの利用者がいます。その理由は、XMの特徴にあると言えます。
- 1.取得難易度の高いライセンスを2つも所有している
- 2.日本円で約1億円まで補償がある
- 3.ゼロカットシステムがある
- 4.取引透明度の高いNDD方式を採用している
- 5.分別管理を行っている
- 6.日本利用者が圧倒的に多い
XMの特徴について解説します。
3-1.取得難易度の高いライセンスを2つも所有している
日本向けの金融ライセンスはセーシェルとモーリシャスの2つですが、XMグループ全体で見ると多くの金融ライセンスを持っています。
所有しているラインセンスの中でも、取得難易度が高いと言われているライセンスが以下の2つです。
- CySEC:キプロス証券取引委員会
- FCA:英国金融行動監視機構
この2つは、世界でも最難関クラスという位置づけであり、クリアするべき要件は下記のように定められています。
- 分別管理している
- 顧客のサポート体制が整っている
- 一定以上の資本金がある
- 外部監査を受けている
- 出金拒否をしない
- 出金手続きがスムーズである
日本の金融庁もモデルにしている、と言われているほどの水準です。
この2つは日本のトレーダー向けではないライセンスですが、この高い水準のライセンスを2つも所有しているXMは、会社として高い安全性があると見て取れます。
3-2.日本円で約1億円まで補償がある
XMは、最大100ドル(日本円にして約1億円)の補償があります。
仮にXMが倒産しても、100万ドルの資金はトレーダーに返金されるというわけです。
これはXMが『投資家資金補償保険』に加入しているためです。
資金額は個々によって異なりますが、1億円という大きな金額の補償は、多くのトレーダーにとって安心できる金額と言えるでしょう。
3-3.ゼロカットシステムがある
XMは、損失が出た場合でも借金が生じることはありません。
これは、ゼロカットシステムがあるためです。
そもそもゼロカットシステムとは、取引によって口座残高がマイナスになった場合、FX会社がマイナス分を補填するという仕組みです。
国内業者は金融庁がゼロカットシステムを禁止しているため、取引によって借金が生じる可能性がありますが、XMでは借金の心配はありません。
レバレッジをかけて取引をする場合、国内業者と比べると、資金の面で安全性があると言えます。
3-4.取引透明度の高いNDD方式を採用している
XMがNDD方式を採用している点も、トレーダーにとって信頼をおける特徴です。
NDD方式とは取引方法の1つで、国内業者は主にDD方式という方法を採用しています。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
NDD方式(XM) | トレーダーが直接売買注文する |
DD方式(国内業者) | トレーダーの注文に業者が介入して調整される |
NDD方式は売買注文が直接市場に反映されます。誰も介入せずに売買されるので、XMは第三者による不正などはまったく心配ありません。ダイレクトに売買注文できるため、決済がスムーズに行われる点も特徴です。
一方、DD方式は、トレーダーの注文に業者が介入して取引する方法です。市場へ流す前に、一旦業者が
トレーダーの注文を受け、業者が必要に応じて市場に流すという方法なので、自社の利益を狙って操作される場合もあります。
DD方式だからこそのメリットもありますが、会社都合の意図的な操作受けるのは、トレーダーにとって大きな懸念点と言えます。
NDD方式を取り入れているXMなら、不正の心配をすることなく取引を行うことができます。
3-5.分別管理を行っている
XMは、顧客の資金を“分別管理”していることも、信頼性を上げている特徴です。
分別管理とは、顧客の資金と、会社の運営資金を、完全に切り離して管理する方法です。
完全に区別して管理されているため、顧客の資産が会社の運営に使われてしまうことはありません。
利益を含めた全額が顧客用の口座で管理されるため、倒産する事態になっても会社の債務の支払いに充てられることはないのです。
さらに、日本向けのXMはライセンス保有者として毎年、監査を受けています。
セーシェル金融庁(FSA)、モーリシャス金融庁(FSC)が、定期的に分別管理の状態をチェックしているため、安心感を得ることができます。
3-6.日本利用者が圧倒的に多い
XMは日本利用者が圧倒的に多いことも特徴です。
実際に2022年にFXトレーダーを対象にして行われた調査では、以下のような結果が出ています。
【あなたがメインで使用しているFX会社はどこですか?】
参考)ARINA(アリナ)株式会社「2022年最も人気の高い海外FX業者はXM Tradingに決定しました!」
日本のトレーダーが多いことにより、以下のようなメリットが得られます。
- 利用者によるトレード情報や分析など情報が豊富
- 日本人のサポート体制が充実
- セキュリティやデータ保護など安全性の高い取引環境がある
利用者が多いプラットフォームは、サポート体制や安全性を高めるための取り組みをする傾向にあります。また、利用者が多いことで情報源も多くなります。
初心者の場合でも安心して始められるような環境がすでに整っていることがXMの特徴です。
4.初めての海外FX口座の開設ならXMはおすすめ
XMは「日本の金融庁に登録していない…」「高いレバレッジで大きなリスクがある…」など、懸念する点もあります。
ただし、高いレバレッジがあるからこそ、1~2円という少額で練習・経験を積むことができます。
ゼロカットシステムなど、安全性を高める仕組みを生かすために、意図的に日本の金融庁に登録していないという背景もあります。
日本のトレーダーが多く利用していることから、海外FXであるにも関わらず、日本語でのサポート体制があったり、安全面などが強化されていたりと、多くのメリットがあることもXMの特徴です。
海外FXに挑戦するなら、XMでスタートすることをおすすめします。
5.まとめ
今回はXMの持つライセンスについて紹介しました。この記事の概要をまとめます。
XMは、日本向けに2つの金融ライセンスを所有しています。
- FSA:セーシェル金融庁
- FSC:モーリシャス金融庁
どちらのライセンスも、『法律に沿った活動をしているかの認可・監視』を厳格に行っているため、安心して口座開設できるライセンスと言えます。
また、XMはグループとして多くのライセンスを所有していることも、大きな特徴です。
【XMグループ全体で所有している金融ライセンス一覧】
CySEC:キプロス証券取引委員会
FCA:英国金融行動監視機構
IFSC:ベリーズ国際金融サービス委員会
DFSA:ドバイ金融サービス機構
ASIC:オーストラリア証券投資委員会
FSA:セーシェル金融庁
FSC:モーリシャス金融庁
BaFin:ドイツ連邦金融監督庁
CNMV:スペイン証券取引委員会
MNB:ハンガリー国立銀行
ACPR:フランス健全性監督破綻処理機構
FIN-FSA:フィンランド金融監督局
KNF:ポーランド金融監督委員会
ANF:オランダ金融市場庁
FI:スウェーデン金融監督局
特に取得難易度が高いとされている、キプロス証券取引委員会や、英国金融行動監視機構のライセンスも所有しているので、安全面には力を入れて取り組んでいることが分かります。
さらに、XMはライセンスだけでなく、安全性を高める特徴も持ち合わせていることも魅力です。
- 日本円で約1億円まで補償がある
- ゼロカットシステムがある
- 取引透明度の高いNDD方式を採用している
- 分別管理を行っている
- 日本利用者が圧倒的に多い
FX初心者の場合でも安心して取引をスタートできる環境があります。XMで、まずは少額から資産形成を始めてみてはいかがでしょうか。
コメント